Sphinxのつぶやき

2006年のつぶやき

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12月31日(日)

当時の活動風景

昨日は,仙台向山高校時代の地学部の卒業生たちとランチ忘年会でした。大人・幼児・乳児とりまぜて総勢17名。みんな卒業してから12〜15年の仲間たちです。それに自分のだんなさんや奥さん,こどもも加わって,なんともにぎやかな忘年会でした。

当時の地学部は比較的女子が多かったのですが,十数年前に高校生だったときのイメージと,今こうして育児の悩みを語り,こどもを寝かしつけている母親,父親としての姿のギャップに不思議な感じがする一方,当時の思い出話をしながらあのときとまったく変わらない一面も見つけたりして,懐かしく楽しい時間があっという間に過ぎていきました。

この地学部員たちはとにかくやる気があり,「あれをやりたい」「ここに行きたい」と次々と企画を立てては自分たちで巡検のしおりをつくり,いろんな活動をしていました。当時講師としてきてくれていた小関先生(故人)に連れられて,研究成果を日本古生物学会で発表したこともありました。私の仕事は,生徒たちの計画が実現するように学校や地域に話をとおすことと,研究の方法について助言をすることぐらいでしたね。とにかくいつも地学室にいて,なにやら楽しそうに変なことをしていた生徒たちです。

そんな生徒たちも,今やそろって三十路です。私も同じ30代(あと数ヶ月だけ)ということもあり,一緒にいても教師と生徒という気分ではないですね。どちらかというと,先輩と後輩の感覚です。

忘年会の会場は「海と、土と。」という沖縄料理のお店でしたが,久しぶりの卒業生たちと食べる沖縄料理はとても美味しかった。帰り道,沖縄産品のお店によって「美わしき古里」(泡盛)とさんぴん茶を購入し,この先もずっとずっとこの同窓会が続いてほしいなと思いながら,幸せな気持ちで一番町を歩いていました。

12月29日(金)

初冬の上野公園

昨日の朝日新聞朝刊に掲載された,杉田敦氏の論壇時評「いじめと日本社会」が面白かった。かいつまんで,私なりに論点をまとめてみます。

これらの意見をまとめた杉田氏の結論は『こうした負のプロセスへの対策として,学校の規律強化という「改革」路線の限界は明白ではないだろうか』というものでした。御意。お手元に朝日新聞がある方は,ぜひご一読ください。

それから,自殺報道については12月15日の「ひとこと」に私の意見を書いてあります。

12月28日(木)

http://putiya.com/

一定年収以上の会社員の残業代をなくし,1日8時間という労働時間帰省から外す,いわゆる「ホワイトカラー・エグゼンプション」について,厚生労働省の諮問機関である労働政策審議会が「導入は適当である」という報告書をまとめたそうです。

私はこのホワイトカラーなんとやらには大反対なので,今回の審議会の腰抜けな報告書には心底ガッカリです。働き方の自由度が高まり,働いた時間ではなく仕事の成果で賃金を決められるというのが賛成派の話ですが,要は残業をさせてもお金は払いたくないという経営者の下心を法律で後押ししようとしているようなものです。

仕事の成果で給料が決まるということは,成果次第では給料が減るという危険性と常に隣り合わせです。当然,残業は増えます。日本の労働者は,今までも長時間労働で家庭と地域をないがしろにしてきました。家庭と地域をダメにした結果が,今の教育問題に端的に表れているわけです。だから,新しい教育基本法の中にも,わざわざ「家庭教育」の条文が新しく加わっているわけでしょう。この政府はやっていることが矛盾しています。

宋文洲さんが下記リンクで書いていますが,世の中には残業なしで利益をあげている企業はいっぱいあるわけで,「残業しなければ儲からないようなビジネスのやり方に問題がある」のです。経営者は自分たちの手抜きの尻ぬぐいを,労働者にさせてきたし,これから今まで以上にさせようと企んでいるのです。もうそろそろ仕事だからといういい訳をやめにして,自分の幸福のために時間を使う人生に転換しませんか?

12月27日(水)

「特色ある学校づくり」でGoogleを検索してみてください。0.16秒で220,000件のページがヒットします。この言葉,現行の学習指導要領と一緒に出てきた言葉みたいですが,近年,現場でも耳にすることが多くなりました。各学校はそれぞれの特色を「出さなければならない」というような強制的なニュアンスを帯びて使われることも多いです。この言葉に反感を感じている人はあまりいないみたいですが,私は好きじゃないですね。

学校の特色というのは,人間でいえばその人の個性ということだと思いますが,個性や特色というのは無理矢理つくり出すようなものではなく,気づくものではないかと思います。いい教育をしようと,こどもの実態や教育環境をよく見て,使える教育資源(地域など)をうまく活用するなかから,知らず知らずその学校独自の教育が生まれていく。それが私の考える「特色」です。特色を「つくる」ことが目的になったら,こどもの実態はどこにいくのでしょう。今いる生徒の実態とかけはなれた特色をつくっても,それは無意味というものです。

任侠映画を見終わって映画館を出てきた人が,みんな肩で風を切って去っていくという話がありますが,特色づくりには,そういう付け焼き刃の個性のような滑稽さを感じます。とってつけたような特色を追い求めるのではなく,日々一生懸命やってきたことが,振り返ってみるとその学校の特色になっていた…それでいいのではないですか。今つくられている各学校の特色が,10年後もそのようにあるかどうか見ものですね。そもそも,それぞれの学校に本当に特色が必要なのかというところから,考えたらいいんじゃないでしょうかね。

12月26日(火)

クラッチーナちゃんと記念写真ビンゴで賞品ゲット光のページェント

昨晩は,某ホテルの「クリスマス・ファミリーバイキング」に行きました。家族4人で行くはずでしたが,クリスマスイブからayuが高熱を出してしまって(その割には元気),昨日はtaroと私の二人だけ。楽しさも半減でしたが,料理も美味しかったし,特別ゲストのクラッチーナちゃん(楽天イーグルス)と一緒に写真を撮ったり,ビンゴ大会で景品を当てたりして,taroはそれなりに楽しく過ごしたようでした。ホテルからの帰りには,超渋滞の定禅寺通りを通って光のページェントを楽しみました。

今年のサンタクロースからのプレゼントは,ayuには「アクアビーズアート」,taroにはTAMIYAの工作セット「レスキュークローラー」でした。レスキュークローラーは部材の切断からしなければいけない工作セットです。taroには無理なので,私がtaroを手伝わせて,これからつくります。1日では終わりそうもありません。これは私にとってのクリスマスプレゼントでもありますね。TAMIYAの工作なんて久しぶり!

12月24日(日)

今朝は雪がちらついています。やっぱりクリスマスには雪ですね!

iTunesに入っているクリスマスソングをプレイリストにまとめて聴きながら,これを書いています。iTunesに入っている2107曲から「クリスマス」「サンタ」で検索してみると,定番のクリスマスソングに混じってユーミンの「ロッヂで待つクリスマス」やドリカムの「サンタと天使が笑う夜」「雪のクリスマス」,佐野元春の「Christmas Time In Blue」もヒットしました。全部で45曲,2時間半。1日流していても飽きないかな。

昨日,DVDに録画していたNHKスペシャル「シリーズ認知症 その時、あなたは」を見ました。進歩する医療や介護の最先端が紹介されていて,未来に希望の持てる内容でした。

私が一番印象に残ったのは,センター方式という新しい介護で認知症にともなう問題行動を解決した二つのケースです。ひとつは,介護者に暴力をふるったり物を壊したりしていたおばあちゃんが,夕食の準備を手伝い食事時に笑顔がこぼれるようになった事例。もう一つは,無気力なおじいちゃんが,剣玉をとおして意欲を取り戻した事例。

問題行動への対応はチームによるケースカンファレンスで議論されますが,その時資料として用意されるのが「センター方式シート」と呼ばれる記録紙です。おばあちゃんの場合は,「24時間生活変化シート」の記録から夕方に問題行動が出やすいことが分かり,その時間の対応が焦点になりました。元気な頃の夕方の仕事といえば夕食の準備です。夕食の準備に誘って料理をしてもらうことで,問題行動が減り,穏やかな表情が戻ってきました。おじいちゃんの場合は家族からの「剣玉が得意だった」という情報が,問題解決のきっかけとなりました。その情報は「私の姿と気持ちシート」に記録されて,共有・活用されます。

このシートには,他にも生活地図をつくる「私の支援マップシート」,生活習慣や現在の生活レベルを整理する「私の暮らし方シート」など,様々な角度からその人の実態を把握できるようなシートがセットになっています。これらを見てすぐに思い出したのが,10年ぐらい前に光明養護学校で研究していた個別の指導計画です(当時はそういう呼び名ではありませんでしたが)。生徒の個別のニーズやその生徒を取り巻く環境を大切にしながら一人一人の実態を把握し,そこから個別の学習内容や指導の手だてを計画し,チームで教育に取り組んでいくというのが,今の特別支援教育です。センター方式といわれる新しい介護のコンセプトも,これとまったく同じなんですね!

12月22日(金)

先日この「ひとこと」で紹介した,さかなクンから「いじめられている君へ」のメッセージが,asahi.comに掲載されました。私が読んでとても印象深かったメッセージなので,こうして皆さんにご紹介できるのは,とてもうれしいです。

ところで,この記事に注目している人はかなり多いようですよ。うちのウェブサイトを検索してたどり着いた方のうち,「さかなクン」を含むキーワードで来たのは171名です。12月の検索ヒット数としては,他の言葉を大きく引き離して堂々の1位。

皆さんがどういく検索ワードでこのサイトに来ていただいているのか常にチェックしているのですが,一つの言葉にこれだけ集中するのは珍しいことです。それだけ,このメッセージに対する関心の高さが伝わってきます。

12月21日(木)

明日は冬至です。ということは今日は「冬至イブ」とでも言うんでしょうか。

この時期は太陽高度が低いので,日差しが部屋の奥まで入ります。リビングの床全体に日差しがあたり,窓の格子の影が床に映る様子を見ていると幸せな気分になります。これは太平洋側に住んでいる人の特権ですね。太平洋側の天気は冬に晴天が多いので,外は寒くても,部屋の中は暖房がいらないくらい暖かくなる日があります。

こどもの頃は日本海側の住人でしたので,反対に冬は曇りや雪の日が多く,雪が深くなると庭につもった雪が光を遮って,日中でも電灯をつけなければいけないような生活でした。今思えば,それはそれで趣のある冬の過ごし方だなと思いますが,明るくまぶしい太平洋側の冬を知ってしまうと,こっちのほうがいいかな…と思ってしまいます。

12月19日(火)

日経ビジネスオンラインは,名前のとおりビジネス関係の情報サイトですが,これが意外に教育に関係する部分も多いのです。忙しくて読めなかった記事を先週末に斜め読みした中から,共感したものを二つ紹介します。

日本企業の「集団皿回し」には,自分にも心当たりが大ありです。「(日本の企業で社員は)自分の皿を回すのに手いっぱいで、他のことができない。しかもそれが集団化している。」という指摘は,学校にもそのまま当てはまると思います。自分の仕事を終わらすためには,うかうか雑談もできないのが現状ですし,ゆっくり考える時間がないので,やることがどうしても前年踏襲になりがちです。

仙台向山高校に初任で赴任したとき,理科主任の先生にこういわれたことがあります。「5時で仕事を終わらせることができないのは,能力が足りないからだ。さあ,帰るぞ!」当時は,なんて乱暴な話だ…とも思っていましたが,今はけっこう私も同じ方向性です。

教育熱心な教員は,部活を指導して,授業の準備をがんばり,さらに学級通信も出し,校務分掌の仕事も抱え込んだりして,なんでもかんでもやろうとしますが,それでは時間はいくらあっても足りません。自分のため,家族のため,地域のために使うはずの時間を,仕事に「無断流用」することになります。そういう人生を生きたいというなら,別に止めはしませんが,私はそういう人生は嫌です。

どんな仕事にも優先順位というものがあるのです。今するべきこと,その緊急性と重大性,与えられた時間,それを常に秤にかけて,バランスよく仕事をするのが私の理想ですね。宋文洲さんのいうように,熱心だからいい教育ができるっていうものでもないと思いますし。

先日,Outdoor Education Center の田中裕幸さんの話を聞いているとき,横軸に「緊急度(→)」,縦軸に「重要度(↑)」をとった表を見せてもらって,これはけっこう使えるなと思いました。思いついたやるべきことを,その表のしかるべき緊急度と重要度の位置に,どんどん置いていくわけです。普段,日常ではこれを自分の頭の中でやっているわけですね。集団でやるときは,こんなふうに目に見える形にすると共通の認識を持ちやすいですし,あまりこういう発想のない人には,最初の練習としていいと思います。

12月18日(月)

お兄さんと一緒にペン型の静電気除去装置をつくりました!ジョギング発電機で,がんばって走って発電しています!静電気の実験中!発泡スチロール球が吸い寄せられています。

抽選にとおって,さあスペースロボの工作だ!お姉さんの説明を聞きながら,モーターを含む動力部分をくみ上げていきます。家で残りを仕上げて完成!無事動きました!!

仙台市卸町のサンフェスタで昨日まで開かれていた「エネルギーサーカス」という催し物に,taroを連れて行きました。

このエネルギーサーカスは,文部科学省が原子力施設の立地地域で行っている,こどもたちのための科学体験広場です。科学の不思議を体験的に学ぶ「体験ゾーン」,アルキメデスの光線銃や空気砲などの実験を織り交ぜて物語風に進んでいく「理科実験ショー」,そして電気に関する工作をする「工作教室」で楽しめます。

先日,国立科学博物館でいろいろな実験を初めて体験したtaroは,新聞の折り込みでこのパンフレットを見つけたときから「行きたい!」と期待に胸をふくらませていました。特に「二足歩行ロボット・スペースロボ」の工作が楽しみだったようです。

会場に着いてみると,taro期待の「スペースロボ」は,抽選をしなければいけないほどの大人気!でも,運と執念で2回の関門を突破して工作教室に参加できました!このロボット,もともとは6年生の理科教材のようで,モーターから組み立てていくしくみでした。コイルの周りに磁石や整流子を取り付けてつくっていくんですけど,私が物理の授業で高校生相手にやっているような内容です。工作教室は難しいモーター部分の製作だけで,他の手足の部分は家に帰ってから。家で組み上がって動き出したときのtaroの楽しそうな顔が,お父さんにはうれしかった。

12月16日(土)

日常生活のなかでの小さな変化というのはなかなか気づきにくいもので,今日していることが,この先もずっとこのままであるかのように感じてしまうことがあります。仕事も家庭生活も…。でも,すべてのものは少しずつ移ろっているんですよね。

ayuやtaroと一緒にお風呂に入ったり,添い寝をしたりするとき,「あと何回,こういうふうにできるんだろう」と,思うことがあります。taroは今7歳で,小さな頃から私と一緒に寝ていたので,1年に300回とするとだいたい今まで2000回ぐらい一緒に寝ていた計算になります。taroは「あと100万回ぐらい一緒に寝る」と言っていますが,残念ながら300歳ぐらいまで生きないと,それは無理です。現実は,きっともう1000回はないでしょうね。お風呂も,あと500回ぐらいでしょうか。

一緒に風呂に入ったり添い寝したりする楽しみも,1回楽しむごとに終わりに近づきます。子が少しずつ親から離れていき,親は少しずつ人生の終わりに近づいていく。そういう小さな変化を,見過ごすことなく味わっていきたいものです。

12月15日(金)

いじめ問題や自殺の報道には,もう少し注意を払ってもらいたいと思っています。例えば,こどもの自殺の報道が,次の自殺を生んでいるかもしれないということを,マスコミの方は考えたことがあるんでしょうか。次の自殺を生まないような伝え方をしていこうという意識が,あまり記事からは感じとれないです。

仙台市の中学校のいじめ問題で,某新聞のネットニュースには仙台市教育委員会の教育次長と教育相談課長が頭を下げている写真が掲載されました。写真というものは,文章よりも内容がパッと感覚的に伝わっていくものですから,記事に写真を添えるか添えないか,添えるとしたらどの写真を添えるかというところに,その新聞社の考え方・姿勢が強く反映されます。教育委員会の人が頭を下げている写真を掲載するということは,その新聞社はそこに最大の伝える意義を感じているということです(まるでオニの首を取ったかのように…)。

でも,このいじめ問題で一番問題なのは誰ですか?明らかに,いじめをしている生徒です。それがこの記事の主題になるはずのものです。しかし写真がそういう写真ということもあり,全体のニュアンスは何度読んでも「市教委と校長の謝罪」の記事になっています。

いじめている人間はこういう記事を見てどう思うんでしょうね。校長や市教委の偉い先生たちが頭を下げているということは,とても愉快なことに違いありません。ことによったら自分たちが大人の悪い部分を暴いてやったという正義感を感じる人間もいるかもしれません。大人が大人同士で悪者探しをして内部分裂を起こしているわけですから,こどもたちにあざ笑われてもしかたないというかんじです。

この記事はどう見ても「いじめは許さない」というメッセージではなく,「大人(先生)はだらしない」というメッセージになっています。やはり報道のしかたっていうものがあるんだと思います。記事の主題をどこに置くか,どんな写真を使うのか,その記事がいろんな立場の人にどう伝わるのか。吟味が足りない報道機関があるのではないでしょうか。自殺報道が自殺者を増やさないように,いじめ問題の報道がいじめ問題を悪化させることがないように,報道にはぜひ注意を払ってもらいたいと思います。

#しかしなんで教育委員会の人は頭を下げているんでしょう。何か悪いことでもしたんですか?

12月13日(水)

いろいろたて込んでいた1ヶ月が終わり,少し落ち着いた日常に戻りつつあります。

うちにもやって来ました→ウイルス性胃腸炎。ayuが昨日から下痢で,今朝から嘔吐もしています。ぐったりしているayuを見るのは久しぶり。他の家族に広がらないといいのだけれど…無理でしょうね。

12月9日(土)

何らかの目的をもって仕事に当たる「プロジェクト・チーム」の最適人数は,何人ぐらいだと思いますか?あまり人数が少ないと,チームとしてのよさ(たとえば考え方やもっているスキルの多様性)が出てこない。かといって増やしすぎると,チームとしての一体感がなくなります。あるサイトでは10〜15名が適当で,20名を超えると難しくなっていくと書かれています。

学校のクラスにも,同じような観点で最適人数があると思います。40人では多すぎですね。クラスの人数を減らすべきだという話はよく聞きますが,その理由は,減らした方が担任の目がよく届くという教員側からの見方だったように思います。

でも,クラスを構成する一人の立場から考えても,一つの集団としてまとまろう,協力し合おうと思える範囲の人数を考えると,やはり20人以下になるだろうと思うのです。今,自分が所属しているグループのことを考えてみてください。職場,学校の保護者会,地域…何人ぐらいなら,共通の意識でまとまっていられるでしょう。一体感を感じられるのは,互いの顔がよく見える10名程度,多くても20名ぐらいまでではないですか。

この数には私なりの根拠もあります。MAP(みやぎアドベンチャープログラム)のファシリテーターとして,小集団を機能的なチームに作り上げていくという経験を何度かしていますが,集団の人数が20名程度までなら,一つにまとまっていく流れがつくりやすいんですね。しかし30名がまとまろうとすると,構成メンバーの一人一人の力がかなり要求されてきます。これ以上の人数になると,チームとしての一体感の前に小グループができてしまって,その所属感のほうが強くなるという印象があります。30名を超すような集団を相手にファシリテートするのは,できれば遠慮したいというのが本音です。

クラスという集団も,互いに協力して勉学に励むという意味で,一種のプロジェクト・チームです。現状では,プロジェクト・チームの割には人数が多すぎるので,小グループができ,いじめが発生しやすい環境が生まれいてます。チームとしての一体感を大事にするなら,1学級を20人以下にするのがいいでしょう。いじめ問題も,これだけでかなり解決する部分があるでしょう。担任の目が届くからではなく,一人一人が「いじめを許さない」と思える集団ができやすいという理由からです。

12月4日(月)

朝日新聞で今,「いじめている君へ」と「いじめられている君へ」の連載が掲載されています。先週の土曜日は,東京海洋大客員助教授・さかなクンでした。

私は,いじめがこどもたちの問題だとか,教育の問題だとか,そういうふうに狭くしか見えていない人の話を,ほとんど聞く気になれませんが,さかなクンの見方は,そんな私よりもっともっと広い立場からの視点でした。こういう視点でいじめを考えると,当然対策もかわってきます。ただただ道徳心を求めるだけでは解決しないということも,よく分かります。これ,ぜひ読んでください。

12月2日(土)

プーさんと記念写真夜のシンデレラ城二日目は国立科学博物館

久しぶりの更新です。いろいろやることが溜まっていますが,気分転換に。

なぜやることが溜まっているかというと,2日間遊んできたからです。1泊2日でTDLに行ってきました。今年,3日連続の休暇を取れることになっていまして,それをこの試験期間中に行使しました。こどもたちは休みではなかったのですが,「家事都合」ということで…。taroには,今日はTDLでお勉強だよなんて言いました。

TDLは平日でもお客さんでにぎわっていましたが,待ち時間の長いところではファストパス・チケットも使って,実際の待ち時間は最大で30分。10時間で10個のアトラクション+エレクトリカルパレードを体験しました。私は初めてなので分かりませんが,よくいく人は「それはとーってもすいている!」と言ってました。

こどもたちは,予想以上に楽しそうでした。あんなに楽しそうなこどもたちを見ると,またすぐに連れて行きたくなりますね。ayuは「着ぐるみ恐怖症」なので心配でしたが,無事にプーさんとふれあうこともできて「プーさんとチップとデールは近くでも大丈夫」と言ってました。

2日目は,せっかく東京に来たのだから恐竜たちにも会って帰ろうということで,国立科学博物館の常設展示を見に行きました。前の日に夜10時までディズニーランドで遊んでいたこどもたちは,ぐったりと疲れていましたが,taroは館内に入ったとたんに元気復活。いろんな展示を走り回ってみていました。エスカレーターを駆け上がる途中に転んで弁慶の泣き所から出血したのですが,それでも足を引きずりながら展示を見ていました。意外に根性あるな。

今回宿泊したホテルは,JR舞浜駅とつながっている「ホテルドリームゲート舞浜」です(駅から徒歩0分)。安さで選びましたが,インターネットに接続できるパソコンが無料で利用できるサービスもありました。

私は旅の日記をパソコンで書くのですが,今回はパソコンを持ち歩いていなかったので,帰ってから書くつもりでした。でもこのインターネットサービスを使い,Gmailで日記を書いて自分のメールアドレスに送信するということができました。もちろん,利用後はGmailをログアウトしてブラウザの履歴などを消去して,アカウントとパスワードが漏れないように注意しなければいけません。

それにしても,旅先のパソコンで書いた文章を自分のパソコンに送ることができるというのは,なかなか便利な体験でした。

11月14日(火)

幼稚園の送迎で

今日からしばらく「ひとこと」の更新ができなくなります。近況を,Sphinxの掲示板に投稿することがあるかもしれません。もしよろしければ,そちらをご覧ください。

なお,「Sphinxのひとこと」と「Sphinxの掲示板」は RSS 対応です。RSS対応のブラウザや,RSSリーダーなどで更新をチェックできます。

11月13日(月)

ウッドデッキに舞う落ち葉

寒いですね。昨日の仙台は午後にグッと気温が下がり,午後1時頃こどもたちを連れてTSUTAYAに行ったときは,道路の気温表示は4℃でした。衛星写真では,日本周辺の海にすじ状の雲が見られるようになりました。冬が近いですね。

TSUTAYAのあとスーパーに寄ったら,石巻直送のサンマが5匹で198円!夕食はつみれ汁と刺身でサンマづくし。それに一ノ蔵の燗上がりを熱燗にしていただきました。

11月12日(日)

taroの授業参観

いじめは「あってはならないもの」ですか?

文部大臣にいじめによる自殺予告の手紙が届き,大人たちが右往左往する。そして,手紙を出した本人の状況は,何も変わらない。そういうことから,手紙を出した人は,あるいは多くのこどもたちは何を学ぶんでしょう。「結局,大人は何もしてくれない」ということでしょうか。

いじめを解決するのは,誰でしょうか。周りの大人,教師ですか。自分のまわりのいじめを教師や大人が解決してくれたとして,その子が大人になっていじめられたとき,今度は誰が解決してあげればいいのでしょう。

いじめを「あってはならないもの」と思えば,目の前のいじめもいじめには見えなくなります。こどもが自分たちで解決するべき問題を大人が奪ってしまえば,生きる力のない人間として育っていきます。教師の仕事は,何かをしてあげることではなく,こどもたちが自分の力でできるように支援することです。いじめ問題も,そこからはずれるものではありません。

いじめは,多くの場合,いじめた子といじめられた子の問題だけではなく,その集団全体の問題です。その三者への別々のアプローチが必要になります。時間のかかる作業になりますが,もし周囲の大人たちの支援で,こどもたちの集団がいじめを克服できれば,意味のある学びができたということです。その記憶(経験)は,次に同じような場面が起こったときに,再び呼び起こされることでしょう。

大人の世界でも当たり前のようにあるいじめをこどもたちの世界から無くしていくのは,並大抵の努力ではありません。教師だけががんばればいいものでもありません。学校でいじめのない世界をめざしても,家に帰ったら近所の陰口・悪口・仲間はずれ…ではね。私たちすべての大人がためされているのです。

※MAPには,集団で問題解決していくための方法論がたくさんあります。もし宮城県で悩んでいる先生がいらっしゃったら,ぜひMAPの扉を叩いてください。県外の先生方はMAP研究会のウェブサイトをご覧ください。

こんな記事もあります。

11月11日(土)

今日は雨模様のようですね。今日は土曜日ですが,PTA総会&授業参観ということで出勤です。雨の休日も,けっこう好きなんですけどね。気を取り直して行ってきます。

ところで最近,掲示板に怪しげなURLが記された海外からと思われる投稿が目立ちます。Sphinxの掲示板MAP研究会の掲示板に毎日10件程度も投稿されるので,それらの投稿を削除することが日課になりつつあります。

そこで,そういう投稿を排除するように,掲示板にちょっと手を入れました。テストしたところ,特に不具合なく動いているようです。

海外からの spam 投稿のために見苦しい掲示板となっていましたが,これで少し改善するかと思います。どうぞご活用ください。

11月10日(金)

昨日,こどもたちは予防注射。前々からその日が来ることを恐れていましたが,ついに来てしまいました。

でも,注射のあとに行く約束のお店がありまして,そちらは楽しみにしていました。お約束のお店とはミスタードーナッツです。ミスタードーナッツの子ども向けメニュー「できるかなセット」が,11月1日から新しくなったのです。今回のおもちゃは「じぶんでつくるえほん」と「せかいでひとつのカレンダー2007」です。

自分できって,はって,おって,ぬってつくる絵本とカレンダー。工作好きのうちのこどもたちにぴったりのおもちゃです。親としては二人で別々のものを選んでほしかったのですが,二人とも「じぶんでつくるえほん」を選びました。昨晩は私が夕食を食べているそばで,きったり,ぬったり,楽しそうに2人で遊んでいました。

11月9日(木)

今回の高校の必修科目逃れがビジネス界からどう見えるか述べている,面白い文章がありました。

学歴を重んじる国はいくつもあるが,日本の学歴は中途半端だ。本来学歴とは何を学んだかという「学習歴」であるはずなのに,日本の場合どこの大学に入ったかという「在学歴」でしかない。しかも,高校の必修科目が大学入試で受験科目になっていないという単純な矛盾がある。さらに,大学教育も学問教育として機能しているとは言えず,企業も大学を信用していない。「在学歴」という中途半端な学歴思考が,必修逃れやいろいろな問題を誘発しているという意見です。

11月8日(水)

Academic Learning Time という言葉をご存じでしょうか。MAPの研修でこの言葉を聞いて以来,自分の授業を振り返る大事な観点の一つになっているものです。Googleで検索してもあまり出てこないので,日本ではまだあまり知られていない言葉なのかもしれません。

Academic Learning Time とは,体育などの実技を行う教科において,実際にその授業の内容(コンテンツ)そのものを学んでいる時間のことで,待ち時間や解説・講義を聞いている時間は,その時間外ということになります。アメリカの教育研究者のシーデントップ教授が,授業の研究法として行ったものだそうです。

この Academic Learning Time という考え方を「自分の50分の授業で,生徒が頭を使って本当に学んでいる時間が何分あるのか」という疑問形にして,私はよく自分の授業を振り返ります。というのは,私の授業のクセとして,生徒の活動のなかでノートを書く時間や話を聞く時間が比較的多いのではないかという反省があるからです。授業の中で生徒が本当に頭を使って学んでいる瞬間をどれだけ用意しているか?と自問してみると,まだまだ全然少ないと批判せざるを得ないのです。

それでも最近は,問題演習や小テストの入れ方,実験のもっていきかたなどを工夫することで,生徒が頭や体をつかって学ぶ時間が増えてきていると感じています。先生ががんばる授業ではなく,生徒ががんばる授業になってくると,やっていて楽しさも倍増です。

11月6日(月)

生け垣のサザンカの花

生け垣のサザンカが咲いています。今年は油かすに加えて,速効性の液体肥料もマメに撒いていたせいか,枝振りもよく花もたくさんつきました。

北側の道路に面した部分に1列に並んでいるのですが,東側の方が西側に比べて成長が早いようです。やはり太陽のあたる具合なのでしょう。伸びすぎた東側のサザンカは剪定した方がいいかな〜。

11月5日(日)

博物館に着いた!

昨日は仙台市博物館の特別展「大江戸動物図館−子・丑・寅…十二支から人魚・河童まで−」に行きました。江戸時代の人たちの動物との関わりを,絵画を中心に展示した展覧会です。

強く印象に残ったのは,西来寺が所蔵している「八相涅槃図」です。お釈迦様が亡くなったときの様子を描いた大きな絵で,細かく見ていくと,嘆き悲しむ人びとに混じって,トンボやら鯨やら鳥やらゾウやら,とにかくいろんな動物たちが集まっているのです。見ていて飽きない絵で,うちの天井にもこんな絵が描いてあったら,風邪で寝込んだときも飽きずに寝ていられそうだなと思いました。それからもう一つ,鼻の高い天狗と鼻の長い象が,自分のことで鼻高々(天狗)になっている人たちの自慢話を聞いてあきれているという風刺画も面白かったです。

驚いたことに,河童のミイラというのも展示されていました。他に人魚のミイラと竜のミイラもあります。どう細工したのか,とても本物らしくて,これをつくった職人?の一生懸命さがとても可笑しかったです。

そのほか,江戸時代に洋犬を飼う生活スタイルが流行ったとか,西洋から動物の絵の本が入ってきて麒麟(キリン)や獅子(ライオン)の本当の姿を知った人びとが驚いたとか,当時の暮らしや人びとの気持ちみたいなものが伝わってきて,なかなか面白かったです。

地学関係では,サメの歯の化石が「天狗の爪」となり,ゾウのあごと歯の化石が「龍の骨」となる,昔の人の想像力に興味を持ちました。松島で見た昇り龍なんていう絵もあったのですが,これはもしかして竜巻がそう見えたのだろうかなんて…こちらは現代人の憶測です。

この特別展は今日まで,仙台市博物館で開催されています。

「動物おもしろ鏡」作成中「動物おもしろ鏡」完成!「動物おもしろ鏡」使用例

特別展を出たところに,プレイミュージアムという部屋があり,『作ろう!「動物おもしろ鏡」』という企画をやっていました。参加自由,材料費無料です。工作好きのtaroがやらないわけはありません。お父さんと一緒にパンダの鏡をつくりました。「動物おもしろ鏡」は3枚の合わせ鏡で,上からのぞくと万華鏡のように模様がたくさん見えます。鏡に角度がついているので,模様が三角の面でできた正二十面体の球体になるんですよ。大人でもけっこう楽ししめます。taroは今朝も自分でいろんな絵を描いては「動物おもしろ鏡」でのぞいて楽しんでいました。

11月4日(土)

秋保大滝全景大滝から見上ると滝壺に舞う霧

秋保大滝の紅葉を見に行きました。秋保街道は午前中からかなりの渋滞でしたが,そこは地元民の強み,裏道を組み合わせて渋滞知らずで大滝へ。橋のたもとに車を路駐して,そこから石段をどんどん下っていくと滝に出ます。どーっという音,滝壺からわき上がる霧のような水しぶき。写真を撮る人や,石に座って長い時間ひたすら滝を見ている人など,いろんな人がいました。木々もきれいに紅葉しています。ちなみに滝周辺の岩石は,溶結凝灰岩という火山由来の岩石です。

秋保大滝への入口付近にて野尻そばの野尻亭野尻周辺の景色

そこから車で二口方面へ。お昼過ぎだったので,野尻亭という鄙びたおそば屋さんでとろろそばを食べ,秋保ビジターセンターの原っぱでボール遊びをして,家に戻りました。紅葉は,大滝周辺より,そこからビジターセンターに向かう道路沿いのほうがきれいだと思います。帰途についたのは3時頃でしたが,秋保大滝周辺はまだ激しい渋滞。大滝の1.5km手前から詰まっていました。やはりここは午前中,それもできるだけ早い時間がいいですね。紅葉への日当たりも午前中のほうがいいですから,そういう意味でも早いお出かけをおすすめします。

taro落ち葉集めのお手伝いtaroの収穫美味しそう!

家に戻っておやつを食べた後は,庭で芋掘りです。敷地の隅の細長い砂地に,植えっぱなしにしてあったサツマイモですが,掘り出してみるとけっこう成長していて,うれしい誤算。昨日は大学芋にして食べました。ayuは昼寝中だったので,少し残してayuは今日芋掘りです。芋掘りの前,taroが落ち葉集めをしているときに雪虫を発見。今年のはじめてです。写真に撮ろうと思ったのですが,ピントが合わなくて難しかったです。飛んでますからね…。

というわけで昨日はこんな1日だったのですが,遊んでばかりかというとそうでもなくて,出かける前に来週の研究授業のために物理の指導案をちゃんと作り終えました。今日もお出かけあり,仕事ありです。

11月3日(金)

東仙台駅の近くに,コッペというパン屋さんがあります。岩手県産の南部小麦,種子島のキビ糖(洗双糖)など,素材にこだわった無添加手づくりパンのお店です。また,クッキーの品揃えも多く,中でもアールグレイの茶葉を練り込んだ紅茶クッキーは,香りも味も一級です。

実はこのお店,小規模作業所でもありまして,従業員の半数以上がハンディキャップト(障害のある人)です。そして代表の飯嶋さんは,私の大学時代の先輩です。飯嶋さんや私は,大学時代に「すぎなの会」という学生サークルに所属していました。すぎなの会は,金成養護学校に通うこどもたちの入所施設「ほたる学園」に訪問して,こどもたちと遊ぶという活動を行っていました。飯嶋さんはその後コッペをつくり,私は養護学校の教員になりました。私が担任した生徒が,コッペの従業員としてお世話になったこともありました。

コッペでは,クッキーの全国発送もしているようです。クッキーもパンも美味しいですから,お近くの方は,ぜひお店をのぞいてみてください。

11月2日(木)

taro作・立体クマ

先日,中学理科研修会で先生方をご案内した化石採集場所(焼河原)のすぐ近くで,クマによるリンゴの食害があったという報道がありました。ずいぶん身近なところにいるなあと思っていたら,昨日はなんと仙台市の米ヶ袋で子グマが捕獲されたとのこと。米ヶ袋というと,東北学院大学や東北大学の片平キャンパスのほど近くで,都会のど真ん中です。今年はえさ不足だという話ですが,都会にまで迷い込んでしまうとは,クマも本当にたいへんなんですね。

この3連休,秋保大滝周辺や鳴子峡の紅葉が見頃のようです。秋保大滝には行きたいですが,クマに遭わないかちょっと心配。こどもたちと「もりのくまさん」でも歌いながら行けば大丈夫かな。歌詞覚えていたっけ?

10月31日(火)

必修漏れの続きの話みたいになりますけど,今の高校は過保護ではないかと思います。土曜日の補修,8時間授業もそうですが,例えば「家庭学習記録表」なんていうものがあって,これも生徒自身が自分の学びを記録し,振り返るためではなくて,平日課題なるものとセットにして,学習時間を「伸ばす」ための道具として使われます。まあ,そうまでしないと勉強しようとしない生徒に業を煮やしての苦肉の策なわけですが,「学習は自分でするもの」という基本的なところを有耶無耶にしたまま,小中高と過保護に育てたツケが回ってるとしか思えません。

もちろん,学校だけでなく,社会や家庭が学びについてどういう価値観をこどもに見せているかが問題で,自分で努力して学ぶことが社会の中でどう生きるのか,家庭の中で自分で学ぶことがどう奨励されているか,その点も大事なんです。最近,教育問題はすべて学校の責任にされますが,学校だけがしゃかりきになっても,社会や家庭が変わらなければ,何も変わらない。

これからは,学校も選ばれる時代だと言います。きっと過保護で過剰なサービスを売りにする学校ほど,保護者や生徒に人気が出るんでしょうね。私には,高校が負のスパイラルにはまっているように見えます。こういう風潮は,なんでもかんでもお膳立てしてもらえると思いこんでる,お客様気分の人間を増やすだけではないでしょうか。勉強も「やらせる」,部活も「やらせる」,なんでもかんでもやらせてしまう今の教育で,本当に「生きる力」は伸びているんでしょうか。

10月30日(月)

うんざりするような報道が多い中,こういう記事にはホッとさせられます。エイは泳ぎながら何を思っているのだろう。

定義山西方寺の五重塔水道記念館の木立で昼食地底の森ミュージアム

昨日は清々しい秋空の誘惑に負け,仕事をやめて1日オフにしました。行き先は,秋保大滝ではなく定義山の雷神・風神です。こどもたちを木彫りの雷神・風神の前に連れて行き,お約束をさせるのです。昔は泣いて怖がっていたtaroは,もう余裕の表情で「勉強がんばります」なんて言ってました。ayuは母の後ろに隠れながら「スイミングで泣きません」と,なんとかお約束できました。そして参道のお店で,三角あぶらげ,焼き豆腐,味噌焼きおにぎりに揚げまんじゅうと,いつもの取り合わせでお買い物。車で近くの水道記念館に移動して,木立の中の東屋で食べました。期待していた紅葉は,もうちょっと後という感じでしたね〜。食後はボールやフリスビーでちょっと遊び,入場無料の水道記念館でトイレを借りて,お出かけ(その1)が終了しました。

お出かけ(その2)は,taroとお父さんの二人だけ。行き先は「地底の森ミュージアム」です。この博物館は,仙台市内の小学生に配られる博物館等の無料パスの冊子の中で紹介されていて,taroがそれを見て「行きたい」と楽しみにしていたのです。taroはすべての展示やビデオを丹念に見ていました。ビデオや展示解説の読めないところは,お父さんの音声ガイド付きで。私は開館直後の97年以来2度目ですが,当時はいなかった息子と一緒に行けたのがうれしかったです。

10月29日(日)

世界史Aや情報Aなどの必修科目の履修がマスコミ等で問題になっています。その問題の取り上げ方も,どうかなと思う部分がありますが(例えば,なぜこのタイミングで問題にするか,など),今後は,そもそもなぜ必修科目を受験科目に替えたくなるのかというところに,スポットを当てて報道してほしいと思います。

ある記事で管理職の先生が「何とか進学させたいという思いでやっている」と言っていますが,これがこの件の教員側の思いを代表する言葉でしょう。生徒を思うその気持ちはよく分かるのですが,こういう言葉を見るたびに思うのは,高校では「進学させる」のと「進学する」のとどちらが主役なのかということです。勉強するのは生徒です。ちょっと前にも書きましたが,生徒ががんばって勉強するのが学校だと私は思います。難関大学に生徒が入ったとしたら,それは生徒の手柄でしょう?それが学校の手柄にすり替わるところに,この問題のポイントがあると私は思います。

勉強というものは,自分でするものです。学習指導要領で「自ら学び自ら考える力の育成を図る」と明記されているのに,土曜日に補修を行ったり,1日に8時間目まであるような無茶苦茶な時間割をつくったりして,「自ら学び,自ら考える」時間を奪っているのが,今の高校です。学習指導要領からの逸脱を問題にするなら,私ならむしろこっちのほうがずっと問題だと思うんですけどねえ。

学習に関する国際調査では,日本のこどもたちは,家庭学習と家の手伝いの時間が短く,テレビの視聴時間が長いという結果が出ています。どうして日本のこどもたちは家庭学習をしないんでしょう。理由は簡単。自分で学ぶしつけをされていないからです。日本のこどもたちにとって,勉強は「させてもらうもの」か「やらされるもの」でしかありません。今の日本は家庭も社会も学校も,よってたかってこどもを甘やかし,自立できない人間を大量生産しているのではないでしょうか。その甘やかしの延長線に,必修科目を他教科に読み替えるという危ない橋を渡ろうとする教員もいるということです。

10月28日(土)

霧の朝です。

今日,明日の週末,仙台は天気がいいようです。私立TBC気象台の斎藤さんによると,鳴子峡の紅葉は今週末がおすすめ,秋保大滝周辺は,ややピーク前ということです。

今日は学校でマラソン大会があって,土曜日ですが出勤です。その代わり,日・月とお休み。この週末で,来週の授業の準備と研究授業の指導案をつくります。その合間を縫って,秋保大滝あたりには行ってみたいなあと思っています。できれば,先日taroからリクエストのあった「地底の森ミュージアム」(仙台市富沢遺跡保存館)にも連れて行ってあげたい!

10月25日(水)

なかなか風邪が抜けません。熱はないですが,咳が止まらず,仕事をやる気力も低下中です。

せめて出勤の運転中ぐらいは,暖房で暖かくして好きな音楽を聴いてリラックスしようと車に行ってみると,運転席の窓が3センチほど開いていました!!

そういえば,前の日は帰宅途中に自衛隊基地と仙台西高に寄る用事があり,長距離運転になったので,頭をシャキッとさせるために窓を開けて冷たい風を入れていたんだっけ。

その3センチの隙間から,横なぐりの強い雨がシートの半分ぐらいまで入っていました。家からゴミ袋を2枚持ってきて,1枚は座る部分に敷き,もう1枚は背もたれにかぶせて,その上からバスタオルを敷いて運転席に座りました。それでも水の冷たさがじんわりと伝わってきて,暖房最高なのにとても寒いドライブに…。(×_×)

まあ,こんなツキのないコトもたまにはありますよね。これでさらに風邪の症状が悪くなりましたが,行事を控えていて休養もとれず,今日もだるい体を抱えて学校に行ってきます。はやく週末やってこい!

10月24日(火)

YouTube は,今,インターネット上で流行っている動画配信サイトです。キャッチフレーズが Broadcast Yourself ということで,ユーザーが投稿した動画を配信します。

試しに「tsunami」とか「津波」ので検索してみると,スマトラ沖地震や日本海中部地震などいろんな映像がヒットしました。これは教材としても使えそうです。

※「コンピュータにエラーが発生しました[無料スキャン]」という,Windowsの警告表示を模した広告表示が出ていますが,惑わされないように!

10月23日(月)

まつりだ秋保2006にて

何の話をしているときだったか,taroが「みんなに優しくすることが,ぼくのめあてだ」と言うのです。「めあて」という言葉,うちでは使っていないので学校で覚えてきたのでしょう。それにしても「ぼくのめあて」だなんて…。

昨日,お風呂で聞いてみたのですが,誰かにめあてを決めましょうとか,優しくしましょうと言われたわけではなく,自分でそう決めたんだそうです。しかも,「自分から優しくしなければダメ」なんだそうで。

今日はめあての通りできたのかと聞くと「いいや,失敗だった」とのこと。午前中に行ったお祭りで,お友達にくじ引きの景品をもらって,それで「優しくするのを先を越された」からだそうです。「自分から優しくする」って,そういうことかい!

10月22日(日)

昨日まで二日間,テニスの仙南地区新人戦でした。結果は賞状1枚だけ。ある意味予想通りで,期待よりは悪い結果でした。

先週の県新人と今週の地区新人の二つの大会を見ていると,実力に差がないのに,けっこうなスコアの差で負ける試合が多いのです。相手にめがけて打ち返してしまうという,技術的な問題があるというのはすぐに分かりました。つまり,試合では人がいないところに打たなければいけないのに,いつもの練習のように相手にめがけて打ってしまうんですね。人がいないところに打つ練習が足りなかったことが分かりました。

でも,勝てない理由がもう一つあったのです。それは,試合中に自分の力でなんとかしていこうという気迫というか主体性です。テニスでは試合中に脇からアドバイスすることはできません。野球やバレーのようにタイムアウトもありません。リズムが悪くなったり,試合中にうまくいかなくなったときでも,自分でなんとかしなければいけないのです。昨日のダブルスの試合で,リズムが悪いときに失敗して仲間の選手に「ごめん」とあやまり,言われた方は「ドンマイ」と応え,そして同じミスを繰り返すという状況を見て,ああそういうことかとやっと気づきました。

つまり,試合中に必要なのは,失敗した者が「ごめん」と謝ることではなく,次に同じミスをしないことなのです。「ごめん」「ドンマイ」が,そのことを有耶無耶にしているんですね。それで,勝ち残っていたペアに,次のような課題を課しました。『試合中に「ごめん」,「ドンマイ」を言わない。言ったら1回10円!』

面白いもので,二つの言葉を封印するだけで,ずいぶんプレーが変わりました。前向きになり,戦う姿勢が出てくるんです。そうすると,打ったボールはちゃんと決まるところに決まるのです。その試合の対戦相手はその後優勝したペアだったので勝つことはできませんでしたが,いいプレーがいくつもあり,選手も納得のいく試合になりました。私も,二つの大会を見ていてどこかしっくりこなかった違和感が,この試合で解消されました。まあ,私の耳には20円分の「ごめん」と「ドンマイ」が聞こえていたんですけどね…。この20円は私の心の貯金箱に積み立てることにしましょう。

10月21日(土)

昨日,今日はテニスの仙南新人戦です。今朝もこれから角田市に向かいます。

メールソフトは OS に標準で付いてくる Mail を使っていますが,この度 Gmail のアカウントを取得して,Gmailをサブメーラーとして使うことにしました。

県教委のメールサーバーが Mac を目の敵にしているため…ではないと思いますが,自宅から学校の先生宛に Mac でメールを出すと,届かずに戻ってくるのです。それが先日,Gmail なら Mac からでもメールが届くことが分かったのです。添付ファイルをつけても大丈夫でした。

Gmailは,Googleが始めた Web Mail サービスです。登録すれば無料で利用でき,一人あたり 2.8GB のメールボックスを所有できます。私の場合,1999年からのすべてのメールを合わせても400MB弱なので,2.8GBというと100年分とまではいきませんが,かなりの広大な容量になります。この広大な容量と,Googleお得意の検索機能を組み合わせて,使いやすい web mail となっています。

私としては,学校のメールアドレスに送信できるという以外に,MacBook Pro を Windows で立ち上げたときにも同じメールボックスを使えるという点や,外出先からでもインターネットにつながったパソコンがあれば,メールの送受信もできるし過去のメールも読むことができるという利点があります。Google Notifier という小さいソフトを起動させておくと,Gmailにメールが届いたことを,自動で知らせてくれる機能もあります。なかなか便利です!!

10月19日(木)

焼河原での採集風景タカハシホタテタカハシホタテ

昨日の研修会には,中学校の理科の先生22名が参加しました。午前中は研修センターで,岩石中の鉱物を実体顕微鏡で観察するという実習をしました。試料は愛島の軽石と,綱木層の凝灰岩です。岩石を砕いて水洗いして粘土分をとばし,長石や輝石,角閃石といった造岩鉱物の結晶を観察します。色や形で各鉱物を見分けていきます。最後に磁石を近づけると,磁鉄鉱やチタン鉄鉱がピョコピョコと踊ります。そのコミカルな様子に「おー」と声が上がっていました。

午後は実際に化石の出る場所に移動して,化石採集の実習です。1時間半という短い時間ではありましたが,先生方は露頭に張り付いて,一生懸命探していました。いろいろな大きさのタカハシホタテや貝化石を,たくさん採集できました。

1日の研修をとおして私が伝えたかったことは,「本物のもつチカラ」と「教師の役割はインタプリター」という2点です。本物には人を感動させる力があります。教室内で話を聞いたり写真を見るだけでは味わえない,心に訴えるものを本物は持っていると思います。しかし,ただ野外に連れ出せばそれが伝わっていくというわけでもないんですよね。そこで,本物から得られる感動や感激を,生徒に分かるかたちにして伝えるという仕事が必要になります。自然現象を通訳,伝達し,自然現象から得られる感動を生徒にも感じてもらう。それこそが,教師の仕事。

まあ,言うは易く行うは難しで,私自身も納得のいく授業にはなっていないわけですが…。自分自身も発展途上のことなので,1日の研修の中でどこまで伝わったのか心許ないのですが,とにかく22名の先生方と野外で共に学ぶことができて,楽しい1日でした。

10月18日(水)

11月29日に発売されるドリカムのニューシングルの試聴が始まっていました。けっこう長めに聞けます!わーい!!

10月17日(火)

焼河原のタカハシホタテ

明日は,中学校の理科の先生方を泉が岳のふもとの化石産地にご案内します。住吉台団地の北側の細い道を入り,車を降りて沢を10分ほど歩いていくと,沢沿いの崖や河床に竜の口層の化石がたくさん見えるスポットがあります。ちょっと天気が心配ですが,台風の暴風雨でも来ない限りは雨天決行です。

10月16日(月)

昨日の午後,仙台北バプテスト教会で義母の召天1周年記念会が行われました。親族と教会員の皆さん50人ぐらいが集まり,亡き母の想い出を語り合いました。

義母はこの教会の設立当初からの教会員で,教会には義母にお世話になったという方がたくさんいらっしゃいます。教会の皆さんは,Aldoやayuを見ると,若き日の義母と小さいこどもだったAldoを思い出すようでした。私自身も,教会の近くに住んでいた頃にお世話になった方々と久しぶりに再会して,安らぎを感じた1日となりました。

最近,お葬式や故人を偲ぶ会が,私の主な社交の場になってきています。これも,歳を重ねたことによる変化の一つなのかな。でも大人がしみじみしているかたわらで,元気に走り回るこどもたちを見ていると,少し元気な気持ちになってきます。こどもたちも,そこにただいるようでいて,しっかり役割を果たしてくれているんですね。

10月15日(日)

複数の部員が通学定期券を不正利用していたということで,日大サッカー部がリーグ戦の出場を辞退したという記事です。この一件に限らず,高校・大学のスポーツ界でこのようなことは時々起こりますね。プロの世界では,チームメイトの不祥事でチーム全体が活動できなくなるということはあるんでしょうか。私はあまり記憶にありませんが。

このような,仲間の個人的な不祥事に対して全員で責任をとる(取ったつもり)というやり方が,私は嫌でしかたがありません。指導者は,何か教育的な効果をねらっているのでしょうか。だとすれば,どんな教育的効果があるのでしょう。もしかして,悪いことをする仲間を注意してほしいと思っている?「そんなこと止めてくれよ。おまえのせいで,俺まで迷惑をこうむるじゃないか」と。そんな自分の損得で仲間に忠告するなんて,あまり誉められる状況ではないですね。

個人の不祥事を個人で責任をとるようになれば,仲間の忠告もこうなるんじゃないかなぁ。「おれはおまえと一緒にプレーしたいんだ。おまえがこのチームからいなくなるのは嫌だから,そういうことは止めてくれ。」私なら,こっちのほうが,ずっといいですね。

10月14日(土)

昨日の朝日新聞県内版に,米山高校と私立いずみ養護学校の交流の記事が載りました。いずみ養護学校の生徒たちが米山高校を訪れて,園芸ビジネス科の1年生と一緒にサツマイモの収穫をしたのだそうです。養護学校の生徒は「一つだと思っていたら,5,6個もついていてびっくりした」と体験を楽しみ,米山高校の生徒も養護学校の生徒に積極的に話しかけ,働きかけていたようです。「いろんな人たちと,優しさを持ちながらどう接するかを考えていきたい」という米山高校の生徒の言葉からも,生徒たちの意欲が伝わってきます。

高校生が,自分の得意分野(日頃学んでいること)を生かして養護学校の生徒たちと交流するという仕掛けが,なかなかいいなと思いました。この交流は,校長先生同士が知り合いという縁で始まったそうです。米山高校の校長先生は,以前,泉が岳自然の家の所長をされていた方で,JRCのトレセンやMAPで自然の家を利用するとき,よくお世話になりました。

こういうふうに,自分が少しでも存じ上げている先生が,生徒たちのいい学びの場をつくっている様子を見聞きすると,自分も励まされているような気分になります。高校と養護学校の二足のわらじを履いている自分にも,きっと何かできること,しなければいけないことがありそうな気がするんですが…未だ具体的には見えていません。

10月13日(金)

ブリティッシュ・ビーズワックス

1ヶ月ほど前,久しぶりに床のワックスがけをしました。床がしっとりした感じになって気持ちいいです。しばらくは床がつるつるしてayuがすべって転んだりしていましたが,最近はなじんできたようです。水をこぼしても,ちゃんとはじいている様子を見て満足!

うちで使っているワックスは,ブリティッシュ・ビーズワックスとAUROフロアー用ワックスです。どちらもミツバチの巣からとれる蜜蠟を主原料とし,石油を原料に使っていないのが特徴です。こどもたちが這い回る床なので,できるだけ安全なものをと思って選びました。今回は,ブリティッシュ・ビーズワックスのほうを使いました。

10月12日(木)

以前紹介した記事とは別の記事です。

10月11日(水)

ayu:花びらをもぎ取るお手伝い

山形県の特産品のひとつに「もってのほか」という食用菊があります。今回の帰省で食べ方を教えてもらったので,実家の近くの産直「しゃきっと」で買ってきて,昨晩,うちでもやってみました。

花びらをもぎ取るのはayuの役目。おじいちゃんから教えてもらったと言いながら,花の芯を残して上手に花びらをもぎ取ってくれました。

酢を入れた熱湯でサッと湯がいてから冷水で冷やし,水気を取ればできあがり。青じそドレッシングでいただきました。一般の黄色い食用菊より苦みは少ないです。いい香りとシャキシャキした歯ごたえでとても美味しいです。楽天で調べると1kg(一箱)で1500円ぐらい。皆さんのお近くのお店でも売っているでしょうか。見かけたら,下のA-COOPのページの作り方を参考に,ぜひご賞味ください。

10月10日(火)

紙粘土でつくった新ポケモン・ポッチャマ

今朝の室温は20℃を割って17℃でした。天気がいいので放射冷却が効いているんですね。秋の深まりははやいです。昨日,鶴岡から月山と奥羽山脈を越えて来ましたが,紅葉はまだでした。それでも,芋煮会のシーズンのようで,国道48号線は作並付近からかなりの渋滞でした。

この三連休で鶴岡に帰省していたのですが,風雨が激しく出歩くのは無理でした。こどもたちは家の中で工作やブロックをしたり,料理の手伝いで菊の花をもぎ取る作業をしたりして過ごしました。ayuは,95歳になる曾おばあちゃんの食事のお世話もしていました。おじいちゃんが,曾おばあちゃんに食べさせている様子をいつも観察していたのですが,今回は自分も初挑戦。流動食を上手に口元に運んでいました。

こどもたちは明日まで秋休み。いいな〜。私は今日,学校で授業をしたら,明日・明後日がテニスの県新人戦,金曜日が仙台西高に出張です。週末は土曜日がMAPで日曜日が教会で義母の召天記念会です。行事続きですが,風邪を引かないように元気にやっていきたいです。

10月9日(月)

ayu

不惑の歳に近づいているからでしょうか。最近,「足ることを知る」ということを感じたり,考えたりすることが多くなりました。

例えば,うちのこどもたちの笑顔や寝顔を見ていて,この子らの将来を案じるとき。事件や事故に遭わずに,せめて自分のこどもを育てる年齢までは生きてほしいなあとか,自分がこの子らの将来をある程度見届けるまで,生きていることができるのかなあとか,不安にかられることがあります。そんなふうに将来に漠然とした不安を抱くとき,「足ることを知る」という言葉で今に引き戻されるのです。「将来の不安を思い煩うのではなく,今,与えられているこの日常をしっかり味わわなくちゃ!」

あるいは,不平不満を述べ立てる高校生たちを見ているとき。彼らは,「〜してもらえない」「〜してくれない」「つまらない」とよく言います。自分がするべきことは棚に上げて,です。楽しいこと,心地よいことは,すべて誰かに与えてもらえる,与えてもらって当然といった様子です。そんなときも,「おまえたち,少しは足ることを知れ」と心の中で思うのです。もちろん,それは彼らだけの問題ではなく,幼い頃からそうやって育てられてきたということなんですけどね。

毎日を不安や不満に満ちた生活にするか,満ち足りた生活にするか。「足を知る」生活ができるかどうかが,その分かれ道のような気がします。40歳が近づき,人生の折り返し点が見えてくると,残された時間を漠然とした不安や不平不満で浪費したくはないと思うんですよね。さ,今日も満足して1日を生きよう。

10月8日(日)

今朝は風が強いですね。東日本に大雨をもたらした低気圧は現在も急速に発達していて,今朝3時の段階で964hPaと台風並みになっています。

宮城県内各地に大雨洪水警報が出た6日金曜日,うちの学校は6校時目が終了した時点で,部活動を停止にして生徒を帰しました。私が5時半過ぎに車を運転しているときには,風も雨もかなり強かったですから,生徒の早期帰宅の判断は賢明だったと思います。

判断が遅れると,雨が強くなり河川が増水している,災害の危険の高い時間に生徒を帰すことになります。私の知人が勤めていた県外の高校で,たしか10年以上前のことですが,下校させた生徒の一人が増水した川に流されて亡くなるという事故がありました。今回の場合は,それまでの10日間で相当量の降水があったこと,夕方から更なる降水が予想されていたことなどから,風雨がそれほど激しくない早い段階で下校を決断できたのでよかったです。

今回の一番の被害は今のところサンマ漁船の転覆ですが,遭難現場近くの女川町の塚浜漁港は,毎年冬に実験用のウニを採集させていただいている,私にとってなじみのある場所です。今回は台風が二つ洋上にあり,台風が連れてきた暖かい空気が秋雨前線を刺激するという状況で,悪い条件が重なっていました。早めに漁を切り上げて戻った漁船もあったようですが,遭難した船はサンマを満載してがんばっていたようです。もう半日早く漁港に戻っていたらと残念に思います。救命ボートがまだ見つかっていないようですが,なんとか無事に見つかってほしいです。

災害時には判断のタイミングが命に関わります。自分も「正常化の偏見」に引きずられて,タイミングを逃さないように気をつけたいです。

10月6日(金)

羽黒山五重塔 参道の石段 祠

山形県で,出羽三山を世界遺産にするプロジェクトが進行中です。出羽三山というのは,月山・湯殿山・羽黒山の三つの山のことで,古くから山岳信仰の場として,修験者や参拝者が多く集まる場所です。県のプランでは,この出羽三山の宗教文化を中心にして,出羽三山に至る参詣道である六十里越街道や即身仏などを併せ,広く世界遺産としての登録をめざしています。

庄内地方に育った者にとっては,この3つの山はとても親しみ深い存在です。私もこどもの頃に家族で遊びに行ったり,学校の行事で訪れたりしていました。秋が深まる頃,ほら貝を鳴らしながら山伏がお札をもって家に来るのも,楽しみな年中行事の一つでしたし,部活のランニングでは即身仏で有名な南岳寺の脇をいつも通っていました。六十里越街道は歩いたことがないのですが,毎年夏にいくキャンプ場には,この六十里越街道の入口があります。いつかこどもたちと歩いてみたいな。

そういえば昨年の夏,こどもたちを羽黒山の五重塔に連れて行きました(写真はそのときのものです)。自分の生活に身近な場所が,世界遺産になるとしたら素敵です。ぜひがんばって,世界遺産登録を達成してほしい!

10月4日(水)

前評判を高めて期待を煽りに煽っておいて,結果が伴わない(たいしたことがない)ということが,最近多くないですか。

例えば,ボクシングの亀田ーランダエタ戦。試合の1時間半前から番組が始まって,期待を煽りに煽っておきながら,あの試合。私はちょうど生徒引率の合宿中で,生徒が見ているテレビを脇で数分見ただけですが,それでも亀田の勝ちはないと感じました。

スポーツ中継は試合だけを放映してくれればいいと私などは思うのですが,最近の番組はそれに付加価値をつけたがりますね。視聴者を飽きさせない作戦なのでしょう。あるいは,視聴率がとれると期待して引っ張るわけですね。女子バレーの国際大会や,女子のシンクロナイズドスイミングでも,同じような意図を感じました。ディープインパクトが出走した先の凱旋門賞も似たようなもの。絶対間違いなく優勝だなんて前評判を繰り返すものだから,3位になるとガッカリした気分になります。でも,世界最高峰といわれている凱旋門賞で3位なら,とても立派な成績ですよね。

マスコミがつくる前評判に,私たちはよく踊らされています。でも,こういうやり方に慣らされていくのは,よくないなと思っています。ハンカチ王子もそう。マスコミがパッと群がって情報を大量に流し,それに踊らされる。賞味期限が切れると,マスコミは次のネタに移ります。踊っていた人も次のネタへ…。

こどもの頃からそういう「刺激を与えられ踊らされる」日常を過ごしてしまうと,自分で楽しみを見つけることができない人間を大量生産してしまいそう。こどもは遊ぶことが勉強だとよく言いますが,そう言うときの遊びに,ゲームとかテレビを見るとかは当然入らないわけです。山に虫を捕りに行ったり,川に釣りに行ったり,あるいは友達とオニごっこをしたり,一人で工作をしたり,そういう遊びはこどもたちにとっていい勉強になりますね。本来の遊びはもともと,そうやって自分たちで作り出すものなんだと思います。

自分で楽しい時間を過ごせないこどもを増やしたくはないし,なによりもまず,自分自身がそういうつまらない人生を送りたくないです。

10月2日(月)

町内会のお祭りでビンゴ大会があり,ayuが見事に一等賞。徒競走も一等賞だったし,これは宝くじを買うべきか。ビンゴゲームの最中,aldoにayuが何度も「ピーチになった?」と聞いたそうです。ayu,それはピーチじゃなくて,リーチと言うんだよ。

さて,安倍首相の所信表明演説を聴きました。「美しい国,日本」という言語明瞭・意味不明瞭なキャッチフレーズもどうかと思いますが,演説の中で一番気になったのは,やはり『教育再生』の部分です。

安倍総理は「学校同士が切磋琢磨して質の高い教育を提供できるよう,外部評価を導入します。」なんておっしゃっています。学校同士で競わせるということですよね。そんなことして何かいいことがあるんでしょうか。教育バウチャー制度を頭に置いているようですが,競争に負けた学校にはお金が集まらず,生徒にも教員にも不人気になり,したがって教師も転勤したがらず,人気校に入れなかった生徒たちが不本意入学してくる。そういう学校をつくって,格差をさらに広げてしまいたいわけでしょうか。

学校を競わせるということは,教員の尻を叩いてがんばらせるということです。私が親の立場なら,そんなふうに先生たちが「がんばっている」学校に,自分のこどもを通わせたくはないなあ…。がんばらされている教師には,気持ちの余裕がありません。自分のことを振り返って考えてみても,気持ちに余裕のない人間にまともな教育などできません。先生たちがもっとノンビリ,ニコニコしている学校に通わせてあげたいです。

そもそも学校は,先生ががんばる場所ではなくて,生徒ががんばる場所ではなかったでしょうか?教師を精神的に追い込んで,そこで為される教育の質が向上するなんていうことは,あり得ない話だと思います。

10月1日(日)

運動会:ayu徒競走で一等賞!

昨日の幼稚園の運動会,ayuは徒競走で1番になり得意満面の笑顔でした。お父さんも,その映像を新しいムービーカメラで撮影できてうれしかった。

帰宅してからすぐにDVDの作成に取りかかりました。

  1. カメラからデータを転送
  2. iMovieで編集(テロップ,タイトル画面の作成)
  3. iDVDで編集(DVDのトップメニューの作成)
  4. DVD作成(レンダリングとDVD焼き付け)

ここまで,ayuが昼寝をしていた2時間の間にすべて終了して,10分ちょっとのDVDビデオができました。4番目のレンダリングに結構時間がかかるのですが,手作業なのは3番までで,パソコンを操作している時間は実質1時間ちょっとでした。やはり手軽で便利ですね。今までのDVテープのデジタルビデオだと,ここまでやる気は起きないのです。きっと撮りっぱなしで終わったことでしょう。

9月29日(金)

デジタルムービーカメラ Xacti DMX-CA6

デジタルムービーカメラというものを買いました。主にムービーを撮る装置ですが,画質的にも価格的にも,デジカメとデジタルビデオの中間に位置する感じです。

購入したのはSANYOのXactiシリーズの最新機種,DMX-CA6です。この機種は生活防水が売りで,プールサイドや雨の中での撮影もOKです。動画は640×480ピクセルで,SDカードに保存(MPEG-4)。2GBのSDカードで1時間20分ほどの録画時間です。静止画は600万画素(2816×2112ピクセル)で,動画を撮影中に静止画を撮ることもできます。記憶媒体がSDカードでハードディスクなどの駆動系がないために,大きさは手のひらぐらい,重量は180g弱と,とても小型・軽量です。

撮影した動画や静止画は,デジカメの写真を整理するのに使っているiPhotoでそのまま管理できます。DVDに焼くならiDVDを起動してファイルを読み込めばOK。もちろん,iMovieで画像編集してからDVDに焼くこともできます。試しにちょっと撮影してDVDに焼いて,テレビで見てみました。やはりデジタルビデオに比べれば画質は劣りますが,日常のちょっとした記録には十分です。ただし,手ぶれ補正はオフにしないとダメですね。

明日は,ayuの運動会。さっそく,このムービーカメラの出番です!

9月28日(木)

大雨が降るといつも思い出すのは,平成6年9月22日の豪雨です。仙台やその周辺の市町村で200mm〜500mmの大雨となり,道路の冠水や住宅の浸水などで大きな被害を出した豪雨です。特に樽水ダムがあふれたため,下流の名取市で大きな災害となりました。

このとき私は仙台向山高校に勤めていました。午後3時過ぎからすさまじい雨になったことを記憶しています。気象庁の記録を見ると,仙台市の時間降水量は15時-17.0mm,16時-43.5mm,17時-22.5mm,18時-16.0mm,19時-13.0mmと,5時間で112mmの降水を記録しています。

ちょうど定期考査期間中で夕方まで残っている生徒は少なかったのですが,5時をまわった頃だったでしょうか,電車が止まったという情報が入りました。道路が冠水しているという情報も入り,残っていた職員で相談して生徒たちを手分けして車で家に送り届けることになりました。

私の担当は,名取市の生徒二人でした。買ったばかりのカルディナに二人を乗せて国道286号線に降りてみると,道路は完全に冠水していて,道路のあちこちに車が乗り捨てられてありました。どこが道路でどこからが歩道なのかもよく分かりません。ゆっくりと運転して名取に向かったのですが,名取市に近づくにつれて水かさが増してきて,とうとうこれ以上は行けないということになりました。他の道も探してみたのですが,どの道も途中からは無理でした。後になって,実は名取が一番ひどかったということを知ったのですが,当時はそこまでの情報はなかったんですね。自宅に電話してみると,泉区のほうは比較的大丈夫だのこと。時間も遅くなってしまったので,二人を家に送るのはあきらめて,泉区の自分の家に泊めることになりました。

翌日,名取市に送っていったら,道路は泥だらけで電柱の高いところに稲ワラが引っかかっていて驚くばかり。泥だらけ稲ワラだらけになった車も何台も見かけました。生徒たちを送り届けて帰ってくると,カルディナのタイヤがパンクです。見ると釘が刺さっていました。おそらく泥だらけの道路のどこかで拾ったのでしょう。買って数週間の新車だったのに,冠水した道路を走ったり,パンクをしたり,カルディナにとってはきつい二日間となりました。でも,天気の授業で毎年必ずこのネタを使います。そういう意味で,地学の教員としてはたいへん貴重な経験でした。

9月27日(水)

今日の仙台は1日雨予報。大雨の警戒が必要です。

安倍内閣がスタートしましたが,なんか危なっかしくて怖いです。

今度の内閣では教育再生を重要政策とし「すべての子どもたちに高い水準の学力と規範を身につける機会を保証しないといけない」のだそうです。教育「再生」って,まるでもう死んだもののように扱われていますね。どういう視点からどんな施策が出てくるのか。期待はしていませんが,せめてあまり掻き回してほしくないというのが正直なところです。

日本人が失った規範意識を取り戻すべきだという点には,私も強く同意します。ただ,それを学校の役割にしてしまうなら,成功はおぼつかないでしょう。生活習慣にしても価値観にしても,生きる力の土台は家庭で育まれます。規範もとうぜん家庭からです。家庭にてこ入れをしないことには,何も解決しないでしょうね。

家庭教育を変えるためには,まず親が家庭に戻ること。フルタイム労働をしている親の帰宅が8時を過ぎる実態からどうにかしないと。教育を根本から変えていこうとするなら,日本の社会構造全体に手をつける必要があります。そこまでやる気があるなら,どうぞやってください。学校をいじくるだけの中途半端な改革なら,やらないほうがいいでしょう。

9月26日(火)

昨日の話題の続きですが,先日,Benesse教育情報サイトにこんな記事が載りました。

全国の小中学校の校長先生を対象にしたアンケートの集計結果です。この集計結果は,私が日常,仕事で感じていることと合致します。

9月25日(月)

昨日の朝日新聞に,生活習慣と学力に深い関係があるという記事が掲載されました。山口県山陽小野田市で市内の全小学生を対象に,学力検査(国語,算数),知能検査,そしてテレビや睡眠時間,朝食などの生活習慣の3つの調査を行い,相関を調べたものです。

調査結果によると,学力と関連の深かった生活習慣ベスト3&ワースト3は次の通りだったそうです。

ベスト3

  1. 夜8時から9時までに寝る
  2. 家で勉強を2時間以上3時間未満する
  3. 学校以外で1ヶ月に本を10〜12冊読む

ワースト3

  1. 朝食を毎日食べない
  2. 勉強は大切だと思わない
  3. 家での勉強時間が0分

夜早く寝て,朝ご飯をきちんと食べる。本をたくさん読んで,家庭学習もする。そういう子は学力が高い。何のことはない。昔から言われていることですね。

テレビ視聴時間と学力の関連では,視聴時間が長くなるほど学力テストの成績が下がり,5時間超の層は極端に低かったそうです。記事の中で,杉並区の中学校の校長先生は「子どもにテレビやケータイを好き放題に使わせておいて,学力の問題を学校などのせいにするのは,ちゃんちゃらおかしい」と述べています。また,横浜国立大学の高橋勝教授(教育人間学)は,「親子がなるべく一緒に食事をし,会話をし,一緒に生活するスタイルを取り戻すこと。そして,家庭に共同生活の機能を回復することが,子どもが学びに集中できるための不可欠の前提になる。」と述べています。

「親子が一緒に食事をする」という項目だけ考えても,実行できていない家庭は多いでしょうね。私の周りにも8時頃まで仕事をしている人が多いです。8時まで職場にいるということは,家庭では,親不在で食事をするか,こどもに夜更かしをさせて9時頃夕食にするかのどちらかなんでしょう。

折しも文部科学省では,全国の小中学校を対象に授業内容や児童生徒の学力,学校運営などを数値化し,1ー5の五段階で評価する方針を固めたというニュースがありました。また,100マス計算で有名な陰山英男氏は「ゆとり教育の影響ではなく、生活習慣の乱れによることが大きいのでは」と指摘しています。学力低下の問題では必ず学校がやり玉にあがりますが,学校に文句ばかり言って自分の家庭を省みない人の話を,私は聞く気になれません。学力低下の問題を解く鍵は,家庭が握っています。そしてそれはすべての大人が,自分の家庭を省みるところから始まるのだと思います。

9月24日(日)

祖母のお墓で祖母のお墓で

早いもので,そろそろ母(義母)の召天1周年になります。昨日は,完成したお墓にお骨を納める納骨式をしてきました。お墓は仙台市いずみ墓園の芝生墓所にあります。芝生の中にいろいろな造形のお墓がきれいに並んでいます。うちのお墓のデザインは,日本ビジネススクール仙台校まんが学科の先生をしている義妹が行いました。石に彫られているブドウのレリーフも義妹が描いたものです。

納骨は,ごく近い親戚とお世話になっている牧師を招いて,賛美歌を歌いながら行いました。こんな風に家族がデザインした小さめのお墓で,山の景色を見ながら眠るのもいいなあ…。よそのお墓も,メッセージが彫られていたり,石でつくったレーシングカーが置いてあったり,それぞれそこ眠る人の生前が偲ばれるようなお墓が多いです。また,この墓園ではお墓の中に骨壺を置かず,さらしに巻いて土の上に置きます。長い年月のなかで,やがて土に還っていくことになります。それも自然なことですね。

うちには義母の命を継いだ種が二つ,スクスクと育っているところです。義弟のところには,もう少しで双子が生まれます。みんな互いに助け合いながら,生まれてきてよかったと思える人生にしてほしい。納骨式の後,3世代が集まった会食の席で,そんなことを思いました。

9月21日(木)

火,水と,仙台赤十字病院で1泊の人間ドックに行ってきました。胸部X線と胃透視の結果はまだですが,それ以外の検査では異常なし。最近見えにくいと感じる目も,ちゃんと左右裸眼で1.5ありました。しかしこの歳になると,異常なしとは言われても,素直に安心はできませんね(笑)。自分の体がこの先どうなっていくのか,いつも不安です。食事と運動にはしっかり気を配らないと…。

仙台赤十字病院での人間ドックは2度目ですが,前回より暇な時間が多くノンビリしたものでした。検査待ちのときは数独と読書(楡家の人びと)をたっぷり楽しみ,夕方から夜はテスト問題を1つ完成させました。

これから9月いっぱい,仕事やプライベートで案件をいくつか抱えていて,ウェブの更新が滞るかもしれません。先週土曜日から体調もやや下降していて,夕方に微熱が出たりしています。夏の空気と秋の空気が入れ替わる,季節の変わり目。皆様も,風邪などひかずにお元気にお過ごしください。

9月18日(月)

台風13号の衛星写真

<台風13号(17日10:30)画像はtenki.jpより引用>

まずクイズから。次の中で,「たいふういっか」の漢字として正しいのはどれでしょう。

  1. 台風一家
  2. 台風一禍
  3. 台風一過

明日,明後日は「台風いっか」となりそうですが,釣りなどの海のレジャーは要注意です。一度荒れた海はそう簡単には静まりません。平日なので仕事の人が多いとは思いますが。

今回の台風は,秋雨前線の中に突入していく形だったので,早くから豪雨災害が発生することが予見されていたと思います。ちょうど授業で台風のことをやっているので,生徒には「豪雨災害が発生する危険性が高いから,ニュースを注目するように」と言ってありました。

予想通り,土砂災害や鉄砲水などが発生したわけですが,そのなかで私が印象に残ったのは,模擬試験を受けるために高校に向かっていた父娘が鉄砲水で命を落とした佐賀県での出来事です。校長は「今回の集中豪雨は予測できなかった」と述べていますが,秋雨前線の位置と台風の経路を考えれば,もう少し違った判断になったのではないかと思います。この状況で,休日に模擬試験を強行する必要があったかどうか。(結局事故を受けて,学校は8時半に模試の中止を決めた)

ここにも「平常化の偏見」が見られるように思います。でも,これは学校だけの問題ではないんです。台風が来ることが分かっていても,社会生活は平常通り行われることが多いですね。そして,交通機関に影響が及んでからみんな困った顔をする。以前,就職を控えて会社見学をすることになっていたある生徒が,ちょうど台風が来る日と重なってしまったために会社に日程延期の電話をしたら,そんな人は取らないからもう来ないでくれと言われたことがあったそうです。学校としては,台風の中,生徒に外を出歩いてほしくはありません。

台風の中で無理をして自分の身を危険にさらすということは,救助のための人の命をも危険にさらすということです。台風では毎年何人もの犠牲者が出るわけですが,仕事や学校を休みにしておとなしく家や避難所で災害に備えるというスタイルにならないものでしょうか。地震とは違い,何時どんな規模で来るとはっきり分かっている台風で命を落とすなんて,あってはならないことだと思います。

9月17日(日)

サンマの刺身

昨日は女川産の生サンマが1匹88円ということで,夕食はサンマの刺身になりました。刺身にするのは私です。蔵王高校にかわってから滅多に台所には立たなくなりましたが,サンマの刺身とホヤだけは私の担当です。脂ののったサンマの刺身は,大トロのように美味しいですね。88円でこんなに楽しめるなんて幸せ!

9月16日(土)

みんなの自立支援を目指すやさしい応用行動分析学の表紙

うちの高校では毎朝10分間の読書時間があります。木曜日に,1冊の本を読み終わりました。

みんなの自立支援を目指すやさしい応用行動分析学-----「支援ツール」による特別支援教育から福祉,小・中学校通常教育への提案

高畑庄蔵・著 (明治図書)

高畑先生は,「お手玉ふっきん」「ナンバーぞうきん」など,身近にあるものを使って魔法のように生徒の成長を引き出す先生です。この本では,これらの実践が応用行動分析学に裏打ちされたものであることが,平易な文章で丁寧に述べられています。また,学校で学んだことが家庭や地域の中でいかされないことが多いという点についても,どこに問題があってどう克服すればいいか,示唆に富んだ提案がされています。これなら自分にもできるのではないか。読んでいると,そういう前向きな気持ちになることができました。もっとも今の学校では試してみることはできませんが。

高畑先生には,自閉症カンファレンスで一度お会いしたことがあります。高畑先生のすばらしい実践をネットや書籍で読んでとてもあこがれていたので,自閉症カンファレンスで発表されたあとに呼び止めて少し話をうかがうことができました。理知的でエネルギッシュ。そんな印象を持ちました。

上手く言葉にできないのですが,私は養護学校や高校の現場で行われている教育に,違和感を覚えることが多いです。自分がしたいこととどこか違う…でも明確には言葉にできない。しかし,高畑先生の実践は,私の感覚にスムーズになじむのです。本を読みながら,心の中で何度となく激しくうなずいて同意していました。生徒が主体の,正の強化に満ちた,生徒・家庭・学校のみんなが協力して,みんながうれしくなれる教育がここにあります。

9月12日(火)

昨日,5年前の9月11日って何曜日だっけと思って検索したときにたどり着いたサイトです。兵藤ゆきさんがニューヨークでの子育ての日常を書いたエッセイです。9・11の記事も読みましたが,それ以外にも面白い記事が多く,しばらくはまっていろいろ読んでしまいました。

いくつかの記事を拾い読みした中で印象に残ったのは,「Show & Tell」「やる気満々」「頭がいい証拠」「人前で自分のこどもを誉めるということ」「本を読む力のつけ方」「子育てにやる気満々のお父さんたち」です。読んでいないのもまだたくさんあるので,少しずつじっくり読んでみたいと思います。

9月11日(月)

去年は「問題な日本語」という本が売れたそうですね。トーハンの「2005年 年間ベストセラー」では総合第9位にランクインしています。

この「問題な日本語」では取り上げられていませんが,昔から気になってしかたがない表現があります。それは,校内放送や店内放送などでよく使われる,「お心当たりの方は…」という言葉です。正しくは「お心当たりのある方は…」だと思うのですが,いかがでしょう。ネットを調べてみても,気にしている人はいないようです。私はとっても気になるんですが。

9月10日(日)

福岡市で飲酒運転の車に衝突されて海に突き落とされ,幼い兄妹が亡くなった事件がありました。taroやayuを見ていると,もしこの事故が我が家に起こっていたらと想像し,恐ろしくなります。被害にあった家族の心中は,察するにあまりあります。

それにしても不可解なのは,こういう重大事故で飲酒運転に対する非難が高まっているこの時期に,別な飲酒運転による交通事故が頻発するということです。昨日も姫路市では横断歩道を渡っていた夫婦が飲酒運転の車にはねられ,青森でも泥酔状態の運転で対向車に衝突するなど,飲酒運転はとどまる気配がありません。

こういう状況に,「正常化の偏見」という言葉が頭に浮かびます。正常化の偏見とは,災害の分野でよく語られる言葉です。例えば地震が起こっても「きっと(いつものように)小さい地震だろう」「すぐに終わるだろう」と考え,避難行動を取らない。水害にあっても,いつも床下浸水で済んでいるから,今回もそうだろうと思う。それでうまくいくことも多いのですが,阪神大震災や近年の台風による大規模水害に遭った場合,その正常化の偏見が死につながることがあるのです。

「飲酒運転しても,自分は事故を起こさないだろう。この前も,その前もそうだった。」きっと運転した人には,こんな心理が働いていたのだろうと思います。今まではうまくいっていたかもしれない。しかし,今回だけは違ったのです。そして重大事故が起こってしまいます。防災の分野でも問題になっているこの「正常化の偏見」をどうにかしない限り,飲酒運転もなくならないのではないでしょうか。

それともう一つ。こういう事件には,公共のルールより自分の所属する小集団のルールが優先するという日本人の特性も影響を与えているように思えてなりません。行動を決めるのは,仲間内の論理なのです。自分たちさえよければ,それが外側からどう見えるかなんて考えない(考えられない)。小泉総理大臣の靖国神社参拝もそうでしょう。狭い範囲でしか物事を考えられない田舎っぽい思考パタンも,どうにかならないものでしょうか。

9月8日(金)

taroが描いた地球

これも月曜日の話ですが,taroが「地球の裏側の人は逆さになっているんじゃない?」と突然聞くのです。逆さというのがどういう意味か分からなかったので,「絵に描いてごらん」と言って書かせたのがこの絵です。「うえ」という字のそばに自分がいます。「した」という字の近くの人は,足を地球につけて頭が紙の下の方になっています。なるほど,逆さというのはこういう意味なんですね。正解に近いですね。

この絵を見ながらいろいろ聞いていると,taroの理解ではtaro自身は地球の一番上に住んでいて,そこが回転軸になっているイメージでした。そして,ちょうど地球の横の部分の人は,少し下に引っ張られて斜めになっているはずだと言います。自分が回転軸になっているなんて,やはり主観的な感覚でこどもらしいと思いました。

朝食時にこの話をして,taroに地球儀を買ってあげることにしました。『日本沈没』を見た映画館から戻った後,夕方に名取のトイザらスにtaroを連れて行き,一番安い地球儀を買ってきました。部屋に地球儀があると,なんか小学生がいる家…という感じになりますね!

9月7日(木)

文化祭の振替休日だった月曜日に,仙台コロナシネマワールドで日本沈没を見てきました。私自身は十分に楽しめましたが,Aldoの感想は「映像はきれいだが,ストーリーは単調で盛り上がりに欠ける」という厳しいものでした。隣のご婦人は,開始20分ぐらいから寝てました。ちょうど,デラミネーションとかメガリスとかの説明のあたりでしょうか。昨日,学校で見に行った生徒に聞いてみたのですが,「難しかった」という感想が多かったです。

私が一番印象に残った場面は,及川光博さん演じる「わだつみ6500」のパイロット・結城さんが,潜水艇の中に家族の写真を貼って,任務を遂行するために危険な深海艇に潜っていくところです。家族か仕事か…対立しそうな二つのことが,彼の中では対立していないという状況が,よく描かれていたと思います。とても心に残るシーンでした。

他にも,マグマの描写がとてもきれいだったこと,地球深部探査船「ちきゅう」がたくさん映ったことなど,私自身の見所はたくさんありました!学生時代に,海洋調査船「白嶺丸」の調査航海で1ヶ月半船上生活をしたことがあるのですが,科学者と船の技術者が協力して地球に挑んでいくシーンを見ていると,当時の記憶がよみがえって懐かしく感じました。

この映画ではメガリス崩壊やデラミネーションなど,日本沈没の理由を最新の科学に裏打ちされた形で提示していますが,この映画の焦点は科学ではなく人間ドラマです。言葉が若干難しい部分はありますが,日本が沈没することさえ受け入れられれば,それに起因する人間ドラマの部分は十分に楽しめる映画だと思います。阿部玲子役の柴咲コウは格好いいですし,草彅剛演じる小野寺も映画の中で成長していきます。最新・地球研究事情もかいま見ることができます。いろんな角度から楽しめますので,まだの方はぜひ映画館へ!

9月6日(水)

ジュジュ・リハーサル前ジュジュ・ミニライブジュジュ・ミニライブ

文化祭の1日目に,ジュジュというミュージシャンに来ていただいて,30分ほどのミニライブを開催しました。プロデビューをめざして仙台のライブハウスで活動をしているミュージシャンで,先月,勾当台公園で行われた date fm の夕涼みコンサート(スターライト・エクスプロージョン)にも出演したそうです。7月に発売された村下孝蔵のトリビュートアルバム『絵日記と紙芝居〜村下孝蔵トリビュート〜』にも参加して,「だめですか?」という曲を歌っています。

実は,ジュジュは3年前にうちの学校の卒業した卒業生です。本校卒業後,日本ビジネススクール仙台校に進学して音楽の勉強をしていました。今年の3月に専門学校を卒業した後もそのまま研究生として在籍し,具体的に音楽活動を始めたという話をうかがっていたので,ぜひ生徒の前で歌ってもらいたいということで,お願いして来ていただきました。

文化祭当日。昼休みで生徒たちが体育館を出ている間に,機材のセッティングとリハーサルを行いました。リハーサルが始まって声を出した瞬間に,体育館に残っていた文化祭実行委員の生徒たちの表情がガラッと変わりました。とても伸びのある声で,私自身,心をグッと持って行かれる感じがしました。

午後のミニライブでは,彼女が高校時代につくった曲も含めて5〜6曲歌ってくれました。30分のライブはあっという間に終わり,アンコールの拍手。最後に村下孝蔵トリビュートアルバムに収録した「だめですか?」も歌ってくれました。キーボードの弾き語りとギターだけというシンプルなライブで,その分,ジュジュの歌声と歌詞の世界を十分に堪能できたと思います。生徒たちの心にも大きく響いたようで,涙を流しながら聞いていた生徒が何人もいたようです。

たった30分のライブで生徒たちが涙を流す。やはり本物には心を動かす力がありますね。ほんとに素敵なライブでした。学校に置いていってくれた自主制作CDを iTunes に読み込んで,iPodで何度も聞いています。そのCDをコピーしてほしいと頼んでくる生徒もたくさんいるんです。早くプロデビューして,もっとたくさんの曲を聴かせてほしいなと思います。がんばれ>ジュジュ!

9月5日(火)

今年の文化祭が終わりました。1日目(土曜日)は校内発表…文化祭実行委員の企画による,蔵王高校の○×クイズ,クラス対抗ミス・ミスターコンテスト,有志バンド演奏など。2日目(日曜日)は一般公開で,文化部の作品展示や運動部の出店などで楽しみました。晴天に恵まれて,お客さんもたくさん来てくれました。3月に卒業した生徒たちにも再会できてうれしかった!

文化祭の担当になって3年目ですが(たぶん今年で最後),毎年毎年いい仕事をしてくれるメンバーに恵まれたと思います。今年の実行委員たちも,1年生から3年生までみんなでアイディアを出して,準備して,練習して,本番を立派にやり遂げました。全校生徒を巻き込んで一つのイベントをつくりあげるという体験は,なかなかできることではありません。実行委員の生徒たちには,この経験をいつまでも忘れずにいてほしいと思います。

文化祭が終わって片付けも済んだ後,がらんとした体育館に実行委員が集まって最後のミーティングを行いました。ミーティングが終了して解散ということになったあとも,多くのメンバーはその場に残って話をしたり,床にごろんと寝転がるなど,その場を去りがたい様子でした。私自身もその気持ちがよく分かりました。

先週は毎晩8時ぐらいまで準備や練習につきあっていたので,いつも8時半には床につく私の生活リズムも大きく崩れてしまいました。まだ体調がすぐれませんが,今日はテニス部の練習と今週の授業の準備があります。大きなイベントが終わって私もちょっと気が抜けていますが,気持ちを切り替えて次に進むことにしましょう。

9月1日(金)

今日は防災の日です。1923年9月1日に起きた関東大震災にちなんで制定されたものです。昨日,物理の時間に明日は何の日かと聞いてみましたが,誰も分かりませんでした。

宮城県では6月12日が「県民防災の日」に定められていて,避難訓練や防災訓練はこの日を中心に行われます。1978年のこの日に,宮城県沖地震が起きました。さすがにこちらの方は,分かっている生徒がいました。防災の日は,災害の多い日本列島に住む者として覚えておくべき日付だと思いますが,他にも12月8日,8月6日,8月9日,8月15日あたりは,日本人として覚えておいてほしい日付ですね。宮城県民としては,7月10日の仙台空襲の日も覚えておかないといけないかな。

8月30日(水)

チャレンジ小学国語辞典

今,Amazon のエレクトロニクスストアで「最大20%還元プログラム」というサービスをおこなっています。価格に応じて,商品金額の20%までを Amazonギフト券で返すというプログラムです。先日,2万円で購入した外付けハードディスクの還元として4,000円分のギフト券が届きました。

そのギフト券で購入したのが,「チャレンジ小学国語辞典」です。辞典が届いたら,taroはさっそくいろんな言葉を調べていました。一番最初に引いた言葉は「いきがい」。そのほか「ぬすみぎぎ」「きょうりゅう」「ゆうがた」「むてき」「はがね」など。

「ぬすみぎぎ」を引いたのは,ちょうどAVANTIのPodcastをみんなで聞いていたからです。「むてき」という言葉は,漢字で「無敵」と書くと意味は一目瞭然ですが,音だけだとどうして「とても強い」という意味になるのか分かりませんね。言葉の意味を調べた後,「漢字では敵が無いと書くんだよ,敵がいないほど強いから無敵だ」というと納得していました。どういう言葉を調べるか,見ているだけでも面白かったです。これからこの辞書を使い込んでくれるといいなあ。

8月29日(火)

人力車というグループの曲です。自閉症の子の気持ちを歌に乗せています。人力車は,千葉県の学校の先生や福祉施設の職員で結成したバンドだそうです。

8月28日(月)

仙台の朝の気温が,久しぶりに20℃を割り込むようになりました。27日の最低気温が19.5℃。20℃以下になったのは,8月2日以来です。湿度も下がってさらっとした風が吹いています。

夏休み明けで生徒もかなり疲れているようですが,私も二日間授業をしただけでけっこう疲れました。昨日からくしゃみが止まらず,頭痛もして,どうやら風邪気味のようです。

でも,今週末は文化祭が控えています。今年も文化祭担当なので,今週は毎晩生徒たちの準備におつきあいです。この時期だけは,長時間労働になるのもやむを得ません。体調をなんとか維持しなければ!土日に生徒と一緒に達成感に浸れるといいな。

8月27日(日)

昨日のホタルの光の実験,中学生には喜んでもらったようでホッとしました。

インターネットのあるサイトにかかれた情報の信頼度を調べて,検索結果を信頼度の順番に並べたり,「この情報はデマ率95%ですが表示しますか」などと表示したりするのだそうです。信頼度をどうやって調べるかというと,ネット上で関連のあるサイトに書かれている内容と比較参照するのだとか。

ということは,みんなと同じような内容を書いていれば「信頼度」が上がり,他と違う自分の意見を書くと「デマ率95%」などと表示されるということですよね。この信頼度表示そのものが,「デマ率95%」になりそうな気がしますが,3億円が無駄にならないことを祈ります。

そもそも情報を信頼するかどうかを他人任せ(機械任せ)にするという発想自体がアウトです。それは自分の頭でするべきことです。いろんなことを人任せにするのが好きな日本人は,きっとそのうち脳が退化していくでしょう。実はもう,退化が始まっていたりして。

どうしてこうマイクロソフトっていうのはマネッコなんでしょうか。iPod に対抗してマイクロソフト社が投入する携帯音楽再生機の写真が掲載されましたが,どう見ても形の崩れたiPodです。「この製品はマネ率95%ですが購入しますか」という表示をつけたいくらい。しかも,マネをしているのに本家より格好が悪いってどういうこと?

8月26日(土)

今日は午前中が授業で,午後から中学生の1日体験入学があります。

私の担当は模擬授業です。ホタルの光を試験管で再現する実験です。ホタルの光はルシフェラーゼという酵素が関わる化学反応で発生した光なのですが,だいたい25℃前後が一番よく光ります。あまり高い温度だと,タンパク質でできた酵素の構造が変わってしまって,酵素としての能力がなくなります。

ホタルの光を観賞しながら,酵素の性質を学ぶ実験です。生物の授業は久しくしていないので,午前中に予備実験をしなくては!生徒たちの興味を引き出せるか,ちょっと緊張しますね。

8月25日(金)

太陽系の惑星の新しい定義が,国際天文学連合の総会で議決されました。その結果,冥王星が惑星の定義から外れ,太陽系の惑星は,水星,金星,地球,火星,木星,土星,天王星,海王星の8つということになりました。 惑星が少なくなるというのは驚きの結果ですが,太陽系に関する最近の知見からは妥当な結果ということのようです。国際天文学連合の当初の案では,3つの天体を加えて12個を惑星と定義するものでしたが,強い反対に遭い,修正案を出して,上記の内容で可決されました。

冥王星の周りには,同じような成分(彗星と同じ氷)でできた小天体がたくさんあることが分かっています。今回の議決では,これらの天体を「dwarf planet(矮惑星)」と呼ぶことも決まりました。冥王星は,これらの氷でできた小さな天体の代表になるそうです。

星占いはどうなる,百科事典や教科書も書き換えでたいへんだ,図書館にある本はどうするのかな,などいらぬ心配をしたくなりますが,今回の議決はもっと歴史的な出来事だと思います。何百年も経った後に「2006年8月24日に冥王星が惑星から除外されて太陽系は8惑星となった」などと語られるのかもしれません。

冥王星は,現在,へび座の方角にあります。さそり座のしっぽのちょっと上です。夜7時から8時に,だいたい真南の方角にあります。肉眼では見えませんが,そちらの方を見ていれば,冥王星から飛び立ってきた光の粒が眼の中に入ることでしょう。

8月24日(木)

今日の出張から,夏休み後の仕事が本格始動です。授業は明日から始まります。

それに備えて,昨日から授業の準備を始めています。こういうときにいつも感じるのは,授業の準備を始めると,家が殺伐とするということです。こちらの余裕がなくなることで,こどもたちを怒る回数が増え,頼まれたことに対して「できないよ」と却下する回数が増えていきます。こんな生活をしたいわけではないんですけどねー。

しかも昨日は,アップデートしてから挙動不審になっていた PowerPoint に見切りをつけて,授業の内容を Keynote という別のプレゼンソフトに移行するということをやっていて,使い慣れないソフトのせいで余計に余裕を無くしていました。明後日の授業の準備は,まだできていません。今朝もこれから出張の時間までがんばります。

8月23日(水)

ポータブルスピーカー TravelSound 250

恐竜博の旅行用に準備したグッズが二つありまして,一つは折りたたみできる三脚チェアです。WILD-1で1500円で購入。旅行中,いろんな場面で活躍しました。

そしてもう一つが,iPod につなげるポータブルスピーカー(TravelSound 250)です。モールに本を買いに行ったついでに,斜向かいの電激倉庫で買いました。名前の通り旅行用ということで小さいのですが,その割に迫力のある音が出ます。ホテルの部屋でiPodの曲をBGMにするために持って行きました。iPod に入っている2000曲の中から,例えば夜はジャズだけを選んで,朝はアップテンポな曲を選んで聞くと,気分上々。5000円弱という値段もリーズナブルです。

8月22日(火)

恐竜博:スーパーサウルス

幕張メッセで開催されている「世界の巨大恐竜博2006」に行ってきました。息子と二人の1泊旅行です。1日目は観光,恐竜博は混雑を避けて2日目の月曜日に行きました。

1日目。新幹線で東京駅に着いたら,そのまま中央線,地下鉄銀座線と乗り継いで浅草へ。神奈川に住んでいる叔父(私の弟)と待ち合わせをして3人で東京観光です。まずは浅草の浅草寺と仲見世を歩き,水上バスでお台場へ移動。お台場ではフジテレビと東京ジョイポリスで遊びました。水上バスは,松本零士デザインの宇宙船のような未来型水上バス「ヒミコ」です。メーテルと鉄朗の案内で浅草からお台場までの50分のクルーズを楽しみました。

浅草寺の雷門水上バス「ヒミコ」にてお台場のフジテレビ

2日目がメインイベントの恐竜博。宿泊したホテルから歩いて3分で到着です。9時の開場と同時に入り,11時半まで2時間半ほどかけて,十分に楽しみました。

今回は見学時間が十分にあったのでファミリー向けの音声ガイドを活用しましたが,これがとてもよかったです。会場内の23カ所の展示場所に音声ガイドが用意されていて,公式マスコットのモリーとモモリーがその付近の解説をしてくれます。首から大きな携帯電話のような装置をぶら下げて,ヘッドフォンで聴きます。ICレコーダーにあらかじめ録音されている音声が,番号を入力すると再生される仕組みでした。iPodを使えば,もっとクールなのに…。ま,それはともかく,taroと私でそれぞれの装置の再生ボタンを同時に押すと,同時に同じ解説を聞くことができるので,音声ガイドの場所ごとに「せぃのぉ〜,えぃっ!」とボタンを押して二人で聞くのが,なかなか楽しい体験でした。また,23カ所の音声ガイドのうち6カ所ではクイズもあり,クイズ用のスクラッチカードで出てきた番号を押すと,答えと解説も聞くことができます。もちろんtaroは全問正解。最後にカードに「君は恐竜博士だ!」というハンコを押してもらいました。

恐竜博の会場に到着!クイズに正解して喜ぶtaro恐竜博の展示

ところで,今回の旅行用に WILD-1 で折りたたみ三脚イス(釣り用)を新しく購入しました。これが旅行の全行程で大活躍!恐竜博では音声ガイドを聞くときに,混雑している新交通システムゆりかもめの車内で,浅草では水上バスの時間待ちで,東京駅でも新幹線のホームで…2日間,いろんな場面でtaroがちょこんと座っていました。大人でも疲れる今回の旅行をtaroが全部歩き通すことができたのは,この三脚イスのおかげです。座っても,立っているのとほぼ変わらない空間しか使わないので,混雑している車内で座っていてもほとんど迷惑にはなりませんでした。

ホテルの部屋で

普段,旅行には必ずパソコンを持って行きます。今回も持って行くつもりだったのですが,長い距離を歩くことを考えて今回は断念しました。でも,パソコンを持って行かなかったことで,taroとの旅がより思い出に残るものになったと思います。taroは父親との旅行を,ずっと覚えていてくれるかな。帰りの新幹線で泥のように眠っているtaroを見て,ビールを飲みながらそんなことを考えていました。

8月20日(日)

先日,こどもを連れて食堂に入ったときに,隣のテーブルに着いた客がいきなりタバコをブカブカやり始めたました。ちょっとは我慢したのですが,やはりこどもたちの健康のこともあるし,これから料理が運ばれてくるというところだったので,吸わないように一言お願いしました。灰皿が置いてある食堂だったので,その人が悪いわけでもないんですけど,お願いしたらちゃんと止めてくれました。

そのとき思ったことは,狭い料理屋でたばこを吸うのと,臭いおならをするのはどっちがマナー違反かということです。食堂でタバコを吸う人を時々見かけますが,ブーッと臭いおならをする人は見たことありません。でも考えてみたら,タバコだって臭いです。しかも,衣服や髪ににおいがついてとれないし,健康にも悪影響が及びます。おならは,臭いけど,においが染みつくことはないし,健康被害もありません!

私の結論としては,こういう場面でタバコを吸うのは,おならをする以上にマナー違反だということになりました。もちろん,タバコを吸うなとは言いません。でも,TPOはしっかりわきまえてほしいと思うのです。皆さんは,この件どう感じますか?

8月19日(土)

Thomas A. Kelley(トム・ケリー)氏のインタビュー記事が,CNET Japan に掲載されています。トム・ケリー氏はIDEO社のジェネラルマネージャーで,「発想する会社! — 世界最高のデザイン・ファームIDEOに学ぶイノベーションの技法」や「イノベーションの達人!—発想する会社をつくる10の人材」の著者として知られています。

記事には,トム・ケリー氏がホワイトボードに mind map を書きながら説明している写真もあります。こういうふうに mind map を使いこなしている事例をみるとうれしいですね。

また,トム・ケリー氏はインタビューの中で,イノベーションを起こすためには「とにかくまずつくってみる」ことを推奨しています。グループワークで課題解決をするとき未熟なグループでよく見られるのが,決定打とは思えないアイディアがいくつか出てどれがいいのか分からなくなり,活動も思考も停滞してしまうという場面です。端から見ていると,まずそのなかの一つのアイディアでチャレンジしてみればいいじゃない?と思うのですが,そういう発想がグループの中からはなかなか出てこないのです。

先日の中高生フォーラム(中高生のリーダー研修会)では,活動の中から「間違うことが楽しい」という意見が出てきました。これはとても大事な感覚です。いろんなアイディアが出てきたら,まずはそれを試してみる。ダメならダメで,それを改良するか別のアイディアへ。もし失敗してガッカリするようなグループでは,次に進む意欲は湧かないでしょう。話し合いが煮詰まって活動が停滞するのは,失敗をおそれ,1回で成功しようとするからです。「失敗もまた楽しい」と思えないと,とにかくまずやってみようという気分になりません。グループワークをしていると,そういうことがだんだん分かってくるのですが,世界の一流企業のジェネラルマネージャーが,まったく同じ感覚で仕事をしているというのが,とても面白いです。

8月17日(木)

毎年恒例になった,月山弓張平オートキャンプ場でのキャンプから引き続き帰省をして,久しぶりに我が家に戻ってきました。やはり山の上は涼しいですね〜!夜はキャンプベッドに寝ていると寒いくらいでした。涼しさに慣れてから鶴岡に降りたら暑いのなんの!朝から強烈な日差しで,最高気温は35℃ぐらい。仙台ではなかなか体験できない暑さでした。

キャンプの風景taroのつくったカブトムシayuのつくったウサ太郎

弓張平でのキャンプは今年で3年目ですが,今回初めてチャレンジしたのがネイチャークラフト教室。taroがポスターを見かけて「したい!」というので,一人500円でtaroとayuを頼みました。頼みましたといってもayuは実質私が面倒を見たんですが,それもまた楽しいひととき…。taroは本の中からカブトムシを選んで,先生と素材を選びながら,それらしく作っていました。ayuのウサ太郎は,私がデザインを考えて,適当に切ってayuと一緒に木工ボンドで貼り付けて作りました。二つともなかなかの出来栄えで,こどもたちも大満足でした。

鳥海山をの山頂を望む吹浦海岸の十六羅漢岩こどもたちは磯の生物に夢中

帰省では,いつも介護で家を空けられないおばあちゃんも,今回はひいおばあちゃんがショートステイに出ているときだったので,一緒にお出かけに行くことができました。行き先は,鳥海山の展望台と十六羅漢岩です。青空と山の緑と,海の青さがとてもきれいでした。十六羅漢岩は,遊佐町吹浦海岸の岩石(鳥海山から流れ出た溶岩)を削ってつくった羅漢像です。けっこう異様な光景なのですが,こどもたちはそれよりも磯の生物たちに心を奪われていました。やはり動くものの方がいいらしいです。

8月12日(土)

昨日までの3日間,花山少年自然の家で開催された中高生フォーラムに,ファシリテーターとして参加してきました。中高生フォーラムというのは,MAPを活用した中学生・高校生のリーダー研修会で,今年はじめて開催されたものです。今回は6つの中学校・高校から生徒会役員,部活動のリーダー,文化祭の実行委員など21名の生徒たちが集まりました。

3日間のMAP活動の中で,生徒たちはグループとしての一体感を育み,その中で,今までの自分よりも積極的にグループに関与できるようになったようでした。はじめは声の大きい人の意見にお任せで流されていたメンバーが,コミュニケーションに注目したいくつかの活動やその振り返りの中で,少しずつグループに向かって言葉を出すようになりました。「私はこういう話し合いは苦手だったんだけど…」と言いながら,自分の意見をはっきりと述べる姿を何度も見ることができました。

1日目の夜には,「よいグループとは」という観点をみんなで出し合いました。そして2日目の朝に,このグループをよいものにしていくために自分ができることを,一人一人が考え,午後にそれを受けてグループの目標設定をしました。決まった目標は「One for all / All for one」です。その後の活動は,常にこの目標に向かっていくためのアクティビティとなりました。活動をして,みんなで振り返りながら「One for all / All for one」になっていたかどうか確認しました。その過程でこのグループにとってのこの言葉の意味が,どんどん深まっていきました。

意志決定の方法も最初はなんでもかんでも多数決だったのですが,「One for all / All for one」という目標と合っていないのでは?という投げかけから思考が深まり,多数決が小さな声を無視する乱暴な決め方だという認識が芽生えました。今までリードする人に任せていたメンバーが,自分の意見を出すようになる変化と,この多数決に対する考えの変化が同時に起こっていたように思います。

活動の中で「間違うことが楽しい」という声が聞かれたことも,うれしい出来事でした。間違いをおそれて何も言わないのではなく,思いついたらまず言ってみる,やってみる。その結果からまた次の手を考えるということができるようになっていきました。誰も正解が分からないときは,まずやってみなければ分からない。当たり前のことですが,いつも正解がある問題しか解いていない生徒たちには新鮮な気づきだったのではないでしょうか。いろんな活動を共にする中で,もし間違っても周りがプラスに受け止めてくれるという安心感が形成されていたことも,この気づきにつながる重要な点だったと思います。

研修の一番最初と一番最後に「リーダーシップとは」というマインドマップを各生徒に書かせました。その2枚を一人一人について比較していくと,「信頼」「仲間」「相手の話をよく聞く」「仲間あってのリーダー」というような言葉が増え,逆に「統率力」「説得力」などの言葉が減っていました。この変化を見たときに,この研修が成功に終わったことを確信しました。

JRCのリーダーシップトレーニングセンターでもMAPを活用していますが,このように生徒の研修のすべてをMAPで組み立てていったのははじめてです。でも,事前に私が想像していたとおり,意義深い充実したものになったと思います。一夜明けた今日も,まだ充実感で心が満たされています。来年もぜひ参加したい。早く来年の夏休みにならないかな!

8月8日(火)

うちの子どもたちが,最近「大阪じゃんけん,じゃんけんぽん!」と言ってじゃんけんをしています。何のことかと聞いたら,普通のじゃんけんでは負ける方が勝ちなのだとか。例えば,パーとグーならグーの勝ち。試しにインターネットを検索してみると,ちゃんと出てきます。

大阪じゃんけんも視点を変えるという意味で面白いですが,MAPには「あいこになったら勝ち」というじゃんけんがあります。どっちが勝ちなの?と思うかもしれませんが,あいこになったら両方勝ちです。こういう仕組みを,win-win と言ったりもします。

ゲームでは相手を負かすことで勝った気分になるのが普通ですが,そこから一歩進んで両方が勝った気分になることもできるということです。うちの子どもたちにもその楽しさに気づいてほしいので,このMAP方式のじゃんけんを,勝手に「鶴岡じゃんけん」と命名して教えてあげました。誰かを選ぶのには使えないじゃんけんですが,こどもたちは車で移動しているときに暇つぶしでじゃんけんをしたりします。このじゃんけん,こどもたちに定着するかな?

8月7日(月)

仙台市博物館で9月3日まで開催されている,「ポンペイの輝き」展に行ってきました。ポンペイは,ご存じの方も多いと思いますが,約2000年前,今のイタリア・ナポリ近郊にあった都市国家です。西暦79年のヴェスヴィオ火山の噴火による火砕サージで一瞬にして埋没しましたが,18世紀に発掘されて当時の人々の暮らしがそのままよみがえりました。

ポンペイの展覧会というと,5年前に江戸東京博物館で「世界遺産・ポンペイ展」というのを,まだ2歳になったばかりのtaroを連れて見に行きました。今回は,そのときには展示されなかった近年の発掘調査で出土した品々が公開されています。

今回の展示の中で印象に残ったのは,漫画タッチで描かれた人物画です。展覧会の公式サイトにも掲載されている金庫の前面にある,酒神ディオニュソスの従者シレノスのユーモラスな顔とか,犠牲祭の場面を描いた壁画の人物たちは,まるで日本のマンガ家が描いたようなタッチで,とても親しみが持てるものでした。

それに加えて,金のピアスやネックレス,ブレスレット,木製のベッド,たくさんの硬貨,居酒屋の壁に描かれた4コマ漫画,そして小さな子どもを守るようにして息絶えた家族の石膏取り。そういう展示物から感じるのは,今とまったく変わらない,人々の日常生活です。2000年前と現代も,基本的にはまったく変わらないんですね。

1時間半もあれば見終わるだろうと思って,そのぐらいでAldoに迎えにきてもらったのですが,展示品がかなり多く最後は駆け足に…。これから見に行く皆さんは,十分に時間をとってくださいね。また,図録は2,300円です。私はこういう展覧会では必ず購入するようにしています。今回も迷わず購入。写真も大きく,説明も詳細でなかなかいい図録ですよ。

8月6日(日)

虫網と虫かごを持ってお散歩モンシロチョウをゲット!

仙台も暑い夏になっています。そんな中,一昨日の夜に地域のバレーボール同好会に混じって汗を流し,昨日はテニス部を引率して白石市のOAZテニスクラブの皆さんとテニスをしました。やはり時々しっかり汗をかくぐらい運動すると,気持ちいいです。

昨日はテニスの後,Apple Store に用があって定禅寺通りから一番町を歩きました。今日から始まる七夕の準備が整っていて,行き交う人の中にも浴衣姿が多く見られました。いつも雨に泣かされる仙台七夕ですが,今年は3日間とも天気は持ちそうです。

埼玉県の流水プールで,吸水口のふたが外れて7歳の子が死亡した事件には驚きました。ちょっと前まで普通に設置されていた格子ふたが,なぜ突然はずれるのか。しかしその後の報道で,ボルトの代わりに針金で固定していたと知り,信じられないと思いつつも納得。針金なら外れて当然です。塩素濃度の高いプールの水中で,しかも大きな力のかかる吸水口で細い針金を使うことが,どういう結果をもたらすか,誰も想像できなかったのでしょうか。事故の前日に,同じ7歳のtaroと仙台ハイランドの流水プールで楽しく遊んできたばかりだったので,とても他人事ではありません。

ボルトでちゃんと固定していたら…,水流循環の非常停止ボタンがあったら…,外れたのが分かった時点で全員を水から上げていたら,監視員を吸水口付近にすぐに配置していたら…。いろんな「たら・れば」が頭をかすめますが,こういう「ちょっと考えれば分かるだろ!」というレベルの,未必の故意の殺人のような事故を,どうすれば減らしていく,あるいはなくしていくことができるのでしょう。国が管理を強化すればいいのでしょうか。法律できびしい罰を与えるようにすればいいのでしょうか。それとも,国民一人一人の機能を強化すればいいのでしょうか。

昨日,犠牲となった子の通夜で母親が「小さな命を犠牲にしてまで、伝えたかったこと、何だったのか。パパもママもこれから考えるよ。」と述べたそうですが,この事故を,事故を起こしたブールだけの問題ととらえてしまうならば,世の中は何も変わりません。どんな立場の人も,この事故から学ぶことができるはずです。

8月4日(金)

8月1日から2泊3日で,青少年赤十字(JRC)高校生リーダーシップトレーニングセンターに参加してきました。宮城県の各高校からJRC部員29名,タイのRCY(Red Cross Youth)から10名,合計39名の生徒が参加しました。今年もいろいろあって,忘れられない三日間になりました。

今日は,国際センターに出張です。国際センターでは,2日から全国理科教育大会が開催されています。今日は分野別研究発表。私は「環境・理科教育」分科会の会場係という役で,各先生の発表の補佐を行います。

7月31日(月)

先日,鶴岡に帰省したときに,実家の近くにある「アマゾン民族館」という博物館に行きました。アマゾンの奥地には,物質文明から距離を置き,今も伝統文化を守り自給自足に近い生活を続ける先住民族がいます。写真の中のたくましい笑顔を見て,地下鉄やバスでよく見かける疲れ切った日本人の顔を思い出しました。

生きるために助け合うアマゾンとは違い,日本では生活が便利になるほど助け合いを忘れていくようです。「ALWAYS 三丁目の夕日」にも,「醤油とお米貸して?」というようなシーンがあったかと思います。助け合わなければ生きていけなかった頃の一種の心地よさ,私たちが昭和30年代に懐かしさを感じるのもこのノスタルジーなのではないでしょうか。助け合いのない人間関係は表面的になります。昨今,簡単に人を殺せるようになっているのも,この表面的すぎる人間関係が影響を及ぼしているに違いありません。

昨日は,子供会の行事で,仙台ハイランドに行きました。小雨交じりでしたが,taroもayuもたくさん乗り物に乗り,午後はプールを満喫しました。taroが一番楽しかった乗り物は,「スカイサイクル」という二人乗りの自転車モノレールだそうです。速いスピードの乗り物より,のんびり空中散歩が楽しいなんて,taroらしい。

7月30日(日)

@niftyの会員誌,walk@niftyが8月号を最後に休刊することになりました。読者投稿ギャラリーに投稿するのが楽しみの一つだったので,とても残念です。

最終の8月号では,入選をいただきました。町内を私とこどもたちの3人で2時間ほどお散歩したときの帰り道での光景です。

さて,次はどの写真コンテストにしようかな?

7月29日(土)

芝刈り終了!室内ゆうえんちにてこんなに楽しいことってあるのか…

今週半ばの久しぶりの晴れ間に,やっと芝刈りができました。雑草を取る余裕はなかったので,雑草もろとも刈りましたが,刈りそろえるとそれなりに見えます。

昨日は今シーズン一番の大雨(気象庁 | 降水の状況:過去24時間)。夕方,抜糸のために松陵かきざきクリニックに向かう途中,車のタイヤが水たまりに入るたびに大きな水しぶきが上がりました。それに驚いたayuが一言「むねがいっこドキッとした」。クリニックでは家族全員で抜糸を見学して(私は「体験して」)柿崎先生にあいさつをしました。

クリニックを後にして,近くのイオン富谷ショッピングセンターに行きました。まずはいつもの「おむらいす亭」で夕食。その後Aldoは買い物,ほかの3人は室内ゆうえんち「ファンタジーアイランド」へ。今日は100円玉3枚と決めて,何をするかは自分で選びました。taroは100円と200円のガチャガチャ,ayuは100円のモグラたたきと200円のアンパンマン号。taroは「もの」にお金を払い,ayuは「体験」にお金を払う…それぞれの性格が出ておもしろいです。以前はどれにするか決めるまでにとても時間がかかっていましたが,昨日は自分がするものをサッと決めて,それぞれ楽しんでいました。

最後に2階の喜久水庵で抹茶ソフトを食べたのですが,taroがぼそっと「こんなに楽しいことってあるのか…」。大人にとってはちょっとしたお出かけなのですが,こどもにとっては大きな出来事なんですね。

7月27日(木)

猫のようにすべてを忘れてダラダラしたい!

パソコンのハードディスクのデータの中で,デジカメ写真のデータはかなりの部分を占めます。私の場合,半年ぐらいで10GBを超えることもあります。それで,数ヶ月に一度,DVDにバックアップしています。DVD1枚約4GBに,1400枚の写真が入ります。バックアップした写真は,パソコンのハードディスクからは消去するわけですが,そうすると1年前の写真を見たいときなど,いちいちDVDのケースからその時期のバックアップの入っているものを探して,パソコンに挿入して見るという,面倒なことになります。あの写真がほしいけど,撮影日時が分からない…という場合は,さらに面倒!

そこで今回,別な用途で購入した250GBの外付けハードディスクの余った部分に,今までDVDやCD-ROMにため込んだデジカメ写真のデータをまとめて保存してみました。1996年から2005年の10年分で3万枚のフォトアルバムの完成です。見直してみると,すっかり忘れていたけど,こんなことがあったとか,こんなところに行ったとか,思い出に浸ることができました。忘れっぽい私は,写真を手がかりにしないと,過去のことを思い出せないのです。これから時々,3万枚の写真からランダムなスライドショーをつくって,家族で楽しみたいと思います。

忘れっぽいといえば,昨日の「地球ドラマティック」で取り上げられたサヴァン症候群は,「忘れる能力」がない人たちとも言われます。その番組の中で紹介された一つの実験が,とても印象に残りました。

その実験は,被験者に多くの単語を聞かせ,その後,検査者がいう単語が最初に聞いた中にあったかどうかをテストして答えさせるという実験です。最初に聞かせる単語には仕掛けがあって,「チョコレート,パイ,砂糖」などの甘いものの名詞がちりばめられています。一般の人は,その後のテストで「甘いという言葉はあったか」と尋ねられると「あった」と答えます。でも本当は「甘い」という言葉はないのです。サヴァン症候群の人は,その仕掛けに引っかかりません。きわめて正確に,あったものだけを「あった」と答えます。

これは,脳の中で与えられた情報をどう処理しているかに関係しているのだそうです。つまり,サヴァン症候群の人たちは,与えられた個々の情報情報をそのまま記憶します。一方,一般の人は,与えられた情報をより一般的な概念で理解しようとするのです。例えば「チョコレート,パイ,砂糖…」という言葉の羅列を「甘いもの」という集合でとらえます。だから,本当はなかった「甘い」という言葉を,あったと錯覚してしまうのですね。

サヴァン症候群の人たちが持っている驚異的な記憶力の背景に,この概念化・関連づけをしない脳の仕組みが関係しているらしいのです。逆に言うと,一般の人は概念化をすることで個々の情報はいらなくなり,記憶から消し去っているということなのでしょう。

これはとてもよく理解できると感じました。私は自分の情報処理が概念当てはめ型だと感じることが多いのです。自分の思考の枠組みにはまったものは忘れないのですが,日常生活の中の出来事など枠に当てはめにくいことを覚えていられないのです。私がデジカメで写真をよく撮ったり,パソコンに日記をつけたり(毎日ではないですが)するのも,そうしないと忘れてしまうからです。私の忘れっぽさは自分でも正常の範囲内とは思えないほどで,脳に何かふつうと違う部分があるのではと疑っています。

私と違ってAldoは,過去の出来事を本当によく覚えているので,日常生活ではAldoに聞くとだいたい分かります。いろんなことを覚えていられる人はうらやましいと感じることも有りますが,忘れっぽいと嫌なこともすぐに忘れることができるわけですから,得な部分もありますね。今から脳を作り替えるわけにはいかないので,これからもカメラと日記とAldoに頼って,やっていくしかないですね。

7月26日(水)

今晩7時から,教育テレビの「地球ドラマチック」で自閉症関連の放送があります。

こちらも参考にしてください。

7月25日(火)

仙台は今朝も雨。昨日の最高気温が22.4℃ですから,涼しいを通り越して寒いほどです。平年なら今頃は東北南部まで梅雨明けしている頃ですが,全国的に梅雨明けが遅れていて,まだ沖縄と奄美地方しか梅雨明けしていません。その二つは平年より早く梅雨明けしたのですが,九州南部より北側では,平年から大幅に遅れています。昨日のニュースだと関東甲信では8月にずれ込むなんていう見通しもあるようで,そうなると私たち東北には夏は来るのかと心配になってきます。

先週の金曜日,松陵かきざきクリニックで,ちょっとした外科手術を受けてきました。首にできた粉瘤という良性腫瘍を摘出する手術です。ほんの数cm切開して皮下の小さな塊を取り出す20分ぐらいの手術で,すぐに車を運転して帰れます。できた場所がちょうどワイシャツの襟の部分に当たって痛かったのですが,これですっきりしました。

松陵まで,うちから車で1時間ちょっとかかります。なぜそんな遠いクリニックに出かけたかというと,かきざきクリニックの先生は,Alodが国立仙台病院の外科に勤めていた頃にお世話になった,腕の立つ先生だったからです。私ははじめてお会いしましたが,私にとって高校(鶴岡南高校理数科)と大学(東北大学)の先輩でもあります。看護師さんの中にも国仙時代のAldoの後輩が一人いて,その看護師さんも山形県の理数科出身ということもわかり,みんなで理数科の話などをしながらリラックスして手術を受けてきました。

7月23日(日)

高校野球の秋田大会で,わざと三振したということで始末書を書かせるのだとか。

こういう状況で攻撃を続けて再試合になったとしたら,そっちのほうがよほど間抜けじゃないですか?攻撃側がわざと三振するのと,守備側がわざとフォアボールを出す(敬遠)のとどう違うのか,秋田県高野連に聞いてみたいです。

Windows XP が走っている MacBook Pro

MacBook Pro で Windows XP を使えるようになりました。1台で両方使えるので,普段の作業は Mac OS X で,必要があるときは Windows に切り替えて,両方のシステムを使い分けることができます。自分で作ったウェブサイトが Windows でどう見えるかチェックしたいときや,ステラナビゲーターなどの Windows版しかないようなソフトを使いたいときに便利です。

マックでウインドウズを使う方法は今までにもありましたが,それはソフトウエアで仮想的に走らせるもので,ウインドウズの言葉とマックの言葉をリアルタイムで翻訳するような仕組みでした。同時通訳で話をするようなもので,スピードも遅く実用的とは言えなかったのです。

しかし,MacBook Pro などのいわゆる Intel Mac は,Windows マシンと同じ CPU(頭脳)を搭載しているので翻訳いらず。同じ言葉をしゃべる同士なので,Windows もそのまま走らせることができます。当然,動作も速く快適です。

まあ使えると言っても,Windows がメインになることはないんですけどね。使いにくいですから。でも,今まで Windows 一辺倒だった人が,Mac に興味を持つきっかけにはなるでしょうね。デュアルブートできる iMac や MacBook を家庭に1台おいておけば,奥様が使うときは使いやすい Mac OS で,自分が仕事や Windows版のゲームをしたいときには Windows XP で立ち上げるなんていうことができるわけですから。

7月21日(金)

掲示板でかっちママさんに返事を書きながら思ったんですけど,ヨーロッパには大人にも1ヶ月ぐらいの夏休み(バカンス)がありますよね。英語に vacant(空っぽの,空虚な,暇な)という言葉がありますけど,バカンスと語源が同じようです。バカンスも「空っぽになる」こと。海外旅行でいいホテルに泊まって名所旧跡を回ってくることではなく,とにかくいつも住んでいる町を離れて,別な場所で何もしないで過ごすことなんですね。

このバカンス,もともとは景気対策として国が奨励したものだとか。日本がここから学ぶべきことがあるような気がします。

病気になって健康のありがたみを知るという話をよく聞きますが,私たちは有って当然のものの大切さや存在意義になかなか気づかないみたいですね。なくなったときに,はじめて分かる。私は仕事も同じようなものだと思います。休暇があるから,仕事の楽しさがわかる。逆に言うと,四六時中のべつ幕なしに働いているから,仕事が嫌なものになるんじゃないでしょうか?

7月18日(火)

清川屋鶴岡インター店でだだっ子ソフト

授業の準備をしている夢を見ました。夏休み前の授業は先週で終わり,今週は今日明日がスポーツ大会,木曜日に全校集会・大掃除で終わりです。

毎週毎週十数時間の授業の準備に追い立てられている身としては,夏休みで一番うれしいのは授業の準備がないことです。せっかくホッとした気分だったのに,夢の中でも授業の準備とは…。かすかな記憶では,3時間分ぐらいの授業を準備して,けっこう満足のいくできばえだったんですけど,肝心の中身はまったく覚えていません。せっかく作ったのに,もったいないっ!

7月17日(月)

なにやら教師の夏休みが指弾されています。

放送によれば,小学校の先生が18日間の自宅研修を行い,申し訳程度のレポート1枚で「勤務」と認められたとのこと。今時,そんなに暇な教員がいるのかというのが,正直な感想です。ちなみに私の場合,今年は副担任・副顧問でかなり余裕があるのですが,夏休み中の平日25日間のうち,出勤が4日,出張が12日間(うち宿泊を伴うものが6日),休みが9日となっています。休みのうち,いわゆる夏期休暇に相当するのが5日間で,あとは休日の部活動引率の振り替えと年休(年次有給休暇)です。

夏休みに18日間も自宅研修なんていう教員は,私の周りでは聞いたことないです。むしろ,数日の夏期休暇も教材研究や研修で過ごす教員も多いのではないでしょうか。私も,JRCの宿泊研修やMAPの中高生フォーラムに向けて,休みの日を使って準備をすることになるでしょう。

放送を見ていないので,どんなニュアンスの番組なのか定かにはわかりませんが,ウェブサイトを見る限り糾弾調ですね。こういう問題を取り上げるときには,全体をよく見て公平に伝えてもらいたいものです。紙を丸めた筒からのぞいて視野を狭くして,一番あらが見える部分で全体を論じているようにも思えます。保護者が教師に偏見を持つことで,生徒への指導は非常にやりにくくなります。教師への誤解が広がって得をする人は誰もいません。

7月16日(日)

昨日のアバンティは「小松左京」特集。昨日公開された映画『日本沈没』で主役をつとめている草なぎ剛さんや,小松左京さんご本人が出演されていました。AVANTIのサイトで,会話のダイジェストを読むことができます。昨日の放送時間中は車で山の中を走っていて,とぎれとぎれにしか聞けなかったので,私もこのサイトで聞けなかった部分の話を補完できました。

小松左京さんは,映画『日本沈没』の原作者です。小学校高学年の頃SFにはまっていたので小松左京さんの本も何冊か読んだはずですが,実はあまり記憶にありません。しかも「日本沈没」は確実に読んでいません。でも,Sphinxの掲示板に登場してくれるNorikoさんの情報によると,今回の映画で日本沈没の設定を考えたのは地球科学の専門家ということですし,しかもその専門家の方や映画監督の樋口真嗣さんは私と同世代ということで,今回は見に行こうかなという気になっています。また,映画制作にAppleの PowerBook が使われ,映画の中で小道具として登場することも,見に行きたいという気持ちを高めてくれます。

こどもの頃に読んだSFというと,日本人作家では眉村卓,光瀬龍,豊田有恒あたり,海外ではアーサー・C・クラーク,アイザック・アシモフ,H.G.ウエルズあたりです。いろいろ思い返していると,もう一度読みたい気分になってきました。

7月15日(土)

今朝収穫したキュウリ,インゲン,ブルーベリー。

昨日の朝の草取りで,おしりを蚊に刺されました。

写真は今朝の収穫です。畳1畳分ぐらいの小さな菜園なので,たいした収穫はありませんが,今朝はキュウリ3本,インゲン2本,ブルーベリー少々でした。トマトやブラックベリーはもうちょっとですね。

キュウリは一度へばって曲がりキュウリになり花もボトボト落ち始めたのですが,液体肥料をあげたら復活しました。花工場原液という名前の肥料を,バケツで500倍に希釈してあげています。

7月14日(金)

日曜日,芝の雑草と自分のボウボウの髪のどちらを刈るべきか,悩んだ末に床屋さんへ行きました。自分の髪はすっきりして良かったのですが,ここ数日の暑さで芝の雑草もとても生き生きとしています。(☆_☆)

今週末も用事があって草取りができないので,今日の朝にやるしかない!これから出勤前の草取りです。

7月13日(木)

先週の土曜日に,taro,ayuを連れておじいちゃんと一緒に仙台市こども宇宙館に行きました。

プラネタリウムの上映のなかで,ナレーターが「今から流れ星を流すから願い事を3回唱えてごらん」といいました。流れ星がスーッと流れる中で,taroが唱えたのは「恐竜の化石が見つかりますように」。そのとき,近くにいたもう少し上級生の男の子の願い事は「お金持ちになりますように」。

taroもいつか,そんなふうに現実的なお願い事をするようになるのかな。願わくば,ずっと「恐竜の…」と言っていてほしいなあ。こども宇宙館のあと,1週間前に見たばかりの東北大学理学部自然史標本館に移動。もう一度化石たちとのひとときを楽しんだtaroでした。

7月12日(水)

TOKYO FM のサイトで配信している Podcast 番組に,「ききみみ名作文庫」が加わりました。現在公開されているのは,宮沢賢治の『注文の多い料理店』と『セロ弾きのゴーシュ』の二つです。

昨日,帰宅途中に iPod で『セロ弾きのゴーシュ』を聞きましたが,少年時代に聞いていたNHKラジオ第一の連続ラジオ小説のような雰囲気で,とても楽しめました。

Podcasting というのは,iPodなどの携帯音楽プレーヤーやパソコンで聴くラジオ番組のようなものです。普通のラジオとの一番の違いは,番組がインターネット上に常に公開されているので,聞き逃したりすることがないということですね。インターネット上のラジオ番組の図書館といったイメージでもいいかもしれません。もちろん,普通のラジオ番組がそのまま公開されるのではなく,Podcasting 用に公開された番組が並んでいる図書館です。

私は「ききみみ名作文庫」の他に,AVANTIの Podcast を聴いています。iTunes などのソフトに一度登録すると,新しい番組が配信されたときには自動的にダウンロードして iPod に転送してくれます。Podcasting の"Pod"は,iPod からきていますが,iPod 以外のプレーヤーでも同じように聴くことができます。また,携帯プレーヤーがなくてもパソコンがあればOKです。興味がある方は,下のリンクにある TOKYO FM のポッドキャスト・サイトや,他のサイトで,いろんな番組を探してみてください。

7月11日(火)

今朝はウグイスの上手な鳴き声で目が覚めました。

仙台ではこのところ,7月とは思えない寒い日が続いています。日曜日の最高気温が19.8℃で平年より-4.6℃,昨日が21.6℃で平年より-2.9℃です。北海道の札幌よりも寒いのです!

これは,オホーツク海にある高気圧から吹いてくる冷たく湿った東風(やませ)をもろに受けているからです。今朝も霧が発生していますが,これもやませの影響ですね。一方,南海上にあるはずの太平洋高気圧は,天気図を見ると影が薄いです。がんばれ,太平洋高気圧!

天気図的には夏が遠いというかんじですが,ウグイスやヒグラシの鳴き声を聴いていると,確かに季節はめぐっているという気になります。そういえば,畑の作物も立派に成長。キュウリ,ピーマン,三つ葉にパセリ,ブルーベリーもどんどん熟しています。

仕事の方は,今週の授業が終われば一段落です。しかし,授業内容は不満足なまま。「分かった!」という楽しさを,充分に提供できていないかなー。もうこの時期になると「早く夏休みになっちゃえ」という気もしますが,畑の作物にあやかって,もう少し熟した味のある授業にしたいものです。今日もすこしガンバロウ。

7月9日(日)

美瑛の風景択真館

taroとayuのおじいちゃん(私の父)が,仙台に来ています。仙台空港発着のツアーで北海道の登山に行った帰りです。1ヶ月ほど前,同じく仙台空港から九州の霧島火山に登山に行ったおじいちゃんですが,この度は十勝岳と富良野岳に登ってきました。北海道の真ん中にある火山です。山登りの合間には,風景写真家・前田真三氏の写真館「択真館」や,最近はやりの旭山動物園にも行ってきたそうです。

十勝岳というと,私が思い出すのは三浦綾子の「泥流地帯」。1926年の噴火で起こった火山泥流を舞台背景とした小説で,私が三浦綾子にはまるきっかけになった小説です。

また,前田真三氏の「択真館」は,前から一度行きたいと思っているところです。「丘の風景」というCD-ROMを持っているのですが,昨日,久しぶりに出してきて,きれいな美瑛の風景写真を堪能しました。このCD-ROM,前田氏の写真とアコースティックなBGMの組み合わせがとても素敵なのですが,なにぶん古いので Mac OS X には非対応。私の MacBook Pro では見られないのが悲しいところです。

7月8日(土)

暑くなってきて,この MacBook Pro の発熱も,かなりのものになってきました。左上の電源部分の熱が,左手を置くパームレストまでじんわりと伝わってくるのです。風を当ててパソコンを冷やす,エレコムの「冷え冷えクーラー」でなんとかしのいでいましたが,こう気温が高くなると風を当てても冷えません。

そこで逆転の発想…というわけでもないのですが,本体を冷やすのではなく,本体を触らないようにすることにしました。外付けのキーボードを購入したのです。こうすれば,本体がどんなに熱くなっても,快適に入力できます。ちょっと格好は悪いですけどね。

ノート用のキーボードよりキーストロークが深いので,始めはキーを打つときに指がひっかかったりしましたが,すぐに慣れました。打鍵音も静かでいい感じです。でもこうなると,Apple Cinema Display もつなげたくなってくる…。Cinema Display,どこかに落ちてないかな。

7月7日(金)

ダイボウケン組み立て中…ダイボウケン完成!夜は手作りケーキでお祝い。

昨日はtaroの7歳の誕生日。誕生日プレゼントは『轟轟合体 DX ダイボウケン』です。デカレンジャーやマジレンジャーの後継番組,ボウケンジャーの合体おもちゃ。毎年こういうのを買っていますが,私にはどれがどれだか区別がつきません。

プレゼントが待ちきれないtaroは,朝4時に私と一緒に起きました。もらったプレゼントでひとしきり遊んでから学校へ。今朝も早起きで,さっそく遊んでいます。

しかし,こどもの成長というのは早いものですね。あと10年経つと,taroは17歳,自分は50歳か。うーむ。まずは健康に,この1年を過ごしてほしいです。

7月6日(木)

中田英寿選手の引退コメントのなかで,引っかかった部分があります。

プロになって以来、「サッカー、好きですか?」と問われても
「好きだよ」とは素直に言えない自分がいた。

-------中田英寿

なるほど,ヒデもそうなのか。

サッカーが好きだから,サッカー選手になる。絵を描くのが好きだから,絵描きになる。こどもたちの笑顔が好きで,成長を共に喜びたくて教師になる。

多くの人が,自分の好きなことを仕事に選んだはずなのに,どうしてそれを楽しめなくなるのでしょう。『発想する会社!』という本で,世界的なプロダクトデザインの会社 IDEO のデザイナーたちが,とても楽しく仕事をしている様子を読んだ直後なので,とても気になります。どうして仕事を楽しめないのだろう。

IDEO は,個々の才能をぶつけ合ってそこから新しいものを生み出しています。そして彼らのオフィスには遊び心にあふれています-----そして実際に,水鉄砲の撃ち合いがあったり,勤務時間中にみんなで映画を見に行ったりするのです。遊んでいる?でも,仕事は超一流です。遊んで,ふざけて,チームとしての一体感を高めながら,機能も高めているようです。IDEO では,服装についての決まりもありません。私など,毎朝ネクタイを締めるだけで気分は急ブレーキ!こどもは遊ぶのが仕事と言いますが,どうしてこどもの頃のように,仕事で遊べないのでしょう。

仕事はまさに子供の遊びのようだった。

-------『発想する会社!』

7月5日(水)

難しいプロジェクトに深くかかわるときには,イノベーションの真のスピリットを忘れないように。そう,それは真剣に楽しむことである。

-------トム・ケリー『発想する会社!』

『発想する会社!』カバー『The Art of Innovation - 発想する会社!』を読み終えました。市民図書館の貸し出し期限内には読み終わらずに, Amazonのマーケットプレイスで古本を購入して読み続けました。

チームの力で,楽しみながら新しいものを生み出していくプロセスが素晴らしい!定価2500円の本ですが,私にとっては10倍以上の価値がありました。1度読んだだけではもったいないので,今日から2回目に突入します。今度は自分の本なので,線を引きながらじっくり読みたいと思います。

詳しい内容については,下記リンクを参照してください。また,IDEOのサイトでは,IDEOがこれまでに手がけた製品の紹介を見ることができます(Home - Our Work)。Palm V や Color StyleWriter Pro など私がお世話になった製品も多いです。また,表紙に紹介されている,移植用の腎臓の運搬ケースもなかなかカッコイイです。

7月4日(火)

日曜日は,太白区のPTA連合会家庭バレーボール大会でした。会場は仙台市体育館。男女合わせて80チームぐらいの参加で,総勢1000人ぐらいはいたんじゃないかと思います。6〜8チームごとにブロックをつくり,ブロック内で優勝,準優勝が決まります。うちのチームは男女とも1勝1敗で決勝戦に進むことはできませんでした。

PTAのバレーボールだからと気軽に考えていましたが,ほかのチームを見ると「元バレー部です」というような人がたくさんいて,かなりレベルは高かったです。学校ごとにちゃんとユニフォームもあり,中には白はちまきをして「春の高校バレー」みたいなチームもありました。そんな中,自分も試合の中でスパイクやブロックをそれなりに決めてチームに貢献できたので,達成感がありました。地元の保護者の皆さんとも仲良くなることができて,PTA活動の基盤もできたかなと思います。

この大会に向けて,6月から週に2回,小学校の体育館に集まって練習をしていました。夜の7時半から9時過ぎまで練習すると,Tシャツが絞れるほどの汗をかきます。シャワーのあとに飲むビールの美味しいこと!高校時代,ちょっとだけバレー部だった頃のイメージとはだいぶズレがありますが,練習を重ねるほどに疲れなくなり,ジャンプの高さも高くなり,回数も跳べるようになりました。

久しぶりに運動して感じたことは,筋力が戻って疲れなくなったことです。最近,買い物で街を歩くだけでも脚がだるくなっていたのですが,バレーをするようになってそういう時でも疲れなくなりました。体も軽くなっていい感じです。せっかくここまで戻した筋力を,落とさないようにしたいものです。バレーの同好会をつくろうという話もあるので,来年のブロック優勝に向けて練習を継続しようかな!

7月2日(日)

自然史標本館:ステゴサウルスの前で自然史標本館:鉱物標本の前で自然史標本館から交通公園へ

昨日は,前から行きたいと思っていた東北大学理学部自然史標本館に,taroを連れていきました。この自然史標本館は,私が学生・院生だったころにはなかった施設です。それでも平成7年開館ですから,開館してもう10年以上にはなりますね。うちから近くなのに,なぜかこれまで行く機会がありませんでした。

夏休みまでもう間もなくですが,夏休みの宿題として理科選択者に博物館巡りの課題を出そうと思っています。斉藤報恩会自然史博物館で行われている「人体の不思議展」,仙台市博物館に来る「ポンペイの輝き展」,仙台市科学館の「おもしろ化学の屋台村〜化学展2006」と一緒に,この自然史標本館も選択肢の一つにしようと思ったのです。それで,その下見もかねて行ってきました。

この自然史標本館は,理学部の主に地学系研究室が,研究および教育のために所蔵している標本の一部を展示したものです。先カンブリア時代から第四紀までのいろいろな生物の化石,地球を構成する多種多様な岩石・鉱物,宇宙からやってきた隕石などが展示されています。私が学生時代にテーマにしていた黒鉱の鉱石や,学生時代に巡検で行った火山島の火山弾なども展示されていて,懐かしい気持ちでいっぱいになりました。

taroも,いろいろな化石や鉱物を意外なほど熱心に見ていました。ステゴサウルスやクジラの全身骨格はもちろんのこと,三葉虫,紫水晶,エメラルド,輝安鉱などにも目を輝かせました。エメラルドは,ちょうど朝食の会話でエメラルド色というのが出てきたときに「エメラルドという緑の石があるんだよ」という話をしていて,標本を見た瞬間に「あっ!エメラルド!」と一言。朝の会話と目の前のエメラルドが結びついたようでした。そんなtaroが唯一期待外れだったのは,お土産コーナーがなかったこと。

入館料は大人150円,仙台市内の小学生は無料(要どこでもパスポート)です。それほど大きな施設ではありませんが,格安で地球の歴史を堪能できます。また,近いうちにtaroを連れて行きたいと思います。

7月1日(土)

庭のキュウリ

この2-3日暑かったからか,キュウリがどんどん大きくなり初収穫を迎えました。みずみずしく歯ごたえのシャキッとしていて美味しかった!

Appleのウェブサイトに「Start Mac」というページがあります。これからマックを始めようという人のためのページです。そこにこんなトピックが掲載されました。

峩々温泉宿泊と蔵王観光という設定になっています。蔵王酪農センターのお土産コーナーにはうちも時々行って,蔵王チーズなどを買ってきます。身近な場所が,こんなふうに取り上げられるとうれしいものですね。

6月27日(火)のエントリー「標語にケチをつける」について,掲示板でコメントをいただきました。ぜひそちらも参照してください。

6月27日(火)

通勤路に小学生がつくった標語の書かれた立て看板があります。正確には覚えていないのですが,「自分がされてイヤなことは,相手もイヤだ」みたいな標語です。これ,皆さんは納得しますか?

私はダメです,こういうの。自分が嫌でも相手は嫌じゃないかもしれない。自分は嫌じゃなくても,相手は嫌かもしれないじゃないですか!うちのayuは,眼球を指で触れます。でも,私は痛くてできません。

6月26日(月)

食事中のayu(机上にぎょうきよくの文字)

食卓に「ぎょうぎよく」の文字。食事中の行儀が悪いayu用です。広告の裏を△に折ってつくりました。裏には「ひじ」と書いてあります。こちらは向かいに座るtaro用。taroは食事中,よく肘をついて怒られます。毎朝毎晩,「肘!」「脚!」と頭に角を生やして怒っていたのですが,怒る回数を減らすためにつくりました。

これを置いておけば,怒る代わりに「それを見て」というだけで済みます。親に言われるとイライラするこどもたちも,この三角柱に言われると素直に従います。今では,食事のたびに取り合いをするぐらいに,こどもたちのお気に入りアイテムになっています。(これを取り合ってケンカになることも…その対策はまたこの次に)

毎日繰り返されるこどもの問題行動にうんざりしてくると,どうしてもこどもを威嚇しがちです。恐い顔つき,怒気を含んだ声色,そして脅しの言葉「 (+_ _) ご飯取り上げになるよ」。でも,親がこどもの頃に与えた「気分」は,こどもが育っていく過程で全部戻ってくると思うんですよ。愛を与えれば,愛が戻ってくる。怒りを与えれば,怒りが戻ってくる。

イライラした気分をこどもに投げつけ,理不尽な扱いをしていると,思春期に全部お返しをされるんだと思います。今は親の力が強いですが,もう10年もすれば立場は逆転します。かわいいこどもを憎らしい裏切り者にしないように,気をつけたいと思っています。

6月25日(日)

ワールドカップ・ブラジル戦で,先制した日本がロスタイムに同点に追いつかれたシーンに,日本人の特性を見る思いがします。

あの場面,日本の守備陣が自陣右側で動くボールばかり見ていて左側の選手の上がりに気づくのが遅れ,サイドチェンジのバスでフリーでボールをもたせてしまう。今度はその選手に注意が集中し,ゴール右前に出てきたロナウドをフリーにしてしまう。ファーポストにあげられたクロスは,ロナウドの頭にしっかりあって,簡単に同点ゴールを許してしまいました。

木を見て森を見ずという言葉もありますが,日本人は広い視野,長い目でものごとを見るのが苦手なのではないかと思うことが時々あります。個別の指導計画で長期目標が立てられなかったり,幼児期のしつけの手を抜いて思春期でコントロール不能になってから学校に泣きついたり,仕事にかまけて家庭や地域をないがしろにしたり。

そう言えば,あるラジオ番組で聴いたことですが,昔の日本のテレビ局がつくるサッカーの中継画像は,アップのシーンばかりだったそうです。これは私も思い当たります。中継を見ながら画面に向かって「もっと引け!」と何度叫んだことか。サッカーは全体が見えてないと面白くないのです。それが,ワールドカップで国際映像を使うようになると,アップがほとんどなくなりました。今では日本の映像もアップは少ないそうです。

日本人がワールドカップから学べることのひとつは,局面ばかりに気を取られずに,全体を見渡す広い視野を持てということじゃないでしょうか。ちょっとこじつけっぽいですが…。

6月24日(土)

ブラジル戦,大差の敗戦になりましたが,玉田の豪快なシュートは気持ちよかった!今回の1次リーグのグループF(ブラジル,オーストラリア,クロアチア,日本)の中では,結局ブラジルとオーストラリアが決勝リーグに進みましたが,クロアチアと日本にも十分チャンスがあったと思います。

実力が伯仲する中での戦いは,選手の努力できない要因が勝敗を大きく左右するものだと思いました。ひとつはオーストラリアとの第1戦,1−1のときに主審が日本のPKを取らなかったミス。もしPKで2-1になっていたら勝っていた可能性が高いし,そうなると残り2戦の戦い方もかわってきたでしょう。もう一つは強欲な日本のテレビ局により,試合時間が午後3時に変えられたこと。日本は個人技ではかなわないので,勝つためには組織的に動いていかなければなりません。暑い中では日本の長所を出せないのです。どちらも選手がいくら努力してもどうにもならない要素です。勝ち進むためには,そういうところまで味方につけていかなければならないのかなと感じました。

まあそれにしても,グループF最下位というのは,実力的には当然の位置という感じもします。チームの一体感というのは試合を見ていてあまり感じられなかったし,特にオーストラリア戦の入り方に気持ちがこもっていなかったように感じられました。得点らしい得点は3試合で玉田の一発だけ,バックラインも攪乱されっぱなし。この3試合で日本の現状と改善すべき点が,明確に見えてきたのだと思います。

選手を管理される側から自分で戦う集団に変えようとしたジーコ監督の試みは道半ばで終わりました。次の監督が発表されるのもあと少しのようです。次の監督にも,ぜひこの路線でがんばってほしいです。

6月22日(木)

明日のブラジル戦に備えて,いつもの時間に寝ます。3時半起床予定。

明日は,スリートップが見たいな。中田,玉田,巻のスリートップに,小野,中村のボランチなんてどうでしょう>ジーコ監督。まあ,素人の遠吠えは置いといて,とにかく明日は攻める日本を見たいです。

6月21日(水)

今,学校の教員がおかれている状況と,病院の医師の置かれている状況が,けっこう似ているんじゃないかなと思っています。うまくできて当たり前。失敗すれば非難される。さらに,超過勤務も当たり前。

今,小児科医と産科医は全国的に数が減っていて,お産の場所を探すのもたいへんです。また,宮城県の県立がんセンターでは,麻酔科医全員が集団退職することになり,病院として機能不全に陥っています。

病気を治すのが医師と患者の共同作業であるように,教育は学校・家庭・地域の共同作業です。病院や学校が単独で機能を高めようとしても限界があります。そこを忘れて医師や学校を責め続けることで,教師や医師が辞めていく。結局,損をするのは誰でしょう。また,得をしている人はいるんでしょうか。

6月20日(火)

どうも私は,世間話とか,ちょっとした会話を楽しむというのが苦手です。昨日は卒業生の就職先を2件まわる出張で,去年のクラスの生徒と3ヶ月ぶりに再会しました。そこでちょっとした会話の時間があるわけです。理想とすれば,ちょとしたジョークで場を和ませて卒業生にいろいろしゃべってほしいところですが,実際はどうでもいい質問を私が必死に繰り出し,生徒は「はい」で答えるという図式になっています。学校でも,小論文の指導とかそういうディスカッション系ならいくらでもしゃべるのですが,廊下で会ってちょっと話すというのはできませんね。テーマのないちょっとした会話,いつか気軽にできる日がくるのかなぁ。

臨機応変が苦手な私ですが,逆にじっくり考えごとをするのは大好きです。物事のしくみとか,本質は何かとか。理科が好きなのも,自然のしくみや本質について考えることができるからでしょう。物事の本質を考える学問と言えば,サイエンスだけでなく哲学もそうです。

私にとって哲学といえば,池田晶子さんです。「帰ってきたソクラテス」などいくつかの本を読んでいますが,どれもこれも脳を心地よく刺激します。日々の暮らしで垢がついた頭脳を洗濯してるような気分です。その池田晶子さんの新しい本が出版されました。「人生のほんとう」。題名を知っただけでワクワクします。今すぐ読みたいけど,夏休みの課題図書にしよう。

6月19日(月)

日曜日は,午前中に残りの採点(ただいま考査期間中)と授業の準備をやっつけて,午後はハウスキーピング。草取り,トイレ掃除,ワックスがけをしました。草取りは,今回もおそらく500本オーバーです。雑草が元気で困る。(*_ _)

トイレ掃除は,いつもウォシュレットの部分まではずしてやっているんですけど,今回はさらにもう一段,踏み込みました。ウォシュレットをさらに分解して,配線基盤や導線の束が見える状態にして,隙間から中に入り込んで茶色く乾燥しているヤツまできれいにふき取りました。ここまで分解したのは新築して初めてですから,7年越しの汚れです。最後にトイレの床をワックスがけして,さわやかトイレになりました!

6月18日(日)

久しぶりの陽気に誘われて,ウッドデッキで仕事をしてみました。ガーデンパラソルとアルミテーブルを出し,iPodでJazzを聴きながら仕事をしていると,ayuも辞書と電卓に筆記用具をもってきて,辞書を開いて電卓をたたいては,何やらメモしています。電卓はノートパソコンのつもりらしいです。

15万キロ達成のカルディナですが,最近,加速時にガラガラとノッキングを起こすようになりました。特に長距離を運転してエンジンが高温になるとノッキングが多発し,かなり運転しにくくなります。半クラッチを長めにして,だましだまし加速していたのですが,先日オイル交換をしてから調子が少し良くなったのです。オイルにエンジンを洗浄する作用のある添加剤を加えたためかもしれません。

それに気をよくして,昨日は仕事を終えてからオートバックスに行き,ガソリンに添加するエンジン洗浄剤を入れてみました。この添加剤は,燃料の通り道や,インジェクタと呼ばれるガソリンを霧状に噴霧する装置,そしてピストンやシリンダヘッドなどのエンジン内部を洗浄してくれる働きがあります。長く乗っていると,エンジン内にはカーボンなどの汚れがだんだんたまってくるのだそうです。特に,あまり高回転にしない運転をしていたり,オイル交換をさぼったりするとたまりやすいとか。両方心当たりがあるので,きっとカルディナのエンジン内もかなり汚れているのでしょう。オイルとガソリンの添加剤で,少しきれいなエンジンになってくれるといいな。

昨日はそれに加えて,エンジンに取り込む空気をきれいにする「エアクリーナー」も,真っ白な新品に交換しました。きれいな空気をたくさん吸って,がんばれカルディナ!

6月17日(土)

写真はカモガヤです。私の天敵です!(-.-")凸

3月の杉から6月のカモガヤまで,4ヶ月が私の花粉症の季節。最近は10月頃にも起こるので,ほとんど半年は花粉症の薬を飲んでいる勘定です。もはや人生のパートナー。それでも,耳鼻科で処方してもらっている薬がバッチリ効いているので,症状はほとんどありません。以前,市販薬に頼っていた頃はたいへんでした。目のかゆみにくしゃみ鼻水はもちろん,鼻血もたくさん出て日常生活にも仕事にも差し支えるほどでしたから…。春は嫌いな季節でしたが,薬のおかげで今は快適です。

ご存じの方も多いと思いますが,教員には残業手当というものがありません。その代わり,教職調整額という名前で給料の4%が上乗せされていて,これが時間外手当に相当します。この4%の根拠は,40年前に行われた教員の勤務実態調査です。その実態調査によれば,当時の教員の時間外勤務は,1週間あたり小学校で1時間20分,中学校で2時間半だったそうです。1日ではありませんよ。1週間で1時間です!

その調査から40年後。現在の状況は,1週あたりの超過勤務時間が小学校で14時間,中学校で17時間だそうです。それに加えて家に持ち帰ってする仕事が,小学校で6時間,中学校で4時間あります。これは,今年の4月に文部科学省が行った試行調査の結果です。4月はもともと忙しい時期ですが,この調査結果は自分の年間の感覚にも合ってます。年間を通してみても,こんなものでしょう。現在の教員は週1時間の超過勤務手当で20時間ぐらいサービス残業を行っているということです。

文部科学省は,教員給与制度の見直しの中で時間外手当の導入を検討しているそうです。国家財政の歳出削減とセットになっている話のようですが,教員のサービス残業に手当を付ければ当然歳出は増になります。それも激増。そうなると困るので,教員給与そのものを下げようという話になっています。

しかし,突然残業手当をやると言われても,今までもらったこともないし,いまひとつピンとこないものがありますね。例えば,勤務時間内で一生懸命働いて定時に帰るように努力する人と,勤務時間内も休憩を多くはさみながらノンビリ働いてその結果長時間労働になっている人,どちらが高い給料になるんでしょう。休日に家で授業の準備をしている時間は,カウントされるんでしょうか。

むしろ,今,文部科学省がするべきことは,時間外労働にお金をつけることではなくて,時間外労働を少なくできるように,教育環境(労働環境)を整えることではないのでしょうか。週20時間の残業を強いられている状態をなんともしないで,「教員の意欲を引き出す」などと言うのは,悪い冗談としか思えません。問題をたくさん抱えた生徒たちをしっかり支えるためには,心と時間の余裕が必要です。どうしてこの国のやることは,こうもピントがずれるのか,と思います。そ…それともピンぼけなのは私の方?ちょっと心配になってきた。

6月16日(金)

昨日は県総体の振替休日を取って休みました。taroは小学校,ayuは幼稚園ということで,久しぶりに大人だけ。幼稚園のお迎えまでの4時間ほどですが,二人でのんびりできました。せっかくの大人の時間なので,幼稚園のお友達の実家でもある食堂にランチを食べに出かけました。店構えも店内も,田舎の食堂の鄙びた雰囲気でいい感じ。味もボリュームも満足のラーメンをいただきました。

カルディナのオイル交換をしました。初めて自分でやってみましたが,結構簡単で楽しかったです。エンジンの調子が悪いカルディナくん,パワーが落ちてオイルもすぐに減っていきます。今回も3000kmほど走ったところで,オイル量が下限ギリギリ,色も真っ黒。新しいオイルに入れ替えたら,だいぶ元気を取り戻しました。それでも,まだ低速トルクが出てこないので,今度はスパークプラグも交換してみようかな。

右の写真は,taroをお迎えに児童館に行く途中のayuです。クラスのお友達のほとんどが,児童館で学童保育なので,taroは学校から帰って勉強を済ませると,いそいそと児童館に遊びに行きます。昨晩寝るときになかなか目を閉じないので「どうしたの?」と聞いたら,「明日がとても楽しみなの」という答えが返ってきました。今日は本当は遠足(登山)だったのですが,この雨で中止。でも,お弁当を持って行くのと,図工の時間に新聞紙で何かを作れるということで,楽しみなのだそうです。明日が楽しみと思えるtaro,とてもかわいらしく思えました。

6月15日(木)

昨日は午後から出張。天気が良かったので,学校近くのお弁当屋さんで鮭弁当を買って,外で食べました。ここは私のお気に入りの場所。春には桜が満開になる場所です。ところでこのお弁当,250円なんです。ご飯は買ったときにアツアツのご飯を詰めてくれます。しかも美味しいのです!

河北新報のサイトに興味深い記事が掲載されました。仙台市の地下鉄の駅に,コミュニケーション支援ボードが配備されたという記事です。

このコミュニケーション支援ボードには,「切符」「出口」「トイレ」「電話してください」などの単語とイラストが並んでいます。全国知的障害養護学校長会と財団法人明治安田こころの健康財団が協力して製作したということで,知的障害,とくに自閉症の人の支援を念頭に置いたものでしょう。明治安田生命こころの健康財団のサイトから,イラストボードと簡易マニュアルをダウンロードできるようになっています。

コミュニケーションや状況把握を苦手とする自閉症や知的障害の人が,地域で自立した生活を送るためには,環境(生活空間,地域の人)をもっと彼らに理解しやすい形に変えていくことが必要です。駅にエレベーターがつき,街の歩道の段差が少なくなるなど,車いすでの移動は以前に比べてかなりやりやすくなりました。点字の案内も増えました。でも自閉症の人たちへのアプローチは,今までほとんどなかったと言っていいと思います。こういう取り組みは,とてもうれしいですね。

この取り組みは,イラストボードを配備することで生活空間をわかりやすくするとともに,それを使う駅員さんの理解も促進するという,両面作戦になっているのもいいですね。マニュアルには「指さしができない場合」など,相手の状況を想定して,うまくいかないときにどうするかも含めて書かれています。私の経験からしても,絵があれば万能というわけではないんですね。絵カードの使い方や意味が分からない生徒も少なくありません。養護学校の学習のひとつとして,このボードを使う学習が取り入れられていくといいなと思います。例えば保健室などに常備しておくと,実際の場面で練習ができますね。

いつも8時過ぎに寝る私ですが,月曜日はワールドカップサッカー日本対オーストラリア戦を見て寝不足。火曜日は夜9時過ぎまで小学校でバレーボールの練習試合があって寝不足。昨日は早めに寝ましたが,まだ疲れが残っています。

ワールドカップのオーストラリア戦,厳しい試合になるとは思いましたが,予想以上に点差が開きました。でも他の試合の結果で決勝リーグ出場が転がり込んできたWBCのように,この先何が起こるか分かりませんから,1試合が終わっただけでがっかりしていないでこれからの展開を大いに楽しみたいと思います。

ジーコジャパンの最大の武器は「自立した選手たち」です。あの試合の結果を受けて,選手たちがミーティングでどんな話をしているのか。どんな心の準備をしているのか。アバンティの教授ではありませんが,盗み聞きしたい気分です。ジーコ監督の選手への訓辞はこちらで読めます。

6月12日(月)

昨日は結局7時過ぎまで仕事をして,しかも終わらなかったので,読書はできませんでした。それでも,雨が降る前に芝刈りだけはやりました。はやく裸足で芝に出られるくらいにならないかな!

6月11日(日)

三軌展にて市民図書館オープンカフェでシフォンケーキ

taroを連れて,せんだいメディアテークで開催されている「第58回三軌展東北展」に行ってきました。冒険教育でお世話になっている,高知県のCAMERAさん(Sphinxの掲示板にも登場されています)の写真が展示されているのです。CAMERAさんは美術の先生で,カメラがご専門です。今回は,『初秋』という作品で奨励賞を受賞されました!

『初秋』は,秋のあぜ道を夏服の制服姿で歩く一人の高校生を撮った作品です。高校生の自然な表情と風景が,昔どこかで見たような懐かしい気持ちにさせてくれます。放課後の撮影でしょうか。斜めからの柔らかい陽光がいい感じです。作品は,下記リンクの受賞作品のページで見ることができます。

この美術展は,写真の他に絵画や彫刻,工芸作品の展示もありました。taroは意外に興味を持って,絵や工芸をよく見ていました。寺の山門を描いた迫力のある作品の前では「前に浮き出るように見えるのが,じょうずな絵なんじゃない?」などと言っていました。私は,人のいない造船所を描いた作品がとても印象に残りました。

美術展の後は,同じメディアテーク内にある図書館に行きました。私は前から借りたかった『The Art of Innovation - 発想する会社!』という本を借りました。taroも恐竜関係の本を4冊借りました。そして最後に,1階のオープンカフェでシフォンケーキを食べて,今日の楽しいお出かけは終わりました!

庭のイチゴ初収穫

帰宅して少し時間があったので,芝生の草取りをしました。途中からいったい何本の雑草が生えているのか興味が出てきて,本数を数えてみました。それほど広くない芝生全面の雑草を取り終わったところで660本。最初から数えていたら700本を超えていたでしょう。腰が痛くなりましたが,きれいな芝生になりました。今日は,残り2科目の試験問題をつくった後,今年最初の芝刈りをする予定です。

芝生の脇に生えているイチゴが,どんどん赤くなっています。昨日,初収穫。甘くておいしかった。

6月10日(土)

東北南部も,昨日梅雨入りしました。平年より1日早いです。この週末は早くも梅雨の中休みのようで,今朝は白い雲の隙間からきれいな青空が見えています。日差しが暖かく,気温も上がりそうです。

行楽日和ではありますが,この土日は考査問題作成が宿題です(4科目)。2日間めいっぱいかかってしまうと思いますが,ちょっと出かけたいところがあるのでガンバロウ!

6月9日(金)

今日はロックの日だそうです。鍵をかける lock です。警視庁のウェブサイトに「泥棒撃退診断」というチェックリストがあります。やってみたら60点でした。

6月8日(木)

庭のイチゴ

梅雨入り間近。この曇り空と雨を見ていると,もう梅雨に入ったかとも思いますが,天気図の梅雨前線は,まだ沖縄付近にあります。平年の東北南部の梅雨入りは6月10日。これから北上してくるのかな。庭ではイチゴが赤く実ってきました。

月曜日に,生徒ともどもお世話になっていた方が急逝され,火曜日に生徒を連れてお通夜に行ってきました。ほんの数ヶ月前まで生徒と一緒にテニスをしてくださっていたので,今でも実感がありません。生徒たちを気持ちの面からしっかり支えていただいた方で,この梅雨のような空は,生徒たちや私の今の気持ちに合っています。

梅雨の雨が作物を実らせるように,生徒たちにはこのお別れの悲しさから,自分の中に何かを実らせてほしいと思います。

6月5日(月)

ayuおもちゃの携帯で花を撮影(してるつもり)里の市(新鮮野菜販売)DIYセンターで土を購入

昨日は日曜らしく,庭仕事の1日でした。

午前中は花と野菜の苗のお買い物。まず,フラワーフェスタ開催中の秋保・里センターに行って花の苗を購入し,ついでに里の市で新鮮野菜を購入(キャベツ50円,ほうれん草・葉タマネギ100円,うるい200円)。次に園芸センターで野菜の苗を購入(ミニトマト,キュウリ,パセリ,ピーマンなど)し,最後にDIYセンターにまわって土を購入。午後は畑と花壇をつくって,雑草取りをしました。

夕食には,里センターで買ってきたうるいの酢味噌和え,葉タマネギの炒め物に加えて,芝生の草取りで収穫したオカヒジキが並びました。土いじりをしてから,こういう新鮮野菜を食べると,本当に大地の恵みをいただいている感じがします。普段,スーパーから野菜を買ってきて食べるのとはずいぶん違う気分です。

6月4日(日)

ayu幼稚園遠足で松島水族館へ

日本人の働き方を変えるだけで,いろんなことが良くなっていくと思っているのですが,出生率もそのひとつです。そのことについて考えていたら,金曜日の朝日新聞に同じような視点の社説が掲載されました。

自分の経験から考えても,残業に追われて精一杯の生活をしながら,まともな子育てなどできるものではありません。残業が当然という雰囲気の中,先に帰るというのは変な勇気がいるものですし,それが給料に跳ね返ってくる職場も少なくないでしょう。出生率の低下に歯止めをかけるために,少子化担当大臣は経済的な支援を中心に考えているようですが,的外れというか付け焼き刃というか,とにかく効果はないと思います。

国連機関の中に,労働問題に取り組む国際労働機関(ILO)という組織があります。もちろん日本も加盟しているのですが,このILOの第1号条約(労働時間1日8時間,週48時間)や第47号条約(労働時間週40時間)を,日本が批准していないことをご存じでしょうか。これら以外にも,実はILO条約のうち3/4の条約を,日本は批准していません。それだけ日本という国は,労働者のことを大切にしていない国だということです。残業しても当たり前の雰囲気,それに文句も言わない(言えない)労働者。

残業せずに,与えられた8時間の中で自分の能力を生かして楽しく仕事をする。そして仕事以外の時間は,地域で活動したり,家族と共に過ごす。生活の中に気持ちと時間の余裕がなければ,子どもの数は増えないだろうと思います。まずは,毎日の朝食と夕食の時間を家族全員で過ごすこと。そして休日に仕事をしないこと。少子化対策は,まずこのあたりを目標にしたらいいと思います。地域に人が戻り,夕方の町内に大人の輪ができれば,子どもの精神的な健康も取り戻せるかもしれないし,子どもを狙った犯罪も減るんじゃないかな。やはり今一番の問題は,働き方,特に労働時間だと思います。

6月3日(土)

7月2日(日)に,仙台市体育館で区内小学校の保護者たちのバレーボール大会が行われます。taroの通っている小学校からも参加します。私も声をかけていただいて,昨日から練習に参加しました。練習時間は夜7時半から9時までです。

久しぶりのバレーボールで,体の衰えをひしひしと感じました。一番は大腿部の筋肉です。ジャンプしているつもりがほとんどあがりません。(x_x;)高校時代,ちょっとだけバレー部に所属していた頃は,空中で止まっている感じがするくらいジャンプできていたのですが…。そう言えば,一昨日テニス部の練習につきあったときも,ダッシュを2本やっただけで膝の上に力が入らなくなりました。

少し体力をつけないとダメですね。自転車でもこぐかなぁ。

6月2日(金)

天水桶が活躍するシーズンになりました。この天水桶は,ニッカウヰスキーの樽を再利用していて,開けると今でもウイスキーの香りが漂います。

空になっていた天水桶ですが,日曜日の雨で一気に満水!ところが,たまっている様子を見に行ったら,樽の側面のあちこちから水が漏れているのです。中をのぞくと樽の木の合わせ目に,向こうが透けて見えるほどの隙間ができていました。

あれまあ,もう壊れたか…と思ったのですが,雨が降り終わってから見てみると,ちゃんと満水になっています。樽の木材が水分を吸収して膨らんだんですね。よくできたものです。

5月31日(水)

昨日は特殊教育センターで行われた LD,ADHD,高機能自閉症についての基礎研修に参加しました。久々に特別支援教育の雰囲気の中で過ごすことができて,楽しい1日となりました。養護学校時代の同僚の先生方とも再会できて,近況報告をしあいながら嬉しいひとときを過ごしました。

昨日の講義で収穫だったのが,自閉症スペクトラム指数を知ったことです。自閉症スペクトラム指数(AQ)は,健常な知能の成人を対象にした自己回答方式の質問紙で,50の簡単な質問に答えることで,高機能自閉症・アスペルガー症候群のスクリーニング(健常者との見分け)ができるようになっています。回答には5分もかかりません。得点が33点以上だと,自閉症の可能性が高くなります。ちなみに私は26点でした。思ったより低いです。

リンク先の下の方のサイトでは,ウェブ上で回答すると自動で計算してくれるようになっています。

5月30日(火)

NHK教育「ハートをつなごう」。今週の月曜日から木曜日の特集が「発達障害」です。4回のうち3回に梅永先生が登場します。以前,自閉症カンファレンスや療育援助セミナーで,いろいろ励ましていただいたこともある,私の尊敬する先生です。

5月29日(月)

曇り空の月曜日。

五月晴れという言葉は,本来梅雨の中休みの晴れ間を指す言葉でしたが,今では文字通り5月の晴天を言うことの方が一般的になっています。

仙台では5月がもっとも日照時間の多い月で,例年ですと1ヶ月の総日照時間が5月は198.7時間にものぼります。ちなみに一番低い月は9月で,119.8時間となっています。

5月は今日を入れてあと3日残っていますが,昨日までの仙台の日照時間は133.1時間。例年の2/3しかありません。今年は全国的に5月の天候が不順なようで,新聞社のサイトでも「五月晴れはどこへ?」という記事が目に付きます。野菜の値段も上がるわけです。

5月28日(日)

今日までテニスの個人戦の予定でしたが,昨日負けてしまったので1日休みができました。雨も降っているので,1日家で疲れを癒やしています。お昼は,たこ焼きとビール。来週の授業の準備はできているので,完全リラックスモード。この雨で,空っぽになっていたウィスキー樽の天水桶は満水となり,軒下ではすずめが雨宿り。雨の日でも,それなりに楽しいことがありますね。

昨日の土曜ワイド劇場で,taroも撮影に参加した「夜桜お七殺人事件・二つの顔を持つ女!」が放映されました。私は番組が始まるまで起きていられなかったので,今朝早起きしてDVDに録画したものを一人で見ました。taroがさびしく一人で砂遊びをしているところに駆け寄る主人公…という,坂本冬美さんとのツーショット・シーンがしっかり使われて,taroもめでたくブラウン管デビュー。シャツを出した後ろ姿でしたけどね。この春に一緒に卒園したお友達も何人か写っていました。

今回は仙台市街地---秋保温泉---石巻が主なロケ地ということで,自分のよく知っている風景や地名が,そこここに出てきました。土曜ワイド劇場は今まで見たことがなくて,2時間枠ということも今朝初めて知りました。2時間もでは飽きるかなと思いながら見たのですが,見慣れた風景が次々に出てくるので,案外飽きずに楽しめました。(*^.^)

5月27日(土)

大学1・2年生の頃(18-19歳)の寮のことを書きましたけど,今振り返って考えると,今の自分の人生のスタートラインがあそこにあったなと思います。親元を離れ,すべて自分の責任で判断し,行動を始めた頃。すぎなの会という知的障害のこどもたちと交流するサークルに没頭していた頃でもあります。すぎなの会に入っていなければ,養護学校に勤めることもなかっただろうし,今の家族もいないんです。

その頃に聞いていた音楽には,やはりとても強い思い入れがあります。たとえばスターダストレビューの「トワイライト・アヴェニュー」は,大学入学直後,大学生協で生活用品を買っている記憶とダイレクトに結びついています。

相曽晴日(あいそはるひ)というシンガーソングライターの「水彩画」という曲も,そのころ聴いていた曲のひとつです。とてもすてきな曲なので,もう一度聴きたい,iPodに入れて持ち歩きたいと思っていたのですが,マイナーな存在のためかレンタル屋さんにも見かけないし,CDショップにもなくてあきらめていました。

ところが昨日,ふと思い立って検索してみたら,なんとウェブサイトがあるではないですか!新しいCDも出ています。視聴してみると,当時とかわらぬ懐かしい声。私の好きな「水彩画」も,ベスト盤に収録されて発売中ということもわかりました。さっそく amazon に注文,届くのが楽しみです!

5月26日(金)

写真は,通勤途中に撮影した蔵王連峰です。昨日は,とても気持ちのよい青空でした。

物理の授業は生徒が4人だけなのですが,昨日は2人が陸上部の大会で公欠,1人が欠席ということで,生徒1人と私だけになりました。授業を進めるわけにもいかないので,急遽内容を変更。近くの松川にかかっている橋の高さを求めるという課題(いいわけ)をつくって,校外学習をしました。小石が落下する時間を計測して,落下時間tと落下距離yの公式→ y=(1/2)gt^2 に入れて計算します。計測した落下時間の平均が1.41秒,求められた高さは9.7mでした。

ところで,教員免許の更新制ですが,皆さんはどう思いますか。私は,はずしてると思います。はずしているというのはつまり,教育の問題を解決するためだったら,もっと重要なことがあるだろうということです。免許更新には毎年かなり多額の費用と手間がかかるでしょうが,その費用と手間に見合った効果は得られないのではないかと思います。

去年の11月26日のひとことでも書いたのですが,教員免許を不安定なものにすることで,むしろ優秀な人材を遠ざけることにつながることにならないかと心配です。優秀な人材は,どこでも喜ばれるでしょうから。一部の「不適格」な先生を排除するために,全体の教員の質を下げたのでは本末転倒です。

教育に関して,今一番の問題は,地域と家庭での教育が崩壊していることじゃないでしょうかねぇ。残業が当たり前の労働環境で地域に大人がいなくなり,核家族化と共働きの増加で家庭にも人がいなくなりました。従来そこで行われていた教育が,スッポリと抜け落ちたまま育っているこどもたちが増えているように感じます。地域が責任を果たせなくなり,家庭も責任を果たせなくなり,それらすべてが学校に押しつけられる。学校の先生を悪者にしたてるのは簡単ですが,それでは永遠に問題は解決しないでしょう。

5月25日(木)

狭山事件で無期懲役が確定している石川さんが,第三次再審請求を申し立てたというニュースがありました。狭山事件という字面を見ると,大学時代の記憶に引き戻されます。当時暮らしていた有朋寮の風呂脇のトイレの壁に,この狭山事件がえん罪だと訴える古いビラが貼られていたのです。用を足しながらよくそのビラを眺めていました。

有朋寮は昭和28年に建てられた古い木造の寮で,自分が生まれる前に書かれた落書きもたくさんありました。「昭和39年○月×日・大三元ツモ」とか。初めて親元を離れて自活を始めた時期,教養部学生だった2年間のいろんな思い出が凝縮した場所です。まだ建物は建っていますが,寮生はいません(一部立てこもって裁判を起こしている人がいますが)。

私にとっては,記憶の片隅にある懐かしい「狭山事件」ですが,今でも現実の問題として取り組んでいる人たちがいたんですね。再審請求の根拠が,数学者による確率論というのも,ちょっと興味を引かれました。

5月24日(水)

昨日,通院の帰りがけに寄ったグリーンマートで,沖縄フェアをやっていました。どれもこれもほしかったのですが,沖縄から直送されたというゴーヤーとゴーヤーチャンプルーの素を買ってきました。300円なり。

また沖縄に行きたいなぁ。こどもたちを美ら海水族館に連れて行きたいんです。3頭のジンベイザメが悠々と泳ぐ様子を見せたい!写真は,2年前に修学旅行の下見で沖縄に行ったときのものです。シーカヤックやってます。

5月23日(火)

 興味深い記事を読みました。

アメリカでソフトウエア会社を設立した中島聡氏のブログです。記事の中で,大量生産方式で自動車の大衆化に多大な貢献をしたヘンリー・フォードの言葉が引用されています。彼は「もし私がカスタマーに何が欲しいかと尋ねたら,彼らは『もっと早い馬が欲しい』と言っていたでしょう」と言ったというのです。馬にしか乗ったことのない人は,その馬をどうにかしようとする。一般大衆の身分で車に乗りたいなどとは夢にも思わない。つまり,現状の枠組みからの発想では,変化・革新は起こらないということです。

「ユーザーの声を聞くことは大切だ」ということに異を唱える人はいないでしょうが,ユーザーがほしいという製品をただ作るだけなら,それは「ユーザーの言いなり」ということです。記事によれば,日本企業は往々にしてその轍を踏みがちだそうで,さもありなんと思いました。話し合いや多数決の中で,とんがった部分はどんどん削られ,おもしろみのない結論に至る。その理由付けが「ユーザーが望んでいるから」。では製品を作っているあなた自身の考えは?主体性は?責任は?

さて,ここで「ユーザー」という言葉を「生徒」あるいは「保護者」と置き換えてみるとどうでしょう。最近,学校では,生徒や保護者,そして外部委員による学校評価が流行っています。うちの学校では,生徒によるすべての科目の授業評価も行っています。しかし,その評価の使い方については,あまり議論されたことはありません。もし,授業や生徒指導などの学校運営が,ユーザーである生徒や保護者の希望のみで決まっていくとしたら,そういう学校はいい学校ですか。その学校としての考えは?主体性は?あるいは個別の指導計画はどうでしょう。個別の指導計画は,保護者や生徒本人とよく話し合ってつくることになっています。そのとき,教師(担任)の考えは?主体性は?

5月1日(月)のひとこと「学力向上の『学力』とは」で書いた,公立高校での進学超重視の現状は,まさに「ユーザーが望んでいるから」の世界ではありませんか。ユーザーが望むから夏期講習,土曜課外。「学校はサービス業とおなじ」という校長先生の言葉も象徴的です。そんな学校からは,変化も革新も起こらないでしょう。サービス業の中でも,きっとすぐにつぶれてしまう会社に違いない。

もの作りの世界だけではなく,教育の世界にだって Innovation が必要ですよね!土曜課外とかやっているうちは,あり得ないでしょうけどね。

5月22日(月)

リレーでがんばるtaro知らないお友達と草摘みをするayu

昨日はtaroの小学校の運動会でした。徒競走,玉入れ,綱引き,リレー。お昼のお弁当タイムも含めて,懐かしい雰囲気でした。小学校の運動会は,考えてみたら自分が卒業して以来27年ぶりですが,内容も雰囲気も変わっていませんね。私は山形の小学校だったので,運動会といえば花笠踊りでした。花笠は自分で工作用紙でつくるんです。昨日は3年生以下のこどもたちが「仙台すずめ踊り」を踊りました。仙台といえば,やはりすずめ踊りですね。私はこの踊りがあまり好きではないのですが,こどもが踊るとけっこうかわいいものですね。

徒競走ではtaroはとても楽しそうでした。笑顔で右のお友達を見て,左のお友達を見て走るので,みんなに抜かされて最後にゴールイン。それでも「負けた」という意識はまったくなく,楽しかったと言ってました。でも最後の種目のリレーでは,1位でバトンを受けて,上級生に追い上げられながらもそのまま1位でバトンタッチ。いい走りを見せてくれました。

リレーの前に○○音頭という地域の踊りがあって,こどもたちと地域の皆さんが一緒に踊りました。こういう踊りはおばあちゃんが踊ると,とてもさまになりますね。若いお母さんたちの踊りは,どこか,とってつけた風なのですが,おばあちゃんたちは格好いい。

この週末は草取りに運動会と2日間アウトドアで過ごしたので,今朝は疲れがたまっています。今日からまた仕事が始まりますが,次に休めるのは6月4日。今週末は土日ともテニスの県大会個人戦,そして来週末が団体戦です。この2週間長いなぁ。それでも2週間後に休める見通しがあることが,去年までと違うところです。

5月21日(日)

昨日は運動会が延期になりました。せっかくお弁当を作ったので,ウッドデッキにテーブルを出して,ピクニック気分で食べました。お昼ごろはまだ雨がぱらつく天気でしたが,ガーデンパラソルを立てれば平気です。

午前中にずっと草取りをして,敷地内の9割がた終わりました。あとは玄関前と物置の向こう側を今日やって完成。手入れが行き届くと,庭に出たい気持ちが高まりますね。今,庭ではコデマリとライラックが咲いています。

5月20日(土)

私の存じ上げているスクールカウンセラーさんのブログを読んでいたら,車を運転中に制限速度違反で停められて反則切符を切られたとのこと。取り締まりをしていた場所が速度超過を誘発するような場所だったようで,カウンセラーさんは「警察の仕事は隠れて取り締まることじゃなくて,運転手に速度を落とさせることでしょう!」とご立腹。分かりますよー,その気持ち!

そのコメントを読んで思い出したことがありました。30年ぐらい前にカナダで行われた実験で,高速道路に「スピード違反をしなかったドライバー,昨日は○○%,ベスト記録は□□%」という掲示板をつくって毎日更新したら,特にスピードの高い運転手の速度抑制に効果があったという報告です。行動分析学の雑誌に「都市部のハイウエイでのスピード違反を減じるための公共標示物の分析」という題名で掲載された論文です。下のリンクの「私の好きなこの論文」の欄に図入りで詳しく紹介されているので,ぜひご覧ください。

罰を与えるという手法ではなく,相手のやる気を引き出す手法ですね。こういうやり方が,普通にできる社会になると,もっと住みやすい社会になるんじゃないかなと思います。学校もしかり。

5月19日(金)

田舎道を通勤していて,毎年この時期に出会う光景があります。道路を渡っている茶色い毛虫たちです。体を波打たせて一生懸命移動している姿がけなげで,できるだけタイヤでつぶさないように気をつけて走っています。私が避けた毛虫が,後続車や対向車につぶされていないかと心配になることも。

この毛虫の名前がなんなのか,ずっと知らずにいたのですが,調べてみたら「シロヒトリ」という蛾の幼虫ということです。一昔前,薬剤散布で駆除していたアメリカシロヒトリとは違う蛾です。成虫の写真を見ると,ずんぐりむっくりの幼虫からは,ちょっと想像できないスマートな姿。

毛虫時代はタンポポなどの草を食べているそうです。横断中の毛虫は,草を求めて新天地に渡る途中なんでしょうか。命をかけて横断する毛虫を見ていると,なんていうか,人生のはかなさみたいなものを感じます。それにしても,あまり毛虫に注意を集中して事故を起こさないようにしないといけませんね。

5月18日(木)

自分の国に誇りをもつことと愛国心は,同じことですか,違うことですか。教育基本法の改正案の,いわゆる「愛国心」の部分を何度読んでも,教員として何をすべきなのか分かりません。自民党案も,民主党案も,どちらも同じです。

「学習とは,行動の変容である」ーーー私が初めて教員になった年に,先輩の先生から教えられたことです。何か知識を覚えただけでは学習したとは言えない。その知識によって生徒の行動が変化したら,それが学習したということだ,ということです。愛国心を「学習」した生徒は,どういうふうに行動が変容するんでしょうか。逆に言うと,日本人にどういう行動の変容を期待して,それを学ばせるのでしょうか。その辺が私にはまったく見えません。

「我が国と郷土を愛する…」(自民党案)や「国を愛する心を涵養し」(民主党案)に換えて,「自分の国に誇りをもち」ならどうでしょう。私の場合,これならけっこうイメージがわきます。

【補足】「愛国心 誇りを持つ」でインターネット検索してみてください。二つの言葉を同義に解釈しているものもあれば,そうでないものもあります。何となく傾向が見えてきたりしておもしろいです。

5月17日(水)

台風1号が,ずいぶん本格的な動きを見せています。中心気圧は一時930hPaまで下がりましたし,この後コースを変えて日本海の方に攻め込んでくるという予報になっています。この時期の台風にしてはかなり珍しいです。日本に届く頃には温帯低気圧になりそうですが,この週末の天気は台風1号の動向で左右されそうですね。土曜日は小学校の運動会なのですが,翌日に延期の可能性が高いかな。

最近,車をはじめいろいろなものが壊れるのですが,今日は通勤途中に iPod まで壊れました。ここを読んでいただいている常連さんにはあまり関係のない話かもしれませんが,同じ問題に遭遇した誰かの助けになるかもしれないので,ここに顛末を記しておくことにします。

iPodをディスクモードで起動すると,何度か失敗したものの外付けハードディスクとして認識され,iPod Updater でなんとか工場出荷状態にすることができました。そこからは順調で,再び iPod Updaterで iPodのソフトウエアをアップデートし,iTunes から 2000曲あまりをコピーし直して,元通りになりました。あー,よかった!

5月16日(火)

NHK教育 午後8:00〜8:30
福祉ネットワーク「こくっぱ家の人々〜発達障害の子どもと共に〜」
http://www.nhk.or.jp/fnet/

ウェブサイト「こくっぱ家の人々」は,自閉症の次男とアスペルガー症候群の長男の成長を見守る家族の姿を,お母さんがユーモラスに描いているサイト。そのこくっぱ家の日々を取材した。

5月15日(月)

昨日は,雨上がりに散歩をしました。ayuはタンポポを見つけるたびに立ち止まって,吹いてみたり握りつぶしたり(!)。taroは車に気をつけて一人で安全に歩く練習。途中,スーパーで買い物をして,がらくたオブジェの展示を見て,地域センターの昔のおもちゃで遊んで,約2時間のお散歩でした。

昼食後,私は芝生の草取り。昨秋,忙しくて草取りをさぼったため,いろんな草が生えていました。雑草に混じってオカヒジキまで!かじってみたら美味しかったので,夜にお酒のお供になりました。

5月14日(日)

先日のひとことを書いていて昔の本棚のことを思い出したことで,もう一度「耳なし芳一」や「坊ちゃん」を読みたくなり,青空文庫からダウンロードしました。青空文庫は,著作権の消滅した文学作品をテキストファイルにして陳列してある電子図書館です。小泉八雲や夏目漱石のほかにも,森鴎外や芥川龍之介,宮沢賢治など古き良き時代の文豪・文士の作品が並んでいます。

ただ,テキストファイルなのでそのまま読むと横書きで,ルビも本文中に括弧書きで入っていたりして読みにくいのです。でも,青空文庫に対応した表示ソフトをつかうことで,縦書きでルビも正しい位置に表示された状態で読めるようになります。Mac OS X では,最近,BlueSkyReader という表示ソフトが登場しました。これを使うと,パソコンの液晶画面の前に文庫本を開いて読んでいるような気分です。しかも,ヒラギノ明朝体というフォントを使っているので,とてもきれいです。知らない言葉が出てきたら,@nifty辞書などのオンラインの辞書サイトですぐに調べることもできます。畳に腹ばいになって文庫本を読むのも好きですが,こういう読書も悪くないですね。

昔の小説を読むと,当時の庶民の暮らしぶりが伝わってきます。「坊っちゃん」は明治時代の話ですから,テレビもなければ電話もなかった時代です。もちろん,パソコンもコンビニもありません。現代は,坊っちゃんの時代よりずいぶん便利になったわけですが,さて,坊っちゃんや山嵐と私たちを比べると,どちらが生き生きと楽しい生活を送っているんだろうなと考えてしまいます。

昨日の asahi.com には「過労認定の5人に1人が管理職 成果主義が影響か」という記事が掲載されていました。こんなに便利になったのに,生活は楽にならない。石川啄木の「働けど働けど我が暮らし楽にならずじっと手を見る」という一節を思い出しませんか。パソコンで書類が短時間にできるようになった。印刷機で書類を簡単に増し刷りできるようになった。その結果,労働時間は減ったか。いや,減るどころか増える一方です。

便利になっているのに,楽にはならない,楽しくない。短時間でできるようになったのに,時間が足りない。どこかおかしいんじゃないでしょうか,私たちの暮らしは。昔の小説を読むことで,少しそういういびつな生活を,見直すことができるかなと思いました。

5月13日(土)

このところの陽気で,庭の植物たちも元気です。芝生の緑が日増しに濃くなり,ヤマボウシの葉っぱも一気に広がり芝生に影ができるようになりました。イチゴやブルーベリーも白い花を咲かせています。畑からは去年植えた三つ葉がまた葉っぱを伸ばしています。まだ芝生の手入れをしていないので,この週末で草取りをして肥料をやらなくては!

先日,新緑の金峰山を歩いたとき,毎年毎年季節が巡るたびにちゃんと若葉を出したり花を咲かせたりする植物たちを見て,とても癒される気がしました。自分といえば,この1年まったく成長できなかったとか,去年と同じことをしていて進歩がないとか,いろいろ考えてブルーな気分になってしまいます。でも,新緑を見ていると,この林の木々のように,去年と同じでもいいじゃないかと思えてくるのです。植物たちは一度根付くと動けません。与えられた場所で,淡々と葉を出し,太陽光を浴び,成長してまた来年に備えます。そういう地に足のついた慎ましい生き方みたいなものにひかれます。

仙台市内に青葉山市有林という里山があります。最近では「青葉の森」と呼ばれているみたいです。100万都市の真ん中にあるとは思えない閑静な森で,私の好きな場所のひとつです。taroがけっこう歩けるということがわかったので,近いうちに連れて行きたいと思っています。本当は今日行こうかと思っていたのですが,この天気ではおあずけですね。

5月12日(金)

平成6年から乗り続けているカルディナですが,走行距離が15万キロを超えていろいろ不具合が出てきました。昨日は仙南総体の会場の角田市に行く途中,大河原でエンジン温度が急上昇!慌ててコンビニに停めてエンジンルームを点検すると,ラジエターの上部に長さ20cmほどの亀裂ができていて,そこから冷却液が噴き出していました。

最近,冷却液がどんどん減るようになり,どこかで漏れているのは明らかだったので,こういう事態に備えて予備の冷却液を積んでいました。まずはコンビニで買ったコーヒーを飲んでエンジンが冷えるのを待ち,予備の冷却液を注入してから近くのトヨペットへ。点検してもらったところ,亀裂に加えてラジエターキャップからも漏れていることが判明しました。見積もり額は7万円!あと1年で車を替えようというタイミングで,この出費は痛いです。

夕方,テニスの大会を終えてトヨペットに戻ると,治療を終えたカルディナが待っていました。金額は4万円と,当初の見積もりよりだいぶ安く済んで助かりました。これであと何ヶ月持つかなー。最近,エンジンオイルもすごい勢いで減っていくので,エンジンの本体部分がかなりダメになっていると予想されます。パワーもかなり落ちて,急な加速はできないのです。満身創痍のカルディナくん,あと1年がんばってくれるとうれしいんだけど…。

5月10日(水)

このサイトの右サイドバーでお薦めしている書籍の一つ,「自閉症児のサポートブック」の記事が,河北新報(新聞)に掲載されました。紙面に大きく枠を取って紹介されています!

私はウェブで読みましたが,限られた字数で要点がまとめられた記事になっています。ウェブ版を見るにはメンバー登録が必要です。無料ですのでぜひ登録してご覧ください。

5月9日(火)

写真:taro坂本冬美さんと共演!

今月末(5/27,土)の土曜ワイド劇場で,taroも撮影に参加した「夜桜お七殺人事件・二つの顔を持つ女!」が放映されます。主演は坂本冬美さん。昨年の春,taroが通っていた幼稚園やうちの近所で撮影が行われました。幼稚園は「児童養護施設」という設定で,冬美さん演じる七々子が児童養護施設のこどもたちに会いに来るという場面です。放映されるのは15秒ほどだそうですが,そのために2時間ぐらい撮影をしていました(撮影の様子は昨年のつぶやきへ)。冬美さんとtaroのツーショットのシーンもあるのですが,映るかなー。楽しみです。

5月8日(月)

昨日,録画しておいたケストナーの「飛ぶ教室」を見ました。原作は1933年ですが,映画では現代の設定になっていました。こどもの頃ってこうだったよなーと思う場面が多々あって,とても懐かしく面白かったです。寄宿舎のこどもたちの生命力みたいなものが,よく描かれていたと思います。原作をもう一度読みたくなって,すぐ本を注文しました。

本を買ったのは自分のためというよりは,こどもたちに読ませたいと思ったからです。今のtaroにはちょっと早いでしょうが,そろそろ父親の推薦図書をいろいろ並べた本棚を用意したいと思っていたところでした。それも,こども部屋にそれらしくある本棚ではなく,廊下の片隅に誰の本というわけでもなくある本棚を,です。私がこどもの頃,暇を持て余したときに,よく家の本棚からいくつも本を引っぱり出してきて読んでいました。「ほら吹き男爵の冒険」,「坊ちゃん」,「耳なし芳一」などは特に印象に残っています。林竹二と灰谷健次郎の対談集「教えることと学ぶこと」も,家の本棚から読んだ本です。雨で外に遊びに行けないような日など,同じ本を何度も何度も読んでいたように思います。

taroやayuにも読書の習慣をつけたいと思って,図書館から本を借りたりしていますが,暇をもて余して家の本棚から出して読むという体験を,ぜひ子供たちにもさせたいなと思うのです。そんな本棚に,この「飛ぶ教室」なんか並んでたらいいと思いませんか?

5月7日(日)

二泊三日で鶴岡に帰省していました。今回のメインイベントは金峰山登山でした。

金峰山(きんぼうざん,標高495m)といえば,鶴岡市民なら何度も登ったことのある身近な山です。ふもとには金峰少年自然の家もあり,仙台でいうと泉ヶ岳みたいな位置づけの山です。また,この山は名前から推察できるように,月山・羽黒山・湯殿山と並んで山岳信仰の山として知られています。登山口や頂上には立派な神社がありました。登山道も,信者によってかなり整備されています。

山頂までtaroの足で小1時間。イワウチワ,オオバキスミレ,ミヤマカタバミなどの野草が可憐な花をつけ,新緑の緑もとてもきれいでした。taroははじめての登山でしたが,意外にも元気に登りきりました。時折雨のぱらつく天気でしたが,山頂からの眺めは良く鶴岡市内が一望できました。私がこの山に登ったのは,たぶん小学生以来のことですから25年以上ぶりぐらいです。今回は親子3代で登りました。おじいちゃんが健脚なうちに,もっといろいろ山を登らせたいなと思います。

写真(上):新緑の中の登山|頂上からの見晴らし|ウチはどこかな?
写真(下):神社にお礼|朝どりタケノコで孟宗汁|田んぼで凧揚げ

5月6日(土)

ポケット数独 中級編の本のカバー

数独(ナンバープレイス)の本を買っちゃいました。連休のおともです。初級編,中級編,上級編と3種類あって,どれにするか悩んだのですが,とりあえず中級編を。でも1ページ目から難しくて解くのにけっこう時間がかかります。上級編にしなくてよかった。(*'∀`*)

そういえば,こどもの頃は詰め将棋の本を買って,よくやってました。3手詰めから11手詰めあたりまで。そろそろtaroにも将棋を教えようかな。まだ早いかな。

5月4日(木)

昨日,taroを連れて私の行きつけの床屋さんへ。私が散髪している間,窓から見える回転灯(床屋さんの目印)を見て「上に行った線はどこに行くのか?」と不思議がっていました。それで「下を見てごらん」と水を向けると,次々と湧いて出てくる線にも気付き,さらに疑問が増えました。まだ答えは教えていません。そのまま考えさせておきます。いつ分かるかな〜。

Sphinxのつぶやき」を,xhtmlとcssファイルを使った新しい書き方に直しました。しかし,古いhtmlを新しいxhtmlに書き直すのは,予想外に手間のかかる作業でした。完成したと思ってHTML文法チェッカーでチェックすると,-261点などというとてつもない低い得点が!作成した9ページ中,ほとんどが-100点以下という有り様。チェッカーから指摘されたところに細々と手を入れて,なんとか「ふつうです」以上までもってきました。

あまりに大変なので,htmlをxhtmlに自動で変換するソフトがないかとインターネットを検索したら,自分が持っている Adobe GoLive CS2 にその機能がついていることが分かりました。なんだ…GoLiveで変換したら,一発で80点前後の高得点。

あー,昨日から今朝にかけての私の努力は?でも,xhtmlの勉強になったからいいか。この作業は,MAP研究会のウェブサイトを xhtml+css に書き直すための練習でもあります。自動である程度の形にまで持っていけるということが分かり,見通しはかなり明るくなりました。

5月2日(火)

エーミールと探偵たち

今日と明日,BS2の衛星映画劇場でケストナーの作品が放送されます。今日が「エーミールと探偵たち」,明日が「飛ぶ教室」です。時間は15:00-17:00。

小学校高学年のころは,毎日学校の図書室に通って,ほぼ1日に1冊のペースで本を読んでいました。探偵ものやSFのシリーズものが多かったのですが,岩波少年文庫もよく読みました。ケストナーの2作品も,たぶん岩波少年文庫で読んだと思います。

私は今日からGWです。前半は部活動と授業の準備で休みとは言えないのですが,それでもケストナーの2作品をGW前半の楽しみとします。

5月1日(月)

き…筋肉痛です。29日にずっとしゃがんでウッドデッキの再塗装をしていたせいでしょう。昨日の夕方から痛くなってきました。1日経って筋肉痛とは…。こういうDIYの後の筋肉痛はうれしいですけどね。

今,全国で学力向上の取り組みが行われているとか。「学力向上」と言うときの学力って,どういう力のことでしょう。

昨日の朝日新聞に『公立高,進学で「復活」』という記事がありました。まるで予備校のように生徒の模試の結果を分析し,夏季講習や土曜課外に力を入れる高校。東大や京大の現役合格者数や国公立大学の進学者数が,その成果をはかる物差しのようです。ある校長先生は「学校はサービス業と同じ」と話しています。こういう文脈での学力というのは,明らかに「ペーパーテストに正答を出す力」です。生徒にそういう「学力」をつけるサービス業が学校というなら,予備校と学校は何が違うんでしょう。

「学力」とは,「学ぶ力」のことだと私は思います。勉強した結果ではなく,勉強していける力のことだと思っています。勉強というのは,誰かにさせてもらうものではなくて自分でするもの。「学力向上」と言って,学校の先生が一生懸命生徒に勉強をさせている現状では,「学ぶ力」は伸びないと思うんですよね。今の生徒にとって,「勉強=先生に教えてもらうもの」ということですから。こどもの時から周りの大人にサービスされてきた人間が,大人になったらどんな人間になるのでしょう。土曜課外や夏季講習は,生徒の成長の芽を摘む過剰サービスではないでしょうか。

結果としての学力(ペーパーテスト力)をつけるのに一生懸命になる前に,自己を向上させようとする生き方を身に付けさせるのが,本来のあり方だと思います。私自身は,今の教育界の「学力向上」の流れには巻き込まれたくないと思っています。

4月30日(日)

昨日は天気が良かったので,ウッドデッキの塗り直しをしました。今年は雪が多かったせいか,一冬越しただけで木の表面の塗装が剥げたり,木がささくれてしまいました。電動サンダーで剥げかかった塗装を削って面を滑らかにし,オイルステインを2度塗りして仕上げました。色はウォルナットです。ちょっと塗りむらができましたが,遠目には分かりません!1日がかりで新品のようにピカピカのウッドデッキになりました。ちょっと有機溶剤にやられて頭がクラクラしましたが,満足の出来栄えです。

4月29日(土)

taroが書いた持ち物メモ

学校の先生は,生徒が何か失敗や問題を起こしたとき,よく「責任をとれ」と言いますよね。皆さんは「責任」という言葉のこういう使い方になじんでいますか?

私はこれになかなかなじめません。自分の言動やそれによって引き起こされる結果に責任をもつというのは,何か問題が起こったときだけではないというのが私の感覚です。つまり,自分の言動に対する責任はいつも負っているものという認識です。何か問題が起こったときだけ思い出したように「責任」という言葉が使われると,その取ってつけたような「責任」という言葉の軽さにガックリ来るのです。

自分の言動に責任を持つということは,自分の存在に責任を持つということだと私は思います。自分はこう考える,こう感じている,こう行動する。そういう一貫した態度を自分で選んで行っていくとともに,その結果起こることもすべて自分のものとして引き受けることです。それはつまり,一貫性のある自分として社会に存在することです。ときどき時と場合によって,あるいは相手によって言うことや態度が変わる人がいますけど,そういう一貫性のない言動は責任ある態度とは思えません。2ちゃんねるに代表されるようなインターネットの匿名世界も,やはり自分の言動に責任を持たない社会ですよね〜。

個人情報保護法の施行にともなう世の中の変化はどうですか。私はこれにも,かなり違和感を感じています。「15番の方どうぞ」…患者を番号で呼ぶ病院。図書を返さない学生の名前の掲示をやめた大学図書館。クラスの連絡網や卒業アルバムをつくらない学校。名簿を作れない町内会。たとえば病院で患者として名前を呼ばれることで,何か不利益があるんでしょうか。知られたくない,秘密にしておきたい,隠れていたい…そういう気持ちを守るのが個人情報保護ではないはずです。でも実際は,世の中を匿名社会に導き,責任をとろうとしない態度を助長するような変化が,個人情報保護という名のもとに起こっています。

知られたくない,秘密にしておきたい,隠れていたい…というのは,要するに自分という存在に責任を持ちたくないということです。最近,無責任な人が増えたと感じることが多いですが,責任という言葉の意味が,問題が起こった場面に限って狭く解釈されることも,個人情報保護で過剰な防衛反応が多いことも,根は一緒だと感じます。責任という言葉の意味,それを行動で表すことを,どうやったらうまく生徒たちに伝えることができるんでしょう。

※写真は,鶴岡への帰省に持っていくために,taroが自分で作った持ち物メモです。「おちゃけんのおちゃふだ・おにんぎょう2つ・へりこぷたー・トコトコおさんぽドラえもん・マジキング。マジライオンとマジファイヤーバード。スピノサウルス。」と書いてあります。所々間違っているけど。親が書きなさいと言ったのではなく,自分で忘れないようにつくったものです。これも責任の一つ?

4月28日(金)

水曜日にMAPの県内指導者の連絡会議がありました。ほかの先生方がMAPを生かしたクラス経営や授業を楽しんでいる様子を聞いて,今の自分の不甲斐ない現実にガックリきてしまいました。仲間がメートル単位でグングン成長しているのに,自分の成長はミリ単位だなぁ…と。これでは,どんどん差が開いて縮まることはありません。これが心労その1。

また,私たちMAPの県内指導者には,一つの大きな役割が課せられています。自分の周囲にMAPを広めていくという役割です。これもまた心労の種で,自分はMAPの魅力をとことん感じて実践しているのに,周囲にはなかなか伝わっていきません。MAPを否定的にとらえている,あるいは否定しないまでも無関心な先生もたくさんいます。MAPは今でも少数派なのです。自分が伝えようとしていることが,現場で周囲になかなか理解されない,あるいは否定される。そういう現実の中で,それでもMAPを実践し広めなければいけないというのが,MAPの県内指導者です。

そのような県内指導者としての心労について,連絡会議の後の飲み会で一人の先生がこんなことを言っていました。「私たちは10割バッターである必要はない。楽天みたいに2〜3割でいいんじゃない?自分が担当した研修で全員に魅力を伝えきれなくても,その中の2〜3割の先生が興味を持ってくれれば成功なんじゃない?」

この一言は,私の滅入った気持ちにスーッと染み込んできました。私は昔からけっこう完璧主義者で,すべての場面でうまくやろう,やらなければという傾向があります。どの授業もいい授業に。どの生徒にも理科が面白く感じるように。授業も部活もなにもかも一生懸命やるべき。学校も家庭も地域も…などなど。そしてそう思うけど,そうできない自分を否定的にとらえてしまう。

でも,楽天の打者は(あるいはイチローだって),3割ほどの打率で結果を出せるわけですから,自分もそのぐらいでいいんだなと思うと,肩の荷がグッと軽くなって気持ちも軽くなりました。「今日も3打数1安打」が今の私の座右の銘です。さあ,今日もそれでいくぞ〜。

4月26日(水)

先日のホームルーム合宿のメニューのひとつに「ソロ」という活動がありました。二日目の朝,6時半につどいの広場に集合して,そこから一人で歩いていき,自然の家周辺の海岸や松林で瞑想してくるという活動です。必ず一人で行くことが約束です。自然の中を歩いて自分が落ち着ける場所を見つけたら,そこに座って目を閉じて,これまでの自分やこれからの自分について思いを巡らせるのです。7時半から朝食なので,だいたい40分ぐらい一人で過ごしてからつどいの広場に戻ってきます。この活動は体験学習のプログラムとしてよく行われるものですが,本当は一晩とか,二泊三日とか,もっと長い時間にわたって自然の中で一人で過ごす活動です。

40分というのは一晩に比べればほんの一瞬ですが,それでも生徒たちはいろんなことを感じ,思って戻ってきます。生徒が活動している間,私もテクテク歩いて生徒の活動の様子を観察しますが,砂浜で潮騒を聞きながら瞑想していたり,写真のように松林の1本道に座っていたり,みんな真剣に自分に向き合っている様子が伝わってきました。1本道に座っている生徒を見つけたときは,なんだか心が打たれました。生徒がどんなことを感じ,思っているのか,その光景から伝わってきたように感じたのです。

4月24日(月)

常識力検定というのが人気だそうで…。常識のない私にぴったりの検定かも!この検定を主催している日本常識力検定協会のウェブサイトには,「常識力オンライン診断テスト」があります。昨日,私とAldoがチャレンジしてみました。過去に検定に出題された問題から10問で100点満点。何点だったかって?それはナイショ!でも,答え合わせをしながら話が弾んで,けっこう楽しめました。そのうち問題集を買って,検定にもチャレンジしてみようかな。

ところで,生活の中で周りの人の常識と自分の常識がずれていることを感じることが多くなりました。この常識力検定には簡単なレベルは3級までしかないようですが,私としてはもっと基礎的なレベルの4級をつくってほしいですね。たとえば,参観日にはガムを噛まないとか,呼ばれたら返事をするとか,イスに土足で上がらないとか。自分のゴミを通りがかりのコンビニに捨てないというのもあるな…。昔はこうだったと思っても,ふとあたりを見回して自分の方が少数派だったりすると,どっちが「常識」なのか分からなくなることがあります。

4月23日(日)

昨日は幼稚園の父親参観から始まって,オイル交換を終えて帰ってきたのがちょうど5時。ギリギリ「AVANTI」に間に合いました。AVANTIというのは毎週土曜日の午後5時に始まるFM番組です。

昨日のアバンティの話題は先日行われたWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)でした。王監督の娘さんはじめ,ゲストのトークはどれも興味深いものでした。日本チームが世界一を勝ち取るまでに,どんどんチームとして機能的な集団になっていくその過程をかいま見ることができて,MAPを学ぶものとしてたいへん面白かったです。やはりリーダーシップはとるべき人がとるのが大事なんだなと思いました。イチローのぶれない目標設定と感情を前面に出したコメントなど,リーダーとしてのありかたも勉強になります。それから,審判をめぐるドタバタも,チームがまとまる方向に作用したというのも納得です。

こちらにトークのダイジェストが掲載されていますので,どうぞご覧ください。(でもトークはやはりトークでないと大事な部分が伝わりませんね)

それから,久しぶりにアバンティのウェブサイトに行って知ったのですが,4月からアバンティのポッドキャスティングが始まっていました。うれしい!

4月22日(土)

このページの色を変えてみました。XHTML+CSSの特徴の一つに,こういう見た目の変更がしやすいという点があります。実はこのページのファイル(index.html)には何も手を加えていません。今回書き換えたのは,このページの見栄えの情報を集めたCSSファイルです。たとえば,日付の下のオレンジの線も,CSSファイルの1ヶ所を変えるだけで,すべての日付の下に変更が適用されます。前回のデザインは,Macではそれなりに見えていたのですが,Windows から見ると微妙にはっきりしない配色になっていました。今回は見やすいですよね?

この週末は天気に恵まれそうですね。今朝,青空のもとtaroを小学校まで送っていきました。今日はayuが幼稚園の父親参観日(畑づくり),taroも小学校の参観&PTA総会・懇談会です。私は幼稚園の父親参観の後,そのままayuを連れて耳鼻科通院,県立図書館,オイル交換です。庭仕事の時間はないかな…。明日は来週1週間の授業の準備で明け暮れそうです。早く来い来いGW!

4月20日(木)

火曜日から1泊2日で福島県相馬海浜自然の家で,1年生のHR合宿を行ってきました。2日間天気に恵まれて,学習したり,MAP活動を行ったり,充実した時間を過ごしました。初日に学校を出発するとき,校門の桜はまだつぼみでしたが,帰ってきたときには五分咲きになっていました。きっと生徒たちもこの桜のように,二日間で大きく成長したことと思います。

今朝,1日寝ても疲れが取れなくてボーッとしています。掲示板への書き込みも,ボチボチ再開します。

4月17日(月)

DREAMS COME trUE CONCERT TOUR 2006 thE LOVE ROCKS に行ってきました。会場は今年もグランディ21。いつもそうなんですが,今年のコンサートも「このくらい楽しめるかな?」という期待を大きく上回るパフォーマンスで驚かせ,喜ばせ,楽しませてくれるライブでした。もっと書きたいけど,ツアーが始まったばかりなのでネタバレは厳禁です。

客層は,私たちと同じ世代が多いかなという印象でした。私たちと同じ世代ということは,ドリカムの二人とも同世代ということです。1989年のデビューの頃が大学生前後。それから今年で17年。独身時代から結婚してこどもが産まれて…と,人生が大きく変化していく20代から30代をドリカムの歌とともに過ごした人たちですね。小学生ぐらいのこどもを連れてきているご夫婦も少なくなかったです。うちも前回のワンダーランドには,taroやayuを連れていきましたが,また連れていきたいなと思います。

ワンダーランドといえば,来年は4年に1度のワンダーランド・イヤーです!前回は2003年,安比高原スキー場に家族全員で行きました。taroが4歳,ayuが1歳の頃です(Sphinxのつぶやき;2003年8月19日参照)。来年も,できれば家族全員で楽しめるワンダーランドでありますように!

4月16日(日)

蔵王高校の周りでは,そろそろ梅が満開です。テニスコートの隣にも咲いていて,写真を撮りたいなあと思うのですが,デジカメを持っていくのをいつも忘れてしまいます。

地面には青く小さなオオイヌノフグリも咲いていますね。この花が咲くと春が来たという感じがします。ただ,毎年思うのですが,この可愛い花に不似合いな名前はどうにかならないものでしょうか。インターネットで探したら,ルリカラクサ,ホシノヒトミなどの別名があるそうですが,あまり一般的ではないみたいですね〜。それでも,ホシノヒトミ(星の瞳)という名前はなかなかいい感じです。

ヨーロッパが原産で,学名はVeronica persica(ベロニカ・ペルシカ)。英語では一般に Birdeye speedwellとかBird's-eyeと呼ばれているようです。Bird's-eyeというのも,花の雰囲気を捉えていますね。

わが家の庭には,まだ春が来ていません。そろそろ芝生の手入れとウッドデッキの塗装をしたいのですが,今日はあいにくの空模様で残念です。

4月15日(土)

1年生に初授業をしたときに「教員16年目です」と言いながらハッと気付きました。この生徒たちは16歳!恐る恐る誕生年を聞いてみると平成2年生まれだそうです。私が大学院2年生だったときです。来年には,仙台向山高校に初任者として赴任した年に生まれた生徒が入ってくる…。時の流れは恐ろしい!

16年も教員をやっていて毎月職員会議に出ていますが,私の経験では職員会議で挙手採決をしたことは一度もありません。もちろん大事な案件で,いろいろな意見を戦わせた経験はあります。議論が白熱して会議の時間がオーバーすることもあります。そういえば…涙の職員会議というのもあったなぁ(養護学校時代)。

東京都の教育委員会が,職員会議での「挙手や採決の禁止」を指示したというニュースがありました。これについて「民主主義を捨てるものだ」という識者の意見があるそうで…。東京都では,挙手や採決ができなくなると,意見が言えなくなるんでしょうか。

そもそも,挙手や採決は民主主義なのでしょうか。少数派の意見の中に,問題を解決する鍵が隠されているのはよくあることで,安易に多数決で方向性が決められていく組織は民主的とは言えないのではないかと思います。事前に根回しをして多数派工作をして…なんてやってたら,もうそれは「数の暴力」でしょう?

学校の運営や教育内容については校長が全責任を負います。職員のいろんな意見を聴いた上で,最終的に校長が判断していくという今の仕組みで,私はまったく違和感がありません。これは私がたまたまいい校長に巡り合っているからなんでしょうかねぇ。

4月14日(金)

始業式・入学式が月曜日だったこともあり,今週は特別長く感じます。それでもやっと金曜日!この週末も,テニス部の練習と授業の準備がありますが,せめて1日はゆっくりしたいです。

3日前から腰から足先に軽いしびれを感じるようになりました。体調がよくないので,おそらく椎間板の問題でしょう。休養が必要だとは分かっているのですが,やることがありすぎてそれどころではないですね。当面の山は,来週前半にある1年生のホームルーム合宿。福島県の相馬海浜青年の家への宿泊学習です。昨日も,引率教員でMAP活動の練習会を放課後遅くまでやっていました。

taroとayuは,小学校と幼稚園にそれぞれ楽しく通い始めました。嫌がらずに楽しく行ってくれると,親としてはホッとしますね。まだ本格的には始まっていないからか,それほど疲れた様子もありません。

年度始めの4月はいろいろあって大人もこどもも大変ですが,栄養と休養を上手に取って乗り切りましょう!

4月13日(木)

昨日は,ayuの幼稚園入園式でした。「幼稚園の入園,嫌だな〜」と言っていたayu(理由は給食でビリになるから),親から離れないのではとちょっと心配していましたが,自然にお友達の中に入っていきました。呼名は年少クラスのトップバッターでしたが,ちゃんと手を上げて元気にお返事ができました。

ひとつ明らかになった課題は,人の話をきちんと聴けないこと。ayuは園長先生がお話ししているときも,キョロキョロして知り合いを見つけては手を振っていました。父母席から話をしている人を見るようにサインを送ると,顔は向けるのですが,目は自分が見たいほうにまたキョロッと…。その不自然さが笑えました。

その隣では,床に寝転がったり立ち歩いたりと,まあ無秩序な入園児たち!それが1年経つと向かい側に座っている在園児たちのように,立派に座っていられるようになるから不思議です。

河北新報のウェブサイトより,記事をひとつ紹介します。一人の気持ちが会社を動かし,こどもたちに夢を与える。その気持ちが時を経てまたよみがえる。行動するって大事だな…と改めて思いました。

4月11日(火)

昨日は,taroの入学式とayuの4歳の誕生日でした。

入学式では,呼名に返事をしたり校長先生の話を聴いているtaroがとてもうれしそうな,期待に胸ふくらむといった表情をしていて,親としても胸が熱くなりました。このワクワク感で,毎日学校に喜んで通ってくれるとうれしいな。ひとつ心配なのは通学の安全です。今まで一人で歩かせたことがないので,交通事故に遭わないかとても心配です。写真は,入学式の後の記念撮影の準備中に,さっそく知らないお友達に話しかけている様子です。後で聞いたら「妹が今日誕生日なんだ」と話しかけたのだそうです。

お昼は入学と誕生記念でびっくりドンキーに行きました。taroはその場で入学祝いとして「Encyclopedia Prehistorica Dinosaurs」という恐竜の飛び出すしかけ絵本をもらいました。先日,このひとことで紹介した地球街角アングルで紹介されたしかけ絵本です。1ページ目からティラノサウルスの骨格がググッと飛び出してきて,taroは大満足。各ページのいろんなところを広げては恐竜の名前をつぶやきながら喜んでいました。

ayuの誕生日プレゼントは,ポケモンのブロックです。びっくりドンキーのあと,トイザらスに行って購入しました。びっくりドンキーのトイズランチについてくるオモチャも,いくつか選べる中から「ポケモンが乗るかな?」とミニカーを選ぶほどポケモン好きのayu。そんなayuは明日,入園式です。担任の先生は誰かな〜。楽しみです。

4月10日(月)

私たちは生物である。当たり前のことですが,今の日本社会はそれを無視していると感じることがあります。象徴的なのが,夜のコンビニエンスストアです。24時間いつも光り輝き,この世に夜など存在しないと言わんばかり。

私たちの生活に1日のリズムがあるように,私たちの体にも1日のリズムがあります。体温は明け方に最低になり,そこから上がり始めて目覚めを迎え,夕方に最高になり睡眠に向けて下がっていきます。こどもの成長ホルモンは,睡眠中の深夜から朝方にかけて多く分泌されます(寝る子は育つという言葉は本当!)。

この生体としての1日のリズムは,朝に太陽の光を十分に浴びることでオンになります。社会生活上のいろいろな理由で少しこのリズムがずれたとしても,朝にしっかり太陽光を浴びることで修正できるんですね。そして,朝食をしっかり食べることで,体温の上昇をアシストする。この2点セットが健康な1日の出発点。早寝早起きには意味があるのです。

しかし,今の日本社会は,どちらかというと宵っぱり向きにできていますよね。コンビニエンスストアもそうですし,テレビ番組も夜遅くまで面白そうな番組が目白押し。大人が宵っぱりになることで,こどもも宵っぱりになります。昨日の朝日新聞の社説によれば,「午後10時以降も起きている6歳未満の幼児は29%にのぼる。小中学生になると、もっと夜型になる。朝ごはんを食べないことがある小学生は15%、中学生は22%にもなる。」という文部科学省の調査結果もあるそうです。

人間にとって,生体のリズムをしっかり刻むことは大事です。このリズムが崩れることで,睡眠障害になったり,慢性的な疲労感に襲われたり,会社や学校に行けなくなったりすることがあります。生体リズムが崩れたことによる不登校の治療として,高輝度照明を浴びる「光治療」というものもあります。

こどもの場合,成長ホルモンの分泌リズムを考えれば,生体リズムがしっかりしていないと発達にも影響するということになりますね。こどもの生体リズムをつくるのは,当然親の役目です。起きる時間,寝る時間,食事の時間と量,日中の活動量などをしっかり管理する。朝は太陽の光を浴びさせる。夜は照明を落として体に寝るための準備をさせる。親御さんにはこういうひとつひとつのことをしっかりやってほしいです。今日はtaroの小学校入学。私も小学生の親の一人になります。自分の生体リズムとこどもの生体リズムをしっかり管理したいと思います。

4月9日(日)

久しぶりに工作をしました。MacBook Pro にかぶせるコルク製のパームレスト・カバーです。立体的になっていて,左右のカバーはゴムでつながっています。ゴムの力を利用して本体にフィットする仕組みです。接着はしていないので,使うときだけカパッとかぶせて画面を閉じるときははずします。DIYショップで購入した4mm厚のコルクシートで作りました。

MacBook Proは,左のパームレスト(キーボードを打つときに左手が乗る部分)の温度上昇がかなりあるのです。先日この「ひとこと」で紹介したELECOMの冷え冷えクーラーもしっかり働いてくれていますが,これは背面に風を当てるタイプなので,仕事で長時間使用しているとやはり表面温度はじわじわと上昇するようになりました。春になって気温が上がったのも影響していると思います。

そこで,何とか自分で工夫できないかとDIYショップへ。アクリル板や金属板など店内を歩き回った末にたどり着いたのがコルクボード。コルクの手触りなら温度が上がっても金属より触り心地がいいだろう。それにコルクには断熱性があるから,温度がじかに伝わってくることはないだろう。そう考えてコルクでパームレスト・カバーを作ってみたのです。アクリル板や金属板に比べて格段に工作しやすいのも好都合でした。

実際に使ってみて,その効果に満足しています。ほんのり暖かいですが,金属の地肌よりはずっと低温な感覚で断熱性能が発揮されている感じです。もちろん手触りも悪くありません。パームレストがコルクシートの厚さ分高くなりますが,それによってキーボードが打ちにくくなるということもないですね。ちょっと見た目がクールじゃないんですが,見方を変えればかわいい感じがしないでもないなと…。心配なのはカバーをすることで熱が内部にこもらないかということですが,放熱する部分は他にもあるので,きっと大丈夫でしょう。

4月8日(土)

今日の午後,関東から東北は雷の予報になっています。雷は,近くに落ちると命に関わる危険な自然現象です。よく稲妻が光ってから雷鳴が聞こえるまでの秒数を計って「今の雷は○キロ先だ」などと言いますよね。光はほぼ一瞬で届くのに対し,雷鳴は1秒間に約340mの速さで届くので,だいたい3秒で1km先という計算になります。では例題をひとつ。稲妻から雷鳴まで15秒あったら何km先でしょう?正解は5kmぐらいです。当たりましたか?

さて,この5km先で鳴った雷は,遠いと思いますか,それとも近いと感じますか?実は,雷が落ちる範囲はだいたい10kmなのだそうです。つまり,10km先に落ちた場合,次に自分の真上から雷が落ちてくる危険があるということです。5kmという距離はとても近い危険な距離ということになりますね!

では,雷鳴がギリギリ聞こえる範囲というのはどれくらいでしょう。実は雷鳴が聞こえてくる範囲は10kmなのだそうです。ということは,雷鳴が少しでも聞こえたら,その次の雷が自分の上から来る危険があるということになるわけです。これって,案外知られていないことではないでしょうか。

先日,部活遠征中の落雷事故に関して,学校側に責任があるとして,最高裁が高裁に差し戻したというニュースがありました。一審,二審は「雷発生の兆候があったとしても、選手への落雷を予見できたとはいえない」として原告敗訴の判決でしたが,最高裁は「引率していた教諭は落雷事故の危険を予見することが可能だった」と判断したとのこと。

もしこれで学校側の責任が確定すれば,屋外での部活動や試合では雷鳴が聞こえた時点で中断または中止しなければいけないことになります。下記サイトによれば,雷による人災は全国で年間数件起きていると考えられます。一方,雷鳴が聞こえる件数は多い場所では年間30回以上,だいたい10〜20回です。日本全国10km四方でそれぞれ10回程度雷が鳴ったとしたら,日本の面積を考えるとだいたい4万回という計算になります(非常にアバウトな結論です)。4万回鳴って数名の人的被害。1万分の1の確率だから大丈夫だと考えるのか,危険だと考えるのか。雷鳴が聞こえても落雷まで至らないことも多いわけで,雷鳴と同時に活動を止めるというのは過剰防衛ではないかという気がします。しかし,学校の活動で生徒が命を落としたり障害を負うということはあってはならないとも思います。練習では無理をしないにしても,試合は会場を1年前から予約してお金を払って借りているわけで,じゃあ来週に延ばしましょうなどと簡単に延ばすわけにも行きません。難しいですね。

4月7日(金)

実家に帰ったら新しいおもちゃがありました。キュブロ(cuboro)という積み木です。基本が立方体の木の積み木ですが,溝やトンネルが掘られていて,そこにビー玉を転がして遊びます。これはなかなか面白い。最後に意図したところからビー玉が転がり出ると,達成感もかなりあります。こどもたちもコースをつくって転がして…と熱中していましたが,大人も十分楽しめます。

スイス製のおもちゃで,もともとは障害のあるこどもたちとの遊びの中から生まれたものだそうです。確かに立体を理解する力とか,目と手の協応動作,見えないところをイメージする力など,遊びの中からいろんな感覚が培われそうです。ちょっと高価なのが難点ですが…。

4月6日(木)

taroが小学校に入学します。Aldoがミシンを出して,何やら袋をつくっています。その他にも体操着を買ってきたり名前シールを貼ったり,入学準備でてんてこ舞いの様子。入学式は来週の月曜日です。

小学校といえばお勉強。お友達が学習机を買ってもらったという話も,ちらほら聞こえてくるようになりました。でも,taroは買ってもらえません。taroの勉強場所は,私が仕事をしているのと同じ,リビングのこの食卓です。今もtaroは,この食卓で絵を描いたり図鑑を見たりしています。私自身,小学校低学年の頃は自分の机を持っていませんでした。

うろ覚えですが,以前読んだ新聞記事の中に,難関大学に合格した学生がこどもの頃どこで勉強していたかを調査したら,一番多いのが「食卓」だったという記事があったように記憶しています(新聞記事検索で探したのですが,見つけられませんでした)。どうしてそうなるのか私にはうまく説明できませんが,こんなふうに説明しているサイトがありました。

勉強は,本来楽しいものです。知らないことが分かる楽しさ。できないことができるようになるうれしさ。頭脳を集中して没頭する心地よさ。taroにも,そういう感覚を覚えてほしい。夕方や早朝に,食卓でtaroと一緒に勉強するのが楽しみです。担任の先生,宿題いっぱい出してね!

4月5日(水)

土曜日から月曜日にかけて,鶴岡に帰省しました。冬休みに雪が多すぎて帰れずに,春に延期していた分です。こどもたちには「春になったら行く」と言ってあったのですが,Ayuは1月から何度となく「きょう,ハル?」と確かめて楽しみにしてました。taroは直前に40度の熱を出しましたが,気合いと若さで平熱に下げました。

週末はあいにく寒の戻りに当たってしまい,taroも本調子ではなかったので,お出かけはしないでずっと実家で祖父母と遊びました。写真左はおじいちゃんとポン・デ・ライオンのすごろくをしたあと,コマを額に貼り付けて喜んでいるAyuです。

鶴岡に帰省したときは,こどもたちを祖父母に預けてAldoと二人で買い物に行くことができます。これは親の楽しみ。こうして二人で買い物に行くのは鶴岡に帰省したときだけなんですよ。今回1日目は,デンコードー,ユニクロ,バースデイと衣料品中心のお買い物,2日目はしまむら,清川屋産直組合しゃきっとと主に食料品のお買い物でした。しゃきっとは,私がいつも読んでいる「庄内発 美味しい生活日記」で目をつけていたお店です。実家から車で5分ほど。新鮮な野菜や加工食品を格安なお値段で販売しています。店内には生産者の農家の皆さんの写真も飾られていました。写真中が購入した新鮮野菜たちです。

ところで今回の帰省はカルディナで行きました。平成6年に購入してもう12年ぐらい乗っています。あちこちガタが来て前回の車検のお値段にはビックリさせられましたが,そのカルディナの走行距離が鶴岡から仙台に戻る途中,山形県村山市で15万kmに達しました。この車とは,フェリーに乗って飛騨高山に行ったり,キャンプをしたり,たくさんの思い出を一緒につくってきました。15万km達成は,なかなか感慨深い出来事でした。

4月3日(月)

昨日の話に少し関連があります。

Appleの成功の裏に,スティーブ・ジョブスの強靭な交渉力と説得力があったという話です。たとえば,iPodとiTMS(iTunesミュージックストア)というビジネスモデルにしても,こうなったらいいなと思う人はジョブス以外にもたくさんいたわけですが,それを実際に行動に移して抵抗勢力と渡り合い,話し合って説得して成し遂げたところに,成功の理由があるわけです。

このブログにならえば,この「ひとこと」に文章を綴っていくのは「間接的な自己表現」ということになります。そこに行動が伴って,初めて自分の存在が周囲に影響を与えていく。文字で表現したことを,行動でも表現していく。文字と行動がしっかりシンクロする1年にしたいものです。

先日の出来事。トイレの後,手を水だけでさっと洗って済ませようとしたtaroに,世話好きAyuがこう言いました。

「taro,ちゃんと石鹸をつけて手を洗わないと,虫歯になっちゃうよ!」

ちょっと言い間違い。気持ちは分かるけどね!

4月2日(日)

これ,面白かったです。

このエントリーの中に紹介されている,梅田卓夫氏の「よい文章」の定義が心にヒットしました。

私が文章を書くときに気をつけていることは,「オリジナリティ」があることをです。その文章の内容が自分のオリジナルな,あるいはユニークな考えや体験であること。他の誰もが書ける内容なら,書こうという意欲はわきません。なんか周囲と違う,人とずれている自分を感じることがあると,それを表現したくなります。そして皆さんに投げかけたくなるのです。文章を書くということは,私にとって文字を使った自己表現なんですね。

そういう意味で,この「ひとこと」も自分の自己表現の場として私の人生にとって欠かせないものとなっています。が,ここ1週間ほどアクセスカウンターがあまり伸びなくてちょっと心配…。皆さん,年度末と年度始めで忙しいのかな?

昨日から4月。新しい年度が始まりました。自分は同じ職場,taroは小学校入学,Ayuは幼稚園入園です。この1年,意味のあるものにしていきたいですね。そのチャレンジを,このひとことに綴っていきます。無理はしませんが,昨年度よりは頻繁に更新していきたいと考えています。どうぞお付き合いください。

3月31日(金)

仙台は今朝も雪。昨日,今日はテニスの強化練習会で泉庭球場です。4月から2年生になるメンバーのチーム同士で団体戦を行っています。昨日は横なぐりの雪と泉おろし(泉ヶ岳から吹き下ろす冷たい季節風)の強風で大変でした。打ったボールが魔球のようにギュィーンと曲がるんです!

うちの新2年生チームは,再来年度3年生として参加する総体で県のベスト4を目標にしています。2年前に県ベスト8になったときのメンバーより粒ぞろいなので,クジ運が味方すればベスト4も夢ではないと思っています。昨日の成績は1勝1敗でCグループの2位でした。選手たちは負けたチームとの予想以上の力の差に驚いたようです。負けた後,ガックリきている様子が見られました。

顧問として有望な選手たちにどうアプローチしていくかというのは,なかなか難しい問題ですね。あまり「できる,できる」とチヤホヤすると,実際に試合で負けたときにモチベーションが下がってしまいます。逆に,「まだ,まだ」と叱咤しすぎても,意欲と自信をそいでしまいそう。自分たちの実力に自信と誇りをもって練習してほしいし,試合にも臨んでほしいと思うのですが…。練習中にうまくできない悔しさで涙を流す選手たちなので,その「上手くなろう」という気持ちをしっかり伸ばしていかなければ!

3月27日(月)

土曜日は,午前中が学校で仕事。午後がフリータイム。まずは泉区桂の桂耳鼻科で花粉症の薬をもらい,帰りがけにtaroを宮城県図書館に連れていきました。taroは自分の図書カードで恐竜関係の絵本など5冊,私はせなけいこのおばけ絵本を5冊,合わせて10冊も借りてきました。

taroが借りた本の中に「しんぶんしでつくろう」という本があり,日曜日の午前中に本を見ながら新聞の家をつくりました。午後は散歩をかねて地域センターへ。野菜直売所でお買い物,ネギとフキノトウとヤーコン合わせて350円。taroとAyuは,センター内の昔遊びコーナーでちょっとだけ遊びました。

3月26日(日)

@niftyの読者投稿ギャラリーで,「優秀作品」になりました。仙台市秋保ビジターセンターで行われた,雪んこまつり2006での一コマです。自分としては前作におとらないいい出来の写真で,2回目の最優秀賞を期待していたのですが,一歩及ばず残念です。またいい写真が撮れたら,最優秀をねらっていきます。

「ゆとり教育」の旗振り役として知られている寺脇氏が課長級に降格する人事が行われたそうです。「ゆとり教育」とは,それまでの知識重視型教育で詰め込みや落ちこぼれを生んだことの反省として登場した方針で,これに基づいて今の学習指導要領が作成され,学習内容の削減,総合的な学習の時間の新設などが行われました。しかし,最近では子どもたちの学力低下を招いたとして,失敗だったという位置づけになっています。

先日,次の学習指導要領の理念として「言葉の力」というフレーズが出てきました。言葉をあつかう力(学力)を基盤として豊かな学力を育てていこうというもので,「ゆとり」とは逆方向に進もうというものです。陰山氏の100マス計算や,川島隆太教授(東北大学)の脳研究など,最新の教育実践や研究が,この方針転換に影響を与えていると感じます。

でも,でも,「ゆとり教育」は100%間違いだったんでしょうか?私はそうじゃないと思いたい。特に,総合的な学習の時間という知識に関する縛りの少ない体験型の教育内容を取り入れたことは,とても先見の明があったと考えています。総合的な学習がうまくいかないという話はいろんなところで聞きますが,それはその理念を現場がよく理解できなかった,あるいはその理念を生かすための体制がとれなかったということじゃないでしょうか。

次の学習指導要領では,「ゆとり教育」の良いところは積極的に引き継いで,さらに新しい知見を積極的に盛り込んでよりよいものにしてもらいたいです。

3月23日(木)

WBCの日本代表チームの勝利は,全員が一丸となって戦ったところにあると思います。そこにイチロー選手のリーダーシップがあったことは明白です。よいリーダーがいるということは,その集団にとって大切なことです。

しかし,一つの集団が機能を果たし目的を達成するためには,リーダーがいるだけではだめだと最近思い至りました。日本代表チームも,イチローだけが活躍したのではありません。選手全員がリーダーであるイチロー選手と気持ちを一つにし,共通の目標に向かって個々の能力を最大限に発揮しました。つまり,フォロワーシップがあったということです。

フォロワーシップがない集団では,どんなリーダーも力を発揮することは難しいでしょう。ばらばらな気持ちを束ねていくのも,もちろんリーダーの資質の一つですが,フォロワーに「まとまってやろう」という意志があるかないかで,そのグループの機能や最終的なゴール地点は大きく違ってきます。まとまる意欲のない集団は,その意欲のある集団よりスタート地点がマイナス何百メートルにあるのです。リーダーの力は,そのマイナス何百メートルをゼロにすることに費やさざるを得ません。

たとえば私の場合,同じ授業をいくつかのクラスで行うとき,あるクラスでは調子がでるのに,このクラスはなんか調子でないな…と感じることがあります。地域の会合で,まとめるための話をしているときに,何人かが終わった部分の議論を蒸し返して,時間が浪費されたという経験もあります。教員の研修で集まったとき,いかにも「私はやる気がない」という雰囲気を周りに放射する人たちもいます。そういういくつかのことが,フォロワーシップという観点から考えると,よく理解できます。

リーダーにリーダーとしての資質が必要なように,フォロワーにもフォロワーとしての資質が必要です。簡単に言うとわがままな人間はフォロワーにはなれません(わがままでもリーダーにはなれる場合がある)。フォロワーは,少なくても最初のうちは,リーダーや集団の気持ちと自分の気持ちの間の小さなずれを,調整する必要があるからです。わがままな人には難しいことです。

いろいろ考えていくと,フォロワーシップというのはなかなか面白い言葉だと思うようになりました。その集団でフォロワーシップがどうなっているかという視点は,自分が何かの集団に所属するときに必要だし,集団をファシリテートする立場になったときにも忘れないようにしたいものです。

3月22日(水)

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)初代チャンピオン!やりました,日本代表!

昨日もテレビの前に椅子をおいて4時間ずっと見てました。途中からは胃が痛くなってきて,8回裏に6−5まで追いつかれたときはダメかと思いましたが,9回表に4点もいれて突き放した攻撃はとても見事でした。日本チームが実力で手に入れた世界一です。

国内のリーグ戦はこどもの頃はよく見ていましたが,ここ25年ぐらいまったく見ていません。今回の日本代表チームで私がよく知っている人は,王監督と鹿取ピッチングコーチとイチロー選手だけです。上原選手と松坂選手がかろうじて名前だけ知っていました。しかし,昨日の日本チームには私の知らない選手たちが大活躍していて,とても頼もしかったです。一番印象に残ったのは,二遊間の西岡選手と川崎選手です。小笠原選手と多村選手もなかなかよかった。最近,元気がないと言われていた野球にも,なかなかいい選手が育っていたんですね!

ところで,今回のチームには「キャプテン」とか「主将」という肩書きをもった選手はいなかったというのはご存知でしたか?もちろんイチロー選手が精神的・戦力的なリーダーだったことは当然ですが,王監督はイチロー選手をキャプテンに「指名」はしなかったんです。それでも,宮本選手やイチロー選手がそれぞれリーダーシップを発揮して,みんなで気持ちをひとつにして世界チャンピオンにまでなりました。決勝戦でエラーをした川崎選手や渡辺選手が守備を終えてダッグアウトに戻ってくるときの,周りの選手の迎え方もとてもよかった。

うちのテニス部も今,部長なしの部活動を行っています。部長が特別な存在で役割と責任を負うのではなく,みんなが力を寄せ集めて,個性を出し合ってまとまっていく。そんな部活にならないかなと思っているのですが,今回の日本代表の活躍は,そういう意味でも私に勇気を与えてくれました。

3月21日(火)

仙台では一晩強風が吹き荒れました。北海道の東の海上で956hPaと台風並みに発達した低気圧に吹き込む風です。昨日の仙台の最大瞬間風速は31.0m/sで,これは屋根瓦が飛び始める風速です。夜もボーッという風の音で時折目が覚めると,風圧で家が揺れているのが分かりました。

30m/sという速さは,時速に直すと108km/hです。家が風速30m/sの風を受けるということは,家全体が高速道路を走っているようなものなんですね。それにしても,家が揺れるとなかなか怖いです。

「衣食足りて礼節を知る」という言葉があります。「着るものや食べるものなど生きるために必要なものが十分与えられて,初めて道徳心が芽生え,礼儀をわきまえるようになる」…裏を返せば,自分のことで精いっぱいのときには,人のことを気にしている余裕がないという意味だと思います。今の自分の,仕事に対する意欲の低下を思うとき,この言葉を思い浮かべます。

ここにいつも書いているとおり,私にとって「仕事・家庭・地域」を両立させることはとても大切なことです。しかし,今の学校に転勤して以来4年間,仕事のみが大きく幅を利かせ,家庭と地域はないも同然になりました。休日にも部活や大会が入り,家で過ごせる休日ですら体は家にいるけど心はいないという状態で仕事に時間を費やしました。家での仕事は主に授業の準備でした。もちろんそれは「やらされた」というかんじではなく,少しでもいい仕事をしたいという気持ちで,自分の責任で選んでそういう日常を過ごしていたわけです。まあ選んでと言っても,気持ち的には追いつめられながらやっていましたが。仕事を切り離して普通に休んだ日というのは,年に何日もなかったように思います。今,思えば「仕事バブル」だったんですね。

しかし,昨年の10月に自分の中でバブルがはじけました。その頃は,3年担任として進学関係の仕事がたくさんあり,それに加えて仙南支部テニス専門部の委員長としての新人戦の準備,中学校の理科の先生の研修会の講師,放送教育研究会(東北大会)での発表と,いろいろ仕事が重なっていました。そんな中で,義理の母とのお別れという悲しい出来事もありました。

そういう公私にわたって厳しい10月が過ぎたあと,仕事に対するテンションがぐっと下がり,それとともに社交の場への出席の意欲も,大きく減退していることを感じました。以来半年経っても,まだその状態が続いています。土日はできるだけ家にいる。そして仕事をしないで家族と過ごす。短い時間でもこどもと遊ぶ。今はそういう休日を過ごしています。

自分にとって,社会とつながる部分で意欲を失っている今の状態はよくないと思っています。でもいつかまた,強い気持ちで自分にしかできない仕事を楽しめる日がくるだろうという確信もあります。きっと今は,自分の中で「衣食足りて」いない状態なんですね。休日に家族と過ごしてしっかり休むことが,今の自分にとって一番の薬。長い人生,自分の力を爆発させる時期もあれば,自分の中にエネルギーをため込む時期もある。今はきっと充電期。「礼節を知る」ほど復活するのはいつかな。その日を楽しみに待ちたいと思います。

3月20日(月)

デザインががらっと変わって,違うウェブサイトに接続したかと驚かれた方も多いと思います。今回はデザインだけでなく,ウェブページの記述方法そのものを変更しました。今までのHTMLに換えて,今回XHTML+CSSを使っています。XHTMLについてはまだ勉強途中で,本当にこれでいいのか半信半疑なところもあります。

書き換えたのはトップページだけですが,少しずつ勉強を続けてトップページ以外のコンテンツも順次更新していきたいと思っています。新しいデザインはいかがでしょう。ぜひご感想をお聞かせください。

3月19日(日)

今日は楽しそうなシンポジウムがあって,行くかどうか迷っていたのですが,結局家でゆっくり過ごすことにしました。お昼からはもちろん,WBC 日本-韓国戦。今大会日本チームは韓国に2連敗中で,今日の試合が3回目です。2度あることは3度あるなのか,3度目の正直なのかと気をもみましたが,息詰まる投手戦から7回表に打者一巡の見事な攻撃。6−0で完勝!日本チーム,やりましたね!

それにしても驚いたのは,8回途中の雨天による中断の後,試合再開してまもなく中継放送が終わってしまったことです。そして始まった次の番組はのんびりムードの国内ゴルフ。途中から画面の右上1/4に野球の様子が映し出されましたが,ボールは見えないし音は聞こえないしで,臨場感は全くなし。雨天中断中もずっとテレビの前に正座して,日本チームの勝利を心待ちにしていたのに,勝利を祝おうという気持ちは見事に打ち砕かれました。

毎晩の国内ナイターでもあるまいし,国際試合で日本チームが苦しんで勝とうとしているその時に,しかも世界のトップを決める決勝に進めるかどうかという試合を,時間切れで放送カットとは驚きです。東北放送の誰が決めたのか,ゴルフ大会を主催した近未来通信とやらから横やりが入ったのか知りませんが,WBCの中継をやめたことで喜んだ視聴者は何人いたんでしょう?逆にゴルフを見ようとしてテレビをつけた人が,日本チームのがんばっている姿を見て腹を立てるんでしょうか?少し考えれば分かりそうなものなのに…。視聴者の気持ちを,まったく感じとれていませんね。ほんの20分程度の延長を惜しんで視聴者の怒りを買うなんて,まぬけな放送局です。

3月18日(土)

青空にサザンカ雲一つない完璧な青空。朝の部屋に差し込む暖かい日差し。ペコペコのおなかに,焼き上がる天然酵母パンの香り。さあ,コーヒーをいれて朝食です。大切な休日のはじまり!

3月17日(金)

昨日は,幼稚園の卒園式でした。最近ずっと「卒園したくない」と言っていたtaro,式の最中から感極まったようで,PTA会長さんの祝辞のあたりからしきりに目頭を押さえていました。先生を囲んで式後に行った謝恩会が終わった後は,もう涙が止まらないといった様子。その姿に園の先生方もホロッとさせられたようでした。そしてその脇には,対照的にトランポリンではしゃぐAyu…。感激屋のtaroに替わって,4月からはこの能天気なAyuがお世話になります。先生方,どうぞよろしく。

祝賀会のあと,喫茶店で保護者の打ち上げでは,taroも復活してお友達と楽しく遊んだようです。4月から一緒の小学校に行く予定だった男の子は,突然気仙沼に引っ越すことになりさびしい限り。そのお友達とも最後のひとときを楽しみました。

夜,寝る前になってまたさびしくなったtaro。「ぼく,幼稚園大好きなのー」「ぼくの幼稚園ーー」と号泣していました。森の中の幼稚園。「今日幼稚園何してきたの?」と聞くといつも「○○で遊んだ」と,勉強の「べ」の字もなく遊び倒した3年間。幼稚園が大好きなtaroに育ててくれてありがとう>先生方。

3月15日(水)

この2日間寒かったですね〜!気象庁のサイトに掲載される3時間ごとの天気図を見ていると,昨日1日で西高東低型(冬の天気)から移動性高気圧型(春の天気)に変化していく様子がわかります。今日は春の日差しが降りそそぎそうです。

今日はtaroにとって大切な1日です。幼稚園に普通に登園してみんなと普通に勉強する最後の1日なのです。森に囲まれた幼稚園で毎日泥んこになって過ごした3年間。「今日の幼稚園どうだった?」と聞くと必ず「楽しかったよ!(^_^)」という返事でした。4月からは4つの小学校に別れてしまうお友達と,今日も楽しく遊んできてほしい。そして明日は卒園式。私も休みを取って参加します。

昨日,学校から高速道路を飛ばして宮城県図書館に行きました。今日の授業で使う,雲仙普賢岳の火砕流の新聞記事をコピーするのが目的です。ページをめくる音が響くほどの静けさの中,朝日新聞の縮刷版からいくつかの記事をコピーしました。図書館で調べものをするって楽しいですね。時間がゆっくり流れていく感じが,いつも時間を気にする自分にとって癒しになっているように思いました。

ついでに,前から借りたいと思っていたマドンナの絵本を2冊借りてきました。そのうち「ピーボディ先生のりんご」は,とても良かった!すぐにtaroにも読んであげたのですが,taroにはちょっと難しかったようです。対象年齢は小学校高学年以降かな?

3月14日(火)

普段ほとんどテレビを見ない私ですが,いつも放送内容をチェックしている番組があります。NHK BS の「地球街角アングル」という番組です。世界各国の多様な話題を取り上げるので,時々ツボにはまるんです。たとえば,

昨日の放送は,本格的なしかけ絵本(飛び出す絵本)をつくっている2人の絵本作家の紹介でした。彼らが制作して去年発売された「恐竜図鑑」は,しかけ絵本としては異例の50万部という大ヒットになっているのだそうです。本を開くとティラノサウルスがググッと飛び出して噛みついてくるなど迫力満点の作りになっています。

実際に本を開いて恐竜を動かしている様子がAmazon のサイトに紹介されていますので,ぜひ一度ご覧ください。(→レビュー 動画インタビュー その1/その2)

3月15日(水)

walk@nifty3月号の読者投稿ギャラリーは,おばあちゃんの作品が最優秀賞でした。クラゲの飼育で有名な,加茂水族館で撮影した1枚です。

とても快適に使えている MacBook Pro ですが,難点が一つ。パームレストの温度がかなり上昇することです。今まで使っていたのが熱伝導率の低いチタン製の PowerBook なので,なおさら熱く感じられるのかもしれませんが,今の季節でこんなに熱くなっているのでは,これから夏に向けてどんな状態になるのか心配です。

ELECOM 冷え冷えクーラーを使用している写真

それで,インターネットをいろいろ調べて買っちゃいました→パソコン冷却装置。購入したのはネット上の評価が高かった,エレコムの「冷え冷えクーラー」です。Amazon で3500円程度でした。ノートタイプのパソコンを冷やす商品はいろいろあって,仕組みも素材も値段も千差万別です。この冷え冷えクーラーは,パソコンの裏面に2個のファンで風を当てて冷やすタイプです。パソコン全体を乗せるのではなく,パソコンの奥側だけをクーラーに乗せて傾斜をつけるところが特徴です。

こういうニッチな企画モノは当たり外れが大きそうで,実際に使ってみるまで本当に効果があるのか心配でしたが,冷え冷えクーラーに MacBook Pro を乗せて使ってみると…とてもヨイ!パームレストはほとんど熱を持ちません。値段以上の値打ち物でした!ありがたい…。

3月14日(火)

火曜日に39歳になりました。40歳を目前にすると,人生半分は終わったという気分になります。その分,1日1日を大切にしたいという気持ちも高まりますが。

どんな人生を生きたいかと自分に問うと,必ず帰ってくる答えは「家庭・仕事・地域を自分の中でバランスよく」というもの。そのためには,仕事に偏っている時間の使い方をもっと改善しなければいけません。今年の後半はだいぶよくなったのですが,来年度は土日に仕事をしないことと,職場を定時で退勤することを目標にしたいと思います。勤務時間内に収まらない仕事は早朝出勤で補おう。後ろ向きな目標しかたたないのがちょっとカナシイけど,自分の人生は自分でプロデュースしたいです。

ところで,このウェブサイトのURLとメールアドレスにちょっとした変更があります。今のままでも特に不都合はないのですが,変更したほうがネット上での通りがいいようなので,ぜひブックマークとアドレスブックの修正をお願いします。変更内容は,「isn.ne.jp」が「isn.jp」になって「ne.」が抜けるというものです。なお,「hiroy307@mac.com」のほうのメールアドレスには変更はありません。

 
新(推奨)
URL http://www.isn.ne.jp/~hiro-y/ http://hiroy.kir.jp/
MAIL hiro-y@isn.ne.jp hiro-y@isn.jp

3月5日(日)

taroの描いた絵

taroは,ラジオで通話ができると思っていたみたいです。先日夕方,あるラジオ番組で『あなたは「ふとん」派ですか?「ベッド」派ですか?』と題してリスナーの意見を募っていました。その時,taroがラジオのスピーカーに向かって突然「ぼくは〜」としゃべり出したのです。アナウンサーが続けてしゃべっていると,今度は「こらあ,人の話を聞け〜」とスピーカーに向かって怒り出しました。「いくら叫んでも聞こえないよ」と教えても「え〜なんで〜」と食い下がり,なおアナウンサーに呼びかけていました。親としては,そういう感性を大切に育んでほしいというところです。

昨日の朝日新聞の生活面に,日産のCEOとして有名なカルロス・ゴーンさんの文章が載っていました。多様な意見と多様な視点が,よい解決策を生むという話でしたが,その中の「イエスマンやおべっか使いは自己満足と慢心のみを助長しがちですが,疑う者は新しい価値を生み出せます。」という文に魅かれました。わたし自身,自分の力で感じ,発想することができているとき,自分は存在できていると感じます。一方,他者の言うことや他者の意見に追従するだけという状態の時,わたしは自分が存在できていないように感じます。

ラジオのアナウンサーに親しみを持って話しかける感性,「聞こえないよ」と言われてもあきらめない独自性…。taroのそういう部分が,これからの集団生活の中でスポイルされませんように。親ばかとしての願いです。なお,今日の画像は,最近taroが描いた絵です。これもけっこうシュールなかんじで,両親のお気に入りの一枚です。親ばかついでに。<(^^)

3月5日(日)

Ayu  ポケモンしりとりしようよ〜。
 いやだ。
Ayu  食べ物しりとりしよ!
 いいよ。Ayuから。
Ayu  ニンジン!
 …Ayuの負け〜!

3月2日(木)

昨日は雪の卒業式でした。うちのクラスの生徒たちも笑顔で巣立っていきました。保護者も見守る最後のホームルーム,卒業証書を渡した後,一人ずつ挨拶してもらいました。4月からのこと,高校生活のこと。黒板には東日本の地図を描いて,4月から遠くで過ごす人の名前を入れました。式では淡々としていた生徒も,この挨拶の時にはいろんな気持ちが込み上げてきたようで,泣きながら,言葉に詰まりながらの挨拶が多かったです。私も,自分が担当した行事(1年生のHR合宿,2年生の修学旅行,3年生の文化祭)や日ごろの学校生活での彼らの姿を思い出しながら,感慨深く聞いていました。後ろで聞いていた保護者の皆さんには,自分のこどもの姿がどう見えていたのかな。きっと私と同じ気持ちだったんだろうなと思います。この後,クラスの生徒たちからプレゼントをいただいてビックリ。最後にみんなで写真を撮って,3本締めの後「さようなら!」と元気に挨拶して終わりました。3年間,長かったような短かったような…。

今日は授業のないお休みの日です。職員は休みじゃないのですが,授業もないし生徒も来ないので,1日年休をとりました。久しぶりに家でのんびり…。こどもと遊びながら,パソコンの調整です。

新しい Apple のノートパソコン,MacBook Pro が到着しました!CPUは1.83GHzの Intel Core Duo です。100GBのハードディスクに3つのパーティッションを切って Mac OS X 10.4.5 を再インストールし,PowerBook G4 からの移行作業を行って,半日でほぼ元の感覚で扱えるぐらいになりました。こういうときに.Macシンクは便利です。元のパソコンに入っているアドレス,予定表,ブックマーク,メールのアカウントや署名などの情報がインターネットの自分用の場所にシンクしてあるので,新しいパソコンでもそれを読み込むことで簡単に最新のデータを移行することができます。

新しい MacBook Pro を使ってみて,パームレストが結構熱くなるのが気になりますが,その他はとても快適です。全体的にキビキビと動くので,何かの処理が終わるまで画面をボーッと見ているという時間はほとんどなくなりました。また,トラックパットで行う二本指をつかったスクロールはとても便利です。これは二本指でトラックパットをなぞることで,画面を上下左右に自由にスクロールさせることができる機能です。一度この機能を知ってしまうと,その機能に対応していない別のマシンでも,思わず二本指でスクロールさせたくなるほどです。それから,Apple らしいと思うのがバックライトキーボード。暗いところで使うときには,自動的にディスプレイの輝度が下がるとともに,キーボードのバックライトが点灯し,キートップの文字が白く浮き出てくるのです。これはかっこいいです!

3月2日(木)

荒川選手の演技はとても素敵でした。村主選手もよかったです。オリンピックのフィギュアスケートは,こどもの頃から見ていますが,日本人選手の演技を美しいと感じたのは初めてでした。仙台市民としても,なんだかとても誇らしいです。24日の夜に仙台市の繁華街,中央通りを歩いたら,金メダルを祝う垂れ幕を下げているお店がありました。24日は免許の書き換えで運転免許センターにも行ったのですが,その帰り道に,荒川選手が小さい頃から通っていたという泉区のダイエーにあるスケートリンクの脇を通ってきました。今はもうダイエーもスケートリンクも営業はしていません。このダイエーにも昔はよく買い物に来ていましたが,時の流れを感じます。

Apple Sotre Sendai Ichibancho に行ってきました。初めて!銀色の壁に白いリンゴマークが光っているだけのシンプルな店構えで,店名すらありません。店内は活気があって若い店員さんたちがきびきびと働いていました。店内には PowerBook や iBook,Mac mini,iPodシリーズなどが並んでいます。MacBook Proは残念ながらなかったのですが,2月中には展示できるだろうとのこと。新しい iMac は展示されていたので,Intel Core Duo プロセッサの実力を試してきました。映画「男たちの大和」の大画面予告ムービー(H.264 143MB)もコマ落ちすることなくしっかりと再生していたし,Safari 等の起動の速さにも感動!いろいろ動かして喜んでいたら,店員さんが寄ってきていろいろ話しをして(聞いて)くれました。とても楽しかった。Apple Store Sendai ichibancho は,フレンドリーでしっかりとしたおもてなしという印象です。

肝心の買い物のほうは,iPod のアクセサリーをひとつ。外出先でバッテリーがなくなったときに電池で動かせるように,Griffin TuneJuice を購入しました。わーい!

免許書き換えのときに待ち時間があり,近くの八文字屋書店で本を物色。Web標準という言葉を初めて目にしました。いくつか立ち読みしてみると,XHTMLとCSSというのがキーワードになっています。私がこのウェブサイトで使っているHTMLは,いつの間にかレガシーな存在になっていたらしい…知らなかった。サイトを立ち上げて10年間,同じ書き方でしたからね…。少しずつ新しい書き方を勉強して,このサイトもWeb標準に対応させていきたいと思います。と言ってもいつになることやら。時間がほしい。

2月24日(金)

今,フィギュアスケート女子のフリー演技が行われています。安藤美姫さんが終わり,これから荒川静香さんと村主章枝さんが登場します。

今回のオリンピックは,いつもに増して関心がないのですが,荒川さんの演技だけは見たいと思って朝からTVをつけています。荒川さんは東北高校出身で,泉区のリンクで練習をしていたとのこと。当時は私も泉区民でした。同じ仙台市で生活をしていた人がオリンピックで活躍しているという,まったく単純な理由で応援しています。

フィギュアスケートを生で見たことはないのですが,リンクのそばで見るとスピード感とか高さとか,すごいんでしょうね〜。世界のトップレベルの戦いを,いつか自分の目で直接見たいという気分になってきました。いつか日本で冬季五輪か世界選手権が開かれるようなら,行ってみたい!

2月22日(水)

DREAMS COME TRUE のニューアルバム「THE LOVE ROCKS」が本日から発売です。Amazonに注文したら昨日届きました。さっそく iTunes に読み込んで聴いています。13曲すべてが金メダルという気分ですが,「哀愁のGIジョー」というボサノバの曲が,今は一番うれしいです。

2月21日(火)

今朝,目にとまった記事より。

鶴谷養護学校のお母さん方がつくったそうです。特に自閉症児の避難生活の大変さは,想像に難くないですね。また,登下校中の地震発生という場面を想像するだけでも心配です。地震が起こる前に,いろいろ想像を巡らして準備していくべきことがありそうな気がします。

旧名川町は父の実家のある町で,こどもの頃から夏休みに訪れていました。そこにできた農産物直売施設「名川チェリーセンター」のお話です。行政が場所と機会を提供し,責任は住民が持つ。そのことで地域住民が積極的に動けるようになる。「自分の努力で人生を変えようという機運が町民に生まれた。町全体がレベルアップした」という行政の方の言葉。いいなあ〜と思います。

日曜日は日射しもあり暖かかったので,taroを誘って3km弱のお散歩をしました。お目当ては,taroのつくったひな人形が飾られている地域の観光センターです。このセンターでは3月5日まで「手づくりおひなさま展」が催されています。紙粘土や古布などいろんな素材で作ったひな飾りで会場は華やいだ雰囲気でした。会場の一角には折り紙コーナーがあり,最近折り紙に凝っているtaroはさっそくおひな様を折っていました。

久しぶりの散歩
久しぶりの散歩
taroのひな飾り
taroのひな飾り
おひな様を折っています
おひな様を折っています

3km歩いて観光センターで遊んで,合計1時間半のお散歩でした。お散歩としてはいつもの倍ぐらいの距離でしたが,taroはまったく疲れた様子はありません。この様子ではちょっとした里山登りなどにも連れて行けそうです。

2月19日(日)

昨日,テレビ番組を二つ見ました。ひとつは「きらっといきる」。自閉症で知的障害もある高校生が大阪府立の高校で学ぶ様子を取材したものです。「人権のつどい」という学校行事を通して,彼が周囲に自分の気持ちや障害のことを伝えたり,周囲の生徒たちが彼を理解しようとする取り組みが紹介されていました。まだ再放送があるので,興味があるかたはどうぞ。

それに続いて「ろうを生きる・難聴を生きる」も見ました。民話を手話で語る語り部・半澤啓子さんの活動が紹介されていました。語り手の言葉に合わせて表情豊かに手話で語っていく半澤さんのパフォーマンスは,手話の分からない私でもとても引きつけられるものでした。番組中で演じられた「阿古耶姫と松」という民話には,私のうちの傍を流れる名取川や毎日通勤で渡っている赤石橋が出てきました。こんな身近なところを題材にした民話があることにも驚きました。こちらも再放送があります。

2月15日(水)

将来は恐竜博士になりたいtaro。入学祝いでいただいたお金で,『恐竜野外博物館』という図鑑を買ってもらいました。届いたその日から,ページを1枚1枚めくって目を輝かせて見ています。解説文は普通に漢字で書かれているので,ほとんど読めないんですけどね。運送用の外箱も捨てずにとってあって,本が届いた翌日まではその外箱に本をしまったり,そこからまた出して読んだりしていました。

2月14日(火)

部長のいない部活ってあり得ると思いますか?

生徒の集団をつくると,必ずそこに○○長という係を持ってくるのは学校の暗黙のルールみたいですけど,私はけっこうそういうのが嫌だったりします。○○長と名が付いたとたん,その人の責任は重大になり他の人は依存する。そしてその関係が固定化する。もっとこう,そのグループのみんなが責任を公平に分担し,状況に応じてしなやかに変化できる集団はできないのでしょうか。

クラスのように40人もの人が動くとなると,それぞれ明快な役割分担(○○係みたいなもの)があったほうがスムーズに運ぶだろうと思うのですが,うちの部活は10人程度です。その人数でわざわざ役割を固定化し,上下の人間関係をつくらなくてもいいのではないかと,ちょっと考えはじめました。皆さんのご感想やご意見をうかがいたいです。

2月13日(月)

今週は寒さもゆるむようですね。ホッと一息。

休日は仕事をしないと誓ったはずなのに…。してしまいました,授業の準備。3月の授業でやる予定の調べ学習の準備です。4人ぐらいずつのグループにパソコンを1台与えて,それぞれ1つの火山噴火について調べてまとめるという内容にしようと考えています。対象とする火山噴火は,1991年の雲仙普賢岳や,1979年の阿蘇山など全部で8件。こちらから提供する資料は当時の新聞記事のコピーだけで,あとは生徒がインターネットで調べてまとめます。ノーヒントで検索させてもいいのですが,今回は時間もないので私がそれぞれの噴火についてのリンク集をつくることにしました。これ(geology/volcano/index.html)です。まだ外枠だけ。

まだまだ先の授業なので,いつやめてもいいからちょっとだけ仕事をしようと思ったのが失敗。以前,家族旅行でいった雲仙普賢岳の写真がほしくなり,さがしても見つからず,見つからないととても気になって夕方から夕食前までずっと探し方をしてしまいました。

昨日の午後は,それまでいいかんじで過ごしていたのです。taroの折り紙を手伝ったり,ayuが読んでくれる絵本(字を読むのではなく雰囲気で)を聞くふりをしてうたた寝したり。そのままダラダラ過ごせばよかったのに,捜し物が見つからなくてイライラがつのり,まとわりつくayuやtaroに構うこともせず「こっち来ないで!」と怒鳴り散らす始末。あ〜あ。せっかくの休日が台無し…がっかり。

今朝もそのガッカリ感から抜けられませんが,山田ズーニーさんの「おとなの小論文教室」でいい文章に出会って少し救われました。

2月12日(日)

昨日は午前中が部活で学校,午後から国営みちのく杜の湖畔公園に行きました。湖畔公園では今日まで「かまくらまつり」が開催されています。ソリすべりや無料のきりたんぽ鍋,民話を聞く会など楽しそうなイベントがたくさんありましたが,一番のお目当ては午後2時からの「魔法戦隊マジレンジャーショー」です。マジレンジャーは,5人組の戦隊もので,まあ昔あったゴレンジャーの子孫みたいなものです。

公園は駐車場に入るところから並ばなければならない大混雑。ソリすべりも20分待ってちょろっとすべるという状態で,先日の雪んこまつりとは比べものにならないつまらなさでした。でも,お目当てのマジレンジャーショーは,舞台の近くでしっかり楽しんできました。大人の目から見ると,衣装にほころびがあったり,技のきまり方が甘かったり,たくさんの突っ込みどころのあるショーでしたが,悪者が観客席に入ってくるとこどもたちは本気で泣いていました。taroやayuはどう思ってみてたのかな。聞きたいけど,夢を壊しそうで聞けない。そういえば以前,マジレンジャーに出演している渡辺梓さんに上山城で遭遇し話をtaroにしたとき,「変身してた?」と聞いたぐらいだから,きっと本気で見ていたんでしょう。

ところで,SUDOKU というパズルをご存じでしょうか。最近,イギリスやアメリカで流行っているそうですが,9行9列のマス目に1から9の数字を入れていくパズルです。「数独」とか「ナンバープレイス」という名前もあります。最近,ちょっと休日に余裕が出てきて(というより,できるだけ休日に仕事をしないことにして),こんなパズルにも興味を持つようになりました。結構頭の体操にもなり楽しいので,皆さんにもお勧めします。私は下記リンクの下の方のサイトで,時々楽しんでいます。SUDOKUのサイトは他にもありますが,このサイトはマス目の四隅にメモができるので便利です。

2月10日(金)

ayuの水泳教室

taroとayuは,週1回水泳教室に通っています。昨日,二人とも進級認定証をもらってきました。taroは13AB級で,「板けのび」「ジャンプ呼吸(10回)」ができたという認定。始めたばかりのayuは一番初歩の15B級で「泣かずに水に入れる」という認定です。

ayuは兄の泳ぐ様子を1年近く見ていたからか,初回から積極的で,言われもしないのに自分からドボンと水の中にもぐったりしていたそうです。あとで聞いたら「できるかな〜と思って」とのこと。ayuにとって水泳教室は,初めて親と離れて他の人の指示で動いたり,お友達と活動したりする体験です。私自身は水泳するayuは見たことがないのですが,家で見ていると,水泳教室に行き始めてからよくしゃべるようになったと感じます。いろんなことが自分の力でできるようになって,少しずつ自信が芽生えているのかもしれません。

2月6日(月)

七転び 八起き 野尻そば美味しい!

毎年恒例の雪んこまつり2006に行ってきました。二口の仙台市秋保ビジターセンターを会場に毎年開かれている催しです。祭りの始まる10時ちょうどに現地に着くと,もう駐車場は満車です。氷点下で時折粉雪も舞う天気でしたが,みんなやる気十分!ソリすべり,ストラックアウト,雪中宝探し,馬そりなどで楽しんだあと,暖かい野尻そばと山菜おこわを食べて帰ってきました。

会場に行くまでの道沿いの民家を見ていると,屋根の雪がどんどん厚くなりビジターセンター近くでは1m近くもありそうでした。道路の両脇は雪の壁です。また,民家の入り口には,それぞれ趣向を凝らした雪像がつくられていて,祭りにくるお客さんを歓迎してくれます。雪に埋もれた町をあげての雪んこまつり,今年も楽しかった!

2月5日(日)

昨日はこどもの病気のことを書きましたが,今日はついでにこどもの事故防止について。幼児や児童の一番の死亡原因は何だかご存じですか?1〜4歳,5〜9歳,10 〜14歳の各年齢層で死因の一番は「不慮の事故」だそうです。先日も福島県でtaroと同じぐらいの歳の子が二人,氷の張った調整池で水死するという事故がありました。家庭内でも,目を話したすきに幼児が浴槽で溺れたり,遺物をのどに詰まらせたりする事故の話を時々耳にします。

うちでは,ayuが3歳になる頃まで,台所や階段にゲートをつけて近づけないようにしていましたし,現在でも浴室の入り口にはゲートをつけています。いちいちまたぐのは少し面倒ですが,こどもを事故で失うことを考えれば,まったく苦になりません。

2月4日(土)

taroが入浴中に「頭が痛い」と大泣きしました。風邪でもないのに突然頭痛と言われると,さすがに狼狽します。数ヶ月間までさかのぼって「あのとき頭を激しくぶつけた」などと思い出し,脳内出血じゃないかと不安になったり,大学時代のアルバイト先の学習塾に来ていた小学生の男の子が,頭痛を訴えたその日に脳腫瘍で亡くなったりしたことを思い出して脳腫瘍かと悲観したり…。それでも,インターネットでいくつかのサイトを調べて,幾分落ち着いて,特に病院には行く必要がなく経過観察で大丈夫という結論に達しました。今朝はピンピンしています。

昨日は節分。うちでも一応,豆まきをしました。寒かったけど窓を開けて「鬼は外!福は内!」

鬼は外! 福は内! 我が家に住む小鬼たち

1月31日(火)

秋田県でプールで部活動中の高校生が亡くなるという事件が起こりました。顧問の教諭は校内の会議に出席していて練習に立ち会っていなかったそうで,警察は高校の管理体制に問題がなかったか調べているとのことです。

子を持つ親の立場では,学校現場でこういうことはあってはならないことです。もし自分のこどもにこういう事が起こったら,哀しみと怒りの気持ちでいっぱいになることでしょう。しかしその一方で,学校の管理体制に問題があるという結論がもし出るなら,今後の運動部はどうなるのだろうか,とも思います。

部活動中には必ず顧問がついていると思っている方が多いと思いますが,現在の高校はそんな牧歌的な時代ではなくなっています。放課後に会議のない週など皆無ですし,場合によっては会議のない日がない週もあります。顧問がつけない日の部活動をもし認めないとしたら,部活動を今のように行うのは不可能になります。また,会議はない日でも,例えば3年生の担任なら,就職や進学に向けた指導で学校が閉まる時間まで忙殺されることも少なくありません。そういうときも部活動停止ならば,今年の9月から10月にはうちの部は1日も活動できなかったでしょう。

学校での部活動中の事故をなくすために顧問が必ずついていることが必要なら,そうできるような体制をつくらなければなりません。例えば,各部活動に教師以外のコーチ(安全管理者)をつけるとか,放課後の会議をなくすとか。教員に今の状況を押しつけたままで事故の責任だけを問うならば,私は運動部など二度と持つものかと思います。休日に拘束されるだけでも大きな負担を抱えているのに,そのうえ会議にも出ろ,事故が起こったらおまえが悪いでは,やってられん!

1月30日(月)

「仏つくって魂入れず」という言葉がありますが,形だけを真似してそこにある意味を見落とすのは,日本人の特徴なんでしょうか。

最初にそれを感じたのは自閉症指導で TEACCH を学んでいるときです。自閉症児が目の前の課題に集中できるように衝立をたてて,外部の不必要な情報を遮断するというテクニックが TEACCH のなかにあるのですが,TEACCHの間違った実践例としてよくこの衝立の話が出てきました。つまり,その自閉症児が外部の情報を遮断しなければいけない状態かどうかの吟味がまったくなく,ただ,形だけを真似してしまっている事例があったのです。衝立を使う意味についてまったく考えていないということです。

次に感じたのは,MAPを学んでいるときです。MAPにはアクティビティという活動例がいくつもあります。鬼ごっこをしたり,手をつないで輪をくぐったり。MAPを授業に導入するということで,やはりここでも形を真似ただけの実践が出てきました。これは初期のころの話で,現在はあるべき方向性になっていますが。

昨日書いた「自由」ということにしても,日本人は戦後,アメリカの映画を見て「自由」のすばらしさや楽しさを知ったそうですが,その本当の意味はやはり理解できていなかったのかなと思います。自由に行動するということの裏に存在する責任とか謙虚さとか,そういうことに思いが至らずに,ただ自由という結果だけを求める。こどもも同じ路線で甘やかして育てるものだから,自由とは似てもにつかないワガママで依存的な人間が再生産される。行動に制限の少ない状況で正しく判断していくためには,こどものときにしっかり行動や考え方をしつけていかなければならないのは当然ですよね?

これら全て「仏つくって魂入れず」。肝心なところが抜けているのです。これは日本の昔からの文化なんでしょうか。それとも最近の変化でしょうか。いずれにしても,情けない話だと思います。

1月29日(日)

今日はとことん休むことにしました。昨日の午前中,テニスの引率で2時間外でじっとしていたためか,昨日の午後から眠くて眠くて,重力に負ける感じです。今朝は少し頭痛もあり,薬のお世話になっています。

ところで,グループのルールの運用の難しさということを,最近考えています。例えばクラス運営で,担任としてルール違反にどのように対処するかという問題です。

ルール違反を黙認していくと,ルールを守らなくて良いというルールをつくっているようなもので,違反する生徒が増えてきます。「The "Broken Window" theory」と呼ばれている考え方があります。アメリカで地域犯罪防止の実際の取り組みから構築された理論のようです。日本では「割れ窓理論」とか「割れた窓ガラスの理論」と訳されていますが,1枚の割れた窓ガラスを放置しておくと,その建物の窓ガラスはどんどん割られていき,やがて地域全体が荒廃するという考え方です。この考え方からは,小さなルール違反を見逃していくと,やがて大きなルール違反につながっていくという教訓が得られます。

一方で,ルールを厳格に適用しすぎると,暮らしにくくなるという面もあります。江戸時代,老中・田沼意次の清濁併せのむような政治から,ルールを厳格に適用する松平定信の政治に変わったとき,狂歌に「白河の清きに魚も住みかねて もとの濁りの田沼恋しき」と歌われました。そのグループが適応不能なほどのルールをつくって強引に守らせようとすると,かえって破綻してしまうという実例です。

クラス運営や授業に体験学習法を取り入れようとするMAPでは,グループのルールはグループ自身がつくっていくというやり方を好みます(MAP研究会のサイト検索でビーイングを調べてみてください)。確かに自分たちで納得してつくったルールなら,みんなが従うだろうと思います。しかし多くの場合,自分たちでつくっていくルールよりも上に,あらかじめ存在しているルールがあるわけです。例えばクラスのルールを守る前に,学校全体のルールが存在して,それを守らなければいけないという構造になっています。そして,その学校のルールを守れない人間が少なくないという実態があります。

グループ全体のルールが,そのグループの実態に比べて厳格であればあるほど,実際のルールの運用には難しさがつきまとうのだと思います。最近,日本の世の中でルールを守ろうとする意識(規範意識)がどんどんなくなりつつあるように感じます。「自由」という言葉の意味を理解しないままに,その言葉を濫用し,コミュニティを破壊している人の存在が目につきます。ルールを守れない人間に厳格にルールを適用してもうまくいかない。とすれば,これからの日本はどうなってしまうのかな。と,思わずにはいられません。

1月26日(木)

walk@niftyの読者投稿ギャラリーに初投稿した写真が最優秀賞になりました。今回は,おばあちゃんではなく私です。

1月23日(月)

taroの乳歯が初めて抜けました。taroは痛くて泣いてましたが,親は大喜び。たぶん,5年ぐらい前に一番最初に生えてきた歯です。下の歯だから屋根に投げるんですね。上の歯は縁の下に投げるんでしたっけ。うちには縁側がないし,床下もベタ基礎になっていて土じゃないからなあ。そのままいつまでも転がっているのかな。小さい歯を見ていると,だんだん投げるのがもったいなくなってきました。歯っ欠けのtaro,かわいい。

1月22日(日)

こんな話があるそうです。

沈没した客船の救命ボートで,誰かが犠牲にならないと全員が死ぬという極限状況が生じた。
英国人には「あなたこそ紳士だ」というと粛然と飛び込んでいった。
米国人には「あなたはヒーローになれる」というとガッツポーズで飛び込んだ。
ドイツ人には「これはルールだ」というと納得した。
日本人には「皆さんそうしてますよ」というと慌てて飛び込んだ。

欧米社会での定番のパーティージョークだとか。日本人の主体性のなさがオチになっていますね。1月17日付の朝日新聞に掲載された,寺島実郎・(財)日本総合研究所理事長の「主体的日本とは何か」より引用しました。

私は知らなかったのですが,Aldoは知っていました。イタリア人,フランス人,中国人,ロシア人が登場するバージョンもあるらしいです。ロシア人は「本国からの指示だ」というと飛び込むのですが,それならロシアよりも北朝鮮のほうがピッタリきますね。このジョークを引用しながら「個が確立されていない日本人には無責任な体質がビルトインされている」と述べている私好みのサイトもありました。

1月21日(土)

プレゼンテーションに興味がある方は,先日開催された MacWorld Expo 2006 で行われた,スティーブ・ジョブス氏の基調講演をご覧ください。プレゼンソフトを使って発表すると,発表者の印象が薄くなるとよく言われますが,彼の場合はそんなことはありません。逆に発表者本人の魅力がビシビシ伝わってきます。

シンプルで印象的なプレゼン画面,気の利いたジョーク,会場を発表の場に巻き込んで聴衆に一体感を抱かせるしかけなど。プレゼンテーションの見本として,参考になること間違いありません。

同じ基調講演を見て,別の角度からジョブス氏のプレゼンの極意を指摘している方がいます。

ところで,今の私の生活に Apple の Macintosh は欠かすことのできない道具です。人生のパートナーと言ってもいいくらい。最初の出会いは1987年,大学の研究室にやってきた Macintosh Plus です(19年前!)。フロッピーディスク1枚に,システムとエクセルが入るという,今では考えられないようなシンプルなもの。それでも,当時のMS-DOSとは比べものにならない使い心地の良さでした。システムもアプリケーションも全部英語版で,説明書などなかったのですが,試行錯誤しながら使っているうちにすぐに使えるようになりました。卒論のデータ処理はすべてこの Macintosh Plus でやりました。

自分で購入したのは就職してから。初めて買ったマックは Macintosh Classic II です。その後,数年に一度買い増しているのですが,いったいうちには何台のマックがあるんだろう?記録も兼ねて年表にしてみました。

1991 Macintosh Classic II(68030 16MHz)白黒一体型,初Mac!
1993 PowerBook 145B(68030 25MHz)初PowerBook!メモリはRAM Doublerで8MBに。
1995 PowerBook 5300cs(PowerPC 100MHz)初PowerPC,初カラー!
1996 Performa 5420(PowerPC 120MHz)今,養護学校にあります
1999 PowerBook G3 Bronze keyboard (PowerPC G3 333MHz)
2001 iBook Dual USB(PowerPC G3 500MHz)Aldo用
2002 PowerBook G4/667(PowerPC G4 667MHz)現在の主力機

今,使っているものはもう4年使っていますね。結構長い。

1月18日(水)

日曜日の夜,実験に使うバフンウニを採りに女川の漁港へ出かけました。このバフンウニ採集は毎年の恒例行事で,県内の生物の先生方が10名ほど集まります。漁港には,あらかじめ趣旨説明をして許可を得ています。

18:30,もう一人の先生と仙台駅で待ち合わせ,そこから高速も使いながら2時間半ぐらいで集合場所に到着。スキーウエアを着込んで胴長をはき,ヘッドランプを点けて海に入る準備をします。そこから急な坂道の山をひとつ越えると海に出ます。海中の岩の陰にくっついているバフンウニを手探りで採り,同時に海水をポリタンク2個分採水します。腕まくりしてウニを捕るので最初はとても冷たいのですが,その冷たさにはすぐ慣れます。

一番大変なのは採ったウニと海水を車に持ち帰るとき。ポリタンクを満タンにした40リットル近い海水を持って急な坂道を上り下りするのは,まるで修行のようです。車に戻って片付けと着替えを終えて時計を見ると23:30,採っているときはあっという間という感じなのですが,1時間半ぐらい海に入っていたようです。同乗者を送って帰宅したのが翌日の2時でした。

翌月曜日は1時間目から3時間まで3クラス連続でウニの発生実験です。ウニの放卵・放精を観察し,顕微鏡下で未受精卵と精子を見た後,受精させて受精膜の形成を観察しました。今年の1年生は顕微鏡の使い方が上手で,「見えない!」というヘルプが少なく,リズムよく観察が進みました。3時間睡眠で疲れていましたが,観察している生徒たちを見ていると疲れも忘れます。

授業で受精させたウニの赤ちゃんたちは,その日のうちに桑実胚になり,翌日には胞胚まで成長しました。今日はおそらく原腸胚になっているでしょう。生徒は授業がない日も必ず実験室に来て,ウニの赤ちゃんの成長を観察することになっています。昼休みや放課後には,多くの生徒でごった返して楽しそうな雰囲気です。ウニの赤ちゃんが受精卵から成長していく様子は,人間の赤ちゃんの成長の様子とよく似ているのだそうです。そんなところから,自分が母親のお腹の中でこうやって成長してきたこと,また自分の子どもがお腹の中でこうやって成長して生まれてくるということも感じながら観察するように生徒に話しました。だんだん元気に動き回るようになっていく姿を観察して成長する生命の力強さを感じ,ウニの赤ちゃんを愛おしむ気持ちを持ってもらえるといいなあと思います。

1月15日(日)

テレビを奥の部屋に移動したので,居間で過ごすときにラジオを聴くことが時々あります。聴くのは Date fm かNHKラジオ第一です。今朝はアンパンマンを見終わったtaroと一緒に,ラジオ第一から流れてきた「ラジオ体操」をしました。ラジオ体操なんて何年ぶりだろう。第2体操はもう半分くらい忘れていました。

ラジオ体操の前に,新しい言葉の意味を解説する「当世キーワード」というコーナーが放送されるのですが,その中で「ワーククレバー」という言葉が取り上げられていました。イギリスで働く女性に注目されている言葉で,高い専門性や資格を活用しながら私生活と仕事のバランスを取っていくスタイルのことだそうです。

これは何も女性に限ったことではないなと私は思いました。私もそういうライフスタイルにあこがれます。ワークシェアとも関連があると思いますが,私生活と仕事のバランスをある程度自分でコントロールできるようにならないかと,いつも思っています。就業時間や就業場所,仕事の内容など,もっと選択肢が広がるようになるといいなあ…。まあ,教員をしている限り,生徒が来る時間に学校に行かなければいけないわけですけど。

最近思い至ったんですが,私は一人だけの空間で自分のペースが保てる状態で,最も力を発揮できるようです。そういえば,こどもの頃は授業を聴くより一人で勉強した方がよく分かったし,大学時代も授業は手抜き,寮に帰ってから真剣に勉強していました。学校に勤めるようになった今も,人が多い職員室では仕事ができません。

#養護学校だけは別だったなあ…みんなで仕事するのが楽しくてしょうがなかった。

頭が集中しているときには,誰かに話しかけられても気付かないことも多いです。聴覚などの感覚が遮断されているんでしょうね。そういえば昔,電車で漫画を読んでいて終着駅に着いたのに気付かずに,危うく折り返し仙台に戻るところだったという経験もあります。集中状態(軽いトランス状態?)で仕事をすれば,クオリティの高い仕事をする自負はあるんですけど,今の職場環境はそういうスタイルの人間には不向きで困ります。

少し検索したら,面白いブログの記事を見つけました。その昔,Mac やソフトウエアの解説でお世話になった掌田津耶乃氏のブログです。「考えてない状態がない」「僕の頭はシングルタスク」「集中したとき、僕は回りのことが何も見えなくなり聞こえなくなる」…私と同じタイプ。感覚が遮断されて今していることに100%集中する人って,他にもいるんですね。よかった。しかし,私にとってのワーククレバーとはどう働くことなんだろう…という謎は残った。

1月14日(土)

朝日新聞のスポーツ欄に,ジーコ監督の采配を読み解く連載が載りました(1月10日〜14日)。ジーコ監督というと「自由」とか「自主性」といったキーワードがすぐに思い浮かびます。時に「放任」とも言われます。選手の自主性とやる気を重んじる態度は,教育に対する私の考えに共通するところがあり,ジーコ監督が育てたチームがどんな活躍を見せるのか期待してきました。W杯予選では,何度か危ないシーンを奇跡的に勝ち抜き,見事W杯出場を決めましたね。今回の連載の中で,印象に残った言葉があります。一つは,秋田選手の言葉。

チームのために我慢し、体を投げ出せる人間をジーコは信用してきた。協調性がない人間は鹿島でも淘汰(とうた)された。そんなベースが一体感を生み、奇跡のような点が入る。

もう一つは,代表選手同士が激しく議論することについてのジーコ監督の言葉。

話し合わないと、間違いは続いてしまう。選手が議論をするのは日本人には馬鹿げたやり取りにみえるだろうが、強いチームでは向かい合って議論する。もし、あなたがブラジル代表の練習に加わったら、きっと気が狂うだろう。

日本人は,他と違う意見を言うと「協調性がない」と判断しがちではないですか?でもそれは本当に協調性がない姿なのでしょうか。一般的な人間関係の中の「協調性」と,チームの一員としての「協調性」は,もしかしたら違う意味の言葉と思った方がいいということでしょうか。

チームの目標やルールを共有できない人がメンバーに一人でもいると,チームとしてのパフォーマンスが大きく低下します。クラス運営をしているときや,自分自身がグループの一員として活動しているときに,しばしば感じることです。また,多くのメンバーが「+」に向かっているときに,誰か一人「−」に向かおうとする人が現れると,そちらになびいて一緒に足を引っ張ろうとする人が不思議と現れるという経験も,何度かあります。ジーコ監督がメンバーを選ぶときに協調性を重視するという秋田選手の言葉から,そんなことを思い出しました。

朝日新聞(Webには掲載されていません)
(ジーコイズムを読み解く:1)メンバーが固定なのはなぜか サッカー
(ジーコイズムを読み解く:2)少ない指示なぜか
(ジーコイズムを読み解く:3)欧州勢重視なぜか
(ジーコイズムを読み解く:4)システム併用なぜか
(ジーコイズムを読み解く:5)多い劇的勝利なぜか

1月11日(水)

出ました,Intel Mac!

1月9日(月)

明日からまた授業が始まります。また授業の準備地獄か…。できるだけ興味が持てるように,かつ理解しやすいようにと努力していますが,まだまだ努力が足りないなと思います。その一方で,そういう努力に一抹のむなしさを感じることもなくはありません。

「学習意欲を高めるためには」などという文言を教育現場で聞くことが多いわけですが,「学習意欲を高める」の主語はなんでしょう。一般的には「教師が」ととらえられているようですが,正しくは「生徒が」ではないでしょうか。学習意欲が例えば10のうち5ぐらいの生徒を,意欲7ぐらいまで引き上げて興味を持ってもらえるように努力することならできそうな気がするんですけど,学習意欲が0の生徒に意欲を持たせるのは至難の業です。学習意欲を持って授業に臨むのは,教師の仕事ではなく生徒の責任だと思います。

こどもは生まれつき旺盛な学習意欲を持っていますよね。今度小学校に入学するうちのtaroも,とても勉強好きです。子どもが元々旺盛な学習意欲を持っているとすれば,いつそれを失うのでしょう。うちの学校の生徒の場合,アンケートから,小学校を卒業する前に意欲を失っている生徒が少なくありません。こどもが学習意欲を失うのは加齢に伴う自然な現象でしょうか。そんなわけないですよね。幼少時の家庭教育とそれにつながる学校教育が,こどもの学習意欲を奪っているのではないでしょうか?

わざわざこどもたちの学習意欲を奪っておきながら,一方では学習意欲を高めようと躍起になっている。私には現代の教育現場がそんなふうに見えます。そして,一部のこどもたちはその現状にあぐらをかいて「私の学習意欲が高まらないのは教師のせいだ」などと開き直っているのではないでしょうか。昔気質の職人は,弟子にあれこれ分かりやすく教えたりはしません。弟子は見よう見まねで師匠の技を盗んでいきます。学ぶというのは,基本的にそうやって行われるべきものです。それについて来れないものは,一人前にはなれないのです。

失った学習意欲をどう高めるかを考える前に,どうして学習意欲がなくなっていくのかを考えるべきだと,私は思っています。小学校高学年から中学校1〜2年あたりに,その鍵が隠されていそうですね。

さて,今日は夕方に買い物に行きました。taroがポケモンのビデオを選んでいる間,ふと目にとまった話題の本「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」。つい衝動買いをしてしまいました。同じく衝動買いしてきた一ノ蔵の季節限定燗上がりでお燗をつけて,飲みながら読もう。

1月8日(日)

スペルマン病院から連れ去られた赤ちゃんが,先ほど別な病院の近くで発見されたということで,まずは一安心。良かったと思います。ご両親やご家族,警察や病院の皆さんも心から安堵したことでしょう。あとは,この事件を起こした人に,ちゃんと出てきてもらえればと思います。

それにしても,スペルマン病院には家族でお付き合いをしていただいている友人が勤めていますし,赤ちゃんが発見された独立行政法人国立病院機構仙台医療センターはAldoが勤めていた病院ですし,電車転覆に続いてまたも身近なところで大きな事件が起こりました。犯人まで身近な人じゃないといいけど…。

露天風呂にて 部屋でくつろぐ 上野々スキー場

さて,6日〜7日に一泊二日で鳴子温泉に行ってきました。この年始はこどもたちが楽しみにしていた鶴岡への帰省ができなかったので,その代わりのお楽しみです。

鳴子行きは前の晩に決め,じゃらんで宿を予約。空き部屋状況とクチコミ情報を見ながら「ホテル扇屋」に決めました。大人一人9000円程度の値段で,部屋は2室で広々。このホテルの売りが,貸し切りの家族露天風呂です。雪が積もっていて最初は寒かったのですが,結構広い湯船に家族でのんびり浸かってポカポカになりました。

温泉以外のお楽しみは,鳴子の「上野々スキー場」でのソリ遊びと,岩出山町にある「感覚ミュージアム」でした。スキー場は土曜日でしたが空いていて,こどもたちも伸び伸びと楽しみました。taroが雪のかたまりに激突して泣いたときのスクープ映像を,家族の部屋に掲載しました。「感覚ミュージアム」は,名前の通り聴覚,視覚,嗅覚などの五感をつかって感じる体験型のミュージアムです。こどもたちも大人も両方楽しめる施設でした。写真撮影禁止だったので,こどもたちのよい表情が撮れなくて残念!

1日空けた家に戻ってきたら,寒い寒い。日本酒で熱燗…といきたかったのですが,あいにく日本酒はなくホットウイスキーで体を温めました。

1月6日(金)

いつもなら年始に鶴岡の実家に帰るところですが,今年はこの大雪やら何やらで帰省をあきらめました。もう少し暖かくなってからにしよう…。

豪雪というと,私の記憶に残っているのは昭和55年12月から56年3月にかけての「五六豪雪」です。自然の積雪と除雪車が積み上げた雪で,玄関から1階の屋根ぐらいまで雪が積み重なっていました。スコップで雪に階段をつくって道路と家を上り下りしていたような記憶があります。当時私は中学2年生。田んぼの中を歩いて通学していました。先日の「ひとこと」で書いた「道を踏み外して用水路に足をつっこんだ」というできごとも,たぶんこの年でしょう。

気象庁の資料によると,死者133名,行方不明19名とあります。並の台風や津波よりずっと多いです。雪国の人には「雪害」という言葉の意味が感覚として分かると思いますが,雪も時には自然災害になるのだということを,多くの人に知ってほしいですね。

ところで,小泉首相が相変わらずの強弁で,靖国神社への参拝を正当化しようとしています。

「一国の首相が、一政治家として一国民として戦没者に感謝と敬意を捧(ささ)げる。精神の自由、心の問題について、政治が関与することを嫌う言論人、知識人が批判することは理解できない。まして外国政府が介入して、外交問題にしようとする姿勢も理解できない」

理解できないのはいいとして,この文章の後には「だから私が参拝するのは当然だ」という文章が隠れていますよね。相手の気持ちは自分には理解できないものだから,相手がどう思おうと自分にはそう行動する自由があるのだという意味です。こういう考え方,どう思いますか?

普通,相手が嫌だと言ったらやめませんか。例えば,喫煙している人が近くにいる人に「煙草を遠慮してもらえませんか」と言われたら,普通,吸うのをやめるでしょう。私には吸う理由があり,あなたが嫌な理由は理解できないからやめません。と言われたら…怒りますよね?韓国外相は,「正確な歴史認識を」と言う前に「常識的な人間関係を…」と言うべきだったかも。

1月4日(水)

すごい地吹雪…。今日は出かけません。

昨日,TSUTAYAにスキマスイッチのCDを借りにいったんですけど,全力少年の入ったアルバムは貸し出し中でした。その代わりに借りてきたのが,YMOの散開コンサートのCD「COMPLETE SERVICE」です。YMO(Yellow Magic Orchestra)には,中学時代に出会いました。掃除の音楽が,ライディーンとテクノポリスだったんです。変わった学校でしょう?下校の音楽も覚えています。イーグルスのホテルカリフォルニアでした。今でもその曲を聴くと,部活動を終えてベースやボールを片付けるときの光景が脳裏によみがえります。昨日は久しぶりにYMOサウンドに身をゆだねました。懐かしい!

自分を育てるのは自分。自分を変えるのは自分。私はずっとそういうスタイルでやってきたんですけど,そういう考え方は一般的ではないみたいですね。自分を誰かが育ててくれる。自分を誰かが変えてくれる。そういうスタイルを好む人がけっこういるんだなと,最近思うようになりました。

誰かのリーダーシップに乗っかって,ひたすらついていく。その先に成功がある。東京オリンピックの東洋の魔女など,スポーツの世界で結構多いような気がします。高校野球でも名物監督がいますよね。その監督が就任すると,弱かった学校が強くなったりする。箱根駅伝で総合優勝した亜細亜大学の監督さんは,選手と寝食を共にするんだそうです。そしてその監督が優勝をねらえと言うから走ったと選手は言う。今のスポーツは,目標設定まで監督がするものなんですかねえ。

そういうの,私は苦手です。アホらしいとすら思う。そうやって誰かに引っ張ってもらって得た勝利って,本当に自分の勝利なんですか?そういえばマラソンの高橋尚子さんが師匠の小出監督を卒業して,自分のチームで勝利をつかみました。優勝後の会見で「人間的に成長したと思います」とコメントしていましたが,やはり自分で自分を成長させるほうがずっと楽しいんじゃないかと思います。

誰かに自分を育ててほしい受け身の人間と,誰かを自分の思うように育てたいお節介な人間がセットになっている。まるで共依存の世界じゃないですか。スポーツ界はわかりやすい例ですが,最近,学校にもそういうことが要求されているように感じます。強いリーダーシップを発揮する教師とか。生徒も親も,そういうのを望んでいませんか?私はそういう先頭に立って生徒を引っ張る教師にはなりたくないです。むしろ私は生徒の後ろ側からついていくほうを好みます。生徒には自分の足で自分の人生を歩いてほしい。その結果,優勝できなかったとしたら,それならそれでいいじゃないですか。自分の足でそこまで行ったことを喜びましょうよ。「ついていくだけで何が教師か」という声が聞こえてきそうですけどね。

ところで,そういうスタイルの違いは生まれつきのものなのでしょうか。少なくても小学生の時には私はそういうタイプでした。今,理科の教員をしていますが,小学生時代には理科の授業はキライでした。つまらなかったから。自然を探求することは好きでしてけど,授業はキライでした。それでもある時,もう少し前向きに授業を受けようと思って,その単元に関連した図鑑を持ち込んでそれを見ながら授業を受けたことがあるんですよ。その図鑑を見つけた先生,どんな反応だったと思います?私はほめられると思いました(別にほめられるために持ち込んだのではないですが)。でも,先生は怒りました。余計なものを持ち込むなと。私の勉強には,そういう教師は邪魔でしかありませんでした。一方,高校時代には逆の思い出があります。数学は習熟度別で私は一番レベルの高いクラスにいました。そのクラスでは,授業を聞かなくても良いことになっていました。自分でやりたい人は自分でやる決まりだったんです。私はそのクラスで毎時間自学自習をして,夏休み前に教科書を終えていました。

そうやって自分を自分で育てていく過程は楽しいし,そのように成った自分に責任を持てるじゃないですか。自分をつくりあげる過程を,他者に任せっきりではいけません。変わりたいなら自分で変わろうよ,育ちたいなら自分で勉強しようよ。その手伝いなら喜んでするよ!そのことを少しでも生徒に伝えたいと思うけれども,なんだか私の周りに味方はいないみたいです。親も教師も,生徒自身も,教師の強いリーダーシップを望んでいるみたいですから。あ〜あ,つまらない。

1月3日(火)

クリスマスの日に,ホテルで行われたクリスマス会に家族で参加しました。目の前で手品を見て驚いたtaro。お風呂でタオルを使った手品のまねごとをしてくれました。

「さあ,見てくださいこのタオル。影も形もありません!」

昨日,ウェブサイトにちょっと手を入れました。といっても見える部分ではなく,見えなくするための仕掛けです。しばらく前から.Macのサーバーにプライベートの日記やフォトアルバムを置いて,家族や祖父母がインターネットで見られるようにしていました。.Macだとページにパスワードを仕掛けるのが簡単なのでそうしていたのですが,いろいろ事情があってそれらのファイルをこのウェブサイトのデータと同じサーバーに引っ越したのです。そうすると,アクセス制限は自分で設定しなければ行けません。

インターネットを探索して勉強した結果,今回は .htaccess というファイルを使うことにしました。この特殊なファイルを使うと,ディレクトリ(フォルダ)全体に鍵をかけ,正しいIDとパスワードの組み合わせを入れることで,そのディレクトリ内のファイルを閲覧できるようになります。本当はそんなことをしなくて済めばいいのですが,安全な生活がおびやかされている現状では,しかたがないですね。

1月2日(月)

MOVIX仙台で『男たちの大和/YAMATO』を観ました。太平洋戦争末期に行われた戦艦大和による沖縄特攻作戦が物語の中心になっています。戦艦大和の若い乗組員の視点で描かれていて,長崎の原爆資料館や沖縄県平和祈念資料館,ひめゆり平和祈念資料館など一般庶民の立場から見る戦争とは,また違った見え方になっていました。もちろん,どちらも真実です。

映画に出てくるいろいろな語句,例えば山本五十六海軍大将,南雲中将ミッドウェー海戦レイテ沖海戦などがとても懐かしく耳に響きました。小学5〜6年の頃,家にあった全6巻ぐらいの太平洋戦争記を,隅から隅まで何度も何度も読んでいました。映画には出てこなかったけど,加藤隼戦闘隊の活躍など胸を躍らせて読んでいたことを思い出します。軍艦のプラモデルもよく作っていました。タミヤのウォーターラインシリーズとか,懐かしい!戦艦大和もつくりましたし,航空母艦瑞鶴戦艦扶桑なども思い出深いです。もちろん塗装もしっかりしましたし,ランナーを火であぶって糸状にしてアンテナ線なども再現していました。機関銃など直径数mmの細かい部品も丁寧に接着してました。そういえば昨日の映画でその機関銃の撃ち方を初めて知りました。一人で撃ってるのかと思ったけど,最低3人必要なんですね。

こどもの頃は,もし戦争に行くなら海軍がいいなんて無邪気に思っていましたが,昨日の映画を見てる自分は,完全に子を持つ親としての自分でした。自分が手塩にかけて育てた息子を戦争に奪われる。もしtaroがそこにいたら。60年前のここ日本に当たり前のようにあった現実…そこで命を落とし,あるいは生きながらえて悲しみと怒りを乗り越えてきた世代の人々に,畏敬の念を抱かずにはおられません。

そういえば22歳の頃,大学院1年の夏休みに1ヶ月半ほど,沖縄近海で過ごしたことがあります。海洋調査船「白嶺丸」という船に乗って,海底にある熱水鉱床の調査の手伝いをしていました。そのときに見た青黒いほどの深い青色の海やきれいな夕焼けを,戦艦大和とともに海に沈んだ兵士たちも見ていたのでしょう。

1月1日(日)

2006年の幕開けです。今年も Sphinx Broadcasting Station をよろしくお願いいたします。昨年の訪問者数は22,672カウント。1日平均62カウントでした。北海道から沖縄まで,日本全国のたくさんの皆さんに閲覧していただき,またSphinxの掲示板にコメントを頂き,たいへん励みになっています。このサイトは私にとって,人生と思考のポートフォリオという位置づけです。今年も自分の行動と思考の足跡をここに記していきますので,どうぞお付き合いのほどをよろしくお願いいたします。

さて,現任校での教員生活も4年目を終えようとしています。最近の事件の報道や,うちの学校の生徒たちを見ていて感じることは,人間関係が狭く閉鎖的になりつつあるということです。例えばクラスの人間関係は,ひとつにまとまるというよりは,少人数のグループが互いに交流なく共存する傾向があります。昔も小さな集団はありましたけど,今のはずっと閉鎖的な感じですね。また,目の前にいる身近な人との人間関係をうまくつくっていけない生徒も,増えているような気がします。相手のいろんな個性(自分と違う部分)を受け入れる余裕がないですね。こういう変化の延長線上に,先日起こった塾講師による小学生の刺殺事件とか,少し前になりますが佐世保の小6の同級生刺殺事件があるのではないかと…私の中ではそうつながっています。

ALWAYS 三丁目の夕日を見たときも感じたのですが,今の日本は昔よりずっと便利になりましたが,その結果,みんなでまとまって助け合う必要がなくなり,互いに孤独感を深めるという皮肉な現状になっていると思います。夜中だろうが正月だろうが,コンビニやジャスコに行けば食料でも何でも手に入れることができます。目の前のあまり親しくない人と無理にしゃべらなくても,携帯で電話やメールをすれば「いつもの人間関係」の中に身を置いて安心することができます。

助け合う必要のない24時間便利生活,どこにいても「いつもの人間関係」でいられる携帯電話。これに思考を奪うテレビとそれにつながるゲーム機をセットにして,三種の神器ならぬ『三種の魔器』とても呼びたいところです。その魔器に戦いを挑む2006年でありたいと思います。

山形県庄内町の特急転覆事故では,突風の原因として「竜巻」が考えられているようですね。ダウンバーストの被害は面的に広がるのに対して,今回の被害は線路をはさんで直線的に生じているようです。これは,竜巻が移動していった経路を意味します。そういえば,こどもの頃何度か竜巻を見たことがあります。あれは冬だったかな〜。

毎日新聞社は27日の社説で「突風とは言いながら、風の息づかいを感じていれば、事前に気配があったはずだ」などと書きました。その毎日新聞社が,今日はシラッとこんな記事を載せています。

毎日新聞社にはぜひダウンバーストや竜巻を,風の息づかいから予測してほしいものです。ホントに全国紙の社説でみっともないことを書いたものです。誰かを悪者に仕立てたいという気持ちがあるから,勇み足をするんでしょうねえ。他山の石にしよう。

今日は自宅で正月を迎えています。近年はいつも鶴岡の実家への移動日だったのですが,年末に実家でインフルエンザが流行りまして,時期をずらして帰省することになりました。こどもたちは午前中,双六と福笑いに興じました。こういう元旦もいいですね。私は夕方からちょっと出かけます。今日は毎月1日の割引料金の日なので,MOVIX でマウスくん(きらママさんジュニア)お薦めの『男たちの大和/YAMATO』を観てきます。