トップページへのリンク kuni の研修日記

MAP研究会は,宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。

kuniの研修日記(1)
PAJミーティング at PAJオフィス

スタッフミーティングの風景

6月7日(木)

 朝8時にKATから電話があり「ねえ,今から東京出てこれない?」「あっ,大丈夫です。でも今まで2,3回しかいったことがないので…」「kuniにとってのアドベンチャーだね!黄緑の線のところに行くと山手線だから。」そんな一本の電話から,僕のアドベンチャーが始まった。

 それはとても暑い日だった。そこから大慌てでスポーツバッグに適当なポロシャツ,短パン類を詰め,さらに重いコンピューターをしまい込んでバスに乗った。「新幹線の切符って1枚だっけ?」(2枚だった…)。山手線に乗りかえ,渋谷に降りたら人の多いこと多いこと。何のためらいもなくお巡りさんに道を尋ねた。そっちの方向に歩いていったが,全然目的地に着かない。満を持して今度は別な交番でお巡りさんに尋ねた。「青山セブンビルってどこですか?」お巡りさんは自信ありげに「そこ!」その向かいがPAJの入るビルだった。

 午後1時,そこはマンションの一室。「ピンポーン」を押して中に入るとそこにはかの有名な面々が顔を揃えていた。「迷わなかった?」KATに聞かれ「ばっちりでした。」嘘をついてしまった。汗だくだった。そこにいたのは,宮城県でもすっかりおなじみの「KAT(難波氏)」「おいしょ(林氏)」「ニノさん(二宮氏)」「マスター(鎌田氏)」「ロッキー(高橋氏)」「おやじ(吉岡氏)」そして「はるみちゃん(田中氏)」だった。「うぁ,すごい」これが正直な感想だった。

 企業研修,気仙沼西高のMAP校内研修,翌日からの国立妙高少年自然の家での体験会,そして僕の日程についてのミーティングが行われるということだった。僕は企業研修のことについては入ることができなかったが,気仙沼西高の校内研修のミーティングには参加できた。そのミーティングの内容を少し…。

気仙沼西高・校内研修についてのミーティング
担当 おやじ
内容 事前に…
  • おやじが指定校の担当の先生と連絡を取り「どんな要望があるのか」「現状はどうなのか」を調査する。
  • それをもとに「どんな研修にするか」のガイドラインを作成し,KATにメールにて提案する。
当日は…
  • KATと直接会って話し合い,内容について共有し,多少の修正を行う。その時間約2時間。
  • それをもとに担当の先生に研修の方向性を原案として伝える。

 東京の真ん中の一室で宮城県の教育についてこんなに熱く関わってもらっているということを目の当たりにして,本当に素直に感動した。はじめて顔を合わせたのに皆さんも僕をFV(フルバリュー)してくれている。

 僕が蔵王高校でBobたちと打ち合わせをするときには,それほど打ち合わせをしない。そんな自分たちを振り返って「もっと自覚を持ってやらなくっちゃ」と素直に感じた。宮城県の先生方はきっとMAPについてPAJでこんな綿密な打ち合わせが行われているということをほとんど知らないと思う。これには本当に気付いてもらうべきだ。今回のファシリテーターがいいだの悪いだのと平気で言う人もいるが,みんな自分のバックボーンを持っている。教員出身の方,OBS出身の方,企業研修のプロなどさまざまだ。みんなすごい人ばっかりだ。本当に自分も含めて顧みるべきことがたくさんあった。宮城県の先生たちはもっともっとPAJに対して,FVしていかなければならないと思う。

 妙高自然の家での体験会についてのミーティングでは,ファシリテーターの組み方から参加するグループの状況までくわしくリサーチがされていた。もっと驚いたのは,エレメントの調子,ねじの回しが弱いなど安全面のチェックが非常に綿密に伝達されているということであった。本当にすごい。KATは耳の調子が悪く検査が必要なため妙高へは行かないことになったが,僕は「行きたい」と言って,マスターがリードファシリテーターを務めるその体験会に同行できることになった。僕の新調したデジカメを使ってPAJのパンフレットの写真を撮るという仕事だった。「ファシリテーターの動きをよく観察してくるように」という研修内容で,翌日を迎えることになった。「よかった,荷物いっぱい持ってきて…。何かそんな予感がしたんだ」というより僕が大きな荷物を持ってきたのを見てFVしてくれたのだと思う…。

 KATとの「僕の日程についてのミーティング」は「また今度」ということになった。

 帰りは雨が強くなっていて途中のコンビニで傘を買った。宮城にはない(?)am.pm.だった。その日はマスターと食事をしてカプセルホテルに泊まった。


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