1月30日(火) 毎朝のお茶
毎朝4時半頃に起きて最初にすることが,お湯を沸かしてお茶を淹れることです。大きめの急須になみなみとお湯を注いで,コーヒーカップで2杯分ぐらいのお茶ができます。コーヒーや紅茶ではなく,かならず緑茶を飲みます。
長い間の習慣になっていて,いつから始めたのか定かではないのですが,きっとこの先もずっとこうやって毎朝お茶を飲むんだろうなーと思っています。
先日,AVANTIを聞いていたら,東北大学の先生が緑茶の効能についてお話ししていました。お茶をたくさん飲む人は,循環器系疾患による死亡率や認知障害(認知症の前段階)の発生リスクが低下するのだそうです。皆さんもいかがですか,朝の緑茶。
※イラストは,キッズ@niftyより
毎日5杯の緑茶で脳梗塞が半減!(東北大学栗山進一助教授チーム)
1日1杯の緑茶が認知症を防ぐ!?・お茶とぼけの関係をヒトで初めて証明(pdf)
1月29日(月) DIY
昨日は授業の準備をするかどうか迷った末,自分のための1日にすることを選びました。
昨日のメインイベントは,コンピュータや周辺機器をまとめて置けるラックをつくったこと。つくったと言っても,適当なサイズのメタルラックを買ってきて組み立てただけです。3台のノートパソコン,スキャナ,外付けハードディスク,外付けDVDドライブ,そして仕事で使っているリュックと教科書類が,高さ76cmのラックに収まりました。キャスター付きで用がないときはすぐに片付けられます。
今まで,使うたびに棚から出してコードをつないで…と面倒だったのですが,テーブルの脇から配線済みのコードを伸ばしてくるだけで使えるようになって便利です。さっそく,スキャナで新聞記事や『国家の罠』の気に入った部分を読み込んでOCRしました。
ところでOCRするときは,この MacBook Pro を一時的にWindowsマシンにします。Windows版の「読んde!!ココ」を使っているのです。スキャナで読み込んだ画像を「読んde!!ココ」で文字に直して読み上げ機能で確認。読み上げ機能というのは,「読んde!!ココ」が自分で変換した日本語を読んでくれるという機能です。私は原稿を見ながらそれを聞き,誤変換がないかチェックします。変換精度がいいので,たまに修正する程度でかなり楽ちんです。
1月29日(月) ウニの成長
先々週から育てているウニは,プルテウス幼生期になりました。本当は先週の金曜日にここまで育つ予定だったのですが,ちょっと設定温度が低すぎたようで今週に持ち越し。土日は自宅でウニの世話をしました。水替えをして,学校から持ってきた顕微鏡で成長をチェックします。
昨日はこどもたちとAldoにもウニを見せました。こどもたちは「さんかくだ!」Aldoは高校時代を思い出して「教科書と同じだ!」と,みんなに喜んでもらいました。絵はtaroが描いたウニの絵です。スケッチは点描で,なんて教えていないのですが,ちゃんと濃淡を点々で表現していました。
1月28日(日) 新聞の投書より「教育改革 - 文科相は百年の計考えよ」
昨日(2007年1月27日付け)の朝日新聞・私の視点は,茨城県五霞町教育長・遠乗功氏の「教育改革 - 文科相は百年の計考えよ」でした。この小論は,私を含めた現場の教員の意見を代表するものだと思います(オンラインで読めないのが残念)。
多くの人に教育再生会議の言っていることを知ってもらい,自分の判断を下してほしいと思います。そして,ぜひあなたの声を上げてください。
ついでに,今朝こんな記事も見つけました。
教員免許 更新制導入は再考を(佐久間亜紀 東京学芸大学・教育学)
この免許更新制という「改革」案も的外れであり,こどもたちの教育にとって有害なものです。ピントのずれた教育改革,なんとかやめさせたいものです。さしあたっては夏の参院選でどんな民意があらわされるのか楽しみです。
Sphinxのつぶやき・生徒1人の物理授業+教員免許の更新制(2006.5.26)
Sphinxのつぶやき・教員免許更新制…あまり期待してません(2005.11.26)
1月27日(土) 教育改革でのキープレーヤーは誰か
教育再生会議に関する昨日の河北新報社の社説は,納得して読みました。
教育再生会議報告/拙速な制度改正は禍根残す
教育再生会議の委員の方々に少し考えてもらいたいのは,教育改革でのキープレーヤーは誰かということです。改革は,学校・家庭・地域の三者が汗を流して協力してはじめて動き出すものだと思いますが,その中でもキープレーヤーとなるのは,やはり学校で毎日こどもに接している教員です。
その教員が改革に向けて「よし,がんばろう!」ととても思えないのが,この教育再生会議の第一次報告です。教員が無能で,すべてすげ替えることができるというならそうしたらいいと思いますが,日本にそんな有能な人材が余っているわけありません。結局は現有のスタッフで変えていくしかない。その中で,キープレーヤーの反感を買うような改革が,上手くいくわけないでしょう?
1月26日(金) フォトブック「ステイタスとぼく」
先日の乗馬がとても楽しかったtaroのために,iLife のフォトブックサービスを利用して,乗馬の写真を1冊の写真集にまとめてプレゼントしました。
題名は「ステイタスとぼく」。iPhoto で必要な写真を選び,テンプレートに写真を流し込んでいきます。写真の配列を決めたら,ところどころに文章を入れて完成。制作時間は小一時間でした。注文は iPhoto からオンラインで行います。
ソフトカバーの中サイズ(20cm x 15cm)で20ページで,お値段は1,260円+送料900円。海外から送られてくるので,送料が高いのと時間がかかるのが難点ですが,届いたアルバムはとても素敵な仕上がりでした。
届くまで秘密にしていたので,taroもとても喜んでくれました。ayuには「あの…ぼくにはないの?」と言われました。いつかいい写真が撮れたら,ayuにもつくってあげるからねー!
アップル - iLife - iPhoto - フォトブックス
1月25日(木) 教育再生会議の第1次報告
教育再生会議の第1次報告が出ました。うなずける部分もありますが,同意できない部分も多いです。また,全体的に教育関係者を無能と考えていることが伝わってきます。批判する前に「まずは自分でやってみな」と言いたいですね。
今 回の第1次報告で同意できたのは,次の部分です。
- 薄すぎる教科書の改善
- 反社会的行動をとる子供に対しては、個別指導や別室での教育などを行う。その際、社会奉仕等の体験活動を採り入れることも考えられる
- 「社会総がかり」で子供の教育にあたる
最後の「社会総がかり」の項目では,家庭・地域・企業の3つに改善を求めていて,家庭には生活習慣と学習習慣の確立,地域には放課後や休日に地域が教育に参加すること,企業には働く人の「仕事と生活の調和(ワークライフバランス)」を実現し,教育に参画する態勢を整えることを求めています。
これはとてもまっとうな意見で全面的に賛成です。大人もこどもも平日は自分の仕事や学習をがんばり,週末には家庭や地域の一員として活動するというのが,バランスの取れた生活です。日本は高度経済成長あたりから,この基本的な生活スタイルを壊してしまって,週末も家族がバラバラ,地域もバラバラになってしまいました。そのしわ寄せが学校にきているというのが現状です(学校任せで地域家庭は無責任状態)。したがって,教育を社会に戻していくというのは,バランスを取り戻すために絶対必要です。
ところがその一方で,教育再生会議の今後の検討課題として「学校週五日制の見直し」という話もでてくる。「社会が教育をする」と言っておきながら,土曜日も学校に出させて社会(地域・家庭)から切り離すという,この脈絡のなさは何でしょう。学校教育も信頼できないが,社会教育も信頼できないといったところでしょうか。自分を信頼しない相手の話を聞く気になりますか?この再生会議の意見,どう考えますか?
1月24日(水) 悪いことをしていないのに謝る傾向
兵庫県のカラオケボックスの火災で,カラオケボックスの所有者が管轄する消防署署員の義父だという記事が,河北新報社のウェブに掲載されています。なんでそんなことが記事になるんだろう。
しかも,消防署長が頭を下げて謝っている写真もあります。火を消しに行って命をかけて仕事をした消防が,なんで謝るんですか。悪いことをしたわけでもないのに,ペコペコ謝るのはよくないです。しかし,河北新報社は人が頭を下げて謝っている写真が好きですね〜。
1月23日(火) 的外れで脈絡のない安倍内閣
安倍内閣の支持率が下降を続けているそうですが,当然でしょうね。
公立小中高校の週休2日制、文科相があり方検討を示す
こんなニュースも飛び出してきて,もううんざりです。残業代ゼロ法案や教育基本法改定でも思ったことですが,行き当たりばったりで基本的なシステムをいじくるのはやめてもらいたい。
残業代ゼロ法案では「ライフ・ワークバランスが大事」,教育基本法では「家庭の教育力が大事」といいながら,土曜日も出校日にしてこどもを家庭や地域から引きはがそうというのでは,スジが違うでしょう?この政府は言うことやることに脈絡がなくて困ります。
学校にいる時間を増やせば学力低下に歯止めがかかるなんて,的はずれでおめでたい考えです。教育基本法にしても,学校週5日制にしても,そうなってきた経緯と意味があるわけですが,この政権はそういうものをまったく顧みないですね。持って行きたい方向があって,邪魔なものは後先考えずに排除していくかんじ。一度変えたら戻りにくい部分は,慎重にやるべきだし,国民にちゃんと議論させるべきです。
この政権は危なっかしくて見てられないし,次は何を言い出すのかと不安でいっぱいです。
1月22日(月) 佐藤優著『国家の罠』
仙台市図書館の検索が便利になりました。今まではウェブサイトから検索した図書が貸し出し中かどうか分からなくて,いちいち電話で聞いていましたが,今年から市内7つの図書館と10の分室のどこに収蔵されていて,在庫があるかどうかまで,一目でわかるような検索に変わりました。宮城県図書館ではずいぶん前からそうなっていますから,やっとそうなったというところですが,実際に検索してみてその便利さに喜んでいます。
昨日,佐藤優著『国家の罠』を読みたくなって,はじめて検索をしてみました。市内11の図書館に1冊ずつあり,そのうち5冊が貸し出し中。うちから近い広瀬図書館は「在庫」でしたので,図書館が開いたらすぐに借りに行きました。
授業の準備を終えてから読んでいるのですが,これがたいへん面白い!今日も学校に行かずに読んでいたいくらいです。ウェブでいくつか書評を読んだ中で気に入ったものを下にリンクします。
見物人の論理(ブログ)…佐藤優『国家の罠』新潮社
Amazon.co.jp: 国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて: 本: 佐藤 優
1月21日(日) ほめる必要のない生徒が増えている
生徒はほめて伸ばすというのは,今や教育界の常識という感じもありますが,最近感じるのは,ほめる必要のない生徒が増えているということです。
というのは,自己肯定感のかたまりのような生徒がいるんですよ。「自分にはできる」と信じている。いいことじゃないかと思うかもしれませんが,そういう生徒に限って「できない」のです。「できるできるって言っているけど,全然してないじゃない?」と言うと,「していないだけで,やればできる」と答えます。でも本当は「していない」のではなく「できない」のです。
先日,ある野外教育の専門家とお話ししたときに,こんなことを聞きました。こどもたちを集めてキャンプをするとき,キャンプの前と後にアンケートをとって,キャンプ体験で自己肯定感がどう変化したかを見るのだそうです。自己肯定感を養うのがキャンプの大きなねらいで,以前は期待通りの結果がでていたのですが,最近,キャンプの後の方が自己肯定感が下がってしまうことがあるのだそうです。
その専門家は,キャンプ前は自分に対して甘い評価をしてたが,キャンプをしてみるといろんなことができない自分がいて,その結果,適正な自己評価に近づいたのではないかと言っていました。私も同感です。そういうこどもたちは,本当はできないのに,やってみることもしないで「できる」という思いこみだけで生きているのです。
きっとたくさんほめられて育ってきたのでしょう。しかも,できていないのに,ほめられてきたに違いありません。「こどもをほめて伸ばす」というのはその通りだと思いますが,できていない現実から目をそらして,「いいね」「よくできた」などとほめられれば,こどもはその気になります。まるで,見えない服を「素敵な衣装ですね」と褒めそやされて喜んでいる裸の王様のようなものです。
私たち大人は,こどもをチヤホヤしすぎじゃないでしょうか。根拠なく,できていない子をほめていませんか?ほめる場面も必要ですが,できない自分と対面させてあげることも,大切な教育ではないでしょうか。
1月20日(土) バフンウニの観察実習
今年も始まりました,バフンウニの観察実習。海から採集したウニを使って,受精からプルテウス幼生期までの成長を顕微鏡で観察します。生徒が顕微鏡下で受精させた受精卵(1個の細胞)が,卵割という細胞分裂を繰り返しながら成長し,やがて泳ぎ出します。
ウニの発生の初期の様子は私たちヒトの発生とよく似ているので,生徒には「ウニを観察しながら,自分が母の胎内でこうして成長してきたこと,将来自分のこどももこうやって生まれてくるということを感じるように」と話しています。卵と精子が受精して生命が生まれる瞬間というのは,なかなか見る機会はありませんよね。すべての生徒にこの実験をさせたいので,この授業は1年生の必修の理科で行っています。
それにしても,真冬の海でのウニの採集と海水の運搬は,なかなか骨が折れます。採集場所は,道路から急な斜面を30mほど下ったところの磯です。行きは下りで楽なのですが,帰りは40Lの海水を持って上がらなければなりません。急斜面で何度も休みながら上がってきます。2日たってもまだ腕が痛いです。
まあ,それだけの苦労をするだけのことはあって,生徒たちはとても真剣です(「きもちわるいとか言ったら減点」などとおどしているせいもありますが)。受精が完了して受精膜が上がってくるところでは,それまで楽しげな声に満ちていた教室がフッと静かになります。
受 精膜が上がってくる様子を動画(avi)にしたので,ご覧ください。左上の卵に注目してください。卵が少し変形したあと,卵の周りに次第に透明な膜がはっていきます。命の誕生です。
ウニの受精膜形成(動画)
バフンウニの発生実習(2003.1.20-29)
NHK高校講座生物・第13回「動物の発生(1)〜卵割・ウニの発生〜」
1月14日(日) ジョブズが「シェー」
iPhone という,まったく新しい携帯電話が Apple Inc. から発表されましたが,その発表講演の中でジョブズ氏が高校時代に友人にしたいたずらの話をしました。これがなかなか面白い。どんないたずらか,下のリンクの中ほどにある色つきのコラムで紹介されているので,ぜひお読みください。
【Macworld 2007 Vol.6】あのジョブズが「シェー」!? 謎のポーズの秘密を明かす
友人がひょっと足を上げた瞬間,TVが映る。足を下げると画面が乱れる。友人がある行動をしたときだけ,彼が望んでいる結果を与えることで,友人にひとつの行動パタンを教えていきます。これはきっと,行動分析学の中で「シェイピング」と呼ばれているやり方ですね。
シェイピングは,運動部などでのスポーツの指導や,言葉でのやりとりが難しい生徒への指導などに用いられます。目的の行動ができない人に「それは違う,こうだ!」とはせずに,その人ができる行動の中から目的の行動に近づけていくというやり方で,とても優しい教え方だと思います。シェイピングを使って,ハトに「階段を上ってベルをつつく」という行動をわずか数分で教えている映像があるので,こちらもぜひどうぞ。
言葉の通じない動物に、どうやって教える? その1 階段を登ってベルをつつく
1月9日(火) taroと化石採集
12月の参観授業は「おうちの人と一緒にやること」を考えよう。taroはそのひとつに化石採集をあげました。それを聞いて喜んだお父さん!冬休みにパレドパラドキシアの歯が採れるかもしれない某所(内緒!)に行こうという約束をしました。しかし,そこは雨で川が増水すると水没してしまう場所なのです。年末は雨が多く,天気のよかった三が日は鶴岡に帰省していたりして,化石採集は延び延びに。
昨日,とうとう冬休み最後の日になってしまったので,天気は悪いけど決行することにしました。はじめに某所に行ってみたら予想通り見事に水没,次に秋保大滝の奥の植物化石や昆虫化石が採れるという穴戸沢をめざしたのですが,林道は意外に雪が多く,車の腹をこするぐらい雪深くなったところで断念。そこで,秋保温泉から碁石に抜ける通行止めの林道に行きました。この林道沿いにも,穴戸沢と同じ湖の地層が出ていて,葉っぱの化石が多産します。
車を降りてから1kmほど山道を登るのですが,寒くて雨も降る中30分近くの登山にも文句も言わず,taroは一生懸命ついてきました。雨は次第に雪に変わりました。1時間ほど岩を割り続けていると体中泥だらけ,体も冷えてきます。そこからまた20分ほど歩いて車に戻り,すぐにお風呂に入って暖まりました。
私も冬休みでなまった体に刺激をもらって,夕食前には久しぶりに「ハラ減った」という感覚になりました。さあ,今日からまた学校。外は雪ですが,がんばろう!
1月8日(月) 楡家の人びと
北杜夫『楡家の人びと(下)』を読み終えました。北杜夫さんの祖父である青山脳病院院長・斎藤紀一(小説では楡基一郎),父である斎藤茂吉(小説では徹吉),そして先日亡くなった,兄である斎藤茂太(小説では峻一)など,著者を取り巻く家族やそれを取り巻く人々の,明治から昭和(戦後)までの日常をモデルに描いた小説です。著者本人も,周二という名前で登場します。
文庫本で上下二巻とかなり長い小説ですが,その分,人物描写と時代描写がしっかりしているので,読んでいくうちに登場人物がどんどん自分のなじみの人になっていきます。そのなじみの人たちが,太平洋戦争という時代の荒波に翻弄されていくあたりが,心に強く残りました。読み終えて,もう彼らと会えないという一抹の寂しさを感じます。次は斎藤茂太氏の「精神科医三代」でも読もうかな…。
1月7日(日) 乗馬
雨の中,taroを乗馬に連れて行きました。中山ジャスコの近くにあるクレイン仙台という乗馬クラブの,キッズ体験コースです。昨日は2回目でしたが,1回目に乗ったステイタスと鈴木先生が待っていてくれました。ステイタスは,かつて競馬で活躍したサラブレッドです。騎乗するととても高いのですが,taroは特に怖がることもなく楽しそうに乗っていました。レッスンの後,厩舎に行ってニンジンをあげたりもしました。
taroは優しいステイタスがとても気に入って,スクールに通いたいと言うのですが,ジュニア会員といえども入会金と会費は立派な金額。水泳教室と並行してはお金が持ちません!「水泳が終わったら」と言い聞かせてはみるものの,夜にベッドで「もうステイタスとか先生に会えないのかな」と言いながらさめざめと泣いている姿を見ると,今すぐにでも通わせたい気持ちになってしまいます。
1月7日(日) ホワイトカラー・エグゼンプション
例のホワイトカラー・エグゼンプションは,導入に慎重な意見が与党からも出てきましたね。しかし,厚労相は「日本のホワイトカラーの生産性を高めるために必要」とあくまで導入をめざす考え。要するに,日本のホワイトカラーは労働時間に見合った仕事をしていないということですね。だから,給料を減らしてもっとがんばらせろと。
世界第二位の経済大国なのに,どうしてそんなにギリギリと働かせようとするのでしょう。労働者にむち打っても,国民の幸福度は上がっていかないでしょう。もう少し違う角度から生産性を高める発想は持てないんでしょうか。
仕事というのは多くの場合チームで行うものだと思いますが,例えばチームの機能を高めていくための取り組みなんてどうでしょう。チームがチームとして機能して,自分がその中で役割を担っていけるなら,仕事も楽しいだろうし,生産性も上がっていくと思うんだけどな〜。そういう企業研修にお金をつけてみては?
1月6日(土) 中高生フォーラムのビデオを上映
昨日は自治会館で,MAPの県内指導者連絡会議がありました。仕事始めがMAPというのはうれしいです!
その会議の中で,中高生フォーラムのビデオを上映しました。ディズニーランドにいるときに携帯に電話がかかってきて,至急作ってくれないかと頼まれたビデオです。冬休みを利用してつくろうかなとノンビリ構えていたのですが,ディズニーランドから帰ってきた週末に,集中的に作業をしてつくりました。素材はminiDVテープ6巻。すべて90分録画だったので,それを全部再生しながらパソコンに取り込む作業はかなり辛かったです。
それでも取り込んでしまってからはとんとん拍子にできていきます。iMovie HD で必要なコマをつなげ,解説のテロップを入れ,チャプターを切る。それをiDVDに送り,メニュー画面(表紙とチャプターへのリンク)をつけて完成。10分間のDVDビデオができあがりました。(しかし,こういうの好きなんですね私は…職業間違えたか)
2泊3日の生徒の変容を10分にまとめると,ずいぶんきれいにまとまってしまうというのが作ってみての感想です。この画面に出ていないところに,いろいろな苦しい場面,心の動きがあったりもするんですが,それは10分には入らないんですよね。
それはともかく,21名の生徒たちがグッと成長していく姿を見て,MAPのチカラを再認識した3日間でしたので,それを多くの県内指導者にも見て感じてもらえたのではないかと思います。何人かの指導者からDVDを分けてほしいという希望をいただきましたし(その場で焼いて差し上げました),来年度の分担として中高生フォーラムを希望する声がとても多かったそうです。今後,この中高生フォーラムは,MAPの柱のひとつに成長する可能性を秘めていると思います。来年度はどんな中高生フォーラムになるのかなと,今からワクワクです。自分もその輪の中に加わっているといいな…。
1月5日(金) パリプリン
清川屋の鶴岡インター店で購入してきた「パリプリン」を食べましたが,なかなか美味しかったです。硬めで卵の味もしっかり残っていて私好み。
1月5日(金) 卒業生にDVD
この冬休みの大きな宿題だったDVDづくりが,昨日終わりました。昨年の2月,担任したクラスで分散会をしたときに,iPhotoに入っていた3年間の写真をスライドショーにして見せたのですが,卒業してから「あれをDVDにしてほしい」と言われていました。言われてから半年以上たって,やっと完成です。iPhotoのスライドショーならすぐにできるのですが,せっかくDVDにするなら,やはり LIFE* with PhotoCinema でつくりたかったのです。
手持ちの350枚以上の写真からセレクトしてつくった PhotoCinema は3部作。第1部は3年時の写真(スポーツ大会,文化祭,授業風景など),第2部は1〜2年時の写真(修学旅行,授業風景,職業体験など),第3部は卒業式関係(卒業式,教室風景など)です。
PhotoCinema を iDVD 用に書き出して(これが各2時間ぐらいかかる),iDVDできれいな表紙をつけれてDVDに焼けばできあがり!焼き上がったDVDを家庭用のDVDプレーヤーに入れれば,普通に見ることができます。この表紙は動く映像でBGMつきなんですよ〜。皆さんに動画でお見せできないのが残念!
1月4日(木) 鶴岡帰省
元日から昨日まで,鶴岡に帰省していました。昨日はUターンラッシュとのことでしたが,鶴岡→仙台は東西方向の移動のためか渋滞らしい渋滞はなく…と言うよりむしろ前後左右見渡しても1台の車もないというような道を,正月らしくノンビリ帰ってきました。
帰省中は日本海側の正月としては珍しく,3日間青空の広がる天気でした。こどもたちはおじいちゃんとたこ揚げをしたり,おばあちゃんとゴマ餅用のゴマを擂ったりして楽しく過ごしました。写真は「せんべい釣り」をしている様子です。縫い針をせんべいに投げて刺し,糸をそーっと持ち上げてつり上げる遊び。なかなか上手くいかずにイライラしていましたが,その分つり上がったときはうれしそうでした。それを美味しく食べて,2度楽しめます!
1月3日(水) 元日の社説
元日の社説は,大局的な見地から日本や世界を見ているものが多く,読み応えがあります。私が特に共感したのは,河北新報と朝日新聞です。つまり,いつもの身近な新聞社。
「ぼんやりした不安」/国と自分を見つめ直すとき(河北新報・社説)
戦後ニッポンを侮るな 憲法60年の年明けに(朝日新聞・社説)
日本について私が最近感じることは,「高い場所から目くじらを立てる」ような言説が増えたということです。何か問題が起こると,誰にその責任があるかとすぐに悪者探しが始まります。そして誰かが悪いとなれば,そこに批判が集中します。悪い者はとことん悪いという,遊びのない論理です。
教育問題なら学校,政治家の問題なら政府や政党が,矢面に立たされることが多いわけですが,教育や政治は学校や政府,政党だけが行っているわけではないということは,少し考えればすぐに分かります。教育は学校だけでなく家庭や地域でも行われているはずのものだし,政治家を選んでいるのは自分たちです。
本当は,よく考えれば,自分もその問題になにがしかの責任があることも多いのですが,問題を声高に批判する者にはそういう発想はまったく見られません。自分は正義の側(悪の対極)に立ち,悪者と認定されたものをとことん批判することができます。特に実害がなければ「いい気なものだ」とうっちゃっていればいいのですが,最近はこういう無責任な批判を根拠に,いろんなことが動いていくのが不気味です。
まるで空中に浮遊しているかのような,当事者感覚の欠如した人たちの批判と,それを真に受けて振り回される組織の中の人たち。闇夜の中でいるはずのない敵におびえ,刀を振り回して疲れ果てる武士のように,まるで意味のないことに力を注ぎ,本来行うべきこと,本来あるべき姿からどんどんずれている。これが日本の現状ではないでしょうか。
1月1日(月) 年賀状です
あけましておめでとうございます!
今年もSphinx一家とこのサイトを,どうぞよろしくお願いします。