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「どうすれば身近な人間を好きになれるのか。おれはいちどだって理解できたためしがないのさ。おれに言わせると,身近な人間なんてとうてい好きになれない,好きになれるのは遠くにいる人間だけ,ってことになる。」
ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」(亀山郁夫訳,光文社古典新訳文庫)より
MAP研究会のみなさま、こんばんは。
まんちゃんです。
「MAPミーティング2008」,どうもありがとうございました。
事例発表をさせていただきましたが,
「こんなときこう使うシート」を提出せず,すみませんでした。
「グループ学習の充実を図る」ためには,
「各教科でペア学習を」というのが,コンセプトでした。
これは,「ペア学習→グループ学習」という単なる段階論ではなく,
「グループ学習→ペア学習」というベクトルもあり,
双方向で充実するものになるという考えです。
対話力がグループ学習のポイントだと考えています。
なぜなら,
1対1の対話,つまりペア学習が,原点であり基本だからです。
「原点」と言ったのは,
グループで話し合うのも大勢の前で話すのも,1対1の対話の発展形だから。
「基本」と言ったのは,
話し手としては,この人に話すのだという相手意識,
聞き手としては,その人のことばを受けとめるのは,自分しかいないのだという自覚を培うのも, 逃げ場のないペア学習以上にふさわしいものはないからです。
実は,ペア学習でさえ,
それが成立して効果的なものとなるためには,
さまざまな手立てを講じて,ステップを踏んでいく必要があります。
さあ,「ペア学習をやりなさい」といってもできない。
きちんとステップを踏んで,きっちり教えなくちゃいけないところがあります。
そして,フルバリューの始まりは,
「まずはお隣さんとから」と願うからです。
インターネット・ケータイの現代,
ますますペア学習の必要性は高まっています。
長くなりました。
失礼します。
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