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Sphinxです。
土日の花山で,「最近のMAPに若い人が来ないのはなぜか」という話を,男性の部屋でしゃべってました。その時に出てきたのが,初任研の第一印象で「自分には関係ない」と思ってしまうという「初任研起因説」です。
初任研の宿泊研修では,初日の午後に2時間程度のMAPの時間が設定されているようです。その中で行われるのは,基本,アイスブレーキング。みんなと楽しく活動できるものだということは伝わるでしょうが,MAPの真髄はそこではありませんよね。体験学習サイクルとかフルバリュー,ビーイングといった,本当に大事な部分にまったく触れずに,MAPを理解したつもりになっているのではないか,というのが「初任研起因説」です。
その説がけっこう正しいのではないかと思われることが,今日,学校でありました。
高等部のある先生が,私のところにやってきて,人間関係のうまくいっていない学習集団に,人との付き合い方を学ばせたいのだが,いいものはないか,と言うのです。
昨日からビーイングに燃えている私は,すかさず自分が1学期に行ったビーイングの様子を,写真を交えながら説明しました。最初はビーイングという言葉を使わないで説明していたのですが,その先生が河南高校で生徒会を花山に連れて行ったりしていたという話を聞いて,そこからは,普通にビーイングという言葉を使いながら,そのやり方と意味について説明したのです。
その話が終わった後,隣の席で話を聞いていた初任の先生が,「今の話だと,この前自分が体験したMAPとはずいぶん違うような気がするのですが」と言ってきたのです。やっぱり…。
その先生は,夏休み中に初任研の宿泊研修に参加しました。3泊4日でどんなことをしたのか聞いてみたら,
1日目:MAPと講演(講演はMAPとは無関係)
2日目:社会体験実習(小グループになっていろんな施設に体験に行く)
3日目:蔵王登山(途中まで)
4日目:社会体験のまとめと発表
という具合だそうです。私はこの話を聞いたときに,そんなことするよりも,普通にMAP講習Iをするほうがずっといいと思いました。少なくても,MAPについての講義の時間が2〜3時間はほしいところです。
ともかく,今日のこの出来事で,私はMAPの誤解を助長しているのが初任研であるという「初任研起因説」を,かなり信じるようになりました。どうにかならないんでしょうか,この初任研の研修メニュー。
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