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昨年１２月のＭＡＰ研の際、ＰＡＪの「にのさん」からお薦めのあった本、
「クリティカル進化論」（道田泰司＆宮元博章 北大路書房）をこの夏休み中に読みました。
古川市図書館で蔵書検索したところなかったので困っていたら、仙台市図書館からわざわざ取り寄せてくれて、とても感激しました。
この本は、きちんとしたものの見方・考え方を身につけることを目的として書かれた本です。
タイトルの『クリティカル進化論』は、「あなたの思考をクリティカルに進化させる」という意味です。
本書では、クリティカル思考(critical thinking)とかクリティカルに考えるという言葉を使いますが、これはとりあえず、「ものごとをきちんと考え判断すること」という意味でした。
この本で問題にしているのは「考える過程」です。
何を理由にしてそのように主張しているのか。
それは理由になっているのか。
根拠としてあげられている事実は正しいのか。
どうしてそう言えるのかを常に考えてみる。
・・・というようなことを扱っています。
新進気鋭の心理学者のお二人が執筆された本で、
それにクリティカル思考の漫画家が、見開きごとのトピックで４コマ漫画を入れて
少し笑いなが読みすすめることができるように工夫されていました。
やはりＰＡＪのファシリテーターお薦めの本ですね。
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研究会＜情報交差点＞
