次の話題に進む前に,ここで要点をまとめてみます。今見て頂いた実践と次の実践に共通するポイントが3つあります。それは課題分析・視覚支援・家庭との連携です。
【課題分析】
先ほど資料で見て頂いた,ひとつひとつの行動を順番に書き並べたものです。これがあると生徒の学習内容とその順番が明確になります。いつも決まったステップ,決まった順番で学習が進むので,生徒もわかりやすいし,教師も生徒がどこでつまずいているかわかりやすくなり,援助のポイントを絞れるようになります。
【視覚支援】
生徒の実態や学習内容にあわせて,できるだけ自分の力で行動してもらうためにビデオや絵カードを使います。
【家庭との連携】
学習は家庭に帰してこそ意味があると思います。そのためには生徒の実態や家庭のニーズをしっかり把握して,それを個別の指導計画に反映させることが大事です。また,保護者を学習場面に招待したりて,学習に引っ張り込むという視点も必要です。それによって,生徒が学校で学んだことをスムーズに家庭に移行させることが可能になります。
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