10月30日(火) 今日放映『見えない心に、よりそって〜自閉症支援・服巻智子』
今日のNHK番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で,服巻智子先生が取り上げられます。自閉症のこどもたちへのコミュニケーション指導という,私のとても興味のある分野で第一線で活躍されている先生です。積極的に自閉症教育に携わっている人なら知らない人はいないでしょう。どんな番組になっているのか,楽しみです。
NHK プロフェッショナル 仕事の流儀
ASD見て歩む記〜Tomoko先生のお仕事日誌〜
10月29日(月) まつりだ秋保2007
秋晴れの日曜日,まつりだ秋保2007に行ってきました。地元の食材の芋煮や新そばを食べて,地元の民族歌舞団ほうねん座の獅子舞にかまれ,縁日で買い物をして,展示されているayuの絵を見て帰ってくるというおきまりのコースです。
会場にはウサギやパンダの着ぐるみがウロウロしています。着ぐるみ恐怖症のayuは今年もそれを心配していました。ところが,いざ会場に着いてみると自分から着ぐるみに近づいていき,果敢に握手をしているのです。会場の着ぐるみ4体を全部制覇してニコニコ顔。
お風呂に入ったときにどうして着ぐるみが怖くなかったか聞いてみました。そうしたら「獅子舞も中に人が入っていたから,着ぐるみも人が入っていると思った」というのです。今まで幼稚園のお友達から何度「人が入っている」と言われてもそれを信じずに,ただのぬいぐるみが動いていると怖がっていたayuですが,獅子舞を見て着ぐるみも人間かもと思い,実際に手を触ってみたら硬かったのでそう確信したとのこと。安易に人の意見に流されずに,自分なりの方法で確認して納得するところがうちの子だなーと,親も納得。
10月28日(日) フラガール
昨日,TSUTAYAで借りてきた「フラガール」を見ました。常磐ハワイアンセンター(現在のスパリゾートハワイアンズ)ができるまでの物語です。先日のテレビ放送をDVDに録画したのに,それをすっかり忘れて借りてしまいました。
高校で理科を教えていたときに,たしか理科総合Aの授業だったと思いますが,1960年代あたりを境にしてエネルギー資源の主役が石炭から石油に変わっていったという話をしていました。この映画はまさにその時代の炭鉱の町が舞台です。もう少し正確に書くと,常磐ハワイアンセンターがオープンしたのが昭和41年のことですから,ちょうど私が生まれる少し前の東北地方が舞台ということになります。
東北の寒村にハワイをつくろうなどという,およそ現実的とは思えない大計画。しかも,会社がつぶれそうな時期に多額のお金を使ってです。もし私が当時そこで働いていたら,その計画に賛成したのかどうか…なんて思いながら見ました。でも,時代が大きく転換する中で「やらなければ生きていけない」という逃げ場のない状況が,逆にみんなの結束を強めたんでしょうね。
常磐ハワイアンセンターは昭和41年にオープンし,現在もスパリゾートハワイアンズと名前を変えながらも,大規模テーマパークとして人気を集めています。一人一人の力で大きな危機を乗り越えた結束力は,今も脈々といわき市民に受け継がれているのかもしれません。いわき市ではフラガールのDVDをテレビの近くに飾ってあるうちが多いというブログの記事を読んで,そんな感想も持ちました。
ほぼ日刊イトイ新聞-いまさらフラガール!
フラガール(ブログ ◆幸せに生きる10のアイデア◆より)
10月27日(土) Mac OS X Leopard (Ver10.5)にアップグレード!
昨日,世界同時発売された Mac OS X Leopard が,我が家にもやってきました。Windowsで言えばXPやVistaに当たる,パソコンを動作させるための基本ソフトの新バージョンです。昨日のうちにさっそくインストールして使っていますが,とても快適です。バージョンアップすると同じマシンでも動きがさらにキビキビするというのは,さすが Mac。Vista のように,バージョンアップしたとたんマシンの動きが重たくなるということはありません。
ただ,新しいだけにまだ対応していない(動作確認されていない)ソフトがいくつかあるので,ちょっと不便です。BiND for WebLiFE も動作検証中で,まだ使えません。そのためこのサイトの更新は,外付けHDに複製した以前のバージョンのOSで起動して行っています。でもそのような不便も,数日から1ヶ月の間には次第に解消されていくでしょう。
この Leopard があれば,Mac で Windows も動かすことができます。もう,Windows専用マシンを買う必要はなくなりました。インターネットやメールなど,日常の作業は Mac OS で行い,仕事でしかたなく Windows を使わなければならなくなったら,Windows XP や Vista で行う。パソコン1台のお値段で両方の OS が使えるのは Mac だけです。皆さんも,Windows では味わえない,パソコンを使う楽しさを体験しませんか?
10月26日(金) 文化祭準備でヘリウムガスを吸った生徒が死亡 - 知識はあるのに…
空気の2割が酸素で,私たち人間はその酸素をつかって生きているという知識は誰もが持っていると思いますが,現実の生活の中で活用できなければ,その知識はないと同じですね。
文化祭の準備中に,風船用のヘリウムガスをビニールに入れてかぶってしまった高校生が亡くなったという記事がありました。風船用のヘリウムには,もちろん酸素は混じっていません。一方,よくテレビ番組などでヘリウムガスを吸うと変な声になるなどとやっているようですが,あのヘリウムガスにはちゃんと酸素が混ぜてあるので,吸っても死ぬことはありません。
前任校の理科準備室の棚にも,酸素が混ぜてある声変わり用のヘリウムガスがありました。準備室に来た生徒がそれを見つけると必ずと言っていいほど「やらせて〜」とおねだりするんですが,たいていの生徒は,声変わり用のヘリウムガスと風船用のガスの違いには無頓着でした。今回も,生徒にヘリウムガスをあげた先生が理科の先生だったら「これは声変わりのヘリウムガスとは違うよ」と言ってあげられただろうと思うのですが…。
しかし,そもそも「私たち人間は酸素を吸って生きている」という誰でも知っていることが,生活の中で生きた知識になっていれば,このような悲しい出来事は起こらないわけです。つまり,そういう理科教育をしなければいけないということです。理科教員の端くれとして,何か突きつけられたようなニュースでした。
10月23日(火) Keynote '08 - 公開研究会でつかったプレゼンソフト
先週の公開研究会の事例発表では,Keynote '08 という Mac 専用のプレゼンソフトを使いました。事例発表のリハーサルでは,内容よりむしろ「あのプレゼンは何でやっているの?」という声を多く聞きました。
6年ぶりに特別支援教育に戻って感じることの一つに,授業でプレゼンソフトが使われる機会が増えたということがあります。以前,私がプレゼンソフトで単元のオリエンテーションをしたり,デジタル紙芝居をつくって上映したりしていたころには,そういうことをする先生はほとんどいなかったように記憶していますが,今では逆にあらゆる場面で頻繁に使われています。
学校で使われるプレゼンソフトというと,例外なく PowerPoint なので,プレゼンの画面が変わるときの効果(トランジッション)や,画面上で矢印や写真が出たり動いたりする効果(アニメーション)は,どのプレゼンも似たり寄ったりです。そのため,目を引くためにそういう効果を使えば使うほど,プレゼンに既視感がでてしまうというジレンマに陥ります。
Keynote '08 には,PowerPoint にはないトランジッションやアニメーションがありますし,プレゼン全体のデザインを決めるテーマも独自のものです。色の使い方にも統一感があり,適当につくってもそれなりに見栄えのする作品に仕上がります。今回の事例発表はデザイン的にも好評で,PowerPoint のプレゼンを見慣れた人にかなりのインパクトを与えたようでした。Keynote '08 には30日間の無料体験版もあります。Mac ユーザーならぜひ一度おためしください。
10月22日(月) Wii 購入 - 我が家の3つの掟
今まで我が家にはゲーム機が一台もなかったのですが,先頃から Wii の購入を検討していました。そうしたところに,昨日の朝日新聞日曜版(be on Sunday)で Wii の記事が掲載されて,気持ちのスイッチがオン!夕方にヨドバシカメラに買いに行きました。Wii本体とソフトを二つ買いました。ソフトは,追加のリモコンが付属する「はじめてのWii」と,記事にもあった「WiiSports」です。
さっそくこどもたちと遊びましたが,なかなか楽しいです。リモコンが二つあるので,二人で対戦することができます。リモコンを交代で使って,ちょっとした家族団らんの時間になりました。
ゲーム機を購入するに当たって一番考えたことは,こどもたちの遊びが変質しないようにということです。今,うちのこどもたちは,絵を描いたり折り紙を折ったりして遊ぶのが大好きです。そういう時間がゲームで駆逐されてしまってはいけません。また,友達や祖父母と遊ぶときにもいつものゲームでは,これまたいけません。それで,ゲームのルールを3つ決めました。
- テレビ,コンピューター,ゲームを合わせた利用時間が,平日は1時間半以内,休日は2時間以内。
- ゲーム機を友達の家や祖父母の家に持って行かない。
- お正月までは,友達が来ても Wii で遊ばない。
3つめのルールは,うちのこどもたちが Wii の使い方に熟達するまでの時限ルールです。遊びに来たお友達に,ちゃんと使い方を教えられるようになるまでの時間として,だいたい2ヶ月かなと。
さて,このルールで今後どうなっていくか。まずは推移を見守ることにしましょう。
10月21日(日) Sphinxのサイト - 表紙だけ模様替えしました
このサイトの模様替えをしました。といっても,まだ表紙だけで,他のページは以前のデザインのままです。これから少しずつ手を入れて,他のページも同じデザインにしていく予定です。
10月21日(日) DREAMS COME TRUE ニューシングル
2007.10.21
最近,公開の準備などで忙しい毎日だったので,ドリカムの新しい曲が出ていたことにも気づきませんでした。昨日知って,あわてて買いに行きました。
10月20日(土) 自主公開研究会終了
2007.10.20
大きなイベントが終わって,ホッと一息ついています。昨日の公開研究会には100名以上の参観者の方々に来ていただきました。私は,午前中に「あざみ班」(就労をめざす生徒たちの学習班)での授業を行い,午後の分科会の事例発表ではMAPをベースにした「あざみ班」での授業実践を発表しました。
この公開研究会に向けて,半年間コツコツと準備を重ねてきました。特にこの一週間は,遅くまでプレゼンの練習やポスター発表原稿の作成をしたり,校舎内外のいろんなところを掃除したりして,お客さんを迎える気持ちも次第に高まっていきました。百数十名の職員が気持ちを一つにして大きなイベントを作り上げていく過程は,まるで高校時代の文化祭のようです。昨日は文化祭当日といった感じで1日とても楽しくて,その余韻が今日も心の中に残っています。
10月20日(土) MAP通信 - 県教委の教育広報(WEB版)に掲載されています
2007.10.20
公開研究会と時を同じくして,県教委の教育広報の第7号が発行されました。この号のMAP通信は私が書きました。昨日の公開での実践発表とかなり重なる部分があります。下のリンクで読めますので,どうぞご覧ください。すぐに使えるPDF教材のオマケ付きです。
10月16日(火) 金曜日は自主公開研究会
今週は,金曜日の公開研究会に向けて忙しい日が続きます。公開研究会は,学校の教員,施設職員等,教育や福祉の関係者が対象です。当日の午前中は,特定授業と呼んでいる,各学部の分科会で詳細に事後検討を行う授業と,事後検討では取り上げない一般授業が行われ,そのどちらも見学できます。私は一般授業のほうを行います。「余暇を楽しもう」という題材の事前学習で,どんな余暇活動を行うか話し合う授業です。
また,午後の分科会の中で,うちの班の学習の様子について事例発表を行います。MAPのアクティビティに取り組んでいる生徒の様子も,ビデオで紹介します。
公開のご案内(PDF)を下にリンクします。参加申込みはすでに締め切られていますが,人数に余裕があるのでまだ間に合うかも。このご案内には,6月の指導主事訪問の時のうちの班の授業風景の写真が載っています。
10月14日(日) 児童館まつりでキッザニア
今年の児童館まつりは,ちょっと面白い内容でした。ユーモタウンという仮想の町をつくり,参加者はその町の仕事場で働いてお金(通貨の単位はユーモ)をもらい,そのお金でいろんなサービスを受けて楽しむというものです。キッザニアみたいなものですね。
仕事場は,町役場,銀行,ハローワーク,放送局,カフェ,マッサージ,ユーモショップ,幼稚園,足湯などなど。足湯のお湯は,温泉からもらってきたホンモノだそうです。
taroは,このまつりの実行委員としてかかわってきました。ユーモタウンのイメージキャラクター「ユーモちゃん」は,投票の結果,taroの作品が選ばれたそうです。ちょっとポケモンに似てなくもないですが,なかなかかわいいキャラクターですね。
taroはハローワークで働いてから,いろいろなお店を回ったそうです。ayuはカフェでお菓子を食べたりユーモショップでおもちゃを買ったりしたそうです。二人ともとても楽しかったらしく,帰ってきてひとしきり話を聞かせてくれました。このおまつりは,こどもたちの実行委員会が企画や準備を行っていて,taroも土曜日に何度も実行委員会に参加していました。こんなふうに,こどもたち自身が考え,準備して,みんなで楽しめる企画っていいですね!
10月13日(土) マイバスケット
昨日,仕事から帰る途中,学校近くのヨークベニマルで買い物をしました。ここのお店では10月から「レジ袋有料化実験」が始まり,レジ袋が1枚3円になりました。マイバッグやマイバスケットを持参すれば,3円のレジ袋を買う必要はありません。店内に入るとレジの近くにマイバックとマイバスケットが売られています。その前でちょっと迷ったのですが,今後もこの店は使うだろうということで,300円のマイバスケットを購入しました。これからは WISH にいつもマイバスケットを載せて走ることになります。
ところで,マイバスケットを購入したときは,これを生協でも使えると思って何の疑いもいだかなかったのですが,マイバスケットをよく見ると「ヨークベニマル」と名前が入っています。ちょっと心配になって調べてみたら,ちゃんとこういうQ&Aがありました。
マイバスケット,マイバックの他社使用について
やっぱりそうですよね。そうでないと車がカゴだらけになってしまう。
10月12日(金) MAPミーティング特設サイトオープン!
先週の金曜日に購入した BiND for WebLiFE で作成した,MAPミーティング特設サイトを公開します。この1週間,時間を見ながらコツコツとつくっていたものです。BiND でつくるとどうなるか,ぜひご覧ください。
10月10日(水) 仙台・宮城デスティネーションキャンペーン
来年の10月から12月にかけて,宮城県とその周辺の観光を大々的にPRするイベント,仙台・宮城デスティネーションキャンペーンが開催されます。それに先駆けて,今年の10月から12月に「仙台・宮城DC」プレキャンペーンが行われています。
美味し国伊達な旅 - 仙台・宮城デスティネーションキャンペーン
昨日訪れた山形県瀬見温泉の川の駅「ヤナ茶屋もがみ」に,プレキャンペーンのスタンプラリーのポスターが張ってありました。さっそく,スタンプラリーの台紙をもらい,90番のスタンプをゲット!地図を見ると帰り道の「あ・ら・伊達な道の駅」に36番のスタンプがあります。トイレ休憩と買い物でそこにも寄って2つ目のスタンプもゲットしました。
スタンプを3つ集めると,抽選で地元の特産品がプレゼントされます。パンフレットに掲載された100カ所のチェックポイントの説明を読んでいるだけで気分がワクワクしてきます。3つめはどこに行こうかな。
10月9日(火) 鶴岡帰省
この3連休は鶴岡に帰省していました。
日曜日には鶴岡協立病院でひらかれた医療生協の健康まつりに行きました。いろんな展示や出店がある中に,ドクター・看護師になって写真を撮ろうというコーナーがありました。最初,こどもたちは恥ずかしがっていたのですが,係の方のなかば強引なお誘いに負けて撮影することに…。白衣を着ると,特に恥ずかしがっていたはずのayuのほうがまんざらでもない様子でした。
10月9日(火) 鳴子温泉
鶴岡からの帰りに,ちょっと寄り道をして鳴子温泉郷へ。湯めぐり駐車場に車を停めて,早稲田桟敷湯に入りました。早稲田桟敷湯は大人530円,こども320円ですが,「湯めぐりチケット」を使うと大人2枚(400円分),こども1枚(200円分)で入ることができます。硫黄臭が強い,湯の花の漂う温泉で,体がとても温まりました。
鳴子温泉に来たそもそもの目的は入浴ではなく,今作成しているMAP研特設サイト【MAPミーティング2007】のための写真撮影なのです。雨上がりの温泉街を歩いて,滝の湯,鳴子小学校,栗団子で有名な深瀬餅処,足湯などを撮影してきました。
3日間のWISHデータは…走行距離378.9km,平均燃費15.4km。今回もなかなかいい値が出ました。
10月8日(月) 猫も杓子もDS
この前taroが「クラスの男でDS持ってないのは僕だけなんだ」と言ってました。猫も杓子もDSですか。そうなると,ますます買いたくなくなるのは何故でしょう?
先日,家に遊びに来たtaroの友達が,わざわざDSを持ってきたそうです。そして,うちのおもちゃで遊ぶわけでもなく,まずは自分だけでDSをやり,taroとayuにもちょっとやらせて帰っていったとか。
そういえば先週の飲み会で電車に乗ったとき,ボックス席に座った4人の高校生が,何の会話もなく携帯をいじっている姿を目撃しました。目撃した…と書くまでもないほど当たり前の光景なのかもしれませんが,4人でどどっと乗り込んできて,交わす会話は電車を降りるときの「バイバイ」だけという光景は,はやり気持ち悪いですね。DSを持ち歩くこどもたちと,何の会話もなく携帯に没頭する高校生には,同じ気持ち悪さを感じます。
そんなことでDS購入には否定的な気分になりつつあるところですが,そういえば Wii というものもありますね。これなら持ち運びはできないし,みんなで同じ画面を見て楽しめるし(擬似的家庭団らん),DSよりはいいかなー。
10月7日(日) 組織のカルチャー
金曜日の夜は,仙台駅前の「居酒屋ミラボー橋」で,MAP研究会の仲間と飲み会でした。11月に行われる「MAPミーティング2007」の計画をつめるための打ち合わせです。お酒や料理もとても美味しかったのですが(何しろ事情があってその日は昼食抜きだったし…),何より美味しかったのはMAP研の仲間たちとあれこれ話し合っている,その場の雰囲気でした。
何もないところからチームで何かを生み出していく作業というのは,それに向いている人と向いていない人がいますよね。つまり,誰かの新しいアイディアにすぐケチをつけるような人は,こういう話し合いには向きません。逆に,いろんな可能性を考えながら前向きに物事に取り組んでいける人は,こういう場にはぴったりなのです。金曜日の飲み会のメンバーはみんな後者のタイプなので,話し合いが実に有意義に進みました。また,MAPをとおして共通の価値観を持っていることも,話し合いがスムーズにいく理由の一つなんでしょう。そういう価値観とか,他者の発言を否定しないなどの行動規範の大切さを,カルチャーという言葉で説明している一文がありました。
Life is beautiful:会社のカルチャー作りの大切さ
会社でのカルチャーという話ですが,会社に限らず,組織(集団)であればすべて同じことだと思います。
10月7日(日) BiND for WebLiFE
さて,金曜日は飲み会を少し早くあがり,ヨドバシカメラで新しいソフトを買いました。9月に発売されたばかりのウェブ制作ソフト「BiND for WebLiFE」です。飲み会で「MAPミーティングの特設サイトをつくる」と約束したので,それを短時間で行うためにどうしても必要だったのです。昨日からさっそくBiNDで特設サイトを制作していますが,作り始めて2〜3時間でほとんど完成し,すでにインターネットにアップロードしています。内容的にもう少しつめなければいけないので,まだ正式公開はできないのですが,このサイトが3時間で完成するとは誰も思えないというようなできばえです。早く一般公開して皆さんにも見ていただきたいと思います。
10月5日(金) 教科書検定と反対運動そのものが教材
高校の日本史の教科書から,沖縄戦の集団自決について日本軍の強制や命令があったとする記述に検定意見が付き,削除された問題で,政府は検定結果を尊重するという方針を撤回する方向のようですね。先日,沖縄の宜野湾市で開かれて,沖縄県知事も参加した「教科書検定意見撤回を求める県民大会」(参加者11万人)も,その方針撤回に大きな影響力を与えたようです。
正直なところ,今回の検定にこれほどの反対運動が起こるとは予想もしませんでした。それだけ,この問題を身近に感じている人の怒りは大きかったということだと思います。自ら声を上げ,行動を起こして,政府の方向転換を勝ち取った沖縄の皆さんの力はすごいです。
もっとも,今回の政府の方針撤回には,参院選での自民党大敗と,安倍内閣の頓挫という政治状況が大きく関わったこのは明らかです。安倍内閣がもし今も続いていたら,県民大会があったとしても政府の方針は変わらなかったのだろうと想像します。安倍内閣の様々な負の遺産が,こうやって少しずつでも修正されていくのはうれしいですね。
ところで,今年の3月に検定による削除というニュースを知ったとき,もし自分が検定で当該部分を削除された教科書を使って授業をしなければいけなくなったらどうするかなと考えていました。私の答えは「今回の教科書検定とその後の反対運動を,そのまま教材にする」というものです。今回のゴタゴタそのものを教材にすることによって,生徒一人一人に戦争のこと,それをどう理解するかということを,自分の意見として考えてもらうよい機会になると思います。修学旅行で沖縄にいく高校は多いと思いますが,その事前学習としてもよい教材ではないでしょうか。
高校の授業なのですから,教科書に記述がなくなったから教えられないというのではなく,そういう世の中の動きも含めて,自分でその意味を考えられる人間を育てるような教育をしたいものです。