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▼むしさん:
> Sphinxさん、2人で絵を描く活動をされるそうで、その反響や、その他
>の切り口などありましたら、またお聞かせください。楽しみに待ってます。
先週の木,金の二日間,テニス部の新2年生(4人)を対象にして,1時間ずつチームワークを主題にした活動をしました。この4人の間には,テニスの実力の差とモチベーションの差がかなりありまして,意欲的な生徒が空回りして疲れてしまうという状況が発生していました。そこで,後輩を向かい入れるこの時期に,4人のチームワークを少し高めておこうと思ったのです。
その中の1日目のメインの活動を「二人の家」,2日目のメインの活動を「バスは待ってくれない」にしました。1日目のシーケンスは次のようなものです。
1.5−5−5ストレッチ
2.ビート
3.ぞうさん〜エーデルワイス
4.チームワークという言葉がら連想するものを紙に書く。
5.二人の家(1)二人でしゃべらずに
6.みんなの家(2)全員でしゃべりながら
7.チームワークで大切なことは? …先ほどの紙に付け足す。
8.縄抜け(魔法のロープ)
5で普通の「二人の家」をしたあと,6では4人で一本のペンを握って,しゃべりながら家を描かせてみました。そのあとの振り返りで,生徒から「犬を描こうと言って描いたんだけど,みんなそれぞれ違う犬をイメージするので描きにくかった」というコメントがでました。そこをさらにつっこんでみたら,みんなでひとつのことをするには「イメージの共有」が必要で,そのために「自己表現」が必要だという認識につながりました。
むしさんが [#734]で書かれた切り口の中の
・ 1つのお題に対して、それぞれが持っているイメージのギャップに気づくこと。(りんごと一言にいっても、それぞれの受け取り方と、イメージするものは全く違うこと)
がそのまま再現されたかんじです。
本当はここで,相手の表現(ニーズ)を引き出すことも必要という認識まで持って行きたかったのですが,そこまでは行きませんでした。でも,二日目に行った「バスは待ってくれない」の中で,活動が沈滞したときに「ねえ,Aちゃんからは何かないの?」と相手の発言を促す言葉が出てきて,その点を指摘できたので,まあよかったかなと思います。
以上,簡単な報告でした。
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