2007 May

Sphinx Broadcasting Station

SENDAI AKIU - Life, Work, Weblog

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更新日 2009-01-02 | 作成日 2007-10-20

5月28日(月) 昨日の報告


 昨日の障害者スポーツ大会(フライングディスク)では,がんばる生徒や応援する保護者と一緒に過ごすことができて,私もいい1日になりました。各養護学校の高等部の生徒やその卒業生が集まってきていたので,懐かしい同僚や卒業生たちと会えたこともうれしかったです。

 隣の泉庭球場で試合をしていたテニス部の方は,残念ながら応援に行く前に負けてしまいましたが,朝にちらっと顔を見て,がんばれと伝えることができてよかったです。

5月28日(月) 謙虚とは


本当の謙虚さは、立場をわきまえることでもなく、身分にふさわしいことをすることでもなく、立場を乗り越えて人間の価値を対等に認める「心の習慣」だと思います。(宋文洲の傍目八目)

 謙虚という言葉は,私が常にそうありたいと思っている状態に近い言葉です。裏を返せば自分はまだ謙虚にはなれていないということですが,「謙虚」を説く人が謙虚ではないという宋文洲さんの指摘には,なるほどな〜と思いました。

 謙虚さというのが単にへりくだって慎ましくしていることではなくて,立場を越えた対等な関係を認めることという宋さんの考え方に共感します。

宋文洲の傍目八目・「謙虚」を説く人の「不謙虚」

5月27日(日) 教育再生会議を止めて!


 誰か教育再生会議の暴走を止めてくれる人はいないんでしょうか。私はこの人たちの言ってることには腹が立ってしょうがないのですが,皆さんはいかがですか。狭い視野から拙速かつ短絡的な「改革案」を次々に打ち出していますが,これ以上教育現場の足を引っ張らないでほしいです。だいたい,こんな脊髄反射みたいな「改革案」で教育がよくなるなら,教員なんて楽なものですっ!(`ヘ´)

 今日はシェルコムせんだいで仕事です。障害者スポーツ大会のフライングディスク部門に,高等部みんなで参加してきます。練習の成果を発揮してがんばってほしいです!

 隣の泉庭球場では県総体女子ダブルスが行われているので,勤務が終わってまだ蔵王高校が勝ち残っているようだったら,応援に駆けつける予定です。こっちもがんばれ!

5月26日(土) Flash で作成された教材集


 先週の金曜日に発熱で学校を休んで以来,今週も体調が悪いままでした。熱は下がりやる気はあるのですが,記憶力,思考力,判断力がなく,言われたことを忘れて無駄な仕事をしてしまったり,聞かれたことにまともに返答できなかったりとヒドイ状態。それでも今週は保護者との面談があったり同じクラスの先生が出張だったりしたので,少し無理をしてがんばって働きました。面談ではちゃんと話ができていたのでしょうか。ちょっと不安…。

 その面談で,お金の扱いや時計の読み方をしっかりさせたいという保護者からのリクエストがありました。生活学習や朝のホームルームでの指導と,プリント学習(宿題)で教えていこうということになったんですが,面談のあとに,ひとついいサイトがあったことを思い出しました。

Flash学習教材集(KanzaSoftFactory&Library)

 Flash というソフトウエアでつくられた,ウェブブラウザ上で操作するインタラクティブな学習教材集です。「○時○分の10分後は?」とか「ぴったりだすお金の学習」など,こういうことを覚えてほしいねと話し合っていた教材が,ドンぴしゃで用意されています。生徒に紹介したら,学校でも家でも楽しみながら取り組んでいます。

 Flash ってこういうことができるんですね〜。面白い!OSやブラウザに依存しないのでMacでもWindowsでも使えるところもいいですね。久々に勉学の意欲が芽生えつつあります。でもFlash作成ソフトの値段がね〜。車も買い換えなければいけない状況なので,二の足を踏んでいます。

5月20日(日) 『きいちゃん』 山元加津子・作


DSCF9842.jpg 先週末こどもたちを連れて近くの図書館に寄ったとき,『きいちゃん』という絵本を見つけて,懐かしくなり借りてきました。

 「きいちゃん」の作者,山元加津子さんは養護学校の先生です。「たんぽぽの仲間たち」というウェブサイトを運営されていて,そのサイトで「きいちゃん」のお話も読むことができます。「きいちゃん」の他にもたくさん素敵なお話がつまっていますよ。ぜひ訪ねてみてください。ちなみに,うちのサイトもリンクしてくださっています。

たんぽぽの仲間たち

※もくじ>たくさんの気持ち>きいちゃんの浴衣と進んでください

5月19日(土) コデマリ


DSCF9849.jpg 庭のコデマリが咲いています。名前のとおり,小さな花が半球状に集まって手鞠のようになっています。可憐という表現が似合います。

コデマリ・ドライアレンジにも使える庭の花

5月19日(土) 「褒め方ガイド」


homekata.jpg 1冊の本が届きました。「褒め方ガイド〜対人関係上達のコツ」。5月2日に初版第1刷が発行されたばかりのできたてホヤホヤの本です。表紙には「大人のアスペルガー症候群のためのソーシャルストーリー」という言葉があり,主に知的に障害のない(または軽度の)自閉症圏の人に向けて書かれた,適切な対人関係を築くためのガイドブックです。

 一昨日,私が担当している課題別グループの生活学習でカレーライスの調理学習を行いました。前にこの「ひとこと」で書いたように,将来一般就労を目指す生徒たちのグループです。友人関係を築くのが少し苦手な生徒たちなので,「協力」というテーマで学習を進めています。カレーライスづくりも二人一鍋で協力してつくりました。

 まあ二人一鍋はいいとして,だんだんカレーが完成に近づいたときの話です。互いに他の鍋を味見したりしていい雰囲気だったのですが,私は何か足りないと気づきました。私たちが誰かがつくった料理を味見したら,その後に「美味しかった」とか「味が薄いかな」などと,味見の結果をフィードバックしますよね。それがない。食べて終わりなんです。

 私が「味はどうだった?」と聞くと「美味しい!」と言うので,作った人にそれをちゃんと伝えようよと促しました。恥ずかしそうにしてましたが,ちゃんと「美味しい」と言うことができて,そうすると言われた方も誇らしげな表情になるんですよね。こういうちょっとしたコミュニケーションが,上手にできるようになってほしいと思いました。

 今回届いた本は調理実習より前に注文したものです。このグループで進めていく事例研究のヒントになりそうだと思って買ったのですが,その予感は当たっていたようです。

『褒め方ガイド』(ASD見て歩む記〜Tomoko先生のお仕事日誌〜)

5月17日(木) 藤の花とテニス部


 藤の花がきれいに咲いています。そう言えば,毎年この時期に仙南総体が角田市で行われていて,会場のテニスコートに向かう途中,道路に覆いかぶさるように咲いている藤の花に疲れた気持ちを癒してもらっていました。それももう懐かしい話。

 今年の仙南総体は先週でした。応援に行けなかったのは残念ですが,励ましのメールを出したり,その返信を読んだり,現在の顧問の先生に生徒たちの試合の様子を聞いたりしているうちに,心の中で時間の針がちょっと戻りました。残りは県総体の個人戦と団体戦。いい試合をしてほしいです。

5月13日(日) 「ふるさと納税」反対!


「ふるさと納税」導入へ 骨太方針に盛る方向

 「ふるさと納税」っておかしくないですか?税金は,それを納めることによって公共サービスを維持して,暮らしやすい社会をつくるためのものですから,自分が所属している国や地方公共団体に納めるべきものです。

 ふるさと納税によって都市住民の税負担を変えずに一部を地方に振り向けるということになれば,それによって都市部の税収は減になります。つまり,同じ額を納めているのに,都市では今後受けられる住民サービスの質が悪化します。「納めたい人が納めるのだから問題はないだろう」と言うかもしれませんが,都市全体で税収が減るのですから,その都市の住民全体の問題になってますよね?地方に納めるか納めないかを個人が自由に決められることで,かえって不公平さが増すしくみにもなっています。

 さらに,地方に納められたお金をどのように使うかを決めるのは地方議会なわけですが,都市部の人が地方にお金を納めたとしても,その使い道について選挙等で意思表示をすることができません。自分が納めた税金の使い道に責任を持てないということで,これも民主主義の考え方に反するような気がします。

 「ふるさと納税」の導入は都市部と地方の税制格差を見直すのが目的ということですが,それなら都市部の人も地方の人もみんな納めている国税の中から再配分するのがすじですよねー。地方交付税というのはそのためにあるのではないでしょうか。地方交付税は小泉改革で削減されましたが,地方交付税を削減しておきながら「ふるさと納税」導入だなんて,政府が一人でボケとツッコミをしているようなものです。

 それにしてもこの「ふるさと納税」について地方住民のウケはよく,7月の参院選をにらんだ自民党の点数稼ぎというねらいは上手くいっているようですが,私たち地方住民はこんな口車に簡単に乗せられて,お金がもらえると喜んでしまっていいんでしょうか?

税の学習コーナー(国税庁)

5月12日(土) 貸与パソコンは仕事に差し支える!


 今週は「個別の教育支援計画」の作成で毎日帰りが遅くなりました。来週は7月の指導主事訪問の指導案をつくる大仕事があります(養護学校の指導案づくりは本当に大仕事なんですよ〜)。この週末は,指導案の骨子ぐらいはつくりたいなー。

 「個別の教育支援計画」というのは,学校・保護者・関係機関が関わって,それぞれの立場で生徒の成長をどう引き出していくかを考え,長期目標(数年)や短期目標(1年)として具体的に表記し,指導場面の分担を決めていくための書類です。生徒一人一人について作成し,1年間の授業はその目標に基づいて行われることになります。

 以前はこれを「研究」と称して作成していましたが,こういうことが研究としてでなく普通の仕事として行われるようになったところに,十年という歳月の流れを感じますねー。しかも,この十年で職員室のネットワーク環境も大きく進歩し,教育支援計画の各書類はすべてコンピュータのサーバー上で保存・活用されます。担任のつくった目標をコピー機でコピーして,はさみで切って配分してたころが懐かしい…。

 ところで,パソコンで個人情報を扱う作業をしなければいけないということで,このような作業はすべて県教委から貸与された個人用パソコンで行わなければなりません。私の場合,Windowsを強要されるところから気持ちが萎えるのですが,それに加えて貸与パソコンは非力なCPUにメモリ不足で,起動にとても時間がかかります。起動中の画面はフリーズしてるとしか思えないし,同じ書類を何度もダブルクリックして無意味にたくさん立ち上げてしまう失敗も日常茶飯事です(Mac OS なら起動中かどうか一目で分かります)。おまけに私に与えられたパソコンは「a」のキーが半分死んでいて,「山口」と打ってスクリーンを見ると「ymぐち」になっている。あまりの作業能率の悪さに,こちらの頭の方がフリーズしそうです。

 もっとも,頭がフリーズしても締め切りは近づいてくる…ということで,今回そのパソコンに外付けのキーボード(Apple Keyboard)とトラックボール(Kensington Expert Mouse)を着けてみました。Apple Keyboard はMac用のキーボードなので,ただつなげるだけでは動きませんが,AppleK Pro というソフトウエアで動かします。これで「a」も入るようになり,作業環境もいつも Mac でやっているのとかなり共通になりました。パソコン自体の遅さは変わりませんが,それなりにまともに動かせるようになり,なんとか書類も締め切りに間に合ったという次第です。

Apple Keyboard
Kensington Expert Mouse
AppleK Pro

5月7日(月) 畑づくり


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 一雨ごとに緑が濃くなる季節です。昨日の午前中は芝生の草取りと畑づくりをしました。芝生の雑草は1週間放っておくと何百本も生えてきます。昨日もそれほど広くない面積の草取りに,1時間以上もかかりました。畑づくりは,近くのガーデニング店から野菜の苗を買ってきて,こどもたちと一緒にやりました。天気との競争でしたが,終わるか終わらないかの時間で雨が降り出し,ギリギリセーフ。野菜や芝生には恵みの雨です。

5月6日(日) 孟宗汁


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 GW後半は鶴岡に帰省していました。今,鶴岡はタケノコの季節。タケノコといえば湯田川温泉の孟宗竹のタケノコをつかった孟宗汁です。湯田川温泉のタケノコは有名なのに生産量が少なく,手に入れるのがなかなかタイヘン。朝堀りのタケノコはその日の午前中に売り切れてしまいます。今回は朝7時半に湯田川のとある商店で8本入手しました。これでだいたい5人前です。

 こどもたちが皮をむいて,おばあちゃんがつくった孟宗汁はとても美味しいです。朝堀りのタケノコはあく抜きや下ゆでなどいりません。そのままゆでるだけでとても柔らかくて美味しい孟宗汁ができます。この季節の鶴岡でしか味わえない,素朴で贅沢な味でした。

湯田川孟宗(湯田川温泉観光協会)
味な山形2002年春「孟宗」

5月6日(日) 桜の老木


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 ところで,湯田川温泉といえば私がこどもの頃に住んでいた地区の近くです。当時家があった場所は更地になっていますが,敷地内にあった桜は今も残っています。taroとayuを連れて,両親とその桜に会いに行きました。もう老木ですが,立派な枝に今年もたくさん花をつけていました。このへんが玄関かな,ここに砂場があったなどと当時を振り返って,とても懐かしい気持ちになりました。

5月5日(土) 特別支援教育の部屋を模様替え


 本当は別な仕事をしなければいけないのですが,急にやりたくなって「特別支援教育の部屋」の模様替えをしました。このトップページや「地学の部屋」に合わせて,「特別支援教育の部屋」も css をつかったものになりました。

 このサイトのアクセス解析を見ると,特別支援教育の部屋はトップページとMAP研究会のページに次いで第3位。けっこう頻繁にアクセスがあるのです。ちなみにここ4ヶ月の総アクセス数は1,795で,これはサイト全体の9%にあたります。私の予想以上のアクセス数です。

 ところが…そのわりには使っていない古いメールアドレスが載ったままだったり,htmlの書き方がおかしかったりして,いかにも放置されたような状態だったんですよねー。管理者が養護学校に復帰したこのタイミングで,ちゃんとしたページに作り直そうと思ったわけです。双葉のアイコンも,自分でつくってみたんですがいかがでしょう。自分ではちょっと気に入っています!

5月4日(金) 国民投票に最低投票率の定めがなくていいの?


 改憲手続きに限った国民投票法案の審議が進んで成立一歩手前という状況のようですが,この国民投票法案には最低投票率の定めがないとのこと。

 日本国憲法というのは,私たち日本国民にとってもっとも大事な約束事です。そんな大切なことを変えるかどうか議論の議論を,「意見を言いたい人だけが言えばいい」とばかりに最低投票率の規定もなく進めてほしくはないと思います。

 憲法というのは為政者に対する国民からの指示事項です。政治を行う者が勝手なことをしないように,ちゃんと憲法の定める範囲内で政治を行いなさいと言っているものです。だから,為政者にとってはもともと邪魔なものなんですね。

 為政者に対して国民が指示をするのが憲法ですから,国民が本当に変えたいと思ったときが変え時です。でも今,憲法を変えたいと言っているのは国民ではなく為政者ですよね。そして最低投票率の規定も設けずに,なんとか反対意見をやり過ごして自分の都合のいいように変えてしまえと思っているわけです。主権在民の憲法の約束はどこへ?日本国民は,政治をする人たちになめられていますね。かつて日本国民を誤った道に導いた政治を,そんなに無邪気に信頼していいのでしょうか。

シリーズ: 最低投票率問題を考える (1)
シリーズ: 最低投票率問題を考える (2)
シリーズ: 最低投票率問題を考える (3)

5月3日(木) 里山の新緑の美しさ


 私の通勤路には,西風蕃山や権現森などの標高300〜400mの里山があります。この時期,車を運転しながら景色を見て感じるのは,里山の新緑の美しさです。

 新緑ですから緑色には違いないのですが,その色合いは木の種類によって微妙に異なり,山全体を見渡すと何十種類もの緑がパッチワークのように入りみだれています。それぞれ違う色だけど,どれが目立つということもなく互いに調和しています。その緑のハーモニーが美しいのです。

 人間の集団もこれに似てると思いませんか?同じ感覚,同じ考えの人が集まっている集団よりも,いろんな感覚,いろんな考えの人が集まっている集団の方がその中にいて楽しいですね。しかも誰が目立つということもなく,それぞれの個性が響き合うような集団だったら,最高ですね!

5月1日(火) 庭仕事


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 昨日の仙台は日中ずっと青空で,最高気温は24.1℃。今年1番の陽気でした。

 GW前半の一番の仕事は芝生の草取りです。特にこの2年ぐらい芝生の手入れを怠っていたので,芝生が生える前に雑草が元気に伸びてくる始末!3日かけてやっと芝だけが生える芝生に戻しました。ここは山が近いので,鳥の鳴き声がよく聞こえます。暖かい風と鳥のさえずりに包まれながら草取りをするというのは気持ちのいいものです。お昼はきれいになった芝生を見ながら,ウッドデッキにテーブルを出して外で食べました。

 このGWの暖かさで庭の植物たちもぐんぐん成長しています。イチゴの花が咲き,ヤマボウシの若葉も日増しに伸びています。ふと畑を見ると,雑草に混じって去年の名残の三つ葉がしっかり葉を広げていました(→さっそく味噌汁に)。畑はまだ手つかずですが,連休後半でここもなんとかしたいところです。