この授業は，中学部１年生６名のクラスで行いました。６名のうち半分の３名が自閉症です。「一人でスパゲティをつくる」という目標で，スパゲティづくりを年間９回行いました。視覚的な教材は，予習につかう「料理番組風スパゲティの作り方ビデオ」と，実際につくっている最中に参照する「絵カードレシピ」の２つです。（左の写真で鍋の奥にうつっているものが「絵カードレシピ」）

　右の写真の後ろで笑っているのは，一緒に授業をしているＴＴの先生です。どうして先生が座っているかというと，実はこの日はスパゲティづくりの一番最後の授業で，保護者をご招待して生徒たちの学習の様子を見ていただいているのです。それで，隣に座っている保護者の方に援助のポイントなどを，お伝えしているところなのです。最終的には，ここまで指導の手を離すことができるようになりました。