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英語ノート2 「アルファベットで遊ぼう」
「いろいろな文字があることを知ろう」
英語ノートでは、3時間でアルファベットに慣れさせ、どの文字か分かるように時数が組まれています。活動内容は、隠し絵の中からアルファベットの大文字を探す、アルファベットソングを歌う、アルファベットカルタ、文字を探して線結び、アルファベットパズル、アルファベットミッションゲーム、アルファベット文字並べ、大文字小文字、身近なアルファベット探し、などが紹介されています。そして、活動内容にはT〜20、30、、、100などの数も入っています。
このままやったのでは、やはり停滞しそうなので、私なりに組み直してみました。
アルファベットは、6年生だから少しは分かるだろうと思ってしまいそうですが、あまり分かっていない子も多いのが実態です。ローマ字と英語表記のずれに混乱があり疑問に思っているようです。11、12以上の大きな数字も意外と言えません。
そこで、今回のテーマは、
「アルファベットや数字を見ながら、英語の歌を聴かせまくる」です。
アルファベットの歌は、英語ノートでも紹介されている、みんなが知っているお決まりのABCの歌がありますが、この歌だけでは退屈してしまいます。そこで、他の曲も使っていきます。いきなり歌わせるのではなく、歌わせる前に、BGMとして曲を流しながらいろいろな活動をしていきます。耳に慣れさせることをまず第一に考えます。聴きながら何かをする、この考えで活動をアレンジしていきます。聴きながら探す、聴きながら集まる、曲が終わるまでに何かをする、聴きながら動作をする、聴きながら指差す、聴きながら拍手をするなどの活動をします。そして、耳で聞いて慣れてからいつの間にか歌えるようにつなげていきます。
アイスブレイク
スタンドアップエラー
Please stand up! Please sit down! Please turn right! などのコマンドで途中から教師が違うアクションをしてエラーを誘う。
改善点:「S」の文字を提示して、ssss..stand up!, sss...sit down! 「L」と「R」の文字を提示して、right! left!とやってもいいかも。
両足アルファベット(アルファベットソングCDをBGMに流しながら行う)
頭にアルファベットを2文字浮かべる。その2文字を右足、左足にインプットする。同じ文字をインプットした人を見つける。1文字のアルファベットが一致したら足と足を(ジョイント)くっつける。もう一方の足のアルファベットが一致する相手を捜す。2人3脚のようにくっつけながら歩いてもよい。これは、1文字に大勢がジョイントして密集したり、つながったりするのがおもしろい。
※アルファベットソングが終わるまでにつながる相手を捜す
改善点:アルファベットを「H〜Mまで」とか指定してやった方がおもいろい。
1 アルファベット探し(英語ノート2)
英語ノート2の隠し絵のページを開かせる。「ABCソング」(英語ノートCD)を流し、英語ノートのアルファベットの隠し絵から、大文字を探す。なかなか探せないので、別の歌「エリックと英語で遊ぼうCD」のABCソング、「Let's Chant, Let's Sing CD」のアルファベットソングを流している間に探させる。途中から近くの人と協力して教え合って全部を見つけさせる。探すことがメインで、アルファベットソングはBGMとなる。
2 アルファベット指差し(英語ノート2)
教師が、A,B,C,...と1文字ずつ発音し、隠し絵のアルファベットを指差していく。隣の子と教え合って確認していく。次に「エリックと英語で遊ぼうCD」のアルファベットソングの曲に合わせて指差していく。曲の前半は、探す準備の時間にし、中盤のフォニックスのところで曲に合わせて指差しを行わせる。速いので難しくてなかなかできない、けどこの難しさがちょうどよい。
3 アルファベットソングを歌う
今までBGMで流していた「Let's Chant, Let's Sing CD」(オックスフォード出版)のThe Alphabet Songを表示した紙を見せながら紹介する。途中の「I like English!」のところでアクションをつけて歌わせる。4色に色分けしたパートごとに紹介し、「I like English!」「 PQRST! WOW!」などのアクションをつけて歌うように流れをつなげていく。
4 自分のイニシャルでカルタ(2枚の紙に1文字ずつ書いてグループでカルタ)
画用紙を切ったカードを2枚配り、自分のイニシャルを書かせる。英語ノートの隠し文字のページのアルファベットを見て書いたり、教え合ったりして書かせる。
4、5人グループでカードを広げ、英語ノート2の線結びのアルファベットの発音を順に教師が言い、カルタをする。ただし、カルタのようにたたいて取るのではなく、カードを指差してさわるだけで行わせる。
次に、英語ノート2CDの音声1(線結び)を流し、素早く指差す。カードはそのままでグループの場所を取り替え、音声2(線結び)を流して行う。
※これは、教師がカードなどすべてを準備するのではなく、児童が活動の中で準備して使うという提案。この考えは意外と大切。
5 英語ノート2のアルファベット線結びをする(1)
同じCD音声を流し、英語ノート2の線結びを行う。線を結ぶと文字や絵になる。さっきのカルタで音声に慣れているので探しやすい。でも、途中で見失うとやる気をなくす子もいるので2回目があることを知らせておく。 音声2も同じように行う。
6 数字で遊ぶ
7steps,10steps,20stepsを聞かせ、3や7で拍手をさせて歌わせる。
11,12の言い方を確認し、13,14,...19のteenをおもちがのびている形のカードで提示し、言い方に慣れさせる。
※teenとtyの区別がつきにくいので13から19まではお餅カードが効果的。
改善点:7stepsなどは飽きてくるので、拍手の他のアイデアでアレンジを加えていくといい。
7 英語ノート2のアルファベット線結びをする(2)
さっきの英語ノート2の線結びの続きを行う。音声3は、文字の他に数字も混ざるフェイントがあるので聞き取りにくい。数字遊びをしておくことで取り組みやすくなる。線を結ぶと絵になる。音声4も行う。線結びは、とても地味な活動。ここまででだいたいの時間は終わり。
改善点:最後に、ミッションゲームなどができるとよかった。また、誰かの名前を当てるという設定で、「Y」「N」「K」「E」「A」さて誰でしょう?をグループで当てさせるアクティビティを入れたほうが、線結びで地味に終わるよりもいいかも。「KENYA」
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