いわてIEPネットワーク研修会・講演資料
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 ノーマライゼーション指向とライフスタイルの重視という理念を現実にするためには,もっともっと地域に出ていく必要があると思います。光明養護学校の高等部では,集中学習の日を取り入れたことで地域での学習の機会が飛躍的に増えました。また,先ほど紹介した郵便局のATMの学習も,地域との関わりという観点でとらえることができます。

 他の学校の実践に目を向けると,もっと積極的に地域と関わっている事例に出会うことがあります。

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 これは小学校にかよう自閉症児の自立登校の指導事例で,信号の見方やバスの乗り方を指導した上で,地域の警察に頼んで横断歩道の前に「足形」を書いてもらいました。それによって飛び出しがなくなって自立登校できるようになったというものです。

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 これは高等部の余暇の指導で,地域のボウリング場に生徒たちだけで行けるように指導した事例です。どうしても難しかった支払い手続きの一部を簡素化することによって,教師の助けを借りずに利用できるようになりました。

 買い物,レストラン利用など,地域に出ていくチャンスは身の回りにいっぱいあります。個別目標に,地域での生活を楽しくさせるような目標がたくさん上がってきて,こういう指導の機会が広がるといいなあと思います。

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