Sphinxのつぶやき
朝起きて,あまりの積雪に仰天!でも天気がいいので,日が差すと暖房がいらないくらいの暖かさです。今日は台所を中心に,特にグリル周りの掃除をしました。重曹を使うと油汚れが魔法のように落ちますね。
電車転覆事故について。今日になってやっと「ダウンバースト」という言葉が報道されています。おそらく気象について高校地学+αの知識がある人なら,事故当日にこの言葉が頭に浮かんだはずです。電車を転覆させるほどの強風,しかも現場から1km離れた風速計には記録がない。スケールの小さい暴風と来たら…ダウンバーストでは?
今までもダウンバーストで人命が失われたことはありますが,それが「人災」と認定され,交通機関の責任が問われたことはあったんでしょうか。私には,例えば津波で電車が流された責任を鉄道会社に取らせるのと変わらない理不尽さを感じます。
今日の河北新報社の社説にこんな文章があります。
「仮に風による災害だと説明されて遺族や負傷した乗客は納得できるだろうか。不可抗力の要素はあったにせよ、JR東日本が本当に安全のための努めを果たしたのかどうかを問うに違いない。」
これは遺族か乗客に取材した上で書いているのでしょうか?遺族か乗客の誰かがそのように発言しているのでしょうか?「…問うに違いない」という語尾から考えて,記者の勝手な想像ではないかと思うのですが。もし取材による根拠なくこの文章を書いているとすれば,とても無責任な話だと思います。鉄道会社を悪者にしたいという意図が見え見えです。「JR東日本が本当に安全のための努めを果たしたのかどうか」を問いたいのであれば,自分で問うて自分で取材したらいいのに。それが記者の仕事でしょう?他人(遺族や乗客)のせいにするんじゃない!
典型的な年の瀬を過ごしています。窓掃除,レースのカーテンの洗濯,掃除機ですす払い,蛍光灯の交換をして,住人は散髪をしました。ayuはショートカットになって違う子みたい。ついでに PowerBook の画面のデザインと配色を ShapeShifter というソフトで一新し,パソコンも新しい雰囲気になりました。
古靴下で窓掃除 |
taro作:トレペの芯の亀 |
ayu散髪後 |
ところで,山形県庄内町の電車転覆事故は5日経っても依然トップニュースです。庄内町は今年の7月に余目町と立川町が合併してできた新しい町で,私の生まれ故郷である鶴岡市の隣町です。今回事故が起こった羽越本線は鶴岡市内も通っていて,私はいつもその線路を渡って通学していました。そんな身近なところで大きな事故が起こってしまい,とても悲しい気持ちがしています。
庄内地方の冬はとても厳しいです。ここでは雪は上から降ってくることはあまりありません。真横か下から吹き付けるのが,普通の雪の降り方。そういう吹雪に加えて,いったん降った雪が強風で再び舞い上がって地吹雪となることも多いのです。小学生の時はバス通学だったのですが,ひどい吹雪の日はバスが途中で引き返すので,こどもたちはかなり手前のバス停で強制的に降ろされて,そこから1kmちょっとの吹雪の道を集団下校しなければいけません。数メートル離れると互いの姿が見えなくなるような猛吹雪で,どちらを向いても雪が顔に吹き付け,息をするのも困難です。家に帰る頃には右半身真っ白の半雪だるま状態。そんなわけで大雪の時はうちの地区のこどもたちだけ早帰りになることも少なくありませんでした。
日本海からの厳しい季節風が作り出す庄内の冬の風物詩に,俵雪と波の花があります。俵雪は一度積もった新雪が風でまくれ上がってクルクルと転がり,ロールケーキのような雪のかたまりになる現象。波の花は,岩場の海岸に打ち付ける波から,泡がちぎれて飛んでくる現象。どちらも強い風がつくる冬の情景です。中学時代,田んぼの中の一本道を通学するとき,ときどきこの俵雪を見ることがありました。そういえば,雪がたくさん積もると,どこが田んぼでどこが道なのか分からなくなるんですよ。足を踏み外して用水路にズボッとはまったこともありました。
こういう庄内の冬を知る者には,今回の事故が自然災害であることはすぐに理解できます。ところが,マスコミの中にはこれを敢えて「人災」ととらえようとする向きがあります。そういう記事を書く人には,ぜひ庄内地方で一冬過ごしてもらいたいですね。と穏やかに書いてみましたが,怒りが納まらない。
「風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ。」とのことですが,自分の書いた文章に責任もてるのかな〜毎日新聞は。暴風を予知できるということですよね,この文章。あとで詳細が明らかになってから,この記事を撤回するなよ。
この事故に関して,昨日,JR東日本の松田会長が辞任するというニュースが流れました。なぜ辞任するんでしょう。これも「人災」論の延長ですね。むしろこういうときに会長がリーダーシップを発揮しなければいけないのでは?「風の問題は全世界の鉄道の悩み。絶対といえる対策がみえない。日本の英知を集めて、徹底的に追究していきたい」と話したそうですが,それをやり遂げるのが,この災害を経験した会長の使命じゃないのかな。
今日はクリスマス。taroがずっと前から楽しみにしていた,サンタさんからのプレゼントが届く日です。いつもより早起きのこどもたち,リビングに降りて出窓のカーテンを開けると…「あ,あった!」。
taroには,魔法戦隊マジレンジャーの最強ロボ『マジレジェンド』。火の鳥の『マジファイヤーバード』とライオンの『マジライオン』が,電動で自動合体するのがウリです。taroが何ヶ月も前から空を向いてサンタさんにお願いしていた物で,taroは大満足!
歌が大好きなayuへのプレゼントは,テレビにつなげてカラオケができる『カラオケステーション』。20曲入りですが,専用ソフトを使うとインターネットから新しい曲をダウンロードできます。e-karaと違ってMac対応なのがうれしい!Mac OS 9まで対応ということでしたが,やってみたらMac OS X のclassicでも動いたのでラッキーでした。ayuはまだ歌詞が読めないので雰囲気でしか歌えないのですが,さっそくポケモンの歌やゲゲゲの鬼太郎のテーマソングを歌っています。サンタさんに頼んでいた物とはちょっと違うのですが,楽しんでいるようで良かった。
ゲゲゲの鬼太郎は,先日ビデオを見せて以来,二人ではまっています。夜に見せたら,taroは食欲がなくなるぐらい怖がってました(ayuは平気)。どの妖怪が好きかとたずねると,taroは一反木綿,ayuはぬりかべだそうです。二人とも渋い脇役が好みのようで…。その後taroは,ぬりかべの絵を描いたり一反木綿を切り絵でつくったり,製作に励んでいます。
妖怪のお絵かき |
一反木綿の切り絵 |
鬼太郎の家 |
クリスマスプレゼントといえば,先日,弟夫婦が大雪の中,東京から遊びに来てくれて,こどもたちは一足早いクリスマスプレゼントをいただきました。その時もらったのは,「お茶犬 階段たんすのお茶犬寮」と「テレビとお茶札 お茶犬「ほっ」と生活」です。階段たんすは,和風のたんすを開くと3階建てのお茶犬の部屋が出現するという,和風で古風なドールハウス。ちゃんと開け閉めできる障子や,和式トイレ,ミリ単位の湯飲みやせんべいなど,大人が見ていてもなかなか楽しいです。
障子破り |
きれいにはがす |
掃除もしっかり |
夕方5時半です。AVANTIを聴きながら,朝日町ワインを飲んでいます。朝日町というのは山形県月山山麓の町です。山形県内産ぶどう100%のワイン,山形出身者には体になじむなぁ。ところで,AVANTIの常連客の取手さんと南さん,いい加減落ち着くところに落ち着きましょうよ!(来週のクリスマスイブの放送で何かありそう)
先日,一人で映画を見に行きました。前から行きたいと思っていた『ALWAYS 三丁目の夕日』です。私は昭和42年生まれで昭和30年代を知らない世代ですが,そんな私でもとても懐かしい気持ちにさせてくれる映画でした。映画を見ながら,どうしてこんなに懐かしいのかなと考えていました。懐かしいと感じさせられるということは,この映画の中に今の日本にない何かがあるということ。この映画にあって,今の日本にないものは何だろう…映画が終わる頃に自分なりに気付きました。それは夜の暗さと人々の孤独感ではないかと。
今の日本。夜の暗さは,コンビニエンスストアなどの24時間営業のお店によって駆逐されています。家の中でも蛍光灯が明るく輝いています。夜が暗くないので,妖怪も幽霊も出る幕はなく,人間たちにはもう怖い物はありません。そして,人々の孤独感を奪っているのが携帯電話。メールや電話でいつも誰かとつながることができる。家に一人でいるときでも,携帯をいじることで孤独をごまかせる。テレビにも同じ効果がありますね。家で一人でいても,テレビをつければ孤独とは感じません。
映画を見て改めて思うことは,人間は孤独だから助け合い,夜が暗いから謙虚になれるということです。孤独を打ち消そうと携帯に手を伸ばし,暗いのは怖いからと夜も昼のような明るさを求める。その結果,失った物の大きさを,私たちは今,漠然と感じているのではないでしょうか。だから,この映画にみんな涙を流すのではないでしょうか。
昨日は1日家の中でゆっくり過ごしました。午前中は私が管理しているもう一つのウェブサイト「MAP研究会」のトップページのデザイン変更しました。変更したとたん「いいね」というリアクションが複数あり,大満足!うれしい!その間,こどもたちは外で雪とたわむれていました。taroが一人でつくった雪だるまの大きさを見てください。
夕方は,こどもたちとクッキーを作ったり,クリスマスツリーの飾り付けをしたりしました。夜寝るときtaroに「今日は何が一番楽しかった?」と聞いたら,クリスマスツリーに飾りを付けたことだそうです。飾りをつけながら,サンタさんにもらうプレゼントのことでも考えていたのかも。私が昨日一番満足したことはMAP研ウェブサイトのデザイン変更でしたが,taroの一言を聞いて,私の一番もクリスマスツリーの飾り付けに変わりました。
taro作 |
クッキーづくり |
焼き上がり |
デコレーション |
ウェブサイトをちょっとクリスマスバージョンにしました。
Apple Store 仙台一番町は,昨日オープン!その様子が18枚の写真にまとめられています。すごい行列です!とても楽しそうです!う,らやましい…。
授業の準備も一段落し,冬休みが見えてきました!!
仙台のアップルストアが今日,開店です。行きたい,行きたい。でもがまん。
元旦に1分が61秒になるという話です。61秒になるのは2006年1月1日の午前8時59分。8時59分59秒の次が8時59分60秒になって,その次が9時00分ということになります。閏(うるう)秒というのは,正確な時計の示す時間と地球の自転による時間のずれを修正するために差し挟まれる1秒のことです。地球の自転がだんだん遅くなっているために,正確な時計の示す時間からだんだん遅れてしまうのです。元旦には電波時計以外は時計あわせが必要になります。
昨日の雪で,あたり一面雪景色です。今日がクリスマスならいいのに。
こどもは喜び… |
庭駆け回り |
雪だるま完成 |
下校途中の小学1年生が殺される事件が相次いでいますが,親の一人として他人事ではない感じがします。かつて日本の治安は世界一と言われ,Koban(交番)という言葉は世界で通用するほどポピュラーな言葉になりました。留守宅に鍵がかかっていないのも昔はよくあることでしたが,今では家にいるときにも鍵をかけないと安心できない世の中になってしまいました。
このような治安の悪化を招いた一番の原因は,私は地域社会の崩壊にあるのではないかと常々考えています。隣近所との交流が少なくなり,夕方に道ばたで立ち話をする人もほとんど見かけなくなりました。そういう地域の目がなくなったことで犯罪が目に付かなくなり,また,以前なら地域の中の誰かに面倒を見てもらっていたような人も周囲との交流がなくなり孤立していく。孤立を深める人の存在が,地域をさらに不安定なものにしていく。
そういう観点から,仙台市の取り組みに期待したいです。住民自身も行政に頼るだけでなく,自分がどのように地域に参加し役割を果たしていくのか考え,行動しなければいけないとも思います。「毎日忙しくて…」などと言い訳して,仕事にうつつを抜かしている場合ではないでしょう?というのが私の気持ちです(自分も含めて)。
テレビも家庭や地域のコミュニケーション不足に一役買っている悪者だ,と私は思います。未就学児のテレビ視聴時間はどの年齢でも毎日3時間ぐらいだそうです。長時間テレビを見ているということは,それだけ家に閉じこもっているということだし,家族みんなで見ていたとしてもみんな同じ方向を向いて視線が交わることはほとんどないわけです。
皆さんの家のTVはどの部屋にありますか?ほとんどの家庭でリビングに置いているだろうなと思います。うちでも以前はリビングに置いていたのですが,今は隣の和室に置いています。見たい番組があるときだけ,隣の和室に行ってソファに座って見るようなかんじです。そうすると,食事の時やおもちゃで遊んでいるときなどはテレビを見ることができなくなるので,見たい番組が終わっても無駄にTVがついているということがなくなりました。ついでに,夕食時間以降はリビングの主照明を消して,食卓の電球だけにしています。部屋全体は薄暗くなりますが,そうすることで気持ちのテンションを落ち着かせ,心身を寝る方向に切り替えるようにしているのです。こどもたちは寝る前がもっともハイテンションになり,親に怒られることも多いのですが,できるだけ食卓で本を読む方向にもっていき,落ち着いたところで「おやすみなさい」になるといいな,というわけです。
思えば80年代はいつも闘っていたんですね。このごろは闘うのをやめた。闘わなければ守れないものなんて,本当には自分のものじゃないんだから
シンディ・ローパーが9作目のアルバム『THE BODY ACOUSTIC』のプロモーションで来日しています。シンディ・ローパー,懐かしい!大学時代によく聴いていましたが,今思い出せるのは「Time After Time」,「True Colors」あたりですね。上記のコメントは朝日新聞に掲載されたインタビューの中で気になった言葉です。シンディ・ローパーももう52歳だそうで,80年代の頃の彼女のとんがり具合を思えば,なかなか味わい深い言葉だなあと思います。ちょっと興味をもって検索したら,こんなサイトを見つけました。
このページにこんなシンディの言葉が紹介されています。
最終的に自分を成功に導くのは、誰かが自分をどう思うかという意見や印象ではなくて、自分を信じられるかが大切。自分を信じてどこまで引っ張っていけるか。エジソン、コロンブス、日本の発明家もきっと、自分を信じたからこそ成功したと思う
Appleのスティーブ・ジョブス,マドンナと同じような言葉を,シンディも言っていますね。
雪虫が本当に雪を連れてきたみたいに,今日はうちの周りでも雪が降りました。
今週は定期考査です。私の受け持ちの科目はラッキーにも昨日で全部終了。今日は年休を取って幼稚園の行事に参加しました。今日は幼稚園のPTA行事でバレーボール大会でした。ほとんどの親御さんとは送り迎えのときにあいさつする程度のおつきあいですが,今日はチームを組んで練習や試合をして楽しみました。インストラクターの方に「上手ですね」とほめられましたが,高校時代にバレーボール部だったことは内緒,内緒。体育館から幼稚園に戻ると,こどもたちがつくった芋煮が待ってました。暖かいホールの中で,窓の外を舞う雪を見ながら芋煮と栗ご飯をお腹いっぱい食べました。
夕方,採点中のBGMは今日発売の DREAMS COME TRUE のニューシングル「JET!!!」と「SUNSHINE」です。「JET!!!」はロッテガーナミルクチョコレートのCMソング,「SUNSHINE」は「めざましテレビ」のテーマソングです。今回のCDは2種類発売されています。「JET!!!」と「SUNSHINE」のCDと映画『アマレット』のDVDがセットになっている「きくみるセット」と,DVDの代わりに「WINTER SONG」のDANCEバージョン2曲入りのCDがセットになった「きくきくセット」です。私はもちろん「きくきくセット」。映画『アマレット』のDVDは,単独で別に購入しました。
ドリカムと言えば,来年の4月15日・16日にグランディでコンサートがあるのですが,こどもたちを連れて行くかどうか悩んでいるところです。子連れで楽しめるファミリー席が用意されているのですが,子どもの分も正規の料金なんです。二人で行けば1万5千円,子連れにすると3万円…さてどうするか。
うれしいことがもう一つ。来週の土曜日についに仙台にもアップルストアがオープンすることになりました!その名も,Apple Store, Sendai Ichibancho。開店イベントがいろいろあるようですが,今行くといろいろ欲しくなるからガマン,ガマン!来年のインテルPowerBookまでは何も買わないぞ!
昨日,自宅の庭で今シーズン初めて雪虫を見ました。今日の仙台は日本海から進んでくる低気圧の影響で雨と風が吹き荒れそうです。そしてその後ろには強い寒気。仙台でもそろそろ雪が降りそうです。
私は今,県教委で進めている一律共学化に賛成の立場です。ところが,宮城県の新知事村井氏は別学が「必要だ」という。別学が「必要」ということは,現在別学がない県にだって改めて「別学校をつくるべきだ」ということですよね?そこまで言うわりには,根拠はたいしたことないです。
公立の小中学校がすべて共学なのに高校だけ「分けるのが必要」という意味が分からない。それとも,小中学校も別学にしたいわけですか>村井さん?
穴開け作業 |
ヤスリがけ |
練習中 |
ウチのゴマ(ネコ)は室内飼いです。寒くなってくると困るのが,ゴマの都合でリビングのドアを開けたり閉めたりしなければいけなくなること。寒い…,面倒…。というわけで今回,日曜大工でネコドアをつけることにしました。と言っても,既存のドアに穴を開けるのはいやなので,現在使っていない玄関とキッチンの間の引き戸に,写真のように板をかませてそこにつけました。なんてことない工作ですが,taroと一緒にできたのが楽しかった。設置してすぐえさを使ってゴマの練習開始。1週間たちましたが,もうゴマはこのドアを使って自由に出入りできるようになりました。
散策 |
ひのきの道 |
アスレチック広場 |
23日で14年目を迎えました。お昼をびっくりドンキーで食べ,台原森林公園へ。アスレチック広場で遊んだ後,散策路を半周しました。ayuが意外に健脚で驚かされました。ひのきの道の急な下り坂も(何度か転びながら)「自分で歩く」と言って手をつながずに歩き通しました。その後,喜久水庵の南吉成店で開店9周年記念感謝祭というのを開催していたので,そこに寄って抹茶モンブランパフェを食べ,茶筒に詰め放題のお茶を買い,ついでに飴のつかみ取りをして今日のイベントが終了です。あ〜楽しかった。でも夕方からの思わぬ雨で,ウッドデッキに出していた洗濯物と干し柿がぬれてしまいました。あ〜あ。
昨日は家族と過ごす大切な1日でした。午前中は幼稚園の生活発表会。taroは最後の発表会になります。演目は「かちかち山」です。taroの役は「おじいさん」。タヌキにしばられたおばあさんを見つけたときのリアクションが笑いを取るところでしたが,それも上手に演じていました。他のこどもたちも,3年前の入園式からずいぶん成長したなあと感じさせられました。4月からは6つの小学校にバラバラになってしまいますが,森の中の幼稚園で学んだ3年間の思い出,みんな覚えていてくれるといいな。
おじいさん登場 |
手のひらを太陽に |
森の中の幼稚園 |
午後は八木山動物公園に行きました。私がこどもたちと動物園に行くのは初めて!八木山動物公園に行くのも何年ぶりのことか(10年ぶりぐらい?)。taroもayuも,閉園時間までずっと走り続けていろんな動物たちを見ていました。帰りの車中でどの動物が一番良かったかと聞くと,二人とも「ワニ」。置物かと思うくらいじっと動かずにただそこにいただけのワニ,どこが良かったんだろう?
走り続ける! |
とてもいい天気 |
ワニワニ |
※そういえば,taroはこんな絵本が好きでした…。
教員免許更新制とは,免許状に10年という有効期限を設け,一定の要件を満たした教員に免許状を再授与するという制度で,現在中教審で検討されているものです。一定の要件を満たさない場合,免許状は取り上げということです。更新制については,平成14年の中教審答申で問題点がいろいろ指摘されて見送られたという経緯がありますが,昨年の10月に当時の中山文科相があらためて導入を諮問しました。このたびその中間報告がまとまりまして,現職教員にも更新制を適用することについて含みを持たせた内容になっているようです。
私は基本的にこの免許更新制に期待を持っていません。指導力不足教員を辞めさせやすくなるということについては確かにそうかもしれないと思いますが,10年に一度思い出したように大学で講義と面接などを受けさせるぐらいで「教員としての資質や能力」が高まるとは思えないからです。
むしろ不安に思うのは,そういう不安定な資格になることで,優秀な人材が集まらなくなるのではないかということです。教員になったはいいけど10年後に免許を取り消されました,学校を辞めてくださいとなるのでは,家のローンも怖くて組めないし家族も養っていけるのかどうか不安になります。私も含めてほとんどの教員は,免許がなければただの人ですからねえ。学生から社会人になるに当たって,私ならそんな危険なことはしたくない。不適格教員を取り除く目的のはずなのに,むしろこれから来てくれるはずの優秀な人材を遠ざけることにつながらないのかな?というのが私の不安です。
教員の資質向上については,私もいろいろ思うところがありますが,そのいくつかについて書いてみます。
1)互いの授業や生徒指導を批評しあえる環境をつくること
今の学校にOJT(On-the-Job Training)はないも同然です。以前,ある先生の研究授業の内容に注文をつけたら,それ以来あいさつもされなくなったという経験が私にはあります。批判を受け入れられない教員の存在が,互いに批判のできない環境をつくりだしています。この現状を改めるだけで,私はほとんどの問題が解決するのではないかとさえ思います。日々の授業で,あるいは生徒指導で「この場面でどうしてこういう指導にを選んだの?」とか「こんな指導の仕方もあるかもね」とか言い合える職員室になるといいなあ…。
2)教員をみんなで育てていくという意識
これは特に養護学校にいたときに感じたことです。養護学校の親御さんの中には,教員を育てるのは自分たちの仕事,というたくましい(?)親御さんが少なくないと思いました。養護学校1年目の私に佐々木正美先生のTEACCHに関する講演のテープを貸してくれたお母さんもいましたし,学級運営について鋭く指摘してくれるお母さんもいました。いろんな場面で励ましてくれたお母さんも忘れられません。そういう保護者に見守られて育まれているなあと思いながら仕事をしていたものです。教師は,学生から初めて教師になっても「1人前」として扱われます。でも最初は誰だって未完成。その時期に,周りの同僚や上司,保護者などいろんな立場の人が,「正しい教員生活」について教えて育てていけるような雰囲気がほしいと思います。ま,そのためにも批判を受け入れられる人間である必要がありますけどね。
3)研修内容の改善とポートフォリオでの研修記録・自己評価
私自身,教員になってからいろんな研修を受けましたし,研修の講師もしていますが,正直に言って現在の研修には改善の必要性を強く感じます。どの段階でどんな研修を,どのくらいの達成目標で行っていくのか,全体を見渡した改善が必要だと思います。また,教員が自主的に研修を積むことを今以上に奨励するしくみがほしいです。自主的な研修についてはポートフォリオを作成して記録に残し,転勤や給料の査定の資料となるぐらいの枠組みはあっていいのではないでしょうか。
現在,小惑星イトカワで探査機はやぶさが重要なミッションを遂行中です。5時40分現在で高度90mとのこと。サンプル採取予定時刻は午前6時過ぎです。ミッションが成功したかどうかはすぐには分かりません。無事小惑星に着陸してサンプルを採取することができたのか,午前10時頃に明らかになるということです。がんばれ,はやぶさ!
昨日,晩秋の定義山に行きました。三角あぶらげと焼きおにぎり,そして西方寺の雷神・風神へのご挨拶が目的です。朝はきれいな青空が広がっていたのに,お昼頃に定義に着いたころには小雪がちらつく天気になりました。車の中でおにぎりとあぶらげを食べた後,こどもたちは雷神・風神に「いい子にします」としっかり約束をしました。帰りがけに水道記念館に寄り,そこから青下第一ダムを散策して晩秋の紅葉を楽しみました。
晩秋の定義山の風景と青下水源地の紅葉の写真を公開アルバムに掲載しました。曇り空で夕方になったのであまりきれいに撮れませんでしたが,サムネイルをクリックして中サイズの写真をさらにクリックすると,800×600ピクセルの大きな写真になります。晩秋の風景をお楽しみいただければ幸いです。
少し前にこの「ひとこと」で紹介したApple社のCEOスティーブ・ジョブス氏についてです。ジョブス氏がApple社を去ってまた復活するあたりの話が,連載記事として取り上げられています。連載の4回目でまだ復活するところまで話が進んでいませんが,ジョブス氏がApple社にプレゼンをするところなど,とても興味深く読みました。伝えようとする熱意の差が,結果に大きな違いをもたらすということですが,今,生徒に面接指導をするときに一番強調している部分です。
10年ぐらい前は株価がかなり下がって先行きが不暗視されたApple社ですが,ジョブス氏が返り咲いてから生まれ変わったように素敵な製品を次々に送り出しました。iMac,iBook,iPodなどのハードウエアや,Mac OS X,iTunes,iPhotoなどのソフトウエアです。どれも今の私の生活の重要な一部分となっています。
そして来年,Apple社はとても大きな変革の時期を迎えます。コンピューターの心臓部であるCPUを,今までつかってきたIBMのPowerPCから,Windowsマシンでも使われているインテル製のCPUに乗り換えるのです。CPUを変えるということは,OSもソフトウエア(自社製品も他社製品もすべて)も全部書き換えなければ行けないわけですから,人間でいえば内臓を全部取り替えてしまうぐらいの大移植になります。ただ,ソフトウエアについては,今使っているプログラムがそのまま動くためのしくみ(名称:ロゼッタ)を用意しているということで,ユーザーはそれほど不安なくこのニュースを受け止めています。
不安なく…というよりは,私自身は大きな期待をもっています。うわさでは来年早々に最初のインテルMacが出るということで,その中にPowerBook(ノート型)も含まれるだろうということなので,パワー不足を感じながら買い換えをずっと待っていた私としては,久々に胸躍る気分です。お金ないんですけど絶対買うぞ!
ところで,先日から学校で仕事をするときは県教委から貸与されたWindowsのノート型を使っています。情報管理を徹底するために個人用パソコンの使用ができなくなったためです。情報管理を徹底することに意義はありませんが,だからといってWindowsを使えと強要されるのはガマンならん!あのスクリーンを見て仕事をしていると落ち着かなくて,まったく思考が深まりません(多くのWindowsユーザーのみなさん,ごめんなさい)。MacユーザーにWindowsで仕事をしろというのは,右利きの人に仕事中は左手で書けというようなものです(いや,気分的にはそれ以上過酷)。あ〜いやだ!逃げ出したい!
思考の深まりといえば,Windowsの世界ではアウトラインプロセッサと呼ばれるソフトはあまりメジャーな存在ではないようですね。アウトラインプロセッサは,文章を練ったりアイディアを練ったりするためのソフトウエアで,Macの世界では昔から有名なものなのです。私の場合,10年ぐらい前はActa7を使っていましたが,その後 IdeaStorm に乗り換えて,Mac OS X になってからは OmniOutliner を使っています。何かひとまとまりの文章を書く必要があるときには,まずこのアウトラインプロセッサで書き出してアイディアをまとめていき,最後にワープロソフトに落として文章にしていきます。Macの画面を見ながら,あーでもないこーでもないといろいろ操作して,思考を深めていくのです。
同じように思考を深めるソフトとしては,NovaMind などのマインドマップ作成ソフトもあります。マインドマップというのは,1枚の紙の上に思いついたことを次々と単語で書いていき,関連のあるもの同士を線で結んだものです。思考を1枚の図にすることで,考えを視覚化し整理することができます。頭の中にモヤモヤとは存在するけど形になっていない,そういう状態の時に私はよくマインドマップを使います。最近では,視聴覚研究会の発表内容を考えるときに使いました。そのときは紙に書きましたが,紙上ではなくパソコン上で行うのが NovaMind などのソフトです。
パソコンをこういうふうに使っていると,自分の頭脳の延長というか拡張部分という感覚になってきます。手の先にある私の一部…のような。しかしWindowsでは,私はこの気分が味わえない。インテルMacでは,Mac OS の他に Windows も動かせるようになると予想されていますが,私はそのマシンで Windows を走らせることはほとんどないでしょう。使い込むほど手になじむ万年筆のように,使い込むほど自分の脳につながっていく感覚は,Macでなければ味わえないからです。
天気図がだんだん冬型に近づいてきました。昨日,部活動の引率から戻る車中で道路情報を聞いたら,笹谷付近で雪が降っているとのこと!あわてて帰宅後にスタッドレスタイヤを積み込んで,近くのガソリンスタンドでタイヤ交換をしてもらいました。
部活動の場所は白石市の益岡公園だったのですが,練習の合間に公園を歩いて落ち葉やドングリを探しました。ドングリは時期が遅すぎてほとんどなかったのですが,1個だけきれいなドングリを発見!そのほか松ぼっくりや紅葉した落ち葉を拾ってきました。
車をタイヤ交換に出している間,家でこどもたちと落ち葉やドングリで工作をしました。写真左がみの虫,真ん中が魚ですが,この二つは親子の合作です。一番右の熊さんは,段ボールを熊の形に切り抜くところだけ私がやり,他は全部taroがつくりました。鼻先にかけている買い物かご(?)がかわいいです。ayuも楽しそうに工作していました。休日にこんな休日らしいことができてうれしい。
親子合作の二つの作品は,知人へのプレゼント用です。二つの作品と実家から届いた庄内柿を持って,夕方,taroを連れて西多賀病院に知人のお見舞いに行きました。食事を手伝ったり,近況を報告しあったり1時間半ぐらいゆっくりと時を過ごしたのですが,こんなにちゃんと再会したのは14年ぶりです。近くにいるのに14年も会えないなんて。また次に会うのが数年後…ということにならないようにしたいと思いました。
私やAldoと同世代の本田美奈子さんが,病魔に倒れ亡くなりました。病気が分かってから1年も経たずに亡くなるというのは,とても痛ましいです。1988年にリリースされた「Oneway Generation」を久しぶりに聴いています。当時私は大学4年生。Aldoに出会う直前です。
最近,身近な人を失ったり,とてもお世話になった方の入院の知らせを聞いたりと,切ない事が多いです。昨日と同じ今日がある,今日と同じ明日があると思いがちな日常の中で,時が確かに流れている,全てのものは変化するということをあらためて感じさせられています。今あることを感謝する,今をしっかり味わう,そんなことを日々考えています。少し前に書いたJobsの言葉も,自分をあるべき方向に導いてくれます。
昨日は土曜日ですが,授業参観とPTA総会ということで出勤日でした。クラス懇談を終えたあとは,来週に試験を控えている生徒に2時間の面接指導をしました。将来,学校の栄養士になりたいということで,短大の食物栄養学科を目指している生徒です。志望動機や高校時代にがんばったことなど一般的な質問事項への回答にアドバイスした後,地産地消,食品添加物,生活習慣病,ファーストフードとスローフード,フード・マイレージなど専門に関わる部分のディスカッションをしました。もちろん私は専門外なんですが,まだまだ生徒には負けませんよぉ!論点の整理の仕方や多面的な見方など私の持っているものを少しは伝えられたかな。こういう指導は楽しいですね。もっとも,面接で一番大切なのは気迫なので,来週は本番に向けてその点を指導しようと思っています。受験倍率がかなり高いようですが,がんばってほしいです。
帰宅して夕食の準備。蔵王高校にかわってからほとんど台所に立つことはない私ですが,昨日は美味しそうな生秋刀魚だったので,包丁を握って秋刀魚の刺身をつくりました。ちょっと包丁のきれが悪くて上手にできなかったのですが味には満足。次はちゃんと研いでからつくろう。昨晩のメニューはその秋刀魚の刺身に加えて焼き秋刀魚,ナラタケのおろし和えとナメコのみそ汁。DHC&食物繊維たっぷりのヘルシーメニューでした。
数年前に,コンビニエンスストアのゴミ箱に家庭ゴミが捨てられるという話を聞いたときは驚きましたが,今ではもうよく聞く話になってしまいました。今日の河北新報社のサイトには,仙台市のコンビニがゴミ箱の入り口をふさいで防犯ビデオを設置したという記事が掲載されています。
コンビニで買ったものから出たゴミはコンビニのゴミ箱に捨てる。それ以外のゴミは自分で持ち帰る。これは私がテニス部の試合で出かけたときに生徒に常に確認する約束事です。こんな当たり前のマナーも,毎回確認する必要があるのです。今でこそ生徒たちは自然にそのように振る舞うようになりましたが,ここまで変えるのに数年の月日がかかりました。
最初は私が用意した仙台市指定のゴミ袋に分別して入れるところから始めました。前顧問がそうしていたからですが,まず分別ができないし,ペットボトルを洗うことすらできませんでした。そのゴミは毎回私が持ち帰って,家で分別し直して,ペットボトルを洗ってつぶして処理していました。次の年にはゴミを各自持ち帰りということにして,ゴミ袋を用意しないことにしました。そうしたら,帰りがけに近くのコンビニで捨てていくようになりました。それで,最初に書いたような約束を必ずすることになったのです。コンビニで出たゴミ以外はコンビニのゴミ箱に捨てるなという指示を,初め理解できない生徒もいました。
コンビニでアルバイトをした経験のある生徒は,コンビニのゴミ事情を怒っています。ゴミ箱に投げ込まれた家庭ゴミを片付けた経験があるからです。そういうこと経験がない生徒は,コンビニのゴミ箱を「街角の便利なゴミ回収箱」と思っているようです。生徒に話を聞くと,家庭で親が当たり前のようにそうやって捨てているんですね。コンビニがダメなら駅はいいのか,などと今でもときどき聞かれることがありますが,4年かけてやっとまともなレベルに近づいたかと感じています。
西公園にて |
珍しく父にだっこのayu |
三居沢交通公園 |
三居沢の水力発電所 |
ところで昨日は私が振替休日,taroは幼稚園が早上がりということで,昼過ぎにサンドイッチを買って仙台市の西公園に出かけました。西公園はイチョウの葉が黄色く色づいてとてもきれいでした。校外学習できている七郷小学校のこどもたちが遊ぶ様子を見ながらサンドイッチを食べて,すべり台でちょっと遊び,公園内にある蒸気機関車に乗って楽しんだあと,三居沢に移動しました。
三居沢には交通公園と水力発電所があります。交通公園は,こどもが車の代わりに自転車に乗って交通ルールを学べる公園です。こども用に信号機も低く設置されていて,なんだか自分が巨人になったような妙な気分になります。taroもayuも,閉園までひたすら自転車に乗って楽しんでいました。その間,私は隣の水力発電所の見学をして楽しみました。
三居沢の水力発電所は日本の水力発電発祥の地で,明治21年に発電を始めて以来,現在でも発電を続けている現役の発電所です。広瀬川上流の郷六(西道路の青葉山トンネル入り口付近)から取水し,山のトンネルを通して下流の三居沢まで高さをできるだけ下げずに水を運びます。トンネルを流れてきた水と三居沢での広瀬川の水位との高低差で水を落とし,そのエネルギーを電気に変えて発電をしています。昨日も,ゴーゴーと力強い音を立てながら発電機が回っている様子を大きな窓から観察することができました。明治時代に建てられた水力発電所の建物は国の登録有形文化財に指定されていて,杜の都碧の名所100選にも選ばれています。
今日は校内マラソン大会でした。男子が10km,女子が5kmです。一緒に走る先生も男女合わせて5名くらいいましたが,私は監察係ということで走りませんでした。ランナーがとぎれると,聞こえてくるのは小鳥のさえずりとテニスコートから聞こえてくる歓声のみ。見上げると気持ちの良い青空。水筒の熱いお茶を飲みながら,のんびり過ごすことができました。私の監察場所の向かいが担任している生徒の家だったのですが,農作業のために出てきたおじいさんと話をしていたら,柿を2個もいでプレゼントしてくれました。さて,明日から3連休。仕事は授業の準備だけですが,けっこう忙しい3日間になりそうです。
@nifty 読者投稿Gallery の常連さんとなったうちのおばあちゃん,2ヶ月連続で最優秀作品に輝きました。今月は花火が主題です。
憲法草案の前文を読みました。短すぎて無機質。現行の憲法の方が「どうしたいのか」という理念が伝わってくるし,納得できる内容です。
木のロボットづくり |
獅子舞で父にしがみつく |
でも自分から咬まれる |
今日は毎年の恒例行事「まつりだ秋保2005」に行きました。こどもたちとAldoは5年前の「まつりだ秋保2000」から毎年参加していますが,私は5年ぶり2度目の参加です。こどもたちのお目当ては,金魚すくいと小動物ふれあいコーナー。大人のお目当ては秋保芋煮汁と大抽選会です。そのほかにも木工製作体験コーナーで木のロボットをつくったり,消防車に乗せてもらったり,民族歌舞団「ほうねん座」の獅子舞にかじられたり,盛りだくさんの1日となりました。
5年前,taroが1歳の時の「まつりだ秋保2000」では,taroが生まれて初めて獅子に咬まれて大泣きした様子が仙台市政だより(太白区版)に掲載されました(下記リンク参照)。そして5年後。「かんでもらいたい人」の声に自ら手を挙げて進み出るtaro。成長したものです。
抽選会は,500円分のチケットに1枚抽選券がついてきて,その番号で秋保温泉のペア宿泊券や地元の特産品が当たるという太っ腹な企画です。2000円分で4枚もあったのに,かすりもせずに撃沈でした。私たちの隣にいたご婦人は,3等と2等が両方当たる運の良さ。うらやましかった〜。
抽選会ははずれでしたが,金魚すくいで採った金魚や木製ロボット,タッパに入れてもらった芋煮汁などたくさんの荷物を家に持ち帰りました。taroにすくわれた3尾の金魚は,小さな水槽を元気に泳ぎ回っています。もともと大きい金魚の水槽とチャッピー(イモリ)の水槽もあるので,リビングには3つの水槽がひしめいています。地震が怖い!
前回の「ひとこと」で紹介したJobs氏のスピーチの後編が掲載されました。
ジョブス氏が毎朝自問自答しているという言葉「毎日を,人生最後の日だと思って生きなさい。そうすれば,いつか必ずその通りになる日が来るでしょう」に共感しました。また,「他人の意見という騒音に、みなさんの心の声がかき消されないようにしてください。」という言葉は,先日取り上げたマドンナの言葉と同じことを言っていると感じました。
ジョブス氏の言葉に刺激されたわけではないのですが,今週から仕事のスタイルを少し変えました。今までは勤務時間が過ぎてもズルズルと仕事が続き,学校が閉まる時間まで残業をすることも少なくなかったのですが,基本的に勤務時間で帰ることにしたのです。また,年内の週末にいくつか入っていた仕事もすべてキャンセルし,土日も家で家族と過ごせるようにしました。10月にプライベートでいくつか事件が起こり,自分の人生について考え直すことになったのが直接の理由です。学校には今,進路に向けて放課後も頑張っている生徒たちがいるので,クラスの生徒には少しだけ事情を説明して相談に来る時間を調整するようにお願いしました。
この週末も仕事が入っていましたが,他の先生に代わってもらいゆっくりと過ごすことにしました。月曜日に代休を取るので3連休です。来週の授業の準備だけはどうしても避けられない週末仕事なので,本当は今日それをすることにしていたのですが,朝起きてみるとまったく仕事をする気が起きず,完全オフに切り替えて家族で買い物に行きました。行き先は長町周辺,ユニクロとモールとTSUTAYAです。
モールではディズニーストアでハロウィーンのクイズに挑戦して,ミスドでポンデライオンのドーナッツを食べてパズルをゲットし,紀伊国屋で工作の本を2冊購入しました。
ミスドにて |
飛行機とおもちゃ(父・作) |
たこ焼きと動物たち(taro作) |
紙飛行機の切り抜く本は,こどもの頃よく買って作っていました。懐かしい!赤井沢という文房具屋でこれまた懐かしい「セメダインC」という接着剤も購入し,家に戻って飛行機とおもちゃをtaroに作ってあげました。おもちゃは森の中からカメレオンが出たり隠れたり…というおもちゃです。
TSUTAYAではマドンナとゴダイゴのベストアルバムを借りました。携帯でインターネットにつなげられるようになって以来,CDレンタルは当日返しです。借りてきたらすぐに PowerBook G4 の iTunes に読み込ませます。曲名などを入れるのにインターネットにつなぐ必要があるので,最初だけ携帯でネット接続します。読み込みはCD1枚10分もかからないので,駐車場で15分ぐらい作業をしたら,またすぐに返しに行きます。家に持ち帰らないので,返すためにまた出かける手間がなくて楽ちんです。今,この文章を書きながら今日読み込んだ曲を聞いていますが,マドンナの「Into The Groove」「La Isla Bonita」,ゴダイゴの「ビューティフル・ネーム」「ガンダーラ」「銀河鉄道999」など懐かしい曲だらけです!
一流の人の言葉には力があります。最近,読んだ言葉で印象に残っているものを二つ紹介します。
一つめはマドンナが学生に講義をして,成功の秘訣を聞かれたときの言葉です。
「『だめ』とはじかれた時に、その評価を受け入れた人をたくさん知っているけど、私はそうではなかった」
うちのクラスで就職や進学の面接に向かう生徒には,「自分が一番この会社(学校)に入る資格があるんだという気持ちで心をいっぱいにして,面接に臨みなさい」と言っています。「面接官にあなたの魅力が伝わらないとしたら,それはあなたのせいではなく,面接官に人を見る目がないということだ」とも言います。自分自身,教員採用試験の面接のときそう思っていました。でも,教員としての自分を考えたとき,自分の評価より重大な意味を持つのは生徒の評価です。生徒に「×」と言われたときは教員生活の終わりの時と思っています。
もう一つは,AppleのCEOスティーブ・ジョブスの言葉です。今年の6月にスタンフォード大学の卒業式で祝賀スピーチを行ったときの言葉だそうです。
「点と点が結ばれていくことを信じれば、人生に失望することなんかありません。」
これは,その前後の文脈が分からないと意味がとれないと思います。詳しくは下記リンクを参照していただきたいのですが,簡単に書くと,そのときは関係がないように思えるいくつかの経験が,あとでつながって意味のあるものになっていくということです。
今,私は高校で働いています。授業をするために物理・化学・生物・地学を学び直し,進学や就職用の調査書を書き,テニスの部活を担当し,大会運営を行ったりしています。でも,私にとってのメインストリートはあくまでも特別支援教育です。高校での経験が特別支援教育に戻ったときどのように役に立つか,具体的なイメージはないのですが,今,一生懸命にやっていることが,将来必ず何かにつながるはずだという根拠のない確信はずっと持っていて,高校での仕事に120%以上の力を注いできました。自分の時間を犠牲にする生活にはもういい加減疲れていますが,ジョブス氏の言葉には背中を押される思いがします。
今年度の大きな山を越えました。
19日に中学理科研修会。午前中は研修センターで講義,午後は焼河原で化石採集の実習です。毎年の恒例行事ではありますが,今年は午前の講義の中身を大幅にリニューアルして臨みました。なぜ野外実習を行うのかというところでは,いつも紹介しているレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」に加えて,学びの三角形の話を加えました。また,実際に連れて行ったときの注意点などをクイズ形式にしたり,考えたことをグループで比較しあったり,受講者の先生方の頭の中をできるだけ活性化させるように工夫してみました。
21日には放送教育の東北大会に参加しました。今年は宮城県が事務局ということで,会場は仙台市青年文化センターです。私は高校部会でプレゼンテーションソフトを活用した理科総合Bの授業について発表しました。演題は『聴覚障害の生徒の受講をきっかけにプレゼンテーションソフトによる授業に完全移行してみて』という長いもの。こちらも,ビデオ映像を流して字幕やナレーションを消してみると内容の理解度はどうなるかなど,聴覚障害者の立場を体験してもらいながらの発表にしてみました。最後に LIFE* with PhotoCinema で授業風景のスライドショーを流して終了。久しぶりに壇上に上がってスポットライトを浴びながら発表できたのは気持ちよかったです。もっとも,広い会場に参加者がパラパラという状況だったのが,かなりさびしかったです。視聴覚教育とか放送教育って,マイナーな分野なんですね。例えば養護学校で生かせるようなこともあったけどな〜。養護学校の先生は来ていないみたいでした。
そして今日,22日は仙南新人大会テニス競技です。2年間,私が事務局として仙南のテニスの大会を準備・運営してきましたが,今回の大会がその最後の大仕事でした。あとは来年度の大会の会場を決めて引き継ぐだけです。昨日までの大会では,うちの学校は賞状なしという残念な結果に終わってしまいましたが,生徒たちは来年度5月の総体でのリベンジを心に誓ったようでした。来年度の活躍が楽しみです。
そういうわけで,ここしばらく学校内の仕事に加えて3つの仕事を掛け持ちで準備していたので,とてもシビアな毎日が続いていました。明日は,1秒たりとも仕事をしないで休むぞ!と自分に言い聞かせています。天気が悪そうなのが残念!
昨日,今日は仙台市川内庭球場でテニスの県新人戦(団体戦)でした。個人戦のほうは9月にあったのですが,文化祭と重なって私は顧問なのに行けませんでした。それで6月以来久しぶりの大会引率です。試合の方は1回戦を5−0で勝ち進み,2回戦でベスト8をかけて戦ったのですが,1−3で負けてしまいました。残念。でも生徒たちは県の中での自分たちの位置が分かり,来年の県総体に向けて目標が定まったようでした。
ところで川内庭球場は,東北大学の川内キャンパスの向かいにあります。昼食を買いにローソンに歩いていく途中,川内キャンパスをのぞくと広場でキャッチボールをしている学生の姿がありました。自分が学生だったころと全く変わらぬ光景に,気持ちは20年前にタイムスリップ!あの体育館では,柔道をがんばって昇段試験で黒帯をもらったっけなぁ。川内第2食堂から漂ってくるカレーの匂い,かつて貧食(貧民食堂)と呼んで毎日お世話になっていたよなぁ。チキンカレー210円,オムライス280円…。今も貧食と呼ばれているのかな。貧食の脇のサークル棟も当時のまま。そう言えば大雪の日に,あの辺でバイクで立ちゴケしたっけなぁ…。あまりの懐かしさに,ジャージ姿のまま構内を散歩してしまいました。何人かの学生とすれ違いましたが,ジャージ姿のおじさんが自分の先輩とは思わなかったでしょうね。歩きながらよく見れば,20年の歳月を感じさせるところもありました。C棟の脇にたっている大きな建物はマルチメディア研究棟。私が学生だった頃にはなかった建物です。
20年前の記憶が鮮明なところがおそろしいというか,自分の歳を感じずにはいられませんね。でもきっと学生時代が充実していたので,たくさん記憶にも残っているのでしょう。うん,そういうことにしておこう。
今日の午後,DVDに録画した「ボルケーノ」を全部見てしまいました。今週の授業の準備が3時間分も残っているのに,録画の確認のためにちょっと見ようと思ったのが運の尽き。まあ3コマとも物理だから,明日から朝の時間にやれば何とかなるかな。う〜ん,どうかな?
昨日は幼稚園の運動会でした。今まで2年間,テニスの県大会と重なって行けなかったのですが,今回は3度目(ラスト)にして初の参加!雨の中でしたが楽しかったです。今回は鶴岡から祖父(私の父)も来てくれて,金曜日から今日の朝まで泊まってくれました。taroは2晩ともおじいちゃんと一緒に寝るといっていつもとは違う部屋でおじいちゃんと二人で寝ていました。
おばあちゃんは,いろいろ忙しくて今回はパス。おばあちゃんと言えば,またまた読者投稿で最優秀作品に選ばれました。選者からとても高い評価を得ています。先日iPodを購入して,旅先でもデジカメのデータを保存するようになりまして,ますます技術に磨きがかかりそう。
昨日は何とかお昼からはうどんを食べられるようになり,試験問題もつくりました。さあ,また1週間が始まります。今週は定期考査なので授業がありませんが,その代わり150枚ぐらいの採点とノート点検があります(去年よりずっと少ないんですけどね)。今日は午後から角田市総合体育館で,テニスの新人戦の打ち合わせをしてきます。
寒くなるとふとんが気持ちいいですね。こどもたちは暑がりなので今の季節でも何も掛けずに寝ていますが,朝方にtaroがふとんにもぐってくることがあります。目は開けずに親の手を探して自分の胸元に引き寄せ,自分の小さな手でサンドイッチするように持って,スヤスヤとまた眠りにつきます。その手の小ささと暖かさが,今のちいさな幸せです。
今日の仙台は大雨です。室内の気温も20℃まで下がり,かなり肌寒い感じ。
昨日は,朝8時半過ぎに耳鼻科に着いたのですが,受付をしたら15番目でした。これは1時間待ちだなぁということで,県立図書館で暇つぶし。絵本を5冊借りて戻ってみるとちょうど呼ばれる時間でした。耳鼻科のあと,向かいのグリーンマートで食材を購入し,愛子の au ショップで修理に出していた携帯電話を受け取り,TSUTAYAでケツメイシと Do As Infinity のCDをレンタルして,家に戻ったら1時半。予想以上に時間がかかりました。
遅い昼食の後は,ケツノポリス3を聴きながら理科基礎の問題をつくっていたのですが,だんだん胃がもたれてきて体調が下降線。胃薬を飲んで夕食はとらずに寝ました。今朝もまだ胃が痛くて朝食抜き。今朝はtaroも食欲がなく,ayuは昨日から鼻水+お熱ということで,体調不良者が多いSphinx家です。昼までには治るといいなあ…。理科基礎の問題もまだ未完成なのに,ご飯を食べないと力もやる気もでなくて仕事になりません。
先日,本砂金の神社のお祭りで,お友達と4人で踊りを披露。おやつとお小遣いをゲットしました。
◆
外出先でインターネットをする場合,携帯電話をUSBケーブルでPowerBookにつなげて通信します。私の場合,auの携帯を使っているので PacketOneというauのデータ通信サービスを利用しています。USBケーブルは,サン電子の U-Cable type A3 を使っています。
これで外出先でも携帯がつながる場所ならインターネットができていたのですが,先日,PowerBookのシステムを Mac OS X 10.4.2 にアップデートしてから通信ができなくなってしまいました。インターネットを調べてみると,どうも私だけの現象ではなくシステム・アップデートの影響のようです。システムソフトに細工をして再び使えるようになったという報告がネット上にありますが,システムの深いところでファイルを入れ替えたりするので,失敗すると最悪 OS の再インストールが必要になるおそれもあり,しばらく二の足を踏んでいました。
しかし,その危険な細工に,昨日ついにチャレンジ。物理の試験問題をつくらなければいけないはずなのに,その前に気持ちがそっちに流れてしまってやってしまいました。注意深く作業をしたのですが,なかなかうまくいきません。アクセス権が不足していてファイルを移動できませんと拒否され,最後にはUSBにつなげているトラックボールまで無反応になりました。今さら後には引けないので,あきらめずにファイルの入れ替えを何度か行い,ターミナルでアクセス権の設定をし,ディスクユーティリティでアクセス権の修復,再起動を繰り返していたら,ある時突然うまくいきました。私の場合,AppleUSBCDCACMData.kext というファイルの入れ替えだけではダメで,IOUSBFamily.kext 全体の入れ替えでうまくいきました。
いや〜,かなり焦りましたが,結果オーライ。再びこのPowerBookでモバイル通信ができるようになりました。昨日はその後,気分よく物理の問題作成。いつもよりちょっと易しめになったような…。今日は,理科基礎の問題作成と,taroと自分の耳鼻科通院です。耳鼻科も泉区桂の桂耳鼻科に通っているので,片道40分ぐらいかかるんですよ。きっと混んでいるだろうから待ち時間も含めて半日がかりですねきっと。
昨日は夕方にこども二人を連れてせんだいメディアテークに行きました。今,メディアテークのギャラリーで宮城県高校選抜書展がひらかれています(21日まで)。うちのクラスからも二人の生徒が入選したとのことで,それを見に行きました。私自身はまったく書のたしなみがありませんので,作品を見ても何て書いてあるのかまったく分からないのですが,抽象画を見るような気分でそれなりに楽しめました。こどもたちも大人しく付き合ってくれたので,帰りに本屋さんに寄りポケモンの本を1冊ずつ買ってあげました。
閑話休題。最近のtaroの態度で気になること。何かをしてよいと許可されて調子に乗り,「じゃあ○○もいい?」と更なる譲歩を求め「それはダメ」と却下された後,「え〜〜いいでしょう〜〜?」と猫なで声でネバネバ食い下がるその態度。また,別の場面で…例えば派手な兄妹げんかをして,おしゃべり禁止令が出たときに逆ギレして「世界中でそういう決まりなの?」と場にそぐわない口答えをするその態度。
どちらの場面でも,「お父さんやお母さんがそう言ったら,そういうことなんだ!つべこべ言うな!」と一喝されることになります。それから,taroが口答えしたときの親の怒りのひと言に「おまえがこの家で一番偉いわけじゃない!」というのもあります。少なくとも小学生高学年までには,親として伝えるべきことをちゃんと伝えたいと思うわけですが,そのために親の権威がきちんとこどもに理解されている必要があると考えています。その辺は,ほかの親子を見ていて結構,違和感を感じるところでもあります。
そんな私が共感を感じるのは,むしろアメリカの子育て。
私は結構,何度言っても埒が明かないときは頭を叩いていますが,頭を叩くとこどもの誇りを傷つけるというのは,確かにそうかも。そう言えば小学生のときに廊下を走って,担任ではない先生に平手打ちを食らって頭に来たことがありました。アメリカでは手の甲とお尻とのこと。自分自身は親に怒られるときはおしりをつねられていました。自分も少しやり方を考えなくては…。子育てはやり直しが利かないので,自分のやり方が間違っていないかどうか,いつも不安です。でも,そのとき信じるところでやっていくしかないですね。
仕事がたまっているはずだったのに…昨日はさわやかな秋晴れに誘われて,午後にドライブに行きました。先日,若林区の海岸近くにオープンした「海岸公園冒険広場」です。こどもたちは,ふわふわドームで飛んで転げて,ローラーすべり台を飽きるまでやって,最後にスコップと水で地面に川を掘って,とことん遊びました。
今回のドライブはETCの試用も兼ねていました。初めてETCゲートをくぐるときは緊張しましたが,ゲートがさっと開くのは気持ちいいですね。
ところで,先日エニアグラムという性格診断に出会いました。生徒の調査書を書いているとき人物表現に行き詰まって,思わずインターネットに助けを求めたのです。気分転換に自分の性格診断をしてみたら,これがまたとても納得!9つのタイプのうち,私のタイプはタイプ5「研究者」でした。
これらのことは,いずれも思い当たることがあり,とても納得!
タイプ5のつぎに得点が高かったのがタイプ1「完全主義者」で,こちらもやはり部分的にとても思い当たる記述がありました。
ほかにタイプ2「献身家」,タイプ3「達成者」,タイプ4「芸術家」,タイプ6「堅実家」,タイプ7「楽天家」,タイプ8「統率者」,タイプ9「調停者」があります。あなたはどのタイプ?下記URLで無料診断ができますので,ぜひどうぞ。
日本でも始まった iTunes Music Store(iTMS)を,さっそく利用していくつか楽曲を購入しています。アルバム単位ではなく,1曲単位で買うことがほとんどです。ちなみにこんな曲たちを…。
Do As Infinityは,先日の文化祭のエンディング・テーマとして生徒たちが選んだ「轍 -Wadachi」という曲が気に入って,そこからちょっとはまっています。
Sting の "Every Breath You Take" は,懐かしくて思わず買ってしまいました。1983年リリースですからちょうど20年前です。私は高校2年生でした。ポリス(Stingのバンド)は中学時代からずっと聴いていましたが,この "Every Breath You Take" が最後の記憶です。当時はポリスのほかに,知っている人はいないと思いますが Y&T とか RAINBOW とか JAPAN(イギリスのロックバンド) とか,とにかく洋楽のロックを聴き続けていました。もう一つ,サックスのメロディがすてきなロックバンドも聴いていたんだけど,何て言ったかな〜名前が思い出せません…。あ〜そういえば同じ時期にフュージョンも聴いていました。こちらは邦楽で,カシオペアやスクエア,そして松居慶子さんがメンバーだったCOSMOSなど。当時は小遣いも少なくレコードなんか買えませんでしたから,FM Station という雑誌を頼りにひたすら FM 番組をエアチェックしていました。カセットテープ(結構奮発してクロムテープ)にドルビーBというノイズリダクションをかけて。CDやMDなど想像もしなかった頃の話です。
昨晩,動物図鑑を見ていたtaroがアルマジロトカゲと一緒に遊びたいというので,どうやって遊ぶのかと尋ねたら「一緒に丸くなって遊ぶ」と言うのです。笑ったら「じゃあお父さんはどの動物と遊びたいの?」と真剣な顔で怒られました。こういうセンスを失わずに大人になってほしいと願うのは,親の身勝手でしょうか。
風邪気味で体調がすぐれませんが,先週の疲れは少しとれて仕事もぼちぼちやっています。昨日は4時過ぎまで今週の授業の準備をしていました。夕方はいくつか用事があり,車で出かけました。こどもたちを誘ったのですが,振られたので一人で行きました。まずは携帯の修理。先週,灯油の中に落としてしまったのです!1週間は普通に動いていたのですが,やはりダメでした。不注意で5000円もかかってしまってガッカリ。そこからオートバックスまで足を伸ばして,ETCの車載器を購入・セッティング。今まで高速料金はいつも1万円のハイウェイカードで支払っていたのですが,ついにハイカも販売中止ということで,ハイカと同様に割引のあるETCに乗り換えです。ピット作業中,近くのヤマダ電機で落下防止用の携帯ストラップを買い,ビックハウスで頼まれた食材を買いそろえて,用事は終了。家に帰って選挙に行って,昨日が終わりました。
台風14号が猛威をふるっています。1991年のリンゴ台風を思い出させるようなコースですが,稲や果実に影響が出ないことを祈ります。また,水害・土砂災害・高潮も心配です。皆さん,お気を付けて!
私は土日が文化祭だったので,昨日と今日は2連休です。先週は文化祭の主担当という仕事に加えて,3年次の就職希望生徒の履歴書の締め切りと調査書の締め切りがありまして,非常に苦しい1週間でした。その疲れは1日休んでもまだとれず,今日もまったく何もする気が起こりません。仕事はもちろん,家事も,遊びも何もかもやる気なし。TSUTAYAがちょうど半額セール中ということで,映画を3本借りてきて,昨日からずっとそれを見ています。借りてきた映画は,小津安二郎の『秋刀魚の味』と『東京物語』,そして伊丹十三の『スーパーの女』です。
文化祭のほうは,今年もなかなかよかったです。実行委員たちの達成感や満足感が十分感じられたし,一般の生徒たちの笑顔もたくさん見ることができました。1日目と2日目のエンディングは,LIFE* with PhotoCinema を使ったスライドショーにしました。実行委員長が写真とBGMを選び,ソフトウエアがつくってくれたスライドショーの原型を,私と実行委員長が二人で修正して作りました。今年のテーマが「轍」ということで,1日目のエンディングは,修学旅行やスポーツ大会,県総体などこれまでの歩みの写真。そして,2日目のエンディングは,文化祭直前の準備から文化祭当日の様子までの写真でスライドショーをつくりました。当日の写真でスライドショーができるというのが,LIFE* with PhotoCinema のいいところです。どちらも白黒写真を多用して,懐かしい青春といった雰囲気に仕上がりました。
は〜,今日の夕方になってもまだやる気が出ません。明日からまた進路指導がめいっぱいの予定ですが,2日間もやる気が出ないなんてあまり記憶がないことで,明日どうなるか自分でも少し心配です。
※今年の残暑見舞い(712KB,PDF)
共働きの家庭で夫婦が家事・育児に充てる時間は,夫が1日1時間半,妻が5時間半だそうです。ずいぶん違いますが,これは必ずしも夫にやる気がないというわけではなくて,してくてもできないという現実があるとのこと。夫の労働時間は1日平均11時間と,正社員の妻より2時間半以上長いのだそうです。通勤時間を含めると13時間半ぐらいになるとか。となると,家庭にいる時間は10時間半。そこから1時間半の家事・育児の時間を引いて,2回の食事時間として1時間を引くと,自分の時間は8時間。ほとんど寝て終わりですね。
日本は今,いろんな教育上の問題を抱えていて,その問題の矛先が学校や教師に向かってきていますが,私はむしろ一番改善するべきなのは,この家庭での状況だと思っています。幼児期から思春期まで,親の役割はこどもの成長に合わせて変わっていきますが,親が必要にならない時期はないのです。しかし,その親が先に書いたような生活をしてたら,親(特に父親)は家庭にいないも同然です。親としての責任を果たしているとはとうてい言えません。
ところで,日本の人口は来年あたりを境に減少に転じるらしいですね。そうなると,働き手が減るので経済も縮小していきます。今は経済力が世界第2位の経済大国ですが,近い将来中国やインドに抜かされると予測されています。それではダメだという人たちがいますが,本当にそれではダメなんでしょうか。私たちが一生懸命身を粉にして働いても,どうして生活が楽しく,楽にならないんですか?それは今,私たちが身分不相応の(実力以上の)生活をしているから,しようとしているからではないんでしょうか。世界第2位の経済大国である必要性って何ですか?第3位以下だと不幸にでもなるんでしょうか?
先日ある人に『地球家族』という写真集を見せていただきました。世界中のいろいろな国の「ふつうの」家庭を訪れて,家財道具全部を家の外に並べてもらい,その家族全員と家財道具を1枚の写真に納めた写真集です。その国の人の暮らしぶりがよく分かるわけですが,ある国は食器と他に少しだけで,皆さんニコニコと写真に納まっています。日本は,家財道具を出すだけで何時間だか何日だかかかったそうです。電気製品だらけのモノの中に,家族がこぢんまりと納まっています。なんか象徴的ですね。モノに埋もれて互いが見えなくなっている家族。もちろん,我が家もまったく同じ状況です。先日,物置の大掃除をしたら,そのゴミのほとんどが電気製品でした。それを見て,あ〜我が家も…と思いました。自然の中で最小限のエネルギーで等身大の生活…してみたいです。
話を元に戻して,日本の労働時間の長さについてですが,日本には「成長しなければいけない」「昨年よりよくなければいけない」という圧力みたいなものがあります。その成長した点や,よくなった点だけを見ればよいことのように思えますが,その結果全体のバランスが崩れてしまっているとしたらどうでしょう。こういう価値観は,高度経済成長の遺物ではないですか。残業をするということは,自分の時間を大切にできないということでもあります。残業で会社の業績は上がった,でも地域が壊れ,家庭が壊れ,自分も壊れた。
私は,まず教員が5時になったらこどもたちを地域や家庭に戻すところから,改革を始めたらよいのではないかと思っています。こどもは学校だけが育てるのではありません。365日四六時中,こどもを学校で抱え込んでいないで,地域や家庭に返しましょうよ。家庭や地域に帰ったこどもの子育ては,家庭や地域の問題ですから。お父さん,お母さん,地域の皆さん,よろしくお願いします!
昨日の雷雨で家の回りに落雷。3時間ほど停電しました。夕方でしたが部屋の中は薄暗く,物置にしまったガスランタンを出してきて,その明かりで仕事をしていました。
さて,今年のお盆休みはお出かけ特集。12日の夜が秋保温泉夏祭り,13日〜15日が鶴岡に帰省,そして15日〜17日が月山弓張平でキャンプでした。8・16宮城地震は月山で体験しました。
今回の鶴岡帰省は天気が不順でした。祖父母とのお出かけをする14日も朝から雨。どこに行くか迷ったのですが,雨も上がり加減だったので,今回は羽黒山の五重塔(ごじゅうのとう)を見せることにしました。杉林の中の長い石段を下りて,さらに山道を歩いていくと,道が開けて五重塔が姿を現します。「ほら見てごらん」と言われて辺りを見回し,五重塔を見つけたtaro。「お,すげっ!」とびっくりした表情。連れてきてよかった。ayuは帰り道の石段の長い登りを,祖父の手を握って全部自力で登りました。 駐車場の車のナンバーを見ると,ずいぶん遠くから来ている車が多いのにびっくり。さすが国宝だけのことはありますね。
今年は自分の高校卒業20周年なんだそうです。ということで14日に20周年記念の同窓会があり,本当に20年ぶりに高校のクラスメイトたちと再会しました。みんな意外に変わってないんですが,教員をしている人たちが妙におじさんぽくなっていて笑えました(自分も?)。同窓会の最初にこの20年で逝去された方々に黙祷を捧げましたが,思っていたよりずっと多くの方が亡くなっていて驚きました。
私は学年に1クラスだけの理数科だったので,3年間クラス替えなしでした。なので普通科の皆さんのことはほとんど覚えていません。でも小中学校で一緒だった友達とは,そのころの昔話で盛り上がって楽しかった。もちろん理数科のみんなとは,しっかり旧交を温めあいました。恩師の皆さんも白髪になって,歳月の流れを感じました。残念ながら理数科を3年間持ってくれた恩師の先生は,体調を崩されていてお会いできませんでした。考えてみると,今の自分より若いころに担任してくれていたんですよね〜。柔道専門(紅白だんだら帯)ですごく怖〜い先生というイメージでしたが,今は某高校で教頭先生としてご苦労されているみたいです。年末か来年は理数科だけで21周年記念同窓会をしようという話も出ました。さて,どうなりますか。
鶴岡から仙台に戻る途中,月山弓張平オートキャンプ場でキャンプをしました。今回は2泊3日で,真ん中の1日は,テント設営などに時間を奪われることなく1日遊べました。キャンプ場の隣は大きな公園になっていて,こどもたちの遊び場がたくさんあります。車で3分ほど下ったところの植物園区にある,巨大迷路やフィールドアスレチックで遊びました。
公園からキャンプ場に戻ったところで地震発生!ゆらゆらと長い周期でゆっくり揺れています。もしかして宮城県沖?と思ってカーラジオをつけると,本当に宮城県沖でした!うちの金魚やオタマジャクシはどうなった…と不安になりて心拍数が上がったtaro。iPodでポケモンの歌を聴いて気持ちを落ち着けました。しばらく電話は不通でしたが,鶴岡の実家につながり祖母と話しました。taroにかわるとまず最初に「そっちは大丈夫?」と気遣い,さらに「こっちは大丈夫だよ。ayuも泣いていないから」なんて。ずいぶん大人びた会話…毎日見ているのに,親も知らないうちに成長しているんですね。
一昨日の夜からやっと夏休みに入っています。まずは毎年恒例の「FEDHANみちのくオフ」。FEDHANとは,@niftyの障害児教育フォーラムのことです。10年ぐらい前から続けている毎年恒例のオフ会ですが,今ではもうフォーラムに積極的に参加している人はいなくて,オフ会だけが残っているといった状態です。それでも毎年少しずつ仲間が増えていくのが不思議なところで,今回も参加7家族のうち3家族がニューフェイスでした。
会場は七ツ森希望の家という,在宅障害児者のための保養施設です。1日目の日中はプールとプレイルームの遊具での遊び,夜は花火,二日目は乗馬とプールといった日程で,結構盛りだくさん。こどもたちも楽しいし,大人たちも午前様で飲み明かして楽しみます。私も朝の3時頃まで飲んで疲れていたので,昨日は家に帰ったら居間の床でしばらく昼寝してしまいました。
こどもの成長というのは早いもので,10年も続けているとはじめの頃に小学生だったこどもが,もう高等部卒業になるんですね。作業所で仕事をしているとなかなか平日のオフ会には参加できません。それでも夜にちょっとだけ顔を出してくれたご家族もありました。年に1度の会なので,こどもたちの成長もよくわかって,なかなか感慨深い行事です。
今年は,もう一つ別な団体と一緒だったのですが,そちらの代表は私が名取養護時代に担任した生徒のお母さん。転勤に伴って福島の養護学校に転校してしまったのですが,その彼ももう高2だとか。久しぶりの再会にもちゃんと「せんせい」と覚えていてくれて,なかなかうれしかったです。
今日はまだオフの疲れを引きずっている感じですが,散髪とエアコンの洗浄をしました。うちのエアコンは冷暖房共用のためか,1年に1度は掃除しないとニオイが発生してしまいます。洗浄はいつも業者に頼んでいたのですが,今年は洗浄スプレーと電池式噴霧器を購入して自分で挑戦。カバーとフィルターをはずし,アルミフィンを洗浄剤で下洗いしたあと,噴霧器でフィンと送風用ファンを水洗いします。送風ファンを洗った水は真っ黒けになりました。これらの作業は,電機部品に水濡れ防止のカバーを掛け,エアコンの下に汚水を受け止めるビニール袋を設置してから行います。業者に頼むと7500円〜10,000円ですが,今回噴霧器と洗浄スプレー,電池で4,000円弱ですみました。時間のあるときは,掃除って楽しいですね。
青空です。朝から蝉が鳴いて,今日も暑くなりそう。今日は長崎に原爆が投下された日ですね。私は広島には行ったことがないのですが,長崎には夏に2度訪れたことがあります。爆心地の碑にただずんだとき,ジリジリと照りつける太陽の暑さと,耳に届く蝉の声がとても印象的でした。轟音と爆風のあと,その蝉時雨も一瞬にしてやみ,生きている人もいなくなり静寂が訪れたのだろう。そんなことを思いました。
去年,沖縄に行ったときも思いましたが,長崎と広島と沖縄には,こどもたちを適切な時期に連れて行って,戦争とか日本の歴史について語り合ってみたいです。
今日は久しぶりのオフにします。午前中はこどもたちの歯医者引率と昼食。午後はちょっと仕事をしたあと,たまっている自分のためのことをしたいと思います。手紙を書いたり,デジカメ写真を整理したり。本当は読書もしたいけど,きっとそこまでいかないうちに時間切れでしょう。そういえば,昨日ayuがはじめての美容院体験だったのですが,クルクルヘアを伸ばしてもらったら,まるで別な子みたいになりました。でも一晩寝たら元の木阿弥。歯医者に行ったついでにアイロンも買っちゃおう!
今年も行ってきました,青少年赤十字(JRC)リーダーシップ・トレーニングセンター。毎年この時期に,泉が岳自然の家を会場に2泊3日で行われている行事です。今年は県内のさまざまな高校から49名が参加しました。(昨年の様子は「Sphinxのつぶやき」2004年の8月8日の部分を参照)
このトレーニングセンターでは,班ごとにJRCの活動を企画・立案するというワークショップを行います。JRCの態度目標である「気づき・考え・実行する」を,体験的に学んでもらうのがねらいです。普段のJRC活動のなかから,あるいは現在の生活の中から,活動の必要性について気づき,それをみんなで考えて一つの活動プランを作成するというもの。トレーニングセンターではプランを作成するまでで終わりですが,これをそれぞれの学校に持ち帰って実行したり,あるいはその班の仲間で再度集まって実行したりすることも多いです。
今年,私が担当したワークショップの班は,地震を取り上げました。と書くと私が何か導いたような印象を与えると思いますが,そうではありません。自分たちの話し合いの中から,地震を選びました。体の不自由な人は,地震が起こったら安全に避難できるんだろうか?という疑問が出発点。体の不自由な人には,避難の際にどんな困難があるだろう。それをどうすれば回避できるだろう。そこに向けて自分たちは何ができるだろう。いろいろ話し合って,地域の災害マップを,老人,障害のある人,こどもたち,そしてできれば大人の人たちで集まって,みんなでつくるお手伝いをしたらどうか,というアイディアにまとまりました。
その間,私がしたことは,「意見を言う言わないと考えてる考えてないは違うよね」という話し合いのためのヒントを与えたことと,みんなが災害マップについて話ばかりしてるので「実際に架空の町でそれをつくってみたら?」という作業上のヒントを与えたことこと。模造紙に架空の町をつくるというそれだけでもとても楽しいようで,ここにコンビニをつくろうとか,避難場所の学校はどこがいいかとか,この辺に妻に先立たれた一人暮らしの老人の家とか,いろいろストーリーをつくりながら楽しそうにつくっていました。そしてそこに避難場所,消火栓の場所,助けが必要な家,ブロック塀の分布などを色別に書き込んでいました。私が彼らと一緒にいたのは2日目まで。学校の都合で3日目の発表を見られなかったのがとても心残りでしたが,うまくいったよ,というメールが届いて一安心。
今回のトレーニングセンターでは,もう一つ印象に残ったことがありました。毎晩寝る前に各部屋ごとの反省会をして,その内容を提出するのですが,その中に「女子の入浴が大変混雑したので,部屋ごとに時間を割り振った方がよい」という指導者側への意見がありました。それを受けて指導者側ではどうすると思います?普通の宿泊学習ではどうなんでしょう。次の日にはちゃんと時間で割り振って指示を出すんでしょうか。このJRCのトレーニングセンターでは,そんなことはしません。
私たちが伝えたいことは「気づき・考え・実行する」ということです。自分たちで気づいたことは,最後まで自分たちで責任を持ってやり遂げてほしいわけです。そういうことを伝えるのにいい題材だったので,二日目の活動の合間に時間を見つけて問いかけました。こんなアイディアを出してくれた班があるよ。どうしたい?
そう問いかけて様子を見ていたら,連絡用掲示板に,メンバーの誰かがつくってくれた入浴の部屋別時間割が掲示されました。こういう自分たちで問題解決をする練習を,2泊3日のうちにできるだけたくさん行ってほしいと思うのですが,なかなかそれを説明して理解してもらうのは難しいといつも感じます。今年はいい例を出してくれた班があってよかったな〜。
この夏のトレーニングセンターに参加するようになって12年目になりますが,やる気のある高校生たちと過ごす3日間は,とてもエキサイティングです。彼らの元気とやる気がこちらにも伝わってきて,終わったあと,自分も仕事をガンバロウという清々しい気持ちになるんです。あ〜楽しかった!
国同士のコミュニケーションは,人と人とのコミュニケーションによく似ていると思います。対立したり,協同したり,話し合いの中でつむじを曲げる国があったり,わがままに自己主張する国があったり,あるいはけんか(戦争)が起こったり。国同士は互いに上下関係がない点と,行動をしばるルールや罰則があまり強くないということがその理由かなと思います。
そういう点から考えて,今,北朝鮮の核問題をめぐって行われている6者協議の中での日本の行動は,なかなか興味深いと思っています。協議の主題は核問題なのに,日本は自国の抱える拉致問題を絡ませて協議に臨んでいます。核問題で北朝鮮の譲歩を引き出そうとしている各国にとって,北朝鮮がかたくなになる拉致問題を取り上げることはナンセンスです。北朝鮮が変わりそうな気配をもっている今を,逃せないチャンスと考えているはずです。日本はそれを重々承知の上,敢えて拉致問題を絡ませているわけです。その意図がどのへんにあるのか,日本の真意を知りたいなと思います。
それは日本国内の厳しい突き上げでそこを言わずにはいれないということなのか,あるいは,核問題と抱き合わせで拉致問題を進展させないとどうしようもないという,最後の手段なのか。はたまた,核問題にくっつけて抜け目なくやっていこうという下心からなのか。日本以外の協議関係国からは,予想通りわがままな自己主張ととられて批判され,北朝鮮には完全に無視されています。でも,それによって日本のやり方が失敗だったかどうかは分かりません。協議はまだ続いているのですから。
こういうことは,利害の対立する人と人との話し合いでも起こることです。関係者の中で特殊事情をもっている人が,そのことを話し合いの中で主張するのかしないのか。主張することによって明らかに協議の進展と雰囲気に悪影響を及ぼす。それは分かっているが,かといってそれについて沈黙すると,損をするのは自分。日本の価値観では,そういう場合身を引く方に価値をおく風潮がありますが,それではその人の満足度は決して上がらない。関係者の一部が満足できずに終わるよりも,そういう特殊事情をもっている人も納得する解決策をみんなで考え挑戦するほうが,全体の満足度があがることもあるわけです。そんなわけで,今回,回りに嫌がられながらも敢えて自己主張した健気な日本の立場が,これからどうなっていくのか気になります。
ふ〜〜〜。やっと休日だ。この週末は,テニス部の引率と調査書作成とJRCトレセンの準備と…。書いているとまた憂鬱になってくる。テニス部で外に出たとき,ちょっと気分転換になるといいなあ。夏休みの週末すら休めないなんて異常だ!
昨日は理科関係の出張でした。その中で評価をどうしていくかという話題があり,その内容について疑問を強く持ったので,ここに書いてみることにします。昨日の話によると,科目ごとに詳細なシラバスをつくり,評価を4つの観点(「関心・意欲・態度」「思考・判断」「技能・表現」「知識・理解」)をからそれぞれ数値化して細かく行いなさいということでした。某県の某高校では,シラバスの項目ごとに4つの観点との関連部分を◎や○で記し,実施後の記録まで書くのだそうです。また,小単元ごとの評価基準や,授業について来れない生徒への対応を表にまとめるとのこと。さらに,考査の設問一つ一つに出題のねらいや4つの観点との関連を記し,予定得点率を表にするとか。たいへんな作業量であり,書類の量です。
このようなスタイルは,養護学校で作成している個別の指導計画を思い起こさせるものがあります。私は養護学校における個別の指導計画づくりには積極的に携わりましたが,高校で上記のような詳細なシラバス作成と細かい4観点評価の運用をすることには反対です。
その理由の一つは,これらのことを8時間の勤務時間で行っているのか,という点です。高校現場は,現状で勤務時間を大幅に超えた仕事内容になっています。そこにさらに上乗せして,しかも重箱の隅をつつくような作業を強いて,全体的な教育のパフォーマンスが上がるとは思えないのです。自分の時間をつぶしてまでやる教員は真面目に取り組んで自分の首を絞め,いろんな事情で時間の限られている教員はそこまでできない自分の状況に負担感を感じ,そういうことを気にしない教員は,今まで通り自分のスタイルを貫き通す。改善しないというより,もっと悪くなるのでは?と思います。
養護学校で個別の指導計画のシステム作りをしたとき,優先的に考えていたことは8時間の勤務時間内でできるシステムにするというものでした。必ずしも完璧にそうできたとは言えなかったですが(公開のときに,作業量が多すぎてうちの学校ではできないという声があった),少なくてもそういう発想をもって,作業が増える分,たとえば会議を短時間で効率的に進めようとか,書く量を減らすためにコピーを多用しようとか,そういう提案を並行して行っていました。8時間の勤務時間内に収まらないシステムを作って,それが全員の仕事内容として定着するとは思わなかったからです。定着しないシステムをつくっても,何の意味もないわけですから。
反対する理由の二つめは,書く量が多すぎると言うことです。養護学校においても,目標行動を分析しながらポイントを明確化して指導を行うと言うことをやります。課題分析と呼んでいるわけですが,課題分析を私たちはあまり文章化することはありません。それは一つは時間の問題があり,さらに課題分析の内容は生徒の成長に合わせて刻々変化するものだからです。目標行動の分析は,基本的には頭の中においておくべきもの。そういう経験から考えて,シラバスを細かくするのに,私はまったく意味を見いだすことはできないというわけです。
百歩譲って,そのような作業に意味があるとしましょう。詳細なシラバスづくりや細切れの評価が教師の他の仕事に比べても重要だともし言うならば,それにどれだけの時間がかかるかを見積もって,現状の仕事のなかから相対的に重要でない仕事を切り捨てるべきです。教員の時間は無限にあるわけではないのですから。また,教室に40人も詰め込んで教師一人に預けながら,授業をもっと改善しろ,個に対応しろと指示する人たちに言いたいことがあります。そういう文句は,少人数学級を実現させてから言うべきものです。高みに立って無理難題を押しつけるのは極めて無責任です。
LiFE* with PhotoCinema というソフトを買いました。デジカメの写真を組み合わせて動きのあるスライドショーをつくるソフトです。先日のアクアマリンふくしまでの写真を PhotoCinema にして家族の部屋に掲載しましたので,興味のある方はどうぞ(QuickTime が必要です)。
この作品をつくるのにかかった時間は,基本的なムービーをつくるのに数分,その後,写真を入れ替えたり文字を入れたりするのに15分ぐらいです。写真を選び,BGMを選び,映像効果を選んだらスイッチぽんで動画が完成。その手軽さと仕上がりの質の高さが魅力的ですが,ちょっと高価なのが難点です。私は@niftyストアで,@niftyポイントを使って購入したので,定価よりだいぶ安く購入しました。
普通のスライドショーでも悪くないのですが,こうやっていろんな映像効果やBGMをつけてみると楽しさも倍増以上です。また作成したスライドショーは,パソコン上で見る他に,DVDに焼いたり,パソコンのビデオ端子からケーブルをつないだりしてTVで見ることもできます。こどもの誕生日に1年間の写真から選りすぐってフォトシネマをつくって,みんなでTVで鑑賞したりするのもいいかななんて思っています。
今日から夏休みですが,「休み」とは名ばかり。月曜日から体調を崩してしんどいのですが,今日もめいっぱいやるべきことを抱えています。
ところで,19日はフルスタで全校応援でした。昨年度,創部以来の初勝利を飾った蔵王高校野球部ですが,今年はなんと3回戦まで突破。19日は第4シードの仙台東高との対戦でした。9回裏2死満塁。逆転サヨナラのランナーまで出たのですが,最後の一本が出ず6−8で惜敗。6回裏の集中打で1−7から6−7まで追い上げた選手たちのがんばりが目に焼き付いています。残念ながらベスト8には残れませんでしたが,ベスト16も立派な成績だと思います!
123456789 計
仙台東300040010=8
蔵 王010005000=6
夏休みになって助かるのは授業の準備がないことです。いつも土日は次の週の準備でつぶれているのですが,先週末からの3連休は,久しぶりに1日だけ仕事から解放されてレジャーの日を確保できました。行き先は『アクアマリンふくしま』です。5年前にこの水族館が開館したとき1歳になったばかりのtaroをつれて行きましたが,それ以来2度目の入館となります。今度は6歳になったtaroと3歳のayuを連れて。
はーい! |
熱帯の魚たち |
ハリセンボンとツーショット |
バックヤードツアー |
アクアマリンふくしまでは,開館5周年企画として『キッズアクアリウム』というコーナーを15日から開催していて,それも目当てのひとつでした。また,BIOBIOかっぱの里という野外のコーナーには,田んぼや干潟の実物があって,そこにオタマジャクシやエビ,メダカなどが泳ぎ回っていて,私がこどもの頃に遊んだような昔懐かしい自然環境が再現されていました。こどもたちはオタマジャクシを手で捕まえたりして,いろんなところで歓声があがっていましたが,うちの二人もしっかりはまって楽しんでました。他にも水族館の常設展を見たり,バックヤードツアーに参加したり,11時頃から夕方4時頃まで5時間も水族館を楽しみました。
水族館の隣には,『いわき・ら・ら・ミュウ』という海鮮市場がありました。そこで,朝水揚げされたばかりのカツオを1尾購入(1000円)。9時ごろに家に着いたあと,夕食で刺身にしていただきました。
taroの誕生日は7月6日。先週の水曜日で6歳になりました。親が忙しくてこどもと過ごす時間をとれない間も,こどもは着実に成長していくんですね。熱を出したり頭が痛いというたびに「大きな病気ではないか」と心配し,幼稚園で川遊びとかプールの日は事故が起こらないように1日不安で過ごし…そんな子育ても7年目を迎えました。本当に,幼いうちに命を失うことなく自分の人生を全うしてほしいと願う毎日です。
うちには毎日必ず行う安全確認の儀式があります。お父さんが質問をしてこどもが答えるのですが,こんなやりとりです。
「駐車場では?」「手をつなぐ」
「知らない人に?」「ついて行かない」
「ayuちゃんと?」「仲良くする」
「仲良くするにはどうするの?」「ガマンする」
今まではこんなやりとりですんでいますが,これから小学生になると自転車で道路を走り回ったり,一人で歩いて通学したり,危険がどんどん増えていきます。親の不安も増すばかり。できることなら常につきまとって安全確認をしたい衝動に駆られます。でもそれは無理だから,今のうちに安全に関わるいろんなことを伝えておかないと…。
ところで,1ヶ月前の河北新報社のサイトに『子供シート着用半数以下 2年連続、関心薄れる?』という記事が掲載されていました。今年の4月末の調査でチャイルドシートの装着率は50%を切っていて,不使用は「チャイルドシートを固定せずに着座など」31・7%,「保護者が抱っこ」12・4%,「大人用シートベルト着用」6・8%という結果だったそうです。
うちではチャイルドシートを装着しないでこどもを車に乗せたことはありません。taroが産院を退院する前から,車には乳児用のチャイルドシートが乗っていました。チャイルドシートをつけずに乗せたことがないので,こどもたちが「チャイルドシートをつけたくない」と騒ぐことはありません。そういえば一度だけtaroが走行中に自分ではずしたことがありました。そのときはすぐに停車してしかりつけ,その後は走行中にはずすこともなくなりました。
最近,こどもの顔色をうかがう親が増えたと思います。家族内のいろいろな判断や行動の決定権をこどもが握っていて,表情や言葉で親が見事に操られている。そういうシーンを見るにつけ,飼い主を咬むように「しつけられた」犬の話を思い出します。幼い頃から自分のこどもをそうしつけてしまったんですね。ガマンしないように,自分の都合を優先するように,目上の人を敬わないように。そういう家庭では,こどもが嫌がればチャイルドシートを着けないで乗せるのでしょう。また,そういう親は自分自身も無責任な場合が多いでしょうから,自分が面倒だからという理由でつけさせない場合もあるのでしょう。「チャイルドシートを固定せずに着座」なんていうのは,ばれなきゃいいだろうという気持ちがよく見えますよね〜。
でも,こどもの命を守るのは親の役目です。その点でこどもとの妥協点というのは存在しないと私は思っています。泣く,騒ぐ,悪態をつく,暴れる,こどもは何か欲求があるとき,いろんな手段で親が妥協するように働きかけてきます。要求の仕方がちゃんとしていればそれに乗れるときもないわけではないですが,こと安全についてはどんな妥協も存在しない,すべての責任は親にあるというのが私の考え方です。こどもを乗せているときに事故が起こる可能性は常にあります。命を守るためにするべきことをしないで,こどもの命を失いたくはないです。
先日,上山城の足湯でテレビ取材に遭遇しましたが,そのときの様子が『やまがた発旅の見聞録』という番組で放送されました。3週間前のことですが,なんだか懐かしかったです。
昨日まで,松島自然の家(旧称松島野外活動センター)で行われた2泊3日のMAP講習Iに,講師として参加してきました。1日研修のMAP体験会は2度ほど経験しましたが,2泊3日の研修をつくっていくのは初めての体験。でも他の講師2名がベテランだったので,いろいろ助けられながら充実した3日間にすることができました。前日から松島入りして打ち合わせをもったので3泊4日の旅だったのですが,その間の総睡眠時間は10時間ぐらいでした。まだ疲れが残っていますが,気持ちは達成感と充実感で満たされています。
参加したのは県内の小中高養護学校の28名の教師たちです。年齢も教科も違い,もちろん皆さん初対面。初日の会議室での開講式は,不安と緊張のなかで行われました。部屋で着替えをして体育館へ集合。ここから本当の研修が始まります。体を動かしたり座って話したり,二人組になったり三人組になったり全員で集まったり,笑ったり考え込んだり,話をしたり仲間の話を聞いたり…,いろんな活動を積み上げながら,グループとしての一体感を高めていきます。グループに与えられる課題も次第に高度なものになります。最終日の午前,ある課題が制限時間でクリアできずに終わり,その後みんなで丸くなって座って振り返りをしました。このグループの本当の目標はなんなのか,今の取り組みでメンバーが感じた一体感のなさはなんだったのかなど,その話し合いは30分に及びました。やや沈んだ雰囲気のまま昼食。そして予定より早めの活動再開。トラスト系と私たちが呼んでいる活動からスタートしました。仲間の体を支えたり,支えられたりという活動をいくつか積み上げた上で,3日間の研修のまとめとして最後のチャレンジに移りました。始めるに当たって,もう一度自分たちの気持ちを確認し,先ほどの学びを再確認しました。そして制限時間内に達成!感動の拍手。私が「では座りましょう」という前に,自然に「座りましょう」と仲間から声がかかり,みんなの口から次々に感想が述べられていきました。グループがファシリテーターの手を離れて,自分で歩き出した瞬間でした。
閉講式で再び会議室に集まったとき「この部屋ってこんなに狭かったっけ?」と思いました。3日間で互いの距離がグッと近づいたことを,そんな角度からも感じることができました。閉講式後,参加者はまた体育館に集まり,グループみんなで輪になって話をしたり,私たちに追加の質問をしたり,必要なメモを取ったりしていました。もし可能ならもう1日このまま研修を続けたいと,おそらく多くの参加者が感じていたのではないかと思います。私たちも,このグループの成長をもう1日見たかったと感じていました。
まとめの時間に参加者が書いた振り返りを読むと,MAPの基本理念である,体験学習サイクル,フルバリューコントラクト,チャレンジバイチョイスの意味や,Cゾーンを飛び越える冒険から学びが得られるという考え方が,短い時間のなかでもそれなりに伝わったという感じがしました。この学びを参加者は,これから教室や人生できっと活かしていくことでしょう。また,この次の研修であるMAP講習 II やさらに上のAP講習,ABC講習,AITC講習を受講して,私たち県内指導者の仲間入りをしてくれる人が,きっとたくさん出てくるのではないか。今回受講してくれた参加者と,いつかチームを組んで次の講習会をつくっていけたら楽しいだろうな…。そんな楽しみもできました。
それにしても,2泊3日の研修が終わって,さらにもっと続けたいと心から思う研修なんて他にあるでしょうか。それも,有名な講師を外から呼んできているわけでなく,講師は参加者と同じ立場の一教諭です(講師料0円!)。まだまだMAPが宮城県内の学校に浸透しているとは言えないのが現状ですが,こうやって仲間を増やして,いつかオセロゲームのように一気にひっくり返したいと思います。MAPは教師として当然の知識やスキルであるという時代が来るまで,頑張ろう。
Taroが幼稚園からお父さんの絵を持ち帰ってきました。今日は父の日です。絵にはこんなコメントが描いてありました。「いつもおしごとして,おかねをかせいでくれて,ありがとう。パソコンでおしごとしているところがだいすきです。おしごとがんばってね。」
昨日,夕方に床屋さんに行きました。20歳の頃から通っている床屋のおじさんと,子育て論をあれこれ話していて,最近の子育ての問題点は我慢を覚えさせる子育てをしていないことじゃないかと思いました。自分勝手な人間がよく使う言葉が「自由」という言葉ですが,「自由って何だろう」と改めて考えたとき,我慢から逃れたいときに「自由」という言葉で切り抜けようとする場面がいくつか思い当たったのです。
たとえば幼児期に,ほしいおもちゃがすぐ手に入る,食べたくないものは残してよい,だだをこねれば逃げられる,逆ギレすれば融通が利く…そんな生活をしていたら,我慢を知らない人間に育つのは当然です。そういう家庭で育てば,当然学校に行っても同じように行動して周りに迷惑をかけるわけです。我慢を教えるというのは親の大切な役目だなあと改めて認識したのですが,Googleで「自由と我慢」を調べてみたら,同じようなことを書いているサイトに巡り会いました。
それから常々考えていることをついでにもう一つ。こどもにとって暇な時間を作るのも,大事な親の役目と思うのです。天気がよいときは,こどもは外に出て遊びます。外で暇だということはないと思います。雨が降って家の中で遊はなければいけなくなると,本来こどもは暇で飽きるはずなんです。暇でしょうがないから,本を読んだり,段ボールで何か作ったり,暇をつぶすためにいろいろ工夫をする。でも,今のこともは家で遊ぶときも暇そうではありません。ビデオやテレビを見たり,既製品のおもちゃで遊ぶのに忙しそう。与えられる刺激が多すぎて暇がないような状態では,自分でおもちゃを作ったりして培われるはずの創造力や集中力は,まったく育たない。そうなると,少なくても家で遊んでいるときに,遊びから脳を発達させることはできないんじゃないでしょうか。
あまりテレビを見ない私から,珍しく番組紹介です。
地球 街角アングル
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仙台も梅雨入りしました〜!今日も雨です。
日曜日の朝,友人の小学校教師Hくんから電話がありました。「水曜日に指導主事訪問の授業で,ボルボックスやイカダモを見せたいんだけど,どこに採りにいったらいい?」という質問。彼によると,田んぼで探してもなかなか見つからないとか。そういえば,私も小学生の頃は顕微鏡でいろんな微生物を喜々として観察していたものです。ツリガネムシが好きだったなあ。そのときは学校の池から採集していました。それ以来,野外で微生物を採集することもありません。でも,微生物の入手先については心当たりが一つあったので,連絡を取ってみるということで一度電話を切りました。
心当たりというのは,宮城教育大学の見上先生の研究室です。3年前に蔵王高で生物を担当していたとき,研修センター経由で見上研のゾウリムシとボルボックスをいただいて,実験観察に使ったことがありました。私が生物を担当したのは1年だけで,その後は講師の先生にお願いしています。今年の講師の先生が,また偶然にも大学院時代見上研にいらした先生。さっそく講師の先生に電話したら,ささっと段取りをつけてくれました。その日は日曜日でしたが,見上先生は夜まで研究室にいらっしゃるとのこと。もう一度Hくんに連絡し,二人で夕方6時頃におじゃますることになりました。
日曜の夕方なのに,見上先生は私たちを快く迎えてくださいまして,微生物についていろいろお話を伺うことができました。田んぼで採集するこつは,水を吸い取るのではなく,稲の茎をこすりながらとか,泥の表面近くから採集するといいのだそうです。その後,「微生物のお母さん」と呼ばれている学生さんに案内されて実験室へ。微生物たちは25℃に保たれた恒温室のなかにいました。ミドリムシの走光性を利用して試験管に字を書く遊びなどを教えてもらいながら,学生さんの手早い作業を見学。いろんな種類の微生物をゲットして,7時半頃研究室をあとにしました。私はお供でくっついていっただけですが,久しぶりの大学の雰囲気,よかったな〜。
宮城教育大学に行く途中,時間があったので本屋さんへ。北杜夫の本が1冊だけ置いてありました。『マンボウ恐妻記』(新潮文庫)です。ここのところ,いろいろ仕事が重なって忙しかったのですが,3日で読み終わってしまいました。もちろん,面白かったです。
仙台の梅雨入りももう少しでしょうか。休日の雨,私はけっこう好きです。サーッという雨音を聴いていると心が落ち着きます。昨晩は雨の音がよく聞こえるように,寝室の窓とカーテンを開けたまま眠りました。今朝は雨が上がってウグイスの鳴き声も聞こえています。昨日は模擬試験の監督で1日学校にいました。今日は午前中に試験問題を1つつくったら,あとは休む予定。
北杜夫さんの小説に『楡家の人々』があります。北杜夫の小説はこどもの頃けっこう読んだのですが,実はこの本はまだ読んでいません。彼は斎藤茂吉の次男で,この本は実家である青山脳病院を舞台にした自伝的小説とのこと。斎藤茂吉記念館で小説の一部が紹介されていて,読んでみたいなあと思いました。夏休みの課題図書にしよう。
北杜夫というと,小学生の頃にラジオドラマで聞いた『船乗りクプクプの冒険』がとても思い出に残っています。カセットテープに録音して,何度も何度も聞いていました。ほかに,どくとるマンボウ関係を乱読していたような記憶…だけはあるのですが,内容は覚えていないなぁ。ここしばらく本を読んで腹を抱えて笑うこともないので,何冊か続けて読んでみようかな。
ハードディスクが壊れました。(;´_`;)
4月頃から特定のアプリケーションの起動が遅くなるなど,なんか変だ…とは思っていたのですが,ついに壊れました。毎月1日にDVDにバックアップをしているので最悪でもデータの損失は1ヶ月分で済むのですが,今回は iPodに Mac OS X tiger をインストールしてPowerBook G4 を起動したら,壊れたハードディスクの中身が見えたので,必要なデータのバックアップはできました。
なにしろ毎時間の授業で駆使しているパソコンなので,壊れると仕事になりません。ヨドバシカメラに駆け込んで新しいハードディスクを購入し,ディスクの換装,OSのインストール,各種アプリケーションのインストールなど,使えるようになるまで10時間ぐらいの作業になりました。その後もいろんな設定を微調整して,今朝ぐらいでやっと元通りの使用感に復旧。新しいハードディスクは,容量が20GB増えて80GBになりました。音も静かでなかなか快適です。
中央下が新しいHDD |
斎藤茂吉記念館 |
上山城 |
かみのやま温泉足湯 |
ところで,今週の火曜日に山形へ出張に行きました。出張は午前で終わり,午後は年休にしてそのまま山形観光。前から行きたかった斎藤茂吉記念館に行きました。平日の午後ということで館内を独り占め。茂吉が晩年を過ごした部屋の前でしばらく佇んでいました。その後,上山城の城内展示をさっと見て,その隣にある足湯へ。上山市内には5つの足湯があるそうです。地元の皆さんに混じってネクタイ姿で足湯に浸かっていると,地元テレビ局の取材班が来ました。レポーターはNHK連ドラ「和っこの金メダル」の主演などをした渡辺梓さん。梓さんは私の隣で足湯に浸かり,出演した番組のことや家族のことなど,しばらく会話を楽しんで次の撮影場所に移動していきました。梓さんは,taroが毎週見ている『魔法戦隊マジレンジャー』でマジレンジャーのお母さん役として出演しています。家に帰ってtaroに「マジマザーに会ったよ」と言ったら,驚いて一言。「変身してた?」
夕方の空,雲がなくなってとてもきれいな青空です。今日の午後は庭仕事。今年初めてのイチゴの収穫と,今年初めての芝刈りをしました。風もさわやかで気持ちの良い季節ですね。
今年の初芝刈り |
イチゴ初収穫 |
ヤマボウシも咲いた! |
デジタルカメラを購入しました。FinePix F10です。今まで使っていた京セラのデジカメが壊れてしまったのです。壊れた原因はおそらく,ゴールデンウィークの帰省で鶴岡に帰ったときに,海に落としたから。その後もしばらく動いていたけど,やっぱりダメだったか…。
次のデジカメとして FinePix F10 を選んだ理由は,感度の良さ(ISO1600)と起動時間およびシャッターラグの短さ,それに電池の持ちの良さです。スナップ写真ではこどもを撮ることが多いのですが,自然な雰囲気で撮りたいのでできるだけフラッシュを使わないことにしています。お店の中など暗いところの撮影では,被写体ぶれを起こすことが多かったのですが,今度のデジカメは感度がいいのでシャッタースピードが短くなり,被写体ぶれを防げます。起動時間やシャッターラグが短いことで,撮りたい瞬間を逃すことも少なくなるでしょう。
それにしても,633万画素というのはすごいですね。ちょうど10年前にうちで初めて購入したデジカメはQV-10。その画素数は25万画素です。10年で20倍!自分用の記録の意味も込めて,うちのデジカメの歴史を整理します。こうやって振り返ると,それぞれのカメラに思い出がつながっています。画素数の伸びを見ていると,次に購入するのは1000万画素クラスになるんでしょうか?
CASIO QV-10 25万画素(1995年発売)
OLYMPUS CAMEDIA C-820 L 81万画素(1997年発売)
OLYMPUS CAMEDIA C-1400 L 141万画素(1997年発売)
OLYMPUS CAMEDIA C-2020 Z 211万画素(1999年発売)
KYOCERA Finecam S3L 322万画素(2002年発売)
FUJIFILM FinePix F10 633万画素(2005年発売)
週末は二日間,テニスの県総体引率でした。フルキャストスタジアムに隣接したテニスコートが会場です。隣のスタジアムでは二日間とも楽天対阪神のデイゲームが行われていて,午後はものすごい歓声が聞こえてきました。テニスの試合途中に,一塁側スタンドから放たれたたくさんのジェット風船が流れてきてコートに落ちる一幕も…。昨日は阪神の勝利で阪神ファンはとても盛り上がっていて,旗を振ったり太鼓を叩いたりしながら帰って行きました。
球場周辺には朝早くから警備や交通整理の人が仕事をしていました。球場周辺には屋台もたくさんあるし,大型バスも次々にやってきます。観客の皆さんも午後の試合だというのに朝から球場入り。週末ということもあってか,こども連れもたくさんいました。プロ野球の本拠地としての仙台は私は初体験ですが,球団が来ると人が集まり,お金が動き,仕事が生まれるんだなあと実感。
もう一つ別な話題。NASAのハッブル望遠鏡が1990年に打ち上げられてから15周年を迎えたことを記念して,ハッブル望遠鏡が撮影した2枚の天体写真が公開されました。とても美しい画像なので,ぜひご覧ください。渦巻き銀河M51は,数千億個の恒星が集まっている銀河の写真です。大小二つの銀河が寄り添っていて「子持ち銀河」の愛称もありますが,実はこの二つの銀河は衝突しているところだと考えられています。恒星同士が衝突することはまずないんですが,銀河同士はときどき衝突するんです。こういう写真を見ていると,日常生活のいろんなことから少し切り離されて楽になります。
この週末は見事な五月晴れですね。昨日,学校に向かう途中に見えた蔵王連峰もとてもきれいでした。空気も気持ちよく,車の窓は全開です。以前はこの時期カモガヤの花粉に悩まされていましたが,今は耳鼻科の薬でほぼ抑えられています。車窓を閉め切って冷房をかけるより,自然の空気を感じながらのドライブのほうがずっと楽しいですね。花粉を気にしなくていい春の生活は,本当に気持ちよい!
こうなると,音楽はサザンが聞きたくなります。iPod に入れているアルバムの中から「海のYeah!!」を選びました。懐かしい名曲が次々に流れます。サザンは主に大学時代に聴いていたので,当時の記憶がよみがえります。それにしても,もう20年前の話なんだなあ。
昨日,ある生徒が住民票を入れてきた白石市役所の袋を見て思ったことです。袋には「お待たせいたしました」という文字が大きく印刷されています。それって,最初から待たせるつもりってことかな?
最近,Taroとお風呂の中での話題は『今あって,昔なかったもの』です。例えば携帯電話。「お父さんとお母さんが出会った頃にはなかったんだよ〜」と教えると,「じゃあ,ひもの付いている電話だけ?」と驚くTaro。「お父さんがTaroぐらいのときは,うちにテレビはなかったんだよ」と言うと,かなり驚いて「じゃあ,どうやって見ていたの?」。そこから発展して,『今はなくて,昔はあったもの』…例えば「ゴレンジャー」とか,『今あって,昔もあったもの』…仮面ライダー,ウルトラマンなどと,話題が発展しています。
昨日はテニスの県総体についての常任委員会と顧問会議があり,仙台東高に出張。その後4号線を北上して桂耳鼻科を受診しました。先日,大腸ファイバーをしたばかりなのに,昨日は鼻からファイバースコープを入れてのどの検査です。2週間前にトーストを食べていた時に,のどに何かが突き刺さり出血したのです…たぶん焼いた耳の堅いところが。その出血と痛みは数日で治ったのですが,数日前から再び痰に血が混じるようになり,花粉症の薬をもらうついでに見てもらうことにしました。ファイバースコープとX線の検査では特に異常なし。今後の経過を観察することになりました。嘔吐下痢症の嘔吐のせいのような気もするのですが,何か怖いよ〜。
昨日は,泉館山高校で県内理科教員の総会がありました。多くの理科教員が集まる1年に1度の機会なので,あちこちで旧交を温め合う姿が見られます。私も以前同じ学校で働いた先生やいろんな場所でお世話になった先生方とお会いできて,近況報告をしあいました。
全体会が終わるとそれぞれの専門に分かれて分科会になります。その地学分科会で紹介された話からひとつ紹介します。書店で売り切れ状態になっていた『せんだい地学ハイキング〜気分は宝探し!〜』(宝文堂)という書籍が増刷されたというニュースです。
この本は,竜の口峡谷をはじめ,焼河原の貝化石,白沢の植物化石,三滝の玄武岩(仙台城の石垣に使われた)など,仙台市内の地質の見所を地図や写真をまじえて一般向けに解説したもので,県内の地学教員が中心となってつくりました。初版発行が1993年です。私が初任で仙台向山高校に赴任した1992年にちょうど編集作業が進められていて,私もそれに参加しました。私の担当は秋保鉱山です。
今回は,1000冊増刷したとのことでした。表紙の色が青になったほかに大きな変更はなく,私の所属も仙台向山高校のままです。お値段は1400円(税込)。宝文堂書店はじめ仙台市内の主な書店で購入可能だと思います。仙台周辺にお住まいの皆さん,春から初夏,また秋の行楽のおともとして,1冊いかがですか。おにぎりと水筒に加えてハンマーとこの本を持って,地中に眠る化石や鉱物と出会うハイキングに行きましょう!(ハンマーはDIYショップで購入できます)
昨日,NHKの番組「福祉ネットワーク」の再放送を見ていたら,仙台往診クリニックの在宅医療が紹介されていました。仙台往診クリニックは,末期ガン患者やALS患者などの在宅医療を,4人のドクターと4人の看護師で24時間支える取り組みを行っている,往診専門のクリニックです。FAXを使って全員の患者さんの状態を毎日把握したり,どの患者さんに誰がいつ呼ばれてもいいように全員で具体的な情報交換を行っていたり,「情報の共有」をとても大切にして仕事をしている様子がとてもよかったです。在宅でクリニックの往診を受ける患者さんの笑顔やリラックスした様子もとてもよくて,仙台にこんなクリニックがあってうれしいなと思いました。
ALS患者が2泊3日で温泉に行くレスパイトの取り組みも紹介されていて,「仙台市郊外の温泉旅館で…」というナレーションとともに映った映像は…おや,よく知っているこのロビー…うちの近所の老舗温泉旅館じゃないですか!ロビーでインタビューされていた奥さんの表情がとてもなごやかで,レスパイトの大切さを物語っていました。
そういえば以前,Aldoのお友達の訪問看護婦さんに頼まれて,ALSの患者さんのお宅を何度か訪ねたことがありました。Macintosh を使っていて,そのメンテナンスを頼まれたのです。その方はMacを使ってとてもゆっくりでしたが,手紙やメールを書いていらっしゃいました。
重い病を患っても,自分が落ち着いて過ごせる自宅で,いろんな人とたくさんコミュニケーションをしながら生活できる。私も,もしそういう立場になったら同じようにしたいなと思います。でも,それには介護する人のたいへんな努力が必要です。在宅医療の充実やレスパイトの機会の保証によって,そういう闘病生活の可能性が広がるんですね。
今朝,庭にヒヨドリが訪れました。うれしくなって観察していたら,ブルーベリーの花をついばんでいました。(>_<)
うちのこどもたちは,去年の2月に嘔吐下痢症で病院にかかって以来,久しく病院と縁遠い生活をしています。風邪気味ぐらいはあっても,熱が続いたりすることもなく…。しかし,今週久しぶりにTaroが発熱。症状から考えて,どうも嘔吐下痢症のようです。聞けば今,うちの幼稚園や近くの小学校でも流行っているとのこと。でも,今回はそれほど脱水ではないだろうという判断で病院には行かず,1日幼稚園を休んだだけで,一昨日から元気に幼稚園に通っています。
私もそれをもらったようで,一昨日から発熱+嘔吐+下痢。昨日は仙南総体のテニスが岩沼海浜緑地で行われまして,私が責任者だったため行かないわけにはいきません。何とか平熱に下げて,絶食のまま仕事をしてきました。夜にやっとうどんを半人前食べられる程度に回復。今日は学校をお休みにしました。
この暖かさと日差しを受けて,庭の植物が元気です。ヤマボウシの葉はみるみるうちに成長し,それなりに木陰ができるほどに。芝生も緑が増しています。イチゴとチューリップは花が咲き,ブルーベリーのつぼみも成長中。
一昨日,今年の畑を作りました。といってもちょっと肥料をまいて,買ってきた苗を植えただけ。今年は,ミニトマトと茄子と枝豆と三つ葉です。それに昨年植えたパセリがまた出てきて,メンバー勢ぞろい。風で倒れることなく,収穫までがんばって成長してほしい!
ところで,先日の鉄腕dashで「ラジコンボートは海に出られるか!?」という内容が放送されました。雪解け水が海に流れる,その流れに乗ってラジコンボートを海まで操縦するというチャレンジでした。その収録に仙台市の広瀬川が使われたのですが,スタート地点の斉勝川の月山池,実はうちのすぐそばです。TOKIOの皆さんがうちのそばまで来て収録していたんですね〜。当然だけど全然知らなかった!
4月30日から5月2日まで,2泊3日で鶴岡に帰省してきました。ちょうど出がけに山形道の死亡事故が起こり,山形北ICから寒河江ICまでが通行止め。事故による通行止めで一般道におろされるのは初めての体験でした。
ところで,今回のTaroのお小遣いは1000円(うちではこれをイチマルマルマルと読みます)。毎朝のゴミ出しをすると10円ゲットできて,それが10個集まるとガシャポンができるということで,100円(イチマルマル)のことは理解しています。一気に10倍は多いかとも思いましたが,水族館のお土産は500円以上するものが多いのでちょっと奮発!Taroはいろいろ悩んだ末,マンボウのキーホルダーとおさかなのフィギュアセットを購入しました。
公園の遊具で・Ayu |
公園の遊具で・Taro |
清川屋のミ・キュイ |
娘と父 |
カニ |
官舎の桜に乗って |
[早朝の公園]おじいちゃんと一緒に,朝食前に近所の公園に行きました。先日湖畔公園でつくった飛行機を飛ばすはずが,ブランコや遊具に夢中になり飛行機などそっちのけ。それでも最後にちょっとだけ飛ばして,7時半からのマジレンジャーに合わせて帰りました。
[磯遊び]加茂水族館でアシカショーやクラゲをみたあと,近くの海岸で磯あそび。ヤドカリやカニをつかまえて遊びました。Ayuとお父さんの写真は,おばあちゃんが撮影。
[官舎の桜]Sphinxがこどもの頃に登って遊んだ八重桜は,今年はまだ三分咲き程度。それでもこどもたちを登らせて,写真を撮りました。笹笛を吹いたりカエルをつかまえたり,自分もこどもの頃に戻ったような気分でした。
[清川屋のケーキ ミ・キュイ]清川屋はだだちゃ豆など山形県の地域特産品の製造販売を行っているお店で,楽天市場にも出店しています。2003年の楽天市場グルメ大賞では,大賞・2位・3位を独占して話題になりました。その時大賞をとった商品が,ミ・キュイというチョコレートケーキです。普段はネット通販のみで店頭販売しない商品ですが,鶴岡インター店(実家のすぐそば)オープン1周年祭の特別企画で,1日50個の限定販売をしたので買いに行きました。時間前から長蛇の列ができていましたが,無事ゲット。チョコのやわらかい食感を楽しみました。
JR福知山線の事故は衝撃的でしたが,私にとっては自分のありかたを考えさせられる出来事でもありました。「90秒のずれは遅れとは言わない」というアメリカ,ドイツなどの諸外国の常識が,昨日のasahi.comでも紹介されていました。今回の事故の責任はもちろんJRにあるわけですが,その事故につながる背景というものを考えたとき,自分自身もその背景と無縁ではないと思えるからです。
例えば,車を運転しているとき,前の車がもたもたしていて自分が赤信号に引っかかる。そうするとイライラします。その数十秒待てばすむことなのに,待てずにイライラしてしまう。特に出勤時など決められた時間に遅れそうなときは,そのボルテージは急上昇です。また,スーパーでレジに並ぶときに,待っている客の数やかごの中身を比較してどのレジが早いか判断して並びます。その予想が覆されて,自分の後に来た人が隣のレジで先に会計する姿をみて,ムッとしてしまう。
時間を「きっちり」守ることを自他に要求する気持ちのあり方とか,効率の良さを求め早いことを良しとする心のあり方というものが,自分の中にもしっかり根付いているわけです。そういう気持ちのあり方が,早い電車に乗ろうとする気持ちを生み,鉄道会社もそのニーズを感じ取り,早く正確に電車を動かそうとする。だんだん運転手の努力でカバーできないほど,シビアな現実が生まれてしまうのかなと思います。
ミヒャエル・エンデの「モモ」に出てくる,時間貯蓄銀行の人たち(灰色の男たち)を思い出しませんか?時間を大切にしたくて節約しているつもりだったのに,実は灰色の男たちに自分の大切な時間を奪われていたとしたら…。機械の歯車がうまくかみ合ってよくまわるためにあそび(すき間)が必要なように,私たちのくらしの中の無駄に見える時間の中にも,実は大切な意味があるのではないか。そんなことを思いながら,無駄な時間をもっと楽しめる生き方をしたいものだ…と決意を新たにしています。
walk@niftyという@niftyの情報誌に,私の母(TaroとAyuのおばあちゃん)の投稿したデジカメ写真が最優秀作品として掲載されるそうです。1月に「入賞」,3月に「あと一息」だったのですが,3度目で最優秀!明日あたりに掲載されるとのことで,私もとても楽しみです。今日までは,「あと一息」の写真…おじいちゃんに抱っこされてコマ回しをするAyu…が掲載されています。
写真というと,私の祖母(TaroとAyuのひいおばあちゃん)も,若い頃に写真を趣味にしていたそうです。私も中学時代は写真クラブに入って6×6版の二眼カメラで白黒写真をたくさん撮ってましたし,そういえば,Taroもしまじろうの付録のカメラ(本当のカメラ)で,先日いろんなものを写真に撮ってました。血は争えないというやつでしょうか。
昨年,川口外務大臣から日米交流150周年記念の外務大臣表彰を授与された,松居慶子さんのニューアルバムがリリースされています。タイトルは『Walls of Akendora』。12曲入りCD+ライブビデオを収録したDVD(61分)もついて3150円。とってもお買い得!最近,仕事中はいつもこれを聴いています。オフィシャルサイトで視聴もできますので,ぜひどうぞ。
昨日は,1日オフでした。午前中は幼稚園で父親参観。参観といってもうちの幼稚園の場合,親は見るのではなく,むしろ働き手として集められるというかんじです。昨日の活動は畑作り。お父さんたちが鍬で畝を立てて,そこに園児たちがジャガイモを植えました。畑作りの先生は,園児たちのおじいちゃん,おばあちゃん。4月に入園した園児の家族とは初対面でしたが,若いお父さんたちも名人の指導で鍬を持ち,汗をかきながらがんばりました。私ももちろん筋肉痛。秋の収穫が,今から楽しみです。
午後は家族で国営みちのく湖畔の森公園へお花見に行きました。昨日は風が強くてちょっと寒かったのが残念でしたが,咲き始めの桜からほぼ満開の桜まで,いろんな段階を楽しめました。お弁当を食べた後は,ローラーすべり台でちょっと遊んでから多目的ホール「ふるふる」へ。ここには工作室があり,いくつかの体験メニューが用意されています。Taroは模型飛行機とビーズの箸置き,Ayuはビーズの箸置きとキーホルダーをつくりました。Ayuも意外に上手につくれましたよ〜。
花に囲まれて |
翼の絵はポケモンたち |
ビーズ作品製作中 |
昨日は1日伸び伸びするつもりで,土曜日まで仕事を頑張りました。お花見に行って,芝生の手入れをして,タイヤの交換をして…と期待に胸ふくらませていたのですが,朝からのPowerBook G4 の不調で1日振り回されてしまいました。くそ〜!結局,OSの再インストールで何とか復旧し,夕方6時頃には出かけられる状態に。びっくりドンキーで夕食を食べて,ちょっとは休日の雰囲気になったかな。
先週は大きな行事がいろいろありました。日曜日はAyuの誕生祝いをしたあと,DREAMS COME TRUE のコンサートでした。利府のグランディ21で夕方5時から8時まで3時間。随所に仕掛けがたくさん用意されていて,驚きと感動の充実した時間を過ごしました。特にアンコールの最初の2曲は思い出に残りました(まだツアーが続いているので中身は書きません)。
それからもう一つは,Taroがドラマのエキストラとして撮影に参加したという話。テレビ朝日の土曜ワイド劇場で,主役は坂本冬美さんです。Taroの通う幼稚園で,主人公がこどもたちと遊ぶシーンを撮るということで,Taroもそれに参加しました。設定は幼稚園ではなく,養護施設(いわゆる孤児院)だったようです。仲間の輪に加われず,一人でいじけて砂遊びをする子に声をかけて一緒に砂遊びをしてあげる…。そのいじけた子役がTaroで,わりと上手にこなしていたようです。何しろ,他のお友達はしゃぼん玉やスクーターで楽しそうに遊んでいる中,長時間一人で砂遊びの場所で待たされたので,本当にいじけてしまっていたので…。タイトルは『夜桜お七〜ダブルフェイスの女〜』とかいうらしいのですが,放送日時は未定です。写るのはほんの一瞬だと思いますが,それなりに楽しみな親心です。
一人で待機中… |
最初はすねるけど… |
やがて一緒に遊ぶ |
再び出番待ち |
元気にスクーター! |
Ayuも駆け回る |
今週から授業が始まります。今週分の準備は昨日1日と今日の朝までで,完成はしませんでしたが終わりにしました。あとはオフタイム!何と言っても今日はAyuの3歳の誕生日。1日楽しく過ごしたいです。
ティラノサウルス「スー」 |
うれしい楽しいお買い物! |
こどもの城で遊ぶ |
ポケモンセンタートウキョー |
先週の土曜日から日曜日にかけて,家族(+祖父母)で東京に行きました。お目当ては国立科学博物館で開催されている『恐竜博2005〜恐竜から鳥への進化〜』です。
最近の学説では,鳥類は恐竜である,つまり恐竜の生き残りであるということになっています。この恐竜博では,展示の順番が進化の系統に沿ったものになっていて,中生代トリアス紀の初期の恐竜から,羽毛が生えている恐竜,そして鳥類へと進化を順番にたどりながら見られるようになっています。そして羽毛の生えている恐竜と同じカテゴリーに,史上最大級の肉食恐竜ティラノサウルスもいるというわけです。ティラノサウルスは今回の展示の目玉のひとつで,今まで発見されたうちでもっとも大きく完全な化石として知られる「スー」の全身複製骨格が人気の的です。
始発の新幹線で7時半過ぎに上野駅へ。国立科学博物館に歩いて向かいます。もうもう長蛇の列か…と不安がよぎりましたが,着いてみると誰もいません。それはそれで不安でしたが,とりあえず先頭に並んでみました。8時半を過ぎた頃から列が伸び始めます。あとから来た家族連れが長蛇の列に焦っている。先頭って気持ちいいなあ〜。
午前9時。先頭を切って入場し,何はともあれティラノサウルス「スー」に直行!他の皆さんは最初の展示(ビデオ)から丁寧に見ていたようで,しばらくはうちの家族と他数名で,スーとの出会いを静かに楽しむことができました。スーとの出会いに満足してから,あらためて最初の展示に戻り,順を追って展示された化石たちと対面。初期の恐竜エオラプトルから,だんだん羽毛の痕跡のある恐竜になり,やがて鳥類の特徴を持つ化石の展示になります。展示された順番に歩いていくと,恐竜の系統から鳥の系統に進化していく様子が納得できました。う〜ん,すごい!羽毛の化石というと私が学生だった頃には始祖鳥しかありませんでしたが,ここ15年ほどの間にいろんな羽毛恐竜が発見されていたということを初めて知りました!始祖鳥の小ささにもビックリ。
そして特別展の最後のゲートをくぐるとTaroお目当ての売店コーナー。公式グッズの「スー」フィギュアは,もちろん骨格モデルと復元モデルの両方ゲット。それに加えてゾイドのティラノサウルス型兵器ジェノザウラー組み立てキットも購入。「早くホテルに行って組み立てようよ〜」と焦り気味でした。
そう言えば,この恐竜博の会場で向山高校時代の教え子に再会しました。声をかけてくれたのですが,よく私だって分かったなあ…。12年前とあまり変わっていないってこと?昨年,学位を取って三菱生命化学研究所で研究をしているとのこと。もっとゆっくりお話ししたかったです。
恐竜博を見終わった後,常設展のほうにも行きました。こちらも見所いっぱいで,Taroは疲れも忘れてあちこち飛び回っていました。土曜日のこども向けイベントはこの科博のみでおしまい。午後宿泊先(渋谷)で東京に住んでいる弟夫婦と待ち合わせ,夜は家族で居酒屋です。表参道の東方見聞録でお酒と食事を楽しみました。
日曜日は宿泊先のすぐ近くにあるこどもの城で午前中を過ごし,午後は東京駅近くのポケモンセンタートウキョーでポケモンのフィギュアをゲット。こどもの城は,ビルひとつが大きな児童館というかんじ。館内にはいろいろな遊具や施設があり,いくら遊んでも遊び足りません。Taroはボールプールにすべり台,三輪車,大太鼓,木琴で遊び放題。Ayuはプレイホールでおままごと遊び(お店屋さんごっこ)。他の知らないこどもたちに混じって,Taroもそれなりにコミュニケーションをとって遊んでいます。ポケモンセンターはただのポケモングッズのショップなんですが,当日は1時間待ちの大渋滞!それでもちょうど客の切れ目にあたり,30分もしないで入店。混雑の中,何とかお買い物をすませました。Taroが必死に買い物している間,Ayuは手持ちぶさた。ポケモンになりきって店員さんに攻撃すると,店員さんも「やられた〜」とやられてくれました。忙しいときにありがとうございました。帰りの新幹線では,親は熟睡,こどもたちはポケモンのフィギュアでごっこ遊び。どこまでも元気なこどもたちでした。
恐竜博の話は置いといて…取り急ぎこの話題を。
去年,私も参加した「よかにゃん」のくりこまキャンプが今年も3月に行われました。今年は残念ながら参加できなかったのですが,今年のキャンプを新聞社が取材に来ていて,今日,河北のウェブサイトに記事が掲載されました。サポートブックについても,名称はないですがさりげなく紹介されています。ぜひご覧ください!
『スウィングガールズ』見ました。おもしろかった〜!
この映画,実はずっと前にアップルのサイトで予告編を見てちょっと興味をひかれたのですが,その後すっかり忘れていました。ところが先日,神奈川県のある高校に視察に行ったときに,この映画が山形県の高畠高校でロケをしたものだと教えられてがぜん興味を持ったのです。その神奈川の高校は高畠高校と姉妹校提携をしていいて,修学旅行で実際に高畠町に行ったりもしているとのこと。舞台が私の生まれ育った山形県なら,これは見ないわけにはいかないでしょう!
というわけで,今日見たわけです。想像を超えたおもしろさでした。高校生たちの生態がなんだかうちの高校でもみたことあるな〜とか,教室の雰囲気に覚えありとか,山あり田んぼありの風景がいかにも山形だとか,しゃべってる言葉がなんとなく懐かしかったりして…(高畠町は内陸なので私のしゃべっていた庄内弁とは違う言葉もありますが)。公式サイトのロケ地を見ると,映画に出てきたお店や公園はどれも高畠町と米沢市内にあるものらしいです。
そういうディテールに支えられながら進んでいくストーリー。数学の補習で集められただけの面々が,なんだかいつの間にか一生懸命になり,最後に観衆を巻き込んで最高の演奏を成し遂げる…その過程がとってもいいんです。うまく文にはできませんが,思いつくフレーズを並べると<自分の気持ちのエネルギー><一生懸命><挑戦><協力><失敗><周囲の協力>。例えば,高校生が自分たちの力で文化祭を作りあげていくときのかんじとも似てるかな。来年度の文化祭の担当になるかどうかまだ分からないけど,もしなったら,文化祭実行委員会の最初の時間にはこの映画を一緒に見たいなと思いました。
金曜日に学年の分散会が大河原でありました。時間調整のために大河原駅前の図書館で本探し。池田晶子著『41歳からの哲学』(新潮社)という本が目に留まりました。本の題名は明らかに自著『14歳からの哲学』のパロディですが,中身は週刊新潮の連載を収録したものです。短い読み切りになっていて,とても読み進めやすい本でした。あまりのおもしろさに熱中してしまって,飲み会に遅刻。(^_^;) 続きが読みたくて,昨日いくつか本屋さんを探したのですがどこにも置いてありません。こういう本を置かないなんて…探した時間が無駄でした。最初からネット書店で購入すればよかった。
時間の無駄といえば,もう一つ別な話。インターネットをしていると,毎日定期的に訪問する掲示板やサイトがいくつかできますよね。ところが,毎日訪問しても,新しい書き込みがあるとは限りません。せっかく訪問しても更新されていないと,ちょっとガッカリですよね。そんな人に便利なのがRSSリーダーです。RSSリーダーは,登録したサイト(掲示板やウェブ)に更新された記事があったときに,それを教えてくれます。
一昔前,パソコン通信では電話線から流れてきた生ログを整形して,発言毎に切り分けてくれるソフトをみんな使っていました。Macの場合,ComNifty+魔法のナイフ+茄子Rという3点セットです。ComNiftyでいろんな会議室を巡回して生ログをゲットし,魔法のナイフで各部屋ごとの発言に切り分けて,茄子Rで読む,というかんじです。茄子Rでは,階層構造になったコメント群から,前回の巡回後に投稿された発言だけをスペースバーで次々に読み進められるようになっていました。
インターネットの世界でも,この便利さをある程度享受できるしくみがRSSです。RSSに対応したサイトなら,そのURLを指定してやることによって,登録されたすべてのサイトから新規発言だけを取り込んできてくれます。例えば,Sphinxの掲示板なら
http://www.isn.ne.jp/~hiro-y/c-board/c-board.cgi?cmd=rss
この場所にRSS用のファイルがあるので,これをRSSリーダーに登録します。そうすると,新しい発言があれば,RSSリーダーがそれを読み込んで教えてくれます。@niftyのココログもRSS対応です。また,ほとんどのニュースサイトもRSS対応なので,RSSリーダーで更新されたものだけを効率的に読むことができます。
RSSに対応していない,例えばこのサイトの日記のようなものでも,RSS配信サービスを使えばRSSリーダーで更新をチェックできます。私は MyRSS.jp という無料サービスを利用しています。ここにユーザー登録して,うちのサイトのURLを登録すれば,RSSリーダーで「Sphinxのひとこと」の更新状況をチェックして読むことができますよ(そうなるように,今回ちょっとサイトを修正しました…クイックリンクをつけた)。ひとことは,とても不定期でいつも皆さんにご迷惑をかけていると思うので,ぜひRSSリーダーをご活用ください。
三連休の最後の日は,担任クラスの指導要録の下書きでした。各生徒が1年間で取得した資格や,総合所見をまとめるだけで,1日が過ぎていきました。39人もいるので,一人10分でも6時間以上かかる計算ですからね…。今週1週間で,この要録も仕上げなければなりません。
こどもたちは,Ayuがちょっと風邪気味でもあったので,1日中家の中で遊ばせていました。仕事がないならTaroだけでも外に連れ出したかったのですが,ちょっとかわいそうな1日。まあ,家の中でもブロックやポケモンごっこなど,二人でそれなりに遊んでました。
ところで,うちにティラノサウルスのヘリウム風船があります。恐竜のティラノサウルスの形をしていて,ヘリウムの浮力でちょうど浮かぶか浮かばないかに調整されています。首のひもを引っ張ると,まるで犬の散歩のようについてくるという仕掛けです。しばらく放っておいて完全に気が抜けていたのですが,先日久しぶりに新しいヘリウムを充填させて元気回復しました。
昨日,Ayuがそれで一人バレーボールのように,何度もついては浮かせて遊んでいました。それを見て,養護学校の体育でも使えそう…と思いました。養護学校では,よく風船を使って風船バレーなんかやったりします。風船の動く速さが,障害のあるこどもたちに合うからなのですが,これには実は大きな欠点があります。それは風船が割れてしまうこと。突然大きな音をだして割れるので,生徒によってはとても風船を怖がります(特に自閉症の生徒)。でも,昨日Ayuがやっていたようにヘリウム風船を使えば,その欠点も克服できそう!ヘリウムのお金がちょっとかさみますが,養護学校に転勤したらぜひやってみたいと思います。
河北新報の社説に,先日コメントした「ゆとり」教育が取り上げられています。私はこの社説の内容に同意します。私の基本的な考えは先日の「ひとこと」に書いたとおりですが,それに加えて宮城県が取り組んでいるMAPが,学力向上にどんな影響を与えるのか。そのへんのことも期待したいというか,楽しみだというところですね。
ところで,昨日は久しぶりに完全オフ。家族でいろいろお出かけをしました。まず最初は,宮城蔵王えぼしスキー場入り口の中華亭分店。ここは教え子のお母さんが働いているラーメン屋さん。かつおだしのあっさり系で,とても美味しかった。次に岩沼の新築住宅の見学。昨年度うちの高校を卒業した生徒が,初めて自分が手がけた家が完成したとチラシを持って来たので見に行きました。F&P工法の木造2階建ての立派な家でした。なかなかいい仕事してるな〜と感心。そして最後は,仙台の高浜産婦人科へ。弟夫婦に女の子の赤ちゃんが生まれたのです。昨日はスヤスヤ眠っていました。家のこどもたちにとっては初めてのいとこ。やがてAyuと遊ぶ姿が見られるかな。楽しみです!
16日に,大腸ファイバー検査をしました。結果は◎,あと3年はまったく心配無用という保証つき。何もなくてよかった…。2月の受診で大丈夫だとは言われていましたが,その後も腹痛がときどきあり,自分の人生について考えさせられる1ヶ月でした。
今年度もあと少しというところですが,仕事は増える一方。今週も8時過ぎまで学校で仕事をする日が続きました。昨日は単位認定保留者への課題として,1年間の学習内容を網羅した小問集を作りました。この3連休に持ち込んでいる仕事ももちろんたくさんあるのですが,3日のうち1日だけは完全オフにします。大腸検査でいろいろ考えましたが,はやり自分の時間を仕事だけに費やすわけにはいきません。来年度の目標は,1週間に1日は仕事をしない!!
今日はMAP研です。私がたずさわってきたパンフレットの第一稿が,印刷会社から届くことになっています。昨日,メールに添付して画像をいただいたのですが,なかなか素敵な仕上がりでうれしくなっています。パンフレットを早く見たい!
閑話休題。早朝のニュースチェックで面白い記事を見つけました。
東北工大の学生たちが実際に地域に出向いて,その地域のコミュニケーションを豊かにするためのウェブサイトを作成・運営しているというもの。実際にそのサイトをのぞいてみると,ほんわかムードでなかなかいいです。防災情報なども掲載されていて,地学教員としても納得のでき。こういうのを,実際に地域の人を巻き込みながら作っていけると楽しいだろうなあ…。
共同通信社が実施した全国電話世論調査で,現行の学習指導要領が掲げる「ゆとり教育」について75.1%が「見直すべきだ」と答えたとのこと。その理由の一番は「学力が低下したから」だそうです。まあ,電話世論調査ですから「なんとなくそう思う」という程度の回答も相当数含まれているとは思いますが,「学力の低下」についてはここ数ヶ月で多くの証拠が出てきていますよね。
これらのテストの結果を見ると,思考を伴うような問題を解く力が,落ちてきているのは事実のようです。私がテストの採点をしていても,記述問題が真っ白という答案が少なくありません。
こういった学力低下の報道がなされるとき,やり玉に挙がるのはいつも学校ですが,学力低下をさせているのは本当に学校なんでしょうか。私は違うんじゃないかと思っています。学校というところは,確かに学習指導要領が変わってちょこちょこと変化してはいますが,茶髪・携帯の指導のことを例に挙げるまでもなく,どちらかというと変化に対応できない組織です。一方,小学校1年生でいきなり学級崩壊を起こしたりするこどもの実態を考えれば,むしろ変わったのはこどもたちということになるじゃないですか。学校に上がるときには,もう昔のこどもとは違ってしまっているのです。
だとすれば,その変化の原因はどこに?私は乳幼児期の家庭教育に,もっと焦点をあてるべきだと思っています。日本小児科学会は,去年の4月に乳幼児期にテレビを見せないようにという提言を行いました。テレビを長時間見ることで,こどもの発達に悪影響があるということです。テレビを長く見ているということは,自分から行動する場面が少ないということであり,親とのコミュニケーションが少ないということです。脳イメージング研究の川島隆太教授はご自身の研究結果から,脳を発達させるために「乳幼児期の子どもたちにとっては,話しかけてあげる,触ってあげることがなによりも大切」と述べています。人間の脳は3歳までの間に急速に大きくなるのだそうですが,ということは乳幼児期に適切な刺激が与えられないと,発達に悪影響がおよぶというのは納得のいく話です。
今,日本の幼児はどのような家庭環境で生活しているのでしょう。親子の視線がテレビに注がれ,視線の交わることのない生活。あるいは休日も親は仕事に追われ,子どもが顧みられることのない生活。そういうことが起こっているなら,まずはそこから変えなければいけないのではないですか?幼児の親という立場は,学校で必死に働いている教員たちもその仲間です。変わってしまったこどもたちを成長させようと,毎日夜遅くまで,休日も返上して働いているとしたら,そこで犠牲になっている自分の家庭や地域でこどもたちはどうなっていくんでしょう。先生たちも,まずは自分の家庭に戻るところから,教育改革を始めませんか?
今日,ぐさりと刺さった言葉。「子どもを賢くする脳の鍛え方」(川島隆太著)より。
「教師はいつも,自分の教えていることが頭の中のどの働きを強めているかに,気を配っていなければならない」(大村はま)
誕生日を迎えてまたひとつ歳を重ねました。3月7日生まれで37歳という語呂(?)の良さをけっこう気に入っていたのですが,37歳を実感する暇もないくらいあっという間に38歳になったような気がします。人生80年と思うと,その折り返し点までもう少し。学校の1年に当てはめると9月末の前期期末テスト直前というあたりでしょうか。人生の期末テストがあるとしたら,どんな問題が出るのかな?
2日〜3日の2日間,学校視察で静岡県と神奈川県に行ってきました。1日目はコートがいらないくらいの暖かさで春を先取りした気分(2日目は少し寒かった)。宿泊は横浜です。夜は横浜で生まれ育った知り合い(というより恩師に近い方)に案内していただき,中華街で食事をしたあと,山手の方をドライブしました。ベイブリッジを望む横浜の夜景スポットや山手教会など横浜っぽいところをまわりました。
そして昨日は仙台二高で地学部会誌編集委員会。立て続けの出張です。大雪の中,今回の特集である地震防災の授業について,宮城県の理科教育の実態のまとめをしていました。アンケートによると県内の高校生で地震について理科の授業で学んでいるのは多く見積もって4割。配当時間は平均4〜5時間です。地震防災についての授業は平均1時間ですが,教科書の範囲内(防災の観点なし)で終わる学校もあるので,防災という観点からの学習をしているのはその中の一部ということになります。地震防災教育に積極的に取り組んでいる学校では,例えば高大連携で大学の先生を呼んで自宅の耐震診断の授業をしたり,液状化の再現実験や割り箸で骨組みを作り筋交いの効果を体験する実験をするなど,体験を重視した展開をしていました。次の宮城県沖地震は10年以内に50%という確率が出ているわけで,それを考えると,こういう学習がもっと広がらないかなと思います。今回の特集では,このサイトの掲示板にときどき書き込んでくれるNorikoさんに,地震の専門家の立場から宮城県沖地震についての解説を書いていただきました。それらの特集記事をきっかけにして,地震防災の授業がさらに広がっていくことを期待したいです。
ところで昨日からの大雪,今朝もまだ降り続いています。隣の家の屋根を見ると,今シーズン一番の積雪という感じ。今日は1日外出しないで学校視察のまとめをするので,いくら降っても自分には影響なしですが,外出される方は事故に気をつけて!
先日紹介した DREAMS COME TRUE の「何度でも」ですが,DCT-TVでビデオ(フルバージョン)が試聴可能です。どうぞごらんください。
ところで,最近東北大学の川島隆太教授に注目しています。川島教授は脳イメージング研究の専門家で,痴呆(認知症)の老人に簡単な音読や計算などの学習トレーニングを行い,症状を改善する研究などで知られています。うちの校長が,日本教育という雑誌の川島教授の連載の内容をいつも紹介するもので,話を聞いて少し興味を持ちました。インターネットを検索して講演録を読んだりすると,これがなかなか刺激的な内容。自分の授業のあり方を見直す視点を与えてくれます。
脳の中で「自ら考える」「やる気や意思決定」「コミュニケーション(言葉を使う/使わない)」「行動の制御」「記憶力」「笑い」などの働きを司っている部分は前頭前野なのだそうです。そうすると私たちが子どもを育てようと思ってやっているほとんどの教育活動は,この前頭前野を育てようとしているということになります。では,前頭前野を育てるにはどうすればよいか。筋肉を育てるには筋肉に負荷を与えて使っていく。それと同じように脳も活発に活動させればよい。
前頭前野が活発に活動するような行動は何かといろいろ追求していくと,簡単な計算をサクサクとこなしていく,書きながら漢字を覚える,読書(特に音読),家族との会話,音楽(聴くほうではなくするほう),手指を使ってものをつくる,等々だそうです。私が一番痛かったのは,こどもたちに新しいことばかり次々と教えても,それで働く脳はごく一部で,むしろ既習分野で自力でどんどん解いていけるレベルの問題をこなしていくほうが前頭前野が活性化するという実験結果です。そうか,私の授業では,生徒の脳はほとんど活性されていないんだ…。
また,脳のウォームアップという考え方も面白い。1日の始まりや各授業の始まりに,前頭前野を使うような課題(計算とか音読)を5分程度行って授業に臨むと,こどもたちの理解が深まるのだそうです。確かにそういわれてみると,自分にも心当たりがある!
さらに,川島教授はこれをもちいて高齢者とこどもを結びつけ,地域全体の活性化につなげていくという活動を行っています。私はこのごろ,学校を変えることも必要だけれども,それよりも地域や家庭の状況を変えるほうが重要だということを考えていますが,いったいそれがどんなアプローチになるのかなかなか見えないでいました。もちろんMAPもその一つなのですが,川島教授の取り組みも大きな可能性を感じます。
昨日は年休を取って,仙台赤十字病院に行きました。前日の朝,消化管出血があったので,消化器内科の外来へ。大腸ガンや大腸ポリープじゃないといいなと思って行ったのですが,それほど心配する必要はないようです。でも,16日に大腸ファイバーをすることになりました。またかョ〜!しかも前日から検査食だそうです(お粥みたいなヤツ)。(>_<)
家に帰ったら,Amazonに頼んでいた DREAMS COME TRUE のニューシングル「何度でも」が届いていました。救命病棟24時のテーマソングです。あきらめないでもう少しやり続けよう!というメッセージソング。下のURLから試聴できます。
昨日はAldoの誕生日でした。夕方からお出かけして,買い物&外食。行き先はイオン富谷店です。Aldoが買い物している間,Sphinxとこどもたちはゲームコーナーへ。ゲームコーナーの一角には,ボールプールやすべり台,ままごとセットなどがある専用スペースがあって,平日は一人300円で30分遊べるのです。うちのこどもたちはこの遊び場が大好き。おまけに保護者用にマッサージチェアも使い放題ということで,私もラクチン!今回も他に遊んでいる子はいなくて,二人で使い放題。みんなそれぞれ楽しんだあと,今日の夕食は「おむらいす亭」でオムライス。店員さんの雰囲気がとてもよくて,気持ちよく食事ができました。誕生日ということで,次回来店時300円オフのカードまでいただいて,また来るゾと決意を新たにしました。
強い鎮痛薬ロキソニンを飲んでいるのに,頭痛が…寒い…。ということで,昨日はテストを1科目つくったあと昼寝。腰痛もあまり良くはならず,今朝も腰の痛みで目が覚めました。
今週は水曜日から定期考査です。授業の準備がないので,今日はいくつか雑務をこなしたら,休日になります。ヤッター。今日はTaroとオセロゲームをする予定。昨日,ルールを教えて1回だけやったのですが,手加減したらちょうど引き分けでした。まだ斜めに見ていくのが難しいようですが,どこに置くとたくさんひっくり返るか…と考えながら置くようにはなりました。今日はTaroの初勝利なるか?
ところで,昨日から日本語入力プログラム(IM)をATOK(エイトック)からEGBRIDGE(イージーブリッジ)に乗り換えました。Pagesというワープロソフトで作業をすると,日本語入力の反応がかなり遅いんです。試しにEGBRIGEにしてみたらかなり改善されたので,一気に乗り換え。
日本語入力プログラムは,日本で発売されるパソコンには普通必ず入っているもので,パソコンを使えば必ず使うものですが,普段意識していない人も多いのではないでしょうか。キーボードから平仮名を入力したり,それを漢字に変換したりするときに働いているのが日本語変換プログラムです。インプットメソッド(IM)とかFEPと言うこともあります。パソコンのOSに標準でついてくるのが,WindowsではMS-IME,Macでは「ことえり」です。でも,それら以外にもいろんな会社から日本語を入力するためのプログラムが出ているんですよ。ATOKはジャストシステムのワープロソフト一太郎に付属しているIMで,もともとWindows用でした。EGBRIDGEは,かなり昔からMacのIMとして有名でした。
もちろんこれらはフリーウエアではなく,ちゃんとお金を支払って買うものです。OSに標準でついてくるものを,どうしてわざわざお金を出して買うかというと,やはり性能が違うからです。平仮名をずらずらと入力してスペースバーを押すと,何らかの日本語には変換されますが,それが希望と違う場合,スペースバーを何度も押したり変換候補から選ぶという作業が必要になります。正解がなかなかでないと時間もかかるし,思考も中断してしまいます。ですから,できるだけそうならないように…つまり1度の変換で正解を出せるほうが,入力作業が快適になるのです。
そういう変換精度の向上に加えて,例えば以前入力した言葉を覚えていて,「にほ」と入れただけで「日本語入力プログラム」という言葉を推測してくれる機能とか,似たような言葉の使い分けを情報提供してくれる機能(たとえば「はかる」の計る,測る,図る,などの意味の違いを教えてくれる)など,各社ともより快適に入力するための機能を充実させています。
その一方,乗り換えで一番大変なのが,変換に使うキーが変わってしまうという問題。慣れたキー操作ができないと,せっかく変換効率が上がっても,ぎこちない操作がそれを帳消しにしてしまいます。そんなときは,キー割当を自分が使っていたものと同じように設定すれば大丈夫。だいたいどのIMにも,OS標準を含む他社製品のキー割当を引き継げるようなデータが入っています。私の場合は自分独自のキー割当をしているので,一つ一つ書き換えなければいけないんですけどね。このキー割当の変更だけでも,けっこう入力作業の快適さが変わりますよ。たとえば私は文節移動に矢印キーは使いません。矢印キーがローマ字キーから離れたところにあって,手のズレが大きいからです。そのかわりにローマ字キーのすぐ上にあるF8とF9に,文節移動や文節区切り位置変更を割り当てています。そうすると,手のズレが小さくてすむので効率が良いのです。
OS標準しか使ったことがないという方,ぜひ他のIMも使ってみてください。体験版が用意されているIMもありますから,買う前に一度体験してみては?
大阪の小学校で,少年が職員室の教員を刺して死亡させるという事件が起こりました。同じ教員として,気持ちが重くなります。犯人は逮捕されたので,今後の取り調べの推移を注目したいと思います。それにしても,逮捕された犯人は,私が今受け持っている生徒と同じ年齢です。高校生という記述がないということは,無職少年なのでしょうか。
この問題とは切り離して,ちょっと思っていることを書きます。今の日本は不景気で,失業率が高く,高校生の就職も非常に困難です。そうなると,日中仕事をしていない,暇な時間のたっぷりある,収入の安定しない大人が増えるということになります。これは社会の不安定要因になります。昔は一生懸命勉強して,それなりに努力すれば人並みの生活ができました。しかし今,そんな昔の論理は通用しない。物はあふれているのに,心は満たされない。まさに「この国にはなんでもある。だが希望だけがない」という日本。仕事にあぶれた人たちの心の中には,不満が渦を巻いていきます。
大人も子どもも,何かしら不安と不満を抱えている。そしてみんな忙しい。こんなに物があふれているのに,便利な物に囲まれているのに,どうしてますます忙しくなる?自分も,休日のはずなのに授業の準備をしている,あるいは部活をしている。どうして休日に休まない(休めない)のだろう。本当なみんなで無理をしているんじゃないのかな?自分にも他人にも,実力以上を求めていないかな?経済の高度成長はとっくの昔に終わったのに,気持ちだけは今でも高度成長なのではないですか?
このごろ漠然と考えていることを書きました。今日は腰痛が再発し,午後年休を取って病院へ。ロキソニンという強い鎮痛剤を処方してもらって帰ってきました。忙しいときには目に入らない水道局の広報誌。その中の「川に倣う」というエッセイが目をひきました。宮本輝の本の中の一節「人間は,火のような人間と,水のような人間の二種類に大別される」をひきながら,高度成長からバブルにかけては「火の人間」中心の時代だが,これからは「水の人間」が必要だと述べていました。水の人間とは「さまざまな容器に応じてその形を変え,絶えることなく流れ続け,源流から終着点まで己の役割をやめることなない」人間とのこと。そんな「水のような人間」が,今の日本の閉塞感を乗り越える在り方なのかなあなんて思ったのです。私もそんな人間でありたい。
今,MAP研究会では,MAP研を紹介するパンフレットを作成中です。Sphinxはその担当部署のチーフ。昨日はその編集委員会がありました。参加者は8名。参加者同士で話し合い,アイディアを出し合いながら,何もないところから作りあげていくという作業。とても刺激的で楽しい時間が過ぎていきます。朝9時半に集合して,作業終了が午後6時半。9時間ほぼぶっ通しで作業しました。つかれたのですが,なにかひとつやり遂げたというような,心地よいつかれです。本当は,締切を大幅にオーバーしていて楽しむどころではないのですが…。
MAP研究会のサイトに,昨日作成したパンフレットのイメージを掲載していますので,どうぞご覧になってください。左のナビゲーションボタン[パンフレットの作成過程]をクリックして,2月11日版のところです。最近,購入した Pages というワードプロセッサソフトを使って作りました。
昨日は仙台二高に出張でした。驚くべきことに,昨日の二高は「8時間授業」の日でした。1コマ45分の8時間授業。授業終了が16:30で,それからSHR・清掃なのだそうです。部活は5時以降。実際,4時過ぎにトイレにいく途中教室をのぞくと,どの教室でもちゃんと生徒たちが座って授業を受けています。二高の生徒ならそんなに授業をしなくても自分でできるのでは?と思いますが,それにしても驚きでした。廊下に「東大入試問題研究」というプリントが張ってあったり,教室の黒板に物理の円運動の図や積分の記号が描いてあったり,なんかとてもとても懐かしい世界でした。自分の高校時代を思い出す…。(もちろん8時間授業なんてなかった古き良き高校時代)
出張のついでに,泉区桂の耳鼻科を受診。今年は花粉症がすごいそうですが,まだ私は症状が出ていません。この時期から服薬をはじめるのも例年通りです。昨日は遅くまでやっている日で,私の診察が終わったのが19時過ぎでした。まだまだ患者さんがいたけど,何時に終わったんだろう。
20時過ぎに帰宅して,まずはクローズアップ現代の録画チェック!と思ってテレビをつけたら,よく存じ上げている方がTV画面に登場していまして,まずはそちらを見ることに。NHK教育の福祉ネットワークという番組で,昨日のタイトルは「大人のアスペルガー症候群」。ゲストは宇都宮大学教育学部教授の梅永雄二先生でした。梅永先生には,自閉症の療育援助セミナーや自閉症カンファレンスでたいへんお世話になっていて,私の発表もよく聞いてくれてアドバイスしてくれる先生です。飲み会もときどきご一緒するのですが,とても気さくで楽しい方です(昨日はまじめ一直線でしたが)。番組では大人のアスペルガー症候群の方にどんな支援が必要か,実際の映像を交えながら紹介していました。これを見て「私も…」とか「うちの会社の…」などと思い当たった人も多かったのではないでしょうか。適切な支援をすることで,能力を十分発揮できるというメッセージが強調されていて,よかったなあと思います。来週火曜日の午後に再放送があるので,興味のある方はご覧になってください。
その次に,録画したクローズアップ現代を見ました。クローズアップ現代のテーマは「どう支える “学習障害”の子供たち」。トムクルーズの話を紹介しながら,こちらも「適切な支援で能力が引き出される」というところが強調されていました。ゲストで出演していた東京学芸大学の上野先生とは,一度メールでお世話になったことがあります。光明養護学校で個別の指導計画の研究を行っていたときに,上野先生の執筆された文章を引用させていただいたのです。その時につくった文書を,このサイトでも紹介しています。今読み返すと,MAPの目指すところと重なる部分も多いなあ…。個別の指導計画とMAPって,方向性は同じなんだと再認識。
今日は久しぶりに青空のいい天気!この時期は家族全員で体調不良になっていることが多く,雪んこ祭りはしばらくご無沙汰してました。今年は4年ぶりの参加です。
秋保ビジターセンターに向かって進むと,道路脇の積雪はどんどん深くなってきて,ビジターセンターの手前ではもう車の屋根ほど。道路沿いの家々には,歓迎雪だるまが飾られています。冬のソナタとかゾウさんとか,雪だるまにもいろいろ趣向がこらされていて面白い。
会場には,いくつものソリコースに加えて,馬そりコース,歩くスキー体験,たこ揚げ(強風で大変そう),雪像づくりコンテストなどいろいろな遊び場があります。本部前では時間によっていろんなイベントが開催されます。Taroはソリすべりを楽しんだ後,雪の中に隠されたジュースを探す「宝探し」のイベントに参加しました。Ayuはソリを2回滑って「もうおわり〜」。Taroが宝探しをしている脇で熟睡でした。その後,お食事コーナーで秋保名産野尻そばと,たこ焼きを食べて,お土産に山菜おこわを買って帰りました。
写真のソリコースはボブスレーのような急で狭いコースでした。Taroはこのコースを気に入って,何度も並んで滑りました。撮影したのは,ちょうどカーブで壁を滑っているところです。今日は,私にとって超珍しい「普通の休日」となりました。あーリラックス,リラックス。それから,お土産で買ってきた「山菜おこわ」,家で食べたらとても美味しかった!!
相変わらず土日を含めて自転車操業です。それでも3年生の授業がなくなり,受け持ちの授業時間が18コマから12コマに減ったので,やや心の余裕ができました。それと同時に1日の生活の組み立てを少し変えて,帰宅してから寝るまでは仕事をしないことにしました(仕事は早朝のみ)。帰りが遅くなったときはメールチェックもがまんして,カバンからパソコンを出さない日もあります。これで少しこどもたちと遊ぶ時間が増えました。まあ,その影響を受けて,メールや掲示板への書き込みは今まで通り滞っていますが…。
今週末は,3年生の考査の採点と授業の準備3時間とプラスαです。明日,地元で開催される雪んこ祭に行けるようにがんばりたいのですが,どうなりますか。仕事の進み具合によっては,メールや掲示板にも出現できるかも。
前回の「ひとこと」で紹介した Pages を使って,クラスの記念誌用のテンプレートをつくりました。昨日,生徒たちに書き込ませたのですが,予想外に好評で,みんな頭を絞って,楽しそうに思い出話をしながら書いていました。
Appleから新しいソフトウエア iWork'05 が届きました。AppleWorks の後継のワードプロセッサ Pages とプレゼンテーションソフト Keynote 2 が組み合わせられた統合ソフトです。
Pages はWORD との互換性があり,WORDで作成した書類を読み込んだりWORDで書き出したりできるようになっています。あらかじめ用意されたテンプレートの美しさが目を引きます。さっそく今回の考査問題を,この Pages で作成中です。
Keynote 2 は PowerPoint のようなプレゼンをするためのソフトです。バージョンアップしてやっとハイパーリンクに対応しました。発表者モード(メイン画像に加えてノートや次の画像を表示する機能)もついて,使えるものになったかな。でもまだ PowerPoint を使ってしまいそう。
スライドガラスに載せる |
観察中 |
放課後の観察 |
今週はウニ・ウィークでした。月曜日,職員会議の後,女川の某港に向けて出発。蔵王から女川まで,高速を使っても2時間半ぐらいかかりました。夜8時頃に現地着。1年に1度ここでしか会わない皆さん(いろんな高校の生物の先生方)とご挨拶して,魚屋さんがはいているような胸まである長靴に履き替えます。ちょっとした山道を乗り越えていざ海へ!腰まで海に浸かって岩場のすき間に隠れているウニを手探りで探してつかまえます。海水の冷たさで最初だけ腕がしびれますが,すぐに慣れます。講師の先生と二人で30分で50匹ぐらいつかまえて,その中から30匹を持ち帰りました(※)。帰宅したのはちょうど日付がかわる頃…。夜の三陸自動車道は,PAも何もないので眠かった…。
翌火曜日,1年生の全クラスで,ウニの放卵・放精の観察,卵と精子の観察,そして受精と受精膜形成の観察をしました。その後は,授業のある日もない日も,放課後や昼休みをつかって毎日観察です。最初の授業では「キモチワルイと言ったら平常点1点減」などとおどして授業を進めるのですが,丸くて動かない卵が成長して回り出し,さらに三角になって泳ぎ出すようになると,生徒たちは愛着を感じるようになり,「先生,ウニってかわいいですね」などと言う生徒も出てきます。毎年のことですが,このウニの赤ちゃんの命をいただいて学習をしているということは,何度も強調します。
今回試料で使ったバフンウニは,外見からは雄雌の判断がつきません。放卵・放精させてみて初めて雌雄が分かります。それで採集の時は適当に持ってくるんですけど,今回持ってきた30体のうち,メスは2体しかいませんでした。15:1の割合!これにはびっくり。採集のしかたが悪かったのか,そもそもオスの出現率が減っているのか…。来年はもっと持ち帰るサンプル数を増やさないと不安です。それでも,わずか2匹しかいないメスが1クラス目の授業で見つかったのでホッと胸をなで下ろしています。運が悪いと,教師が焦って放精だけを延々と繰り返し,生徒はそれを見るだけで1時間が終わってしまう可能性も十分にあったので。どのウニを使うかは生徒に選ばせたのですが,メスを当ててくれた生徒に大感謝!!
※漁協の許可を得て採集をしています。
walk@niftyという@niftyの情報誌に,私の母(TaroとAyuのおばあちゃん)の投稿した写真が「入選作品」として掲載されました。TaroとAyuを散歩に連れて行ってもらったときに,撮影したものです。作品名は「寒太朗がきたぞー!」。
どうも昨年の後半から,気持ちのバランスがやや崩れた状態が続いているんですよね〜。MAPの研修や全国ミーティング,修学旅行と忙しすぎたせいかな…。冬休みでリセットできるかと思いましたが,まだダメなようです。
昨日はMAP研の研修会が蔵王高でありまして,PAJの難波さんや高知県から森カメラさんをお迎えして,楽しく刺激的な1日を過ごしました。皆さんにいろいろ話を聞いてもらったりして,ずいぶん安心できました。でももう少し心の薬がほしいなあと思って,今日は授業の準備が終わった後,Taroと買い物に行きました(Taroが薬)。明日のウニ採集に備えて発光ダイオードのヘッドランプを買い,TSUTAYAでTaroのはまっているポケモンの劇場版アニメを借りて…その時,私の目に留まったDVDが1枚。2003年に公開された映画『阿弥陀堂だより』でした。
都会の生活で心の病にかかった奥さんを連れて故郷の長野に戻り,自然の中で暮らしながら,自分自身を取り戻し,生きる喜びを感じられるようになっていくという物語。今の自分の心にぴったりだなあと…。私は自分の生活に今,情緒と感情がないと思うんですよ。情緒と感情を取り戻したい。Taroが1〜2歳の頃は,毎日のように家のまわりを散歩して,夕日を見たり,宵の明星を見たりしていました。今,帰ってくるとあたりは真っ暗。散歩する時間も気分もないんですよね。Ayuとは今まで数えるほどしか散歩したことがありません。こういう生き方をしたいのではないんです。自分の何かが,根っこのところで間違っているような気がしています。(ん〜,やっぱり疲れてる?)
自分へのクリスマスプレゼントとして注文していた外付けのDVDドライブが,やっと昨日届きました。私の PowerBook G4 は,DVDの読み込みまではできるのですが,書き込みができません。
最近,月1回のバックアップのサイズが増えてしまって,1回にCD-ROMだと3枚以上も必要になっていました。また,デジタルビデオを編集してつくったビデオ作品も,CD-ROMだと容量不足で保存できません。さらに,デジタルカメラのデータも膨大になり,ほしい画像を探すのにCD-ROMをトランプのように出し入れするような状態…。そんなわけで,外付けのDVDの必要性が高まっていました。
買ったのは『LaCie d2 Double Layer DVD±RW』です。片面2層8.5GBまで記録可能というタイプ。この製品は Apple Store 限定特別モデルで,TOAST 6 Titanium というライティングソフトの正式版が付属しています。
さっそくTOASTをインストールして,昨年の体験学習法全国ミーティングで上映した,MAP研の研修風景のビデオ作品をDVDビデオにしてみました。TVにつながっている家庭用DVDプレーヤーで再生チェックしてOK!今まではデジタルビデオにしか書き戻しができませんでしたが,DVDはやっぱりいいですね〜。サイズが2GBもあったので,ハードディスクから削除してスッキリ!
蔵王高校の文化祭のオープニングとエンディング用に,実行委員の生徒たちがつくったビデオ作品も,DVDでほしいといわれていたので,これで焼いてあげることができます。
昨晩,寝る前に外を見たらきれいな星空だったので,双眼鏡を持ってベランダに出てみました。プレアデス星団のそばを探すと…あったあった,天頂付近に肉眼でもぼんやりとマックホルツ彗星が見えました。双眼鏡でしばし観望。風呂上がりだったので,体が冷えないうちに退散しました。
彗星のようにぼんやりした天体を探すコツは,注視しないことです。視野の中心の網膜には色をよく判別する細胞が集まり,反面弱い光にはあまり反応できません。視野の周辺の網膜は,色は苦手ですが弱い光でも反応するんです。見たいところを見ないで,その周辺をぼんやり見ながら,視野をずらしていくと…ぼんやりとしたものが見えてきますよ!それが彗星。
個性を重視する教育(長谷川眞理子)
http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/downloadfr1/pdf/hree4613.pdf
東京書籍の教科情報誌の巻頭言が面白かったです。PDFファイルになっています。今の教育は個性を重視すると言いながら,本当にそうなっていますか?という内容で,私の心にヒットしました。
啓佑学園から『第3回自閉症発達支援セミナー in みやぎ』の案内が届きました。今年は香川大学教育学部助教授の中邑賢龍先生です。コミュニケーションの補助装置(AAC)を用いたコミュニケーション支援をご専門にされている先生で,私も養護学校時代には中邑先生のご著書にたいへんお世話になりました。
スマトラ島沖地震の犠牲者は15万人を越した模様です。TSUNAMIという言葉は,もう世界中で知らない人がいないかもしれません。TSUNAMIという言葉は,今,世界中を飛び交っていますが,語源はもちろん日本語の「津波」です。今まで津波を表す英語として「tidal wave」という名称もあったのですが,今回の地震で「TSUNAMI」に統一されそうです(リンク1)。日本語の津波がどうして世界共通語になっていったかは,下のリンク2を参照してください。
日本は今までも津波で多くの人命を失ってきました。記憶に新しいところでは,北海道南西沖地震(1993;死者201名),日本海中部地震(1983;死者104名)などがあります。1960年のチリ地震津波(死者122名)までさかのぼるともう私の生まれる前の出来事になりますが,東北地方ではこの地震の他にも1933年の昭和三陸地震津波(死者1,522名),1896年の明治三陸地震津波(死者約22,000名)など,過去何度も大きな津波を経験してきました。
近いうちに襲来が予見されている東海地震においても,津波災害が起こると考えられています。被害想定によると津波による死者は全体の半数近くを占め,4000人から8000人程度ということです。このため,東海地域では数々の津波対策がとられています(リンク3)。海岸付近にいざというときに逃げ込める避難塔をつくった自治体もあります(リンク4)。
こういう技術や知識が,国際的にも重要な意味を持つということが,今回の地震で明らかになったのだと思います。Sphinxの「ひとこと」で,2003年の大晦日に「国際貢献の適材適所」ということを書いたのですが,「災害大国」であり「経済大国」であり,「技術立国」である日本が,先頭を切って国際貢献できる分野が,この防災分野なのではないかとという思いを,今回の地震でまた新たにしているところです。そんな私にとって,うれしいニュースだったのが,これ(リンク5)です。
今,夜8時頃にちょうど真南の方向に,マックホルツ彗星がいます。おうし座のプレヤデス星団(すばる)とヒヤデス星団(おうしの顔の部分)のすぐそばです。明るさは四等級なので,肉眼では条件のいいところでぼんやりと,双眼鏡ならボワッと雲のような姿を観ることができるでしょう。国立天文台の資料を参考に,天気がいいようならぜひご覧になってみてはいかがでしょう。寒いので防寒対策をしっかりして,風邪をひかないようにしてくださいね。
先日の朝日新聞に,こんな記事が掲載されました。
記事によると,「よく笑っている」と答えた人は20代で80%,30代で74%と若い世代で多く,特に20代女性では9割近くを占めたとのこと。「人を笑わせることが好き」だという人も,20代が74%で最も多く,全ての世代で50%以上だったそうです。
自分自身を振り返ってみると,とても「よく笑う」とは言えず,「人を笑わせることが好き」とも言えない(というかその意欲がない)というのが現状です。養護学校で働いていた頃は,毎日笑いっぱなしだったような気がするんですが,今はせいぜい1日に何度か微笑むぐらいで,大笑いすることなどほとんどないです。
こんな私も,小学生の頃は人を笑わせることが生き甲斐のような人間だったんです。授業中にもよくだじゃれを飛ばしたり椅子から転けたりして,みんなを笑わせては喜んでいました。TaroやAyuもその流れをくんでいるのか,体を張ったギャグを連発するこどもに成長(?)しています。
世論調査では日本人の多くがよく笑っているということですが,今の日本にそんなに笑顔があるんだろうかと一方では思います。ときどき地下鉄や電車に乗ることがありますが,みんな疲れ切った表情で笑顔や微笑みはほとんど見ることはありません。TVからはよく「視聴者の笑い声」が聞こえてきますが,ボタンひとつで録音した笑いが流されているような番組が多くないですか?また,TVから流れてくる笑いは「どこがそんなに面白いの?」と理解できないことも多かったりして…。こういうので笑っているもの「よく笑う」62%の中に入っているのかな。本当に日本人に笑いが多いなら,もっと日常生活の中に笑顔や笑い声が聞こえてきても良さそうなものです。
自分に笑いがなくなった一番の原因は,自分の気持ちに余裕がないことでしょう。仕事も趣味も生活も,自分のペースでひとつひとつのことを納得して進めていきたいという気持ちが私の中には常にあります。それはもう「こだわり」と言ってもいいくらい。でも,今の生活はバランスが悪くて,すべてのことが中途半端,不完全燃焼。そのバランスを少しでも修正してバランスのよい人生を取り戻したいというのが,今年の私の目標です。そしていつかまた,私の中で眠っているユーモアのセンスが,目覚めてくれますように。
明けましておめでとうございます!
今年もよろしくお願いします。
今年の年賀状はこちらです。