焼河原で化石採集 — タカハシホタテ・タツノクチカガミ・エイの歯
(左から)採集風景/エイの歯が出た!/見せてもらったタカハシホタテ/ayuクリーニング中
(左から)taroクリーニング中/タカハシホタテ/タツノクチカガミガイ/エイの歯
昨日は飲み会明けのaldoを置いて,3人で化石採集に出かけました。本当は,蔵王のお釜&紅葉か,おがつのホタテまつりに行こうと誘ったのですが,こどもたちは即時棄却。妥協点を探るうちに化石採集に落ち着きました。
行き先は焼河原。大きなホタテの化石「タカハシホタテ」が目当です。10時半頃に現地に着くと,先客が1人いました。今朝,茨城から6時間かけて来て,今日のうちに帰るのだそうです。ツルハシを持参していたので,そのスジの人(マニア)であることはすぐに分かりました。採れたてのエイの歯の化石を見せてくれました。
さて,私たちも採集開始。taroには,崖のでこぼこをよく見てタガネを入れて,できるだけ大きく岩をはがすようにと実演しながら教えましたが,なかなか最初からはうまくいきません。目の前に見えている化石を採ろうとしては壊して悔しがっていました。それでも,私がはがした岩をたたかせたら,それなりの化石が出てきて満足したようでした。私も久しぶりに時間を忘れて熱中し,直径12cmのタカハシホタテ,直径8cmのタツノクチカガミガイ,そして3cm弱のエイの歯を採集しました。2時間でこれだけ採れたら大満足です。
一方,先客の彼は,同じ時間でタカハシホタテを7つぐらい掘り出していました。さすが,日帰りで茨城から来るだけのことはありますね。一番立派な化石の写真を撮らせてもらいました。その上,欠けたり割れたりした2つの化石はいらないということで,こどもたち用にありがたくいただいてきました。
帰宅して遅い昼食を食べた後は,採ってきた化石のクリーニングです。化石が埋もれている部分を掘り出し,化石についている岩石のかけらを落とし,水洗いしてから薄めた木工用ボンドを刷毛でぬって補強します。このクリーニング作業を丁寧に行うと,化石の見栄えが全然違うのです。こどもたちにもさせてみたら,意外に一生懸命クリーニングをしていました。
ホタテまつりで美味しいホタテを食べるはずが,収穫できたのはホタテの殻だけ。でも,500万年前の海に生きていたホタテの化石ですから,食べられなくても大満足の1日でした。
読了 — 『リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと』
昨日は仕事三昧の1日にしました。絵カードを使った意思表示に関する事例研究の中間まとめ,光明祭(学習発表会&バザー)のパンフレット作成の準備,そして修学旅行関連の仕事。どれもそれほど重い仕事ではないので,ノンビリ仕事を楽しみながら,合間に Wii で遊んだり,読書をしたり。
仕事に追い立てられない週末を過ごせるというのは,本当にありがたいことです。今は金曜日の仕事明けに感じる解放感が気持ちよいし,月曜日にわき上がってくるやる気もうれしい。週末とか休日という言葉が死語になっていた頃もありましたが,二度と戻りたくない生活です。
さて,昨日の読書で読み終わったのが,『リッツ・カールトンで学んだ仕事でいちばん大事なこと』(林田正光著)です。ザ・リッツ・カールトン大阪の営業統括支配人をしていた著者が,「神秘的」とさえ言われるリッツ・カールトンのサービスの秘密を惜しげもなく紹介した本です。
その中でも私のアンテナにひっかかったのは,「クレドカード」と「デイリー・ラインナップ」でした。クレドカードは,リッツ・カールトンの理念と行動指針が記されている小さなカードで,従業員はいつもこれを携行しています。「デイリー・ラインナップ」は,毎朝行われる15分間のミーティングです。このミーティングでは,クレドカードに書かれた20の行動指針から1つを取りあげて,自分がそれについて実践したことを発表したり,他の従業員の発表を聞いたりします。クレドに書かれた理念や行動指針を,具体的に行動として日々の業務に生かすための訓練です。
クレドというのは,社訓とか社是のようなもので,学校で言えば学校運営方針,クラスで言えばクラス目標といったところです。リッツ・カールトンのすごいところは,理念や行動指針を日々の仕事に結びつける努力を惜しまないところでしょう。従業員一人一人が,会社の理念と自分の行動を結びつけて考えられるように教育されているのです。その従業員教育から「神秘的」と評されるリッツ・カールトンのサービスが生まれてきます。
この「クレドカード」(理念と行動指針)と「デイリー・ラインナップ」(ミーティング)の組み合わせは,MAPで大切にされる「フルバリューコントラクト」と活動後の「振り返り」に似ていると思います。フルバリューコントラクトとは,集団で活動するときにメンバー間で共有する基本的な約束事(行動指針)のことです。グループにとって重要な活動をした後には,振り返りの時間をとって,フルバリューコントラクトに基づいて活動していたか,みんなで確認し合うのです。フルバリューコントラクトには基本となる項目がいくつかありますが,活動の進行とともにそのグループなりの約束が加味されていき,しだいにオリジナルなものになってききます。
「クレドカード」と「デイリー・ラインナップ」にしろ,「フルバリューコントラクト」と「振り返り」にしろ,大事なことは理念や指針といった抽象的なことと具体的な自分の行動をつなぎ合わせるしくみがあるということです。例えば「お客様第一」という言葉だけで従業員の行動を統一することはできません。うちのホテルでは,こんなふうに行動することが「お客様第一」である,という具体的な事例を互いに共有することが,なにより大切なのです。さらに,できなかったことに焦点を当てるのではなく,できたことを共有するというところにも学ぶべきものがありますね。
学校運営方針やクラス目標もまったく同じ。運営方針や目標を,日々の具体的な行動と結びつける活動をしなければ,それらは単なるお題目で終わってしまいます。ほとんどのケースでは,そうなっているのではないでしょうか。理念や目標は大切なもののはず。それらをお題目で終わらせたくない人は,リッツ・カールトンのありかたを参考にしましょう。
制服キライ
高校生の制服反対運動が盛り上がったのは70年代でしょうか。今は逆に,制服で学校を選ぶ生徒も増えているようです。皆さんは,高校生や中学生の制服ってどう思いますか?
私は好きじゃないですね〜。寒い冬に短いスカートでやせ我慢をしている生徒たちを見ていると,特にそう思います。教員として2つの高校に勤務しましたが,ひとつは制服のない学校,もう一つはある学校でした。制服のない学校では,生徒たちはもちろん私服で登校します。10年以上前なので記憶が曖昧ですが,女子もパンツスタイルが多かったんじゃないかな。
私服の学校では,服装の指導でたいへんだったという記憶はありません。一方,制服の学校ではけっこう大変でした。制服はきっちり着ないとだらしない印象になるのに,生徒たちはどうにかして着崩そうとしますから。制服を着崩すというのは,本当にみっともないですね。
制服というのは,人と違うことをしたがらない日本人の気質によく合うのでしょうか。制服賛成の人たちは,制服の意味をいろいろ主張しますが,寒い冬でもスカートという一点で私は「反対」です。
美味し国・伊達な旅 仙台宮城ディスティネーションキャンペーン
<紅葉の秋保大滝>※クリックで拡大 仙台宮城ディスティネーションキャンペーンが始まっています。10月から12月の3ヶ月間,宮城県内各所でいろんなイベントが行われます。高速道路の定額乗り放題サービス(→こちら)も実施中!
宮城県はこれから紅葉のシーズンを迎えます。新米,はらこ飯など美味しい農産物や郷土料理も皆さんを待ってますよー↑
岩手宮城内陸地震の被災地も,復興に向けてがんばっています。風評被害で一時観光客が減りましたが,観光に行くことは,被災地への応援にもなるのです。皆さん,どうぞ宮城県にお出でください!
そういう私も,この週末をどうすごすか検討中。体調が悪いので無理はできませんが,どこか一カ所ぐらいはおでかけしたいと思っています。
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