04月29日(火)
猪苗代湖畔でツリーイング&サイクリング
※クリックで拡大します。
日曜日は,前から楽しみにしていたアウトドア活動の日でした。ETCの通勤割引を使うために,朝早く起きてGO! 仙台南IC〜猪苗代磐梯高原ICは132.8kmあり,通勤割引の条件である100kmを越えてしまうので,途中,福島松川PAのスマートインターチェンジで一度ゲートを出て,入り直しました。2枚のETCカードを使って,通常3,400円のところを1,900円で猪苗代へ。
メインイベントは,猪苗代緑の村という自然体験施設で行われた,ロープをつかった木登り体験「ツリーイング」です。1本のロープを木の枝にかけて,それをたぐりながら登っていきます。フットループと呼ばれる輪になった補助ロープに足をかけて体重を乗せると,ふわっと自分の体が上がるのです。力を下にかけているのに,自分の体が力をかけた方とは逆に動く。ちょっと日常の感覚とは違って面白いです。段差の大きい階段を上るような感じで,ほとんど力は使いません。
taroはインストラクターの先生に教えてもらってすぐに登り方を覚え,スルスルと上まで登っていきました。ayuは,フットループを移動させる力がちょっと足りなくて,お父さんに手伝ってもらいながら,それでも上まで登りました。ちょっと疲れたら,ロープから手も足も離せば,そのまま空中に浮いていられます。ロープ1本で木にぶら下がって,風に吹かれて揺れているのも,とても楽しい体験です! 楽しい時間はあっと言う間。木から降りて時計を見て,時間の経過に驚きました。
午後は猪苗代湖に移動して,サイクリング。野口英世記念館の近くから猪苗代湖畔に沿って3.4kmの自転車専用道路があります。WISH に積んでいった私の折りたたみ自転車とayuの自転車を降ろし,レンタサイクルを2台借りて,4台でサイクリングロードを往復しました。どんよりした曇り空だったのが残念ですが,猪苗代湖と磐梯山を眺めながら,湖岸をのんびり散策できました。湖岸の木立の新緑や7分咲きの桜が綺麗でした。
アウトドア活動が目的でしたが,帰りもETCの通勤割引を使うために時間調整をする必要もあり,いなわしろ淡水魚館と野口英世記念館にも寄りました。
淡水魚館には,ピラニアやチョウザメ,アホロートル(ウーパールーパー)など,珍しい魚たちがいましたが,一番印象に残ったのはトウホクサンショウウオです。うちのチャッピー(イモリ)がやせ細ったような体形で,眼が蛙のように飛び出していて,ユーモラスな顔。まだしっかり大人になっていないのかな。夏に月山で見た幼生よりはずっと成長した姿でしたが。
野口英世記念館には前も一度行ったことがありますが,きっと20年ぶりぐらいです。taroが学校で野口英世のことを習ってきたところだったので,ちょうどいいタイミングでした。1000円札に描かれているのは,41歳の時の野口英世だそうです。今の私と同じ歳——そんなことが印象に残りました。
帰りの車中は,運転している私以外は熟睡体勢。磐梯熱海ICから村田ICまで,通勤割引になるギリギリの99.8kmを高速で帰ってきました。通常2,750円のところを1,400円。通勤割引にするためには5時以降にインターを出なければなりません。のんびりと時間調整しながら運転して,村田ICを出たのが5時10分でした。
- Tree Master Climbing Academy こちら
04月26日(土)
「ウェブ時代5つの定理」読了!
やっと週末にたどり着きました。長かった休みなしの2週間…。この週末は自分と家族の時間です。といっても,来週の空港見学の準備と修学旅行の下見のまとめがあるので,時間を上手くつかっていかないと。
昨晩は,積ん読になっていた「ウェブ時代5つの定理」を読み終えました。よかったですよ。少人数のチームで世の中を変えていった人たちの言葉は,やはりとても刺激的でした。
理想のプロジェクトチームは,会議もせず,ランチを取るだけで進んでいく。(ビル・ジョイ)
質問をすることによって会話が刺激される。会話からイノベーションが生まれる。(エリック・シュミット)
この時代における通貨は,時間なのである。(ロジャー・マクナミー)
私は,MAP(みやぎアドベンチャープログラム)で世の中を変えてみたいと思っています。でも,まだ漠然と思っているだけで,自分の導火線に火がつくのを待っている段階です。このままくすぶっただけで終わることも十分にあり得ます。
BiND WEBSiTE AWARD 特別賞受賞!
このサイトは『BiND for WebLiFE』というウェブデザインソフトで製作しています。先日,このソフトで作成したウェブサイトのコンテストがありました。参加者全員に,このソフトで使えるウェブデザイン用のテンプレートがプレゼントされるというので,私もテンプレートほしさにエントリーしていました。
先週末に結果が公表されたので,さっそくコンテストのページを見てみたら,何とびっくり「ベスト・リニューアル賞」という特別賞をいただいていました。『BiND for WebLiFE』でページをリニューアルしたらこんなによくなった——という賞なのですが,リニューアルする前の自分でつくったデザインもそれなりに気に入っているので,なんかちょっと心に引っかかりもあります(苦笑)。でも,賞をいただくのは大変光栄なことです。発表された直後から,このサイトへのアクセスが急増して,特に一昨日は,コンテストの結果発表のページから200アクセス以上もありました。多くの方に見ていただけるのが,またうれしいですね。特別賞の賞品として「celtis」というボードゲームをいただけるようで,これまた楽しみです。
04月21日(月)
週末,大阪に行ってました!
この週末は,大阪に出張でした。修学旅行の下見です。梅田・なんば界隈やベイエリアをテクテク歩いて,打ち合わせやらビデオ撮影やら。くいだおれ人形の前は,黒山の人だかりでした。今日からまた1週間が始まります。週末早く来い!
04月16日(水)
インセンティブつながりで…
今,最高に忙しくて,次の土日も含めてしばらく休みなし!血圧上がりそう!
この「ひとこと」を更新している場合ではないのですが,気分転換に読んだブログ「Tech Mon from Silicon Valley」の記事が面白かったのでご紹介。日本ではなかなかこうはいかないのですが,もしできたらこどもたちはすごくやる気になるだろうなあ。こんなアメリカ文化がちょっとうらやましい。
- レモネード・アントレプレナーシップ こちら
04月13日(日)
インセンティブ設計
インセンティブ設計という言葉が気になっています。経済用語のようですが,いろいろに応用できそうな面白い言葉です。
インセンティブ(incentive)とは,人の望ましい行動を引き出すために,外部から与える刺激のことです。分かりやすい例で言えば,野球選手の給料で「年俸○億円+出来高払い」というのがありますが,成績に応じて支払われる出来高払いの部分が,インセンティブということになります。成績を上げるほど報酬が上がるので,成績を上げたくなるということです。
教育の世界では,インセンティブと同じような意味で「強化子」という言葉を使いますね。強化子には,正の強化子と負の強化子がありますが,インセンティブは望ましい行動を増やすのですから,正の強化子ということになります。また,動機づけという言葉も似ています。動機づけには外発的動機づけと内発的動機づけがありますが,インセンティブは外部から与えられるので,「外発的動機づけ」ということになります。
さて,話をインセンティブ設計に戻しまして,誰かが望ましい行動をしたときに,こいういうインセンティブを与えるというしくみを整えるのが,インセンティブ設計です。インセンティブ設計がうまくいくと,人に望ましい行動をたくさんしてもらうことができます。例えば,商品を購入したときにポイントがついたりすると,またそのお店に行きたくなりますよね。逆に,インセンティブ設計に失敗すると,望ましい行動がなかなか発生しないということになります。社員に仕事をたくさんしてほしい経営者の立場で考えると,社員はさっぱりやる気がない,しごとをしない,利益は減る…ということになります。
我が家でも,インセンティブ設計をしてうまくいっていることがあります。それは,Wii の使い方。休日のルールは,次のように決めています。
- こどもの持ち時間は,それぞれ1日60分。
- 二人で一緒にやったらボーナス時間がつく→30分でプラス15分。
つまり,60分のうち30分をそれぞれで楽しみ,残り30分を共有すると,15分のボーナス時間をゲットできます。持ち時間60分を全部二人で楽しむと30分のボーナス時間が与えられます。こうすることで,二人で遊ぶ時間を増やしているのです。二人で遊ぶとボーナス時間がつくというところが,二人で遊ぶインセンティブになっています。
このルールにする前は,持ち時間をすべてそれぞれで使っていました。今は,必ず60分や30分を共有して二人で仲良く(ケンカしながら)遊んでいます。Wii というゲーム機のいいところは,みんなで楽しめるところですからね。それに,共有するとゲームの時間が短くなるのもいいところ。共有しないと60分×2=120分ゲームをすることになりますが,60分を共有すると合計90分で終わりますし,30分共有でも合計105分です。
こういうインセンティブ,改めて考えると身の回りにいろいろあるのではないでしょうか。世の中にどんなインセンティブが存在するか。どんなインセンティブ設計にすると,物事がうまくいくか。考えてみませんか?
04月12日(土)
ピグマリオン効果と自己達成予言(予言の自己成就)
3月25日に予約した『ウェブ時代5つの定理』(梅田望夫著)が手元に届きました。予約したときは3人待ちでしたが,思ったより早く順番が回ってきました。それにしても便利です。ネットで予約して,お知らせメールが来たら,仕事帰りに近くの図書館に寄って受け取るだけ。
さて,この週末は残念ながら仕事三昧。でも,猛スピードでやっつけて,読書の時間を確保したいです。ちょっと我慢できずに前書きを読んでしまいました。そこで引っかかったのがこの文章。
言葉の力はおそろしいものです。毎日毎日,心が萎えるような言葉をシャワーのように浴びるのと,オプティミズムにあふれた未来志向のわくわくする言葉に勇気づけられるのとでは,同じ人でもまったく違う人生が広がる。そんな思いを改めて強くしました。
この本は,スティーブ・ジョブズらITビジネス界を引っ張るビジョナリー(先を読める人)たちの名言・至言を集めた本です。よい言葉に触れることで,自分をよりよく成長させることができる。それが著者の勉強法。
引用部分を読んで思い出すのが,ピグマリオン効果と自己達成予言(予言の自己成就)という言葉です。ピグマリオン効果というのは,周囲(教師)の期待が学習者の成績を向上させる現象です。自己達成予言というのは,予言することで —— それがたとえ根拠のない予言であっても —— 事態がそのようになっていくという現象のことです。どちらも,ポジティブでオプティミスティックな場では成長が引き出され,ネガティブでペシミスティックな場では成長が阻害されるということを示唆しています。教師が「伸びる子だ」と思って接すれば,その生徒は本当に伸びていく。教師が「あなたはこの課題を達成できるよ」と言ったり,自分で「私は達成できる」と思えば,その生徒はその課題を本当に達成できる。逆に,教師が「伸びない」と思えば,その生徒の力を発揮させることができない。教師や自分が「できない」と思いこめば,できる課題もできなくなる。そういうことです。
こどもの成長のために,また自分の成長のために,どんな学びの場を用意するか。これら2つの言葉は,重大な示唆を与えてくれますよね。さて,IT業界のビジョナリーたちの言葉に触れて,私はどんなふうに成長するでしょう。楽しみだ!
04月11日(金)
ayu6歳
昨日はayuの6歳の誕生日。夕方,びっくりドンキーで待ち合わせて,家族で食事をしました。
半年ぶりのびっくりドンキーは,少し変わっていました。出される箸は,割り箸ではなく塗り箸に。トイズランチというおもちゃ付きのメニューはなくなって,その代わりに「もぐもぐランチ」になっています。これも環境への配慮なのかな。
昨日は誕生日のプレゼントということで,前からほしかったポケモンカードゲームの対戦スターターパック「ヒードランVSレジギガス」を買ってもらい,料理が来るまでの間,それに熱中していました。なので,おもちゃが来ないことにしばらく気づかなかったのですが,食べ終わる頃に突然気づいて「そう言えば,おもちゃは!?」。でも,「そのメニューは無くなった」の一言で納得。さすが物事にこだわらないayuです。まあ,昨日はポケモンカードがあったからね。
04月10日(木)
アスペルガーなトットくん,新聞に載る!
私がいつも読んでいるブログ『アスペルガーなトットくんとがんばるぞ!』のお父さんとトットくんが,毎日新聞の埼玉版に紹介されました。トットくんは,うちのtaroと同学年。そんなところからも親近感を持っています。
04月08日(火)
地熱発電
地熱発電と聞いて,そのしくみをイメージすることができるでしょうか。地下水がマグマに熱せられて水蒸気となり,その蒸気が噴出する力でタービンをまわして発電します。蒸気の力でタービンをまわして発電するというところは,火力発電や原子力発電と同じですが,蒸気を発生させるために,石油や石炭などの化石燃料やウラン・プルトニウムといった放射性元素を使うことはありません。元々自然に存在する地球の熱を使うので,発電のために燃料を燃やす必要がないのです。燃料を燃やさないので,地球温暖化の原因となるCO2や,処理の難しい放射性廃棄物が出てきません。地熱発電が「クリーンエネルギー」と呼ばれるのはそのためです。
日本は火山の多い国なので,地熱発電には適していますが,総発電量に占める地熱発電の割合は 0.2% 程度で,世界的に見ても多いとは言えません。それでも,地熱発電所の分布を見ると,火山の多い東北や九州に集中して建設されています。宮城県にもありますね。どこにあるかご存じですか?鳴子温泉の近くにある,鬼首地熱発電所です。
この地熱発電について,政府インターネットテレビが取りあげていました。街角インタビューの様子を見ていると,地熱発電の知識は一般的ではないのだと分かります。前任校では理科総合Aという科目のなかで,発電のしくみについて教えていました。私の授業を聞いてくれた生徒たちなら,インタビューにちゃんと答えられたかな?日本に住む私たちは毎日たくさんの電気エネルギーを使って便利な生活をしています。その電気がどうやってつくられるか。興味を持ってもらえるとうれしいですね。
- 今、地球が熱い〜再生可能エネルギー〜(政府インターネットテレビ) こちら
04月07日(月)
仙台亘理自転車道で閖上から仙台空港へ
ぽかぽか陽気の昨日,こどもたちを連れて,仙台亘理自転車道をサイクリングしてきました。閖上にある名取市サイクルスポーツセンターから仙台空港まで,往復9kmちょっとの道のりです。広浦という潟湖から貞山堀に添って道が続いているので,アップダウンはほとんどありません。補助輪つき自転車のayuは「足が疲れた…」と言ってましたが,taroは元気に往復できました。
お昼は,仙台空港の飛行機を見ながらお弁当です。滑走路の東側に陣取りましたが,そこには大きなカメラを持った人がたくさん来ていました。皆さん,いつどこから飛行機が来るのか知っているようで,みんなが向いている方を探すと,着陸してくる飛行機を見つけることができました。私もちいさいカメラとビデオで撮影に挑戦!本当は離陸シーンを撮りたかったのですが,残念ながら着陸シーンのみ。ビデオのボタンをクリックすると再生します。
- 「貞山堀」とその界隈(仙台NEW / Sendai City Promotion Magazine) こちら
04月06日(日)
ちくま新書677『解離性障害』柴山雅俊著
空港見学の起案文書一式は,昨日でしっかりやっつけました。余った時間で WISH のタイヤ交換と風呂の中掃除(大掃除ではなく…)。いろいろ片付いて満足の1日。
さて,今読んでいる1冊の本を紹介します。『解離性障害 — 「うしろに誰かいる」の精神病理』です。一度読み終わったのですが,大事な部分をパソコンに書き抜いてから返したくなって,今,読み直しているところです。
一読して,解離性障害の人の主観的体験が,私たちが日常ときどき感じる「不思議体験」に近いということが分かって,興味をそそられました。例えば,既視感(デジャビュー)とか金縛りとか,いるはずのない人の気配感とか。目に見えるすべてのものがスクリーンに映ったように現実感がないという感覚も,私の場合,風邪を引いて体調が悪いときによく起こります(でも,こういう主観的体験の一つ一つは,解離に特有のものではないのです)。Amazon の読者レビューにもありますが,「患者が自分の感じていることを語る内容はみな幻想的で創造的」で,私たち人間の精神世界の奥深さを感じさせてくれます。
この本の第7章では,宮沢賢治について述べています。宮沢賢治の作品には,解離の主観的体験に類似したものが多く見いだされるというのです。宮沢賢治の作品に漂う不思議な雰囲気を,解離の主観的体験から理解するとこう見える,ということが詳しく解説されていて,非常に面白いです。
04月05日(土)
自転車で仙台空港へ
木曜日の午後,自転車で仙台空港に行ってきました。と言っても,家から自転車で出かけたわけではありません。空港の近くにある岩沼海浜緑地公園に車を停めて,そこから自転車で行きました。要するに,空港の駐車料金を惜しんだというわけです。それと,ちょっと運動をかねて。(地図)
このところ,自転車を車に積みっぱなしです。WISH のラゲージスペースには,荷物固定用フックが4つありまして,これを利用して自転車を固定しています。下の写真の青い固定用ベルトは,DIYセンターでバラ売りされている部品を買ってつくりました(25mm幅の平ベルト,網ナスカン,トライグライト,先止め)。今は右側2箇所のフックで固定しているだけですが,本当は左側からも支えたいところです。この週末で買いに行こうかな。
空港には行事の打ち合わせと教材収集のために行きました。空港内のレストランの予約をし,写真や動画を撮り,公園の駐車場が閉まる6持ギリギリまで粘りました。飛行機の離陸シーンも撮りましたが,ちょっと遠くて迫力がないんです。撮り直しに行きたい…。
今日はすばらしい青空。今すぐにでも出かけたいところですが,この土日で実施計画書をやっつけなければいけないので,今日のところは仕事です。
※仙台空港の駐輪場は,空港の敷地の一番右端にあります。国際線ターミナルの,さらに右です。
04月03日(木)
日本マクドナルド 会長兼社長 原田泳幸氏のインタビュー記事(Road to CEO)
マクドナルドは,うちもよく利用します。かつて業績不振に陥っていたマクドナルドを見事に復活させた人が,原田社長です。原田社長は,マクドナルドの前にアップルコンピュータ(日本法人)の社長として,これまた不振に陥っていたアップルを,スティーブ・ジョブズ暫定CEOとともに改革した人としても知られています。アップルユーザーの私にとって,恩人のような人です!!
日経ビジネスオンラインの Road to CEO に,原田社長のロング・インタビューが連載されています。実績(実力)のある人の言葉は重みがありますね。刺激を受けました。
まず空気を変えることです。社員が、「うちの会社はどうなるの、私たちはどこへ行けばいいの」と迷っているときは、間違えても「こっちへ行くんだ」と言わなきゃいけない。
スタッフをマネジメントするときに、いろいろな管理目標とかあるじゃないですか。数値管理して、数字で人を評価する、これをやったら社員は全員だめになる。最初は考えさせるんです。
構造改革は中途半端ではよくない。徹底してやる。それも短期にやるということですね。だらだらやったらモラルハザードになるだけ。
自分が自分のスタッフから、また店長がクルーから、「何を学んだか一週間に1回は振り返ってみろ」とよく言います。(略)上司が教えること以上に、部下から学ぶことがないと、その会社は発展しないわけです。
何をやりたいと言われたら教育です。大人になってからよりも小さいときの教育が一番大事ですから、「幼稚園をやりたい」と思ったりすることがあります。
- Road to CEO こちら
04月02日(水)
約束やルールが場の状況で変化する社会では無責任な人が育つ
約束を守りなさいとか,ルールを守りなさいとか,大人はそういうことをよく口にします。こどもにそう言う人は,きっと自分が約束やルールを守っていると思っているはずです。でも,世の中を見ていると,守られるべきことが守られていないことのほうが目につきます。
「今日は何も買いません」と約束したはずなのに,駄々をこねるこどもに根負けする親。「ご飯なし」と言われたのに出てくるご飯。出席時数や成績が規定に達していないのに単位をあげてしまう学校(自分もその一員です)。155個も約束したまま自ら消えていった総理大臣。
○○しないと,あとで××だよ,というタイプの約束が破られるのは日常茶飯事です。こどもはそれを知っているから,あまり本気で○○しようとは思わない。そうやって育つから学校の勉強もまたしかりで,今,勉強しなくても,最後に追試験・追指導を受ければ何とかなると分かるわけです。つまり,今の自分に無責任でいられるのです。約束やルールが人間関係の下位にあって,場面や状況によって曲げることができるというのが,世間一般の認識ということでしょうか。でも,それでは責任ある人間を育てることはできません。
やはり,自分がしたことに自分で責任を取れるしくみにしていくことが必要です。課題を出さなければ…。遅刻が繰り返されれば…。勉強しなければ…。その先にあることを事前にしっかり約束して,あとはみんながその約束にしたがって行動する。どんなにかわいそうな事情があるかとか,考慮すべき事情があるかとか,そんなことは考えない。約束は,それらの上位に存在するのです。
そのほうが,大人は優しくなれるはずです。病気で休んだ後,一生懸命出席したけど時数が僅かに足りなかった。そういう生徒がいれば一緒に悔しがる。課題を出さない選択をした生徒がいれば,その生徒を呼び出して約束を再確認するとともに,出してほしいという気持ちを伝える。超法規的に単位をやったり,しかりつける必要はないのです。ただ,こういうのはひとりでやってもダメですね。社会全体がそういう共通理解にならないと効果はありません。
04月01日(火)
おじいちゃんと高館山登山
週末に鶴岡へ帰省しました。今回のメインイベントは高館山登山。高館山は,日本海沿岸にある,標高274mの低い山です。鶴岡市内からは,頂上に立っている6本のテレビ塔がよく見えます。
taroにとっては去年の金峰山登山に続いて2回目,ayuは初めての登山です。登りが1時間,下りが30分。休憩を含めて2時間で,登って降りてきました。こどもたちは意外に体力があり,音を上げることなく最後まで自分の脚で歩き通しました。特にayuは途中で「だっこ」とせがむのではないかと案じていましたが,しっかり歩いたので驚きました。
登山道の両脇には,カタクリやらマンサクやら,春の花がたくさん咲いていました。頂上の展望台からは,日本海や鳥海山,庄内平野が一望できます。曇り空だったのが残念でしたが,いい眺めでした。
おじいちゃんとテニス
もう一つのイベントは,おじいちゃんのテニス教室です。鶴岡の隣町にあるインドアテニスコートを借りて,1時間いい汗を流しました。おじいちゃんは,テニス歴30年のベテランです。taroは初めてのテニスです。おじいちゃんに教えてもらって,ちょっと打てるようになったらしいです。「…らしいです」と伝聞でしか書けないのは,私がtaroをほったらかしにしてテニスを楽しんでいて,taroの上達を見ていないからです。でも,楽しかったと言っているので,次は外のテニスにも挑戦です。
ayuは…。ayuのラケットは買わなかったので,テニスコートのまわりをひたすら走っていました。ネットにかけたボールや遠くに行ってしまったボールを,犬のように走り回ってすべて拾ってくれて助かりました。「ぼくもラケットがほしい」と怒るかと思いましたが,「楽しかった」とのこと。よかった,よかった。