昨年度は安田生命の青山先生が講演にいらっしゃったそうですが,1995年に青山先生たちがまとめた「個別教育計画の理念と実践」という本の中に,個別教育計画の4つの基本理念というのが出てきます。(読む)
▼ノーマライゼーション:障害者を一般市民と同じ権利をもった存在としてその生活を可能な限り一般市民の生活に近づけよう。教育の中では「自己決定と選択」「実際の年齢に見合った学習内容・機会」「同年齢の障害をもたない生徒ともに学ぶ機会」このあたりが大事になると言われています 。
▼ライフスタイルの重視:それぞれの家庭・本人の生活スタイルを大切にして,生活の中で活かすことのできる学習を優先しようという考え方です。別な言葉で言うと「クオリティ・オブ・ライフ」を高めるような学習をしようということです。
下の二つ…親の参加と指導内容の個別化は,上二つから当然導かれるべき内容と私は理解しています。
学校で個別の指導計画を進めていくときに,ここにあげる4つの基本理念に常にたち返るということが大切だと思います。