01月28日(月)
Word のノートレイアウトで音声付き記録を取る
Mac版の Word 2008 には,ノートレイアウトビューといわれる機能があります。会議中に議事録をつくったり,講義を聴いてメモをするためのモードで,プリントアウトする書類を作成するような普通のモードとは違います。
一番大きな違いは,文字の入力と同時に音声を記録できること。会議の内容を文字で入力しながら録音していると,文字を打ち込んだ時点の音声が,その文字の近くに記録されるのです。会議が終わってから,誰かの発言の細かい言い回しを聞き返して確認したいときや,自分が発言していて文字入力ができなかったところを文字にしたいときなど,入力されている文字を見れば,その音声データにドンぴしゃで戻れるというわけです。
この機能は,劇的に便利です!音声データの記録は一般的にはICレコーダーで行いますが,その場合は,聞きたい音声を見つけるのに,何分頃だから…と当たりをつけて探すことになります。それがノートレイアウトなら一発頭出しです!
土曜日にあったMAP研の研修記録を今回初めてノートレイアウトで取ってみましたが,もう病み付きになりそうです。今日その活動報告をつくりましたが,文字のメモと記憶を頼りにまとめながら,あやふやなところは音声データで確認して文章を手直し。1日分の報告があっという間にできあがりました。
写真はMAP研で記録しているときの机周りです。MacBook Pro には内蔵マイクがついているので,基本的にはそれを使えばいいのですが,今回はキータイプの音を拾わないようにするために iSight(Mac用のウェブカメラ)をマイク変わりにしました。写真の左端に写っている筒状のものがそれです。ハンカチの上に載せて,机からのノイズも拾わないようにしています。これらのテクニックはこちらのサイトを参考にしました。
- Word on PowerBook こちら
ちなみに,音声データもつけるとファイルサイズが巨大になると思われるかもしれませんが,4時間分の録音つきで40MBです。これからは,講義録は全部音声付きにしてしまおう!
01月27日(日)
代ゼミの夏期講習と冬期講習
昨日の「ひとこと」を書きながら,高校時代に通った代ゼミの講習のことを思い出しました。高校3年生の時だから,もう24年も前のことになります。当時は代ゼミの仙台校には東京から本校の講師陣が来ていて有名な先生に教わることができたのですが,やはりその授業は衝撃的に面白いものでした。特に,椿本昌夫先生の国語の授業と山本矩一郎先生の数学の授業には心酔しましたねー。現役で大学に合格したので予備校にお世話になったのは短い時間でしたが,今思うと少し惜しかったかな?
高校時代は鶴岡に住んでいましたから,仙台の代ゼミに通うために夏は旅館,冬はホテルに宿泊しました。2週間の講習でしたから15日間の連泊です。講習は午前中の東北大学理系コースと午後の単科をいくつか取りました。授業の後は一緒に行ったクラスの友達と仙台市内の喫茶店に移動して,アイスコーヒーを飲みながら授業の情報交換やいろんな話をし,3時頃には宿泊先に戻って予習・復習という毎日でした。サザンの「ミス・ブラニュー・デイ」とか稲垣潤一のアルバムを聴きながらがんばってたなー。
2週間×2回(夏,冬)のプチ仙台生活は,新しい体験の日々でした。中央通りや一番町という商店街の大きさにも驚きましたが,正月というのにまったく雪がなく,こどもたちが普通に自転車に乗っているというのも,生まれてはじめて見る「異様な」光景でした。鶴岡の正月は雪に埋もれて自転車に乗るどころではなかったし,商店街も鶴岡の銀座通りしか知らなかったからですから。そういえば片側3車線の道路にもビックリでした。道路を渡るのにこんなにたくさん歩くのかと。思い返せば,あの2週間×2回が自立の第一歩だったかな。おかげで春には無事に仙台市民になり,以来23年間暮らしています。
ちなみに,この写真は私がプチ仙台生活をした昭和59年の仙台駅付近の航空写真です。代ゼミが写っていますが,どれか分かりますか?現在の航空写真は Google Map で見られますので,それと比較すると面白いです。【国土画像情報(カラー空中写真)国土交通省 cto-84-2_c6_18.jpg を加工】
01月26日(土)
成績の責任を生徒に返していく
東京・和田中の塾講師による有料授業「夜スペ」のことが話題になっていますね。[よのなか]科で有名な,和田中の藤原校長先生によると,これは「吹きこぼれ対策」なのだそうです。
公立校には偏差値35〜70までの生徒がいる。通常の授業では、下位の生徒を上に引っ張ろうとすることが多く、成績上位の生徒は「自分で勉強をやりなさい」となる。最上位の生徒は、指導されなくても自分で勉強するが、中〜上位の子は勉強の面白さがまだわかっておらず、個人に任せても成績は伸びない。いわゆる「落ちこぼれ」とは逆で、成績が良いために教諭の視界から外れてしまい、上から「吹きこぼれ」てしまう。「夜スペ」では、そのような生徒にきめ細かくフォローができる。
教師の労力のほとんどが,問題行動への対処も含めて成績下位の生徒にまわってしまい,成績が良いか普通で問題行動を起こさない生徒に手が回らない(藤原校長先生の言う「教諭の視界から外れてしまう」)という実態は,私も身に覚えがあります。さらに,最上位の生徒は自分で勉強するが,中位〜上位の生徒は個人に任せても成績は伸びないという指摘も,現状ではその通りだと思います。それを塾講師による有料授業で補おうという考えは,藤原校長先生のように実行まではしなくても,アイディアの一つとしてもっている先生は多いのかもしれません。
ですが,私の気持ちはこういう対策には拒否反応を起こします。「成績を上げる」の主語は誰なのかというところが,根本的に違っているんだろうと思います。藤原校長先生の言葉の中に「上に引っ張ろうとする」という言葉があるように,一般的には生徒の成績は教師が引っ張り上げるもののようです。しかし私の感覚では,成績を上げるのは生徒自身です。しかも,そのために「教えてもらう」のではなく「自分で学ぶ」のが何より大切だと信じています。自分の心にある内発的動機づけにもとづいて能動的に学びに取り組むからこそ,楽しく学べるし,自分自身の成績(=成長)に責任を持てるのだと思うんです。
現状はもちろん逆です。学習を嫌がり,自分の成長に責任を持たない(自分で自分を磨こうという意欲のない)生徒のなんと多いことか。そういう学習を嫌がる生徒に,受動的な学びの場と,外発的な動機づけを与えて,成績を上げ「させる」のが今の学校教育。生徒の立場で言えば,成績を上げ「させられる」場が学校です。教師が自分の仕事を「生徒の成績を引っ張り上げること」ととらえる限り,この構図は変わらない。
成績を上げるのは生徒だという立場に立つと,対策はちょっと変わるんじゃないでしょうか。つまり,生徒が勉強したいと思うために,教師はなにができるかという発想になるはずです。その延長に,塾講師の補習授業は出てこないような気がします(→補足)。ただ問題は,この手の対策が遅効性だということです。単に在学中の成績を上げるだけなら,塾講師の授業の方がずっと効果的なのは間違いなく,1〜2年後に高校入試を控えている中学校という場で,たとえば一つの中学校だけが生徒の内発的な動機づけに基づく学習に切り替えていくというのは,怖くてとてもじゃないけどできないでしょう。でも,そこからはじめないと教育は変わらない。21世紀は「答えのない時代」ということで,答えのないことに能動的にかかわっていける人材が求められているわけですが,この調子だと22世紀になっても,21世紀型の教育にはならないのではないかと,すこし悲観的な気持ちになってしまいます。
- 大手進学塾と連携、「夜スペ」で学力を 東京・和田中の藤原校長に聞く こちら
(補足)とは言うものの,自分が高校生だったときは,高校の授業よりも,夏休みや冬休みに受けた代ゼミの授業の方がずっと楽しかったです。特に国語の授業が衝撃的で,国語の学習に対する内発的動機づけは,むしろ高まったような思い出があります。
01月22日(火)
勝手口がはじめて凍る
洗面所の勝手口の扉が今シーズンはじめて凍り,キラキラと光っていました。今朝は一段と冷え込んだようです。でもまだ氷の結晶の粒は小さく,冷え込んだといってもまだ序の口ですね。グンと冷え込むと,氷の結晶がさらに成長してきれいなモザイク模様になるのです。今シーズンは,何回モザイク模様になるのかなー。
01月21日(月)
昨日の工作
パソコンにくっついているトトロは,taroがつくってくれたものです。作り方は,ぽっしゅん教材製作日記の『「となりのトトロ」を折ろう!』へ(→こちら)。
調理学習の練習(その2)
昨日の夕食で,餃子とポテトサラダを練習しました。インターネットでいろいろかき集めたレシピを取り混ぜてつくった,Sphinx特製レシピの出来は上々で,なかなか美味しくできました。調理実習は木曜日です。ちょっと自信ができたかな。まあ,なんとかなるだろう!
01月20日(日)
年賀状クイズ当選者へのプレゼント
今年の年賀状クイズの当選者へのプレゼントは,繭玉でつくった干支のねずみでした。1月1日に,鶴岡市の荘内神社で購入したものです。本当は自分たちで買いに行きたかったのですが,当日は雪で到着時間が遅れてしまったので,おじいちゃんに買ってきてもらいました。初詣の行列にまじって1時間も並んだそうです。
この干支ねずみ,おしりの方におもりが入っていて,鼻先をちょんちょんつつくと起き上がり小法師のようにゆらゆらと揺れます。この干支ねずみのように,今年一年,粘り強く,倒れずにいきましょう!
調理学習の準備と練習
昨日は,一日がかりで調理学習の準備をしました。事前学習(食材,買い物)のプリントと,メニューのレシピづくりです。メニューは,ご飯,味噌汁(ワカメ・もやし・ネギ),餃子,ポテトサラダ,ほうれん草のおひたしです。これで栄養のバランスはとれているでしょうか?家庭科は苦手なので心配ですが,金曜日に生徒たちと話し合って決めたものです。
レシピをつくってから,レシピの検証と調理の練習をかねて,Aldo指導の下,味噌汁とおひたしをつくってみました。酒のつまみづくり以外で厨房に立つのは久しぶりですが,どちらもなかなか美味しくできましたよ!今日は,餃子とポテトサラダに挑戦します。
01月19日(土)
人のやる気を奪う方法
もう起きなければいけない時間を過ぎている。だけど,もう少し寝ていたい。でももう起きなくちゃ…。心の中でそう逡巡しているときに,「起きなさい!何時だと思っているの?」と無理矢理起こされたら,あなたは何というでしょう。「起きようと思っていたのにぃ!」あたりでしょうか。「そろそろやらなくては」と思っているときに「やりなさい」と言われると,逆にやりたくなくなるという体験は,きっと誰にでもあるでしょう。
「人を伸ばす力」を読んだ後,内発的動機づけについて少し考えています。昨日考えていたことは,人のやる気を奪うのは簡単だということ。させたいことについて「〜しなさい」と言えばいいのです。起きようとする気持ちを奪うには「起きなさい」と言えばいい。勉強する気持ちを奪うには「勉強しなさい」と言えばいい。なんか世の中,互いのやる気を奪い合って物事が進んでいるんじゃないか…。そんなふうにも思えます。
じゃあ,寝坊助で起きないうちの子になんと言えばいいでしょう(あ…ちなみにtaroは最近早起きで,ayuはうち一番のお寝坊さんです)。寝ている子に「起きなさい」というのは,「人を伸ばす力」で言うところの「統制」ですね。相手にそうすることを求める態度です。「起きる」という結果を要求しています。では「朝だよ」と起こしてみてはどうでしょう。これなら起きるかどうかは相手の問題のままです。つまり,統制はしていません。
「起こされた」ではなく「起きよう」「起きた」,「勉強させられた」ではなく「勉強しよう」「勉強した」。すべての人が,内発的動機づけにもとづいて1日の行動を遂行できるようになったら,世の中もっと楽しくなるんじゃないでしょうか。さて,そろそろayuを起こしに行くか…。
- 玉三郎さんに「学習と発見」の手法を教わる こちら
01月18日(金)
仕事帰りに図書館による
蔵王高校から光明養護学校に転勤して,時間の使い方が大きく変わりました。仕事帰りに時々寄り道するようになったというのも,その一つです。自宅から蔵王高校への通勤路は,お店も街灯もない,携帯電話すら通じない道路でしたし,そもそも1日仕事をした後にどこかに寄ろうなどという時間も気力もありませんでした。今の通勤路には,ジャスコ,生協,DIYショップ,ドラッグストア,TSUTAYA,文具・事務用品店,ヤマダ電機など,まあ普段買い物をしているお店はだいたいそろっているので,ちょっとした買い物は帰り道で用が済み,本当に助かります。
昨日は通勤路からほど近い図書館に寄りました。仙台市の図書館は,1回に7冊まで借りることができます。館内をさとまわって目についたものを7冊選ぶのに要する時間は2〜3分。ちなみに,昨日はこんな本を借りました。
- ジョン・バーニンガム 私の絵本、私の人生 Amazon
- ロッタちゃんとじてんしゃ Amazon
- スノーマン(レイモンド・ブリッグズ) Amazon
- ながぐつをはいたねこ bk1
- だいちゃんとうみ(太田大八) bk1
- もりのえほん(安野光雅) bk1
- ルラルさんのごちそう(いとうひろし) Amazon
01月16日(水)
「人を伸ばす力」読了
年末に宮城県図書館から借りた「人を伸ばす力」を,この連休で読み終えました。この本の主張は大きく二つあります。一つは,外発的動機づけよりも内発的動機づけにもとづいて行動したときの方が,行動変容や知識の記憶の持続性,生み出されたものの創造性,行動に対する責任感などがすぐれていること。もう一つは,内発的動機づけにもとづいて行動するためには「自律性」と「有能感」が大切であるということです。これらのことが実験結果と実例を取り混ぜて,分かりやすく述べられています。
この本の言う「自律」とは,本当に自分がしたいことをしている状態です。逆の状態は「統制」—つまり,外部から強制されたり促されたこと—にもとづいて行動している状態です。上に立つ人(管理職や親,教師)が,下の者(部下,子ども,生徒)に何かをさせたいときによく用いる,金銭などの報酬,締め切り日の設定,目標の押しつけ,監視,評価,テスト,競争,随伴的な愛情(ある特定な行動にだけ愛情をそそぐ)などはすべて統制であるとしています。そして,これらの統制にもとづいた行動は,それを受け入れても反発しても,その人の内発的動機づけを低めてしまうという実験結果が紹介されています。
また,「有能感」というのは,その言葉通り「自分はできる」「役割を果たしている」という感覚です。「できるかもしれない」ことはやってみたくなる,「できそうもない」ことはやろうとは思わない,ということは,私たちが日常常に感じていることです。有能感を感じるためにトップである必要はありません。取り組む過程と結果に満足感が伴えばいいのです。
この本では,「自律性」と「有能感」がセットで存在するときに,もっとも効果的な結果が得られると述べられています。有能感だけがあっても,その行動が統制されている場合は,内発的動機づけも高まらないし,満足感も得られない。その逆もしかり。自分自身を振り返ってみても,自分のしたいことができているという感覚をもって(自律性+有能感)仕事ができているときは,とても楽しいと感じることができます。
この本は,自分自身をどう育てていくかという観点で読むこともできるし,上に立つ者として,自分の部下や生徒,こどもをどう導くかという観点で読むこともできます。人の成長とか人生の充実について,重要な示唆が得られるよい本だと思います。
01月14日(月)
音符と昆布
1月26日からシネマート六本木などで公開される映画です。アスペルガー症候群の姉と,不可解な姉を受け止めようとする妹の物語。見に行きたいのですが,仙台では公開されないのかな。 音符と昆布オフィシャルサイト
休日は懐かしい遊びで
3連休。私の体調がすぐれないこともあり,家でのんびりの3日間です。昨日こどもたちは,制限時間いっぱい Wii を楽しんだ後,工作をして遊んでいました。私も久しぶりに目隠しをして福笑いをしましたが,やっぱり楽しくて笑っちゃいますね。
- グリコ 子育て応援コーナー くるくるコマ&福笑い こちら
01月12日(土)
ソウルのある教育
仙台の今日・明日の予想最高気温が2℃と1℃。冬らしい連休になりました。南岸低気圧が近づいてきて,仙台でも雪がちらついています。今日は WISH の6ヶ月点検の日。あまり降らないでほしいですが…。
さて,Windows で知られるマイクロソフトと,iPod や Macintosh で知られるアップルの違いについて書かれたブログの記事を読みました。2005年に書かれたちょっと古い記事ですが,これがなかなか面白かったので,リンクして紹介します。
- ソウル(魂)のあるもの作り こちら
私も熱心なマックユーザであり,iPodユーザーなので,共感して読みました。職場では強制的に Windows を使わされますが,いくら使っても Windows での仕事は楽しくないのです。Mac ならこんなに楽しく仕事ができるのに…と思います。Mac には,作り手のソウルが込められているというわけですね。
こういう話を聞くと,つい自分に当てはめて考えてしまいます…。私の授業にはソウルがあるか?それは生徒に伝わっているか?と。ソウルはあるつもりだけど,それをあまり表には出さないできたかもしれない(それでも気づく生徒はいるようでしたが)。今年はソウルを前面に出した授業を目指そうか?
01月11日(金)
年賀状のクイズ・正解の発表!!
年賀状クイズの正解は………ダダダダダダ…ジャーン! 2番と8番です!
正解した方は4名いらっしゃいましたので,taroとayuにくじを引かせた上で,当たった方3名に粗品を進呈いたします。お名前はウェブ上には掲載できませんので,景品の発送をもって発表に換えさせていただきます。連休中には発送したいと思いますので,しばらくドキドキしてお待ちください。
さて,この問題は,私たちの予想以上に難しいものだったようですね。2番(ayu)と8番(taro)以外は,親(Sphinx,Aldo)と,親の兄弟の昔の写真を使っています。1番と5番が母の弟(叔父),3番がSphinx(父),4番と10番が父の弟(叔父),6番が母の妹(叔母),7番と9番がAldo(母)です。このうち9番と10番は,もともと白黒写真だったものに,画像処理で着色したものです。よくできているでしょう?(笑)
ということで,クイズに応募していただいた皆さん,どうもありがとうございました!悩みながらも一生懸命考えて解答を寄せていただいた様子がコメントから伝わってきて,とてもうれしく思いました。残念ながら外れてしまった皆さんも,これに懲りずに今年もどうぞよろしくお願いします!
01月09日(水)
血圧
健康診断のときの血圧が高くて,昨日再検査に行きました。2回測定してもらったところ,やはり最低血圧が90前後で少し高いという結論。薬を飲むほどではないが,塩分の取り過ぎと体重の増加に気をつけながら経過観察ということになりました。
健康診断の後に yodobashi.com で血圧計(OMRON HEM-762ファジィ)を購入して,しばらく毎日計測していたのですが,最近は寒くてさぼっていました。この結果を受けて昨晩から仕切り直し。朝食前と就寝前に安静にして血圧測定,加えて朝食前に体重測定をします。ちょっと面倒ですが,こういうデータ収集は,理系の血が騒ぎますね(笑)。Wii Fit で血圧も測定してくれるとよかったんですが。
- 高血圧を正しく知る(元気予報.com) こちら
01月08日(火)
最後だとわかっていたなら
最後だとわかっていたなら
あなたが眠りにつくのを見るのが
最後だとわかっていたら
わたしは
もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように
祈っただろう
ノーマ コーネット マレックという女性が,わが子を亡くしたときにつくった詩の冒頭です。サンクチュアリ出版から昨年の6月に発売になりました。(→Amazon)
01月07日(月)
疲れたときは川柳で…
ちょっと急な仕事があって,金曜日の夜から土日にかけて一生懸命がんばりました。昨日の夜8時頃に完成してホッとしているところです。根をつめすぎて3学期がはじまる前から息切れ状態…。
地震防災関係やMAP関係の仕事を積み残したまま冬休みが終わってしまって,ちょっと焦りがありますが,100年ルールを適用して少し気を取り直し,まずは川柳で初笑い。さて,そろそろ学校にいく準備をしよう。
01月06日(日)
個室から社会につながる携帯電話
学校裏サイト(学校勝手サイト)について文部科学省が実態調査に乗り出すという報道がありました。今,自分の携帯電話を持っていない高校生はほとんどいないと思いますが,自分のこどもが携帯電話からどんな世界につながっているか,はっきりと知らない親は多いでしょう。携帯電話と自分の部屋(個室)があれば,こどもは親や学校の先生にまったく知られることなく,友達や大人と自由に交流することができます。そこには,いろんな友達がいて,いろんな大人がいます。
今の大人の世代は,こどもの頃に携帯電話やインターネットがなく,リアルな現実社会で人間関係を学んだ世代です。ケンカもいじめも相手がちゃんと見えている状態で行われていました。一方,今のこどもたちは,人間関係のつくり方が未熟なうちから携帯を持っています。ケンカはメールで,いじめは学校裏サイトで…携帯を使えば相手を見ないでケンカもいじめもできるんですよね。加害者は相手を見ない分,そういう行動を起こすための閾値は低くなり(気安くできるようになり),被害者は逆に相手が見えないだけに反撃も難しいような状況です。人間関係のつくり方も未熟なままですから,いじめの標的になったときにも,自分に向けられた悪意をはね返すだけの心の強さはありません。あっという間に不登校です。
うちのこどもたちにも,これからどういうタイミングで自分の部屋や携帯電話を与えるのか,そもそも与えるのか与えないのか,まだ自分の中で明確に答えは出ていません。自立(自律)を教えるためにも,だんだん自分の世界をつくる方向に育てていきたいわけですが,そのためには,いろんな出来事に自分の判断で適切に対処できるような力を育てるのが先ですよね。日々の暮らしの中の,ちょっとした親子の会話の中に,そういうチャンスがあるのでしょうか。
- 【消える「一線」】「お前、裏サイトに載っているよ」こちら
- 【消える「一線」】増殖する「トイレの落書き」 子どもを覆う現実 こちら
- 「学校裏サイト」と子供たちが抱えるネット上の人間関係こちら
- 「言論の自由」の大切さに関して一言(Life is beautiful)こちら
01月05日(土)
暖めないと映らないテレビ
うちのテレビは,昔ながらのブラウン管テレビです。もう15年ぐらい使っていますが,いつの頃からか暖めないと映らないテレビになりました。テレビをつけるときは,30秒ほどドライヤーの熱風で暖めなければいけません。昔の真空管ラジオじゃないんだから!…と書いてから気づきましたが,ブラウン管も真空管の一種でしたね。この冬はついにテレビの脇腹に穴を開け,ドライヤーの熱が効率的に当たるようにしています。今まではテレビをつける機会が少なかったので,毎回暖めるのもそんなに手間ではなかったのですが,Wii をするようになって,やはり不便だと感じるようになりました。(電気代を余計に使うことで環境にも家計にもよくない気もするし…)
地上波デジタルへの移行まであと数年あるので,もう少し様子を見たいところですが,Wii をやるためにはそろそろ替え時かなーと思っています。うちの場合,Wii 90%,テレビ7%,DVD 3% という使い方なので,ほとんど Wii のためにテレビを買い換えるというような状況です。
そこで困るのが,プラズマなのか液晶なのかという問題(お金がないという根本的な問題は置いといて)。液晶だと動きの速い映像が苦手ということで,ゲームをしたときに見にくい画像にならないのかどうか。プラズマだと明るい部屋での映像が見にくいらしいし…。でも,ネットを検索しても特に不満は書かれていないので,どちらでもきっと大丈夫なんだろう…。
それより問題なのは,Wii のコントローラーによるテレビの破壊かも。うちのこどもたちもゲームに熱中するとどんどん画面に寄っていく傾向があるので,買ったばかりの薄型テレビをコントローラーでゴツンとやられたらと思うと,ゾッとします。画面に近寄らせない,いい方法はないものか?
- デジタルAV機器 購入ガイドQ&A 【液晶テレビ・プラズマテレビ編】 こちら
01月04日(金)
たまごっちの映画
ayuのクリスマスプレゼントは,たまごっちの最新版「ふぁみたま」でした。もらったその日から「進化した」だの「うんちした」だの,毎日いろいろ忙しそう。ストラップで首からぶら下げて,どこに行くのも一緒です。
そんなayuのために,昨日は家族でたまごっちの映画を見に行きました。私も行きがかり上,一緒に見たのですが,映画そのものよりも,身を乗り出したり涙をふいたりしながら真剣に見ているayuを見ているのが楽しかったです。
報酬は内発的動機づけを低下させるのか
「人を伸ばす力」を読んでいますが,覚えておきたい部分をメモしながら読み進めているので,なかなか進みません。いろいろ思い当たることもあり,MAPの考え方とシンクロする部分も多く,思考を刺激されます。
ただ一つ気になることは,外的報酬が内発的動機づけを低下させるということを強調して,行動分析学を批判していることです。その根拠として取り上げられている実験の結果と合わせて読んでも,胸にストンと落ちてこないんですね。
それで,昨日はネット上で報酬と内発的動機づけのことを調べてみました。そうしたら,やはりあったんです。いい文献が!今朝は「人を伸ばす力」を一度置いて,そちらの方を読みました。
- 大河内ほか(2006)報酬は内発的動機づけを低めるのか 大阪教育大学紀要, 54(2),115-123.
01月03日(木)
今年の年賀状
【↑クリックで拡大】 今年の年賀状は「読者参加型」です。(笑)
粗品のプレゼントは実際に年賀状を出した方のみを対象とさせていただきますが,よろしければ皆さんも挑戦してみてください。1月11日にこのサイトで答えを発表します。
ちなみに,プレゼント用の粗品はすでに用意してあります。年賀状を受け取った方は,ぜひメールで解答を寄せてください。お待ちしています!
01月02日(水)
仕事の立ち位置
「千の風になって」の秋川雅史(40歳),DREAMS COME TRUE の吉田美和(42歳),脳科学者の茂木健一郎(45歳),そしてヒトの皮膚細胞から人工多能性幹細胞(iPS細胞)を作り出した山中伸弥・京大教授(45歳)。今,世の中に大きな影響を与えている人たちの年齢が気になるようになりました。自分の年齢に近い方が多いなあと。
そんな方々の活躍を拝見しながら,では自分の40代はどんな時代かと考えます。21世紀は「答えのない時代」と言われます。日本は今まで「答えのある教育」で成果を上げてきて,一時は「ジャパン・アズ・ナンバー1」と言われて欧米から恐れられました。でも,そんな日本の教育も国際的な学力調査で低下を始め,何となく斜陽のムードが漂っています。21世紀は答えのない時代。そんな時代に適した教育はどんな教育なんでしょう。自分はその時代に適した教育を日々の仕事の中で行っているのだろうかと,不安に思う今日この頃です。
先日参加したMAPの県内指導者連絡会議で「内発的動機づけ」という言葉を久しぶりに聞いて,そこを出発点にして少しずつ頭の中を整理しています。まだしっかり形になっていないのですが,今,自分が考える21世紀型の教育として3つあげると…
- 自律と協同
- 内発的動機づけに基づいた行動
- 答えのない問題解決を楽しめる
といったかんじです。
「協同」というキーワードはMAPに携わるようになって自分の中に付け足されたものですが,それ以外は初任の頃からずっとこういう視点でやってきたように思います。そういう意味では,自分の進んできた方向は悪くないという気がします。ただ,非常に難しいと感じることは,内発的動機づけを外発的に教えるわけにはいかないということです。そこには「待つ姿勢」と「適切な刺激」が必要だと思うのですが,ややもすると,成長を生徒に丸投げしていないかという不安が常につきまとうのです。大村はまさんの「教えないなら教師ではない」という言葉も胸に突き刺さります。教師は教えるのが仕事だけど,答えを教えるだけなら誰でもできるし,答えのない問題に立ち向かう力を育てることはできない。四十にして惑わずという言葉とは裏腹に惑い続ける日々ですが,道を大きくは外していないということも見えてきたので,このまま努力するしかないのかな…。
ついでにもう一つ。40代になってもう一つ思うことは,教員としての自分の経験を,どう次の世代の教員に引き継いでいくかということです。そんなこと数年前までは考えたこともなかったのですが,最近ことあるごとにそういうことを感じます。自分で確信が持てないでいることを他者に伝えるというのも無責任だという思いもあるのですが,そうも言ってられないな…という状況なのです。
- 答えのない問題に向き合う勇気を持とう(大前研一) →こちら
01月01日(火)
新年
あけましておめでとうございます!