聴覚障害の生徒の受講を機会にプレゼンテーションソフトによる授業に完全移行してみて(理科)
ここに集まっている皆さんは,視聴覚教育が有効であると考えている方々だと思います。私はもともと視聴覚についてそれほど真剣に考えたことがなかったのですが,今回の結果から,どうしてこういう授業で授業の理解度が上がったり,眠そうにする生徒がいなくなるのか考えてみました。 ・視線が集まる効果 「教科書の図○を見て」というと生徒は下を向きます。「この矢印が…」と説明しているとき,生徒が本当にその矢印を見ているか,こちらからはなかなか分かりません。一方,スクリーン上でレーザーポインタを使って「この矢印が…」と言うと,違うところを見ている生徒がいるかどうかすぐ分かります。 ・マルチメディアとの親和性 NHKの10min.BOXなどの放送番組,インターネットに公開されている動画やシミュレーション映像などを,気軽に授業で使えるようになります。そのためだけにパソコンとかプロジェクタとかいろいろセッティングして…だと気が重いのですが,プレゼン授業では機材が常に準備されています。 例えば,理科総合Bでは津波の映像とか台風の映像をインターネットからダウンロードして見せています。普段経験できないような自然現象の紹介にはとても効果的です。さらに,理科のいろんな授業に使えるGIFアニメ,FLASH,Javaなどが,インターネットにはたくさん転がっています。 ・教師が黒板から解放される これは冗談ではなく,けっこう大事なことです。生徒に背を向けて黒板に向かうことがなく,常に生徒の方を向いて授業ができるのです。生徒がノートを取っている間,机間巡視も多くできるようになりました。 ・学びの三角形 これについては,次のスライドで…。
前へ
|
地学の部屋へ戻る
|
スライドの先頭に戻る
|
次へ