年間題材配当マニュアル'96
【高等部編】
(注)ここに掲載したマニュアルは,実際に研究で作成したマニュアルとは異なる文章表現になっています.Sphinx
の判断で,文章を変えたり付け加えたりしていますので,このマニュアルの内容については,Sphinx
に全責任があります.
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- このマニュアルの目的
- 年間題材配当を決めるときの作業
- 『年間到達目標と題材の対応表』
1.このマニュアルの目的
本校では,年度末に次年度の題材配当計画を作成している.本来であれば,年間題材配当は生徒がそろう4月以降に,その年度の生徒の実態を反映させて作成するべきものである.しかし,現在では,いろいろな制約条件によって,そのような対応をとることは極めて難しい.
このマニュアルは,そのような現状の中で,少しでも個の課題に対応した題材配当をするための方策を記したものである.
2.年間題材配当を決めるときの作業
作成の時期
- 次年度の年間題材配当は,表1−1・表1−2(年間題材配当表)の様式で原則として年度末に行う.
作成者
- 集中学習の年間題材配当は,集中学習の班担当者全員で検討し,班のチーフがまとめたものを学部に提案する.また,集中学習以外の生活学習については,生活学習のチーフが行い,学部に提案する.
検討方法
- 『年間到達目標と題材の対応表』(詳細は後述)や個々の生徒の題材ごとの記録を資料として,その年度の題材配当について検討を加える.
- 次年度予想される生徒の実態も加味しながら,個々の生徒の目標を達成できるような題材配当を考える(必要であれば題材の新設・統合・廃止を検討).
3.『年間到達目標と題材の対応表』
この『年間到達目標と題材の対応表』は,各題材でそれぞれの生徒のどの目標を指導するかを事前に計画するためと,計画通りに指導できたかどうかを確認するための書類である.
記入の仕方
- 生活学習で取り組む個別目標を左の欄に書き,それを指導する題材の欄に○印をつける(年度当初の作業).
- それぞれの題材実施後に,計画通り各生徒のの個人目標をねらいとして授業が展開できたかどうかを点検し,できた場合は◎印,できなかった場合は○の上に×印を記す(その年度を通した作業).
(注意)個々の目標が「達成されたか」ではなくて,授業として生徒の課題を解決するための場面を設定できたかどうかをチェックする.ひとつの題材に,生徒は様々な目標をもって参加する.その様々な目標を達成するための場面を,一人一人の生徒について用意できる題材の内容だったかどうかをチェックするのである.
作成者
- 集中学習用→集中学習の担当T1
- それ以外の生活学習→学級担任
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