「本年度の課題」作成マニュアル'96【高等部編】
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「本年度の課題」とは,生徒一人一人について担任が作成する1年間の重点目標であり,「1年間で到達可能な具体的な行動目標」の形で記述される.
様式は,A3の用紙を半分に折った4ページ仕立ての冊子で,表紙には「大まかな将来像」を書くスペースが3年分確保されていて,表紙をめくった見開きには,5つの領域ごとに生徒の実態と本年度の課題を書くスペースが3年分確保されいている.(4ページ目は空白)
平成○年度 高等部 年 組 氏名( ) 大まかな将来像
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これは表紙です.年度・組・組の記入欄は3つ作ってあります. | これは見開きの左側です.A4サイズの大きさです.評価の欄は,「本年度の課題」の評価を記入する欄です. | これは見開きの右側です. |
各指導の形態の担当者は,「本年度の課題」に従ってそれぞれの形態におけるその生徒の年間到達目標を決める.
生徒の実態と本年度の課題については,原則として年度当初(3〜5月中旬)に実施する.「本年度の課題」の評価は、年度末に記入する.
学級担任が作成する.
原本を個人管理ファイルに入れ、コピーしたものを班ごとのファイル(生活学習)に綴じ込む.
- 「実態把握マニュアル」を参照
- 「実態把握マニュアル」を参照
- 「本年度の課題は,その生徒が取り組むべき「すべての課題」ではなく,「重点的に取り組む課題」である.
- 一年間で達成可能な具体的行動目標で表現する.
- 「…をしないようにする」といった否定的な表現ではなく、「…ができるようにする」といった肯定的な表現で記述する.
- それぞれの課題には,その課題に取り組む場として担任が希望する指導の形態を,かっこ書きでリクエストする.(例)「簡単な足算ができる(数)」
- 指導時間を希望する場合、その名称は以下のようにする.
- 全教科→(全)
- 日常生活の指導→(日)
- 集中学習→(生)・生活II→(生)・学年生活→(生)
- 作業→(作)
- 数学→(数)
- 国語→(国)
- 音楽→(音)
- 特活→(特)
- 養・訓→(養)
- 進路的な課題は,集中学習や生活IIの中で設定する.
- 指導の形態のリクエストは担任が行うが,各指導の形態の担当者が他の形態にリクエストされたものを取り入れて指導してもよい.その場合,担任にその旨を報告する.
- 「本年度の課題」について記入する欄は1,2,3と学年別に3つに区切られている.なるべく下の欄にはみ出さないように簡潔に記入する.
- 「本年度の課題」を評価するときのために,それぞれの課題の頭に通し番号〔 1),2),3)… 〕をつける.
- 「評価マニュアル」を参照