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Sphinxです。
昨晩,お風呂に入っている間,ジャイアント・ラダーについてゆっくり振り返ってみました。私の振りかえりをここに記します。
まずはじめに,自分の中の「怖い」という気持ちと,Pちゃんの存在について。ラダーを上に行けば行くほど,下でラダーがブラブラ揺れているのが目に入ります。だんだん怖さが増していき,後ろ向きな気持ちになる自分を感じていました。ラダーをもし一人で登っていたとしたら,どこかの段階で終わりになっていたかもしれません。だけど,結果的にゴールにたどり着くことができました。それはPちゃんがそこにいたからです。Pちゃんがその場(いまそこに)いるという事実が,一緒にがんばろうという気持ちにさせてくれたのだと思います。ペアで行うハイエレメントははじめて体験しましたが,協力するということよりも,共存するという部分から大きなエネルギーをもらったような気がします。
次に,山の中と体育館の違い。去年,源流の森でハイエレメントに挑戦したときは,林の中での体験でした。今回は体育館。ずいぶん感じが違うと思います。体育館では,背景が単純な分,人がクローズアップされます。見えるのは仲間だけ(窓から馬も見えたけど)。一方,自然の中では自分や仲間を大きく包んでいる自然を感じました。相対的に,自然の大きさに対して自分の存在の小ささを感じていたように思います。
最後に,フルバリューについて。一緒にチャレンジしたPちゃんやビレイしてくれた仲間とのコミュニケーションはとてもよく取れていたように思います。30分近いチャレンジを集中して支えてくれた仲間のフルバリューを感じることができました。
その中で,ひとつ「あれ?」と思ったこともありました。私は,上に登ったらラダーに署名しようと思ってボールペンをズボンのポケットにさしていました。それを1段目に登っていたときに無言で近づいてきてサッと取ってくれた仲間がいました。私やPちゃんの危険を除去してくれたということですから,もちろん感謝するところですが,無言で身につけたものを取られるというのは,ちょっとビックリする体験でした。ひと言なにか言ってから取ってもらえると安心だったなと思います。
以上が私のジャイアント・ダラーの振り返りです。たくさんのことを学び,考える場を提供してくれた仲間のみなさんに,あらためて感謝します。ありがとう!!
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