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Sphinxです。
ＯＥＣＤのグリア事務総長が来日したとき，日本の教育について「単に知識の記憶だけなら、多くの国の労働市場から消えつつある種類の仕事にしか適さない人材育成となっている」と述べたことはご存じでしょうか。
「生きる力」も育っていない ＯＥＣＤ調査順位下降
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071204-00000958-san-soci
学力も／生きる力も／ＭＡＰから
これが最近の私のお気に入りフレーズですが，２１世紀に力を発揮できる人材育成に関して，面白い文章がありましたので，リンクします。興味がある方はどうぞ読んでみてください。どちらも，大前研一氏の文章です。
「答えのない世界」を生き抜く鉄則
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20070725/278291/
「日本の最大の弱点」とその解消法
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20061212/255839/
前者から少し引用します。
21世紀に最も重要なのは、答えがなくても自分はこうだと思う、と言えることです。しかも単なる意見ではなくて、証拠とか、データとか、分析に基づいて論旨を展開した結果、自分はこう思うと打ち出す。クラスに20人いたら、20人が違うものを持ち寄ってきて、じゃあ、どうしようかということを考えられる。これが非常に重要な21世紀を生き抜くスキルになります。
21世紀はリーダーシップというものがお金を稼ぐ種になるわけです。なぜかというとみんな答えがないですから。僕はこう思うと、君はどう思うかと、人の意見を聞くんです。その人の意見を聞いたときに、なるほどそれだったらこうしようと、どっちの意見でもないものを出す力、これが極めて重要になります。これは新しいものを合成する力、シンセサイズと言います。そういうことができる能力を持った人がこれからの時代にリーダーシップを持ちます。
答えがないと勇気が出てこないという日本人から、答えがなくてもやってみる勇気を持つ日本人へ変わらないと。全員100％同じ答えを言ったところには、商売のチャンスも何もありません。
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研究会＜情報交差点＞
- 07/12/27(木) 13:58 -
