正藍染の伝統

震災(復興応援)エコツアー (宮城県栗原市)

岩手・宮城内陸地震の爪痕を巡る

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更新日 2008-11-24 | 作成日 2008-08-03

観光地を巡る 

正藍染の伝統

  正藍冷染(しょうあいひやぞめ)という,熱を使わずに自然の力で発酵させる藍染は,現在,栗駒の文字地区にある千葉家だけが伝承している,日本最古の藍染の技法である。千葉あやのさんは国指定重要無形文化財に,千葉よしのさんは県の無形文化財保持者に指定されている。
 
 今回の地震で,染めた反物を洗う二迫川が濁った上,工房のある自宅の裏の崖が崩れる危険があるということで避難を余儀なくされた。そのため,今年の染め作業の時機を逸してしまった。
 
 建物や地盤の被害は目に見えて分かりやすいが,こういう伝統文化も地震で被害を受けるのだということが分かった。

 また,隣にある「愛藍人・文字」(あいらんど・もんじ)という施設では,正藍染の作品の展示販売,藍染体験のほか,地場産品の直売とレストランもやっています。
 

関連リンク

LinkIcon栗駒町に「正藍染」を訪ねて 
 

DSCF6463.jpg千葉家と工房
DSCF6464.jpg正藍染の説明
DSCF6466.jpg濁った二迫川
DSCF6467.jpg伝統を守る工房
DSCF6459.jpg愛藍人・文字
DSCF6461.jpg調査済みの紙

このサイトについて 

 
 2008年7月20日〜21日にかけて,岩手・宮城内陸地震の被災地を巡る「震災エコツアー」(復興応援エコツアー)が行われました。そのツアーに参加した一人として,このツアーで学んだことをウェブにまとめてみることにしました。

 このサイトをつくったのは,宮城県の山口裕之(Sphinx)です。