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はじめまして。久しぶりにMAPに登場です。山口県のむしさんです。とっても興味深い話題だったので、議論に参加させて頂きます。体験学習サイクルの考え方は、Sphinxさんと同様に思っています。
それで、私の経験上、体験学習サイクルを旨く回すためのエッセンスを考えてみました。体験学習サイクルは、体験したことを次の学びに活かしていくことだから、体験学習であれば、何にでも通用できると思います。そして、参加者とファシリテーターの両方の視点が必要かと思います(深く考えれば、両者とも体験者なのですが・・・)。
まず、ファシリテーターとしては、体験の中になる学びに気づくような支援をしていくこと。また、その前にその体験で何を伝えたいか感じてもらいたいかを意識しておいての、体験活動の提供が必要だと思います。参加者としては、活動を通して感じたことを、大切にし、次の活動に活かしていこうとする気持ちを持つことです。
しかし、私も含めてそうなのですが、体験を通して学んだことは時間が経てば、少しずつ消えていくし、次の体験の中で、前のどの体験のどの学びが生きてくるかを適切に拾い上げられないのが、同じ過ちをくり返す原因だと思います。
ですから、体験で何を学んだかを、忘れないように書きとめていく物の1つがビーイング(ビーイングがそういう役割ももっていると言う意味で)だし、それを、いかに旨く活用し、次の体験の場で前の体験の学びを重ねることができるか(ファシリテーターは、その支援)が体験学習をうまく回すコツだと思います。
それと、焦って短時間で体験学習を回そうとしないこと。もちろん1時間とか1日とかショートスパンで体験学習を回すことも大切なのですが、学級経営とかでは、2ヶ月前にやったこの活動での学びが、ここに残っているよね。それで、今回の活動に、これはどのように生かせるかな?・・・などと、過去の体験と学びをふりかえりながら、次の活動のプランや目標設定ができると思います。あまりに、意識させすぎて、次々と繰り出すと、子供達は疲れるし、私も、時と場合を見て、のんびりと仕掛けるようにしています。共通体験をしたグループが、一緒にそこにいる限り、過去の体験による学びを引き出すチャンスはいつもあると思っています。
とりとめの無い私見を長々と書きましたが、何かの足しになれば幸いです。
山口県では、PAの起源であるOBSの手法を使った体験学習の場があります。私は、15日から13泊14日のOBSの手法を使った体験学習に参加してきます。せっかくこのような意見に触れることができたので、これを意識しながら、グループにかかわっていけたらと思います。
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