空白
前沢養護学校・講演(2001/6/1)
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 次は指導が,より家庭側にシフトした事例です。

 シズカさんは年度当初に「郵便局のATM(現金自動預払い機)を使えるようになる」という目標をつくりました。このケースでは,教材を担任が準備して,実際の指導は保護者に全部お任せをしました。担任がつくった教材は,

  1. 郵便局のATMでお金の出し入れをしているビデオ
  2. ATMの操作パネルをプリントした「練習シート」
  3. 実際にATMを使ったときに記録する「記録表」
の3つです。

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【↑練習シートの例】
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【↑記録表の一部】

 この目標は3学期のはじめにめでたく指導完了となりました。もちろん,保護者にお任せするにあたっては,家庭の状況や生徒の実態をよく考えるわけですが,やってみたら予想以上にうまくいって喜んでいます。

※実際の講演ではビデオも上映しましたが,ここでは省略します。

 以上で,【第1部】個別の指導計画の基礎 を終わります。次は第2部です。

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