指導の実際です。
ビデオは調理の授業が始まる2週間ぐらい前から朝の会で毎日見せて,気分を高めました。また,調理の学習が始まってからはスパゲティを作る前に毎回見て「今からつくるぞ!」という意識付けに使いました。
実際の授業では,生徒は「絵カードレシピ」を,教師は記録表を持ちながら学習が進んでいきます。記録表には先ほどの郵便局と同じように4段階で記録していきます。連続してできるようになった部分は,授業が終わってから課題分析表と絵カードを修正して,次の授業に臨むという形になります。授業が進んで行くにしたがって,一人一人違ったステップ数・学習内容になっていきます。
資料(講演要旨)をご覧ください。1回目の学習(11/1)では,2(一緒に行う)と1(声がけの支援)のオンパレードになっていますが,それが6回目の学習(12/8)では見事に0(一人で行う)まで進歩しています。この資料にはもっとも0が多くついた生徒のデータを載せましたが,他の生徒もみんな回を重ねるごとに2→1,1→0へと,着実に上達していきました。
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