次は,名取養護学校で研究に携わったり,秋田県の3つの養護学校の発表を聞いたりして,自分なりに感じている個別の指導計画の今後の課題についてまとめてみたいと思います。 どこの学校も,個別の指導計画の書式については,各学校の実状にあわせてつくっているし,必要な内容は盛り込まれているようです。参考となる書式の例もいろいろ公開されているので,この点についてこの先問題になるようなことはないだろうと思います。 一方,これらの学校に共通する課題として私が感じるのは,保護者との連携が不十分じゃないかということです。また,ノーマライゼーション指向やライフスタイルの重視という理念を考えたときに,もっと地域との関わりを増していってほしいと思います。子どもたちは,現在も地域で暮らしているし,将来,もっと多くの時間を地域で過ごすことになる。それから,これは永遠の課題でもあるんですが,目標が決まった!さて,どう指導する?という部分の専門性を,もっと高める必要があると感じます。 |