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前沢養護学校・講演(2001/6/1)
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 まずは調理実習です。学校での実習の成果を家庭でも取り入れてもらうために,指導前〜指導中に細かく情報交換をした事例です。まずは調理実習の様子をご覧ください。

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 調理実習の計画を立てるにあたって,まずは事前アンケートで家庭のニーズや生徒の実態を調査しました。

【→アンケート(PDFファイルをZIP形式で圧縮;Acrobat Reader 5 以降でご覧ください)】

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 そのアンケートと年間の個別の指導計画に基づいて,一人一人の個別目標を決めました。そしてそれを達成させるための学習内容を決定し,記録表を作りました。

 下ごしらえから後かたづけまで,調理の一部始終を課題分析して,その隣の分担表には一人一人の個別目標と関連している部分に印をつけます。◎は特に関連が深いものです。これを大きくコピーして調理室にはりだし,それを見ながら生徒の活動を支援していきます。支援しながら実際に活動できたものにはレ点を,指導し損ねたものには−印を記していきます。

 この日の連絡帳は,この記録表の左半分をコピーしたものをあらかじめ用意しておき,それぞれの生徒がその日分担した内容にチェックマークを入れて貼りつけ,うまくできたところを簡単にコメントして返します。生徒を帰してから,その日のうちにそれぞれの生徒の活動内容をふり返って,一番右の欄に様子を記録します。

 家庭によっては,日曜日などに,調理実習で学んだメニューをこどもと一緒に作ってくれるところがあり,そういう報告が連絡帳で書かれてきます。そのときは,連絡帳で保護者に「うれしい!」というフィードバックをして,生徒本人にも「お父さんお母さん,喜んでくれた?よかったねー!」と励ましのコメントをしました。

 このように学校から情報をどんどん提供することで,家庭もそれに応えてくれて,こちらも授業を楽しく進めることができました。

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