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Sphinxです。
元旦はゆっくり読書。「対立がちからに」を読んでいるところです。
この本にはたくさんのアクティビティが紹介されていますが,その中の「探偵」というアクティビティに目がとまりました。
これはシェイピングという行動変容のための手続きそのものです。シェイピングは,相手(人間でも動物でも)に新しい行動を身につけさせたいときに使う手続きで,簡単に書くと「目標とする行動に少しでも近い動きをしたときにほめる(=強化する)」という方法です。この方法を使うと,こどもが自転車に乗れるようになったり,おじさんのゴルフが上達したり,あるいはイルカが高くジャンプしたりするようになります。
書籍・情報案内に,行動分析学について書かれたおすすめの本を紹介しました。この本の中で「探偵」というアクティビティに非常によく似た「シェイピングゲーム」という遊びが紹介されています。違いは,トレーナー(強化を与える人)がグループ全員ではなくて,その中の一人というところです。
シェイピングは行動分析学のどのテキストにも必ず掲載される,基本的な技術なんですが,こうして体験学習のアクティビティとして取り上げられるとまた新鮮な感じがします。「対立がちからに」ではコミュニケーションに関するアクティビティという扱いですが,なるほどな〜と思います。
このアクティビティ,実際にやったことないですが,きっと面白いですよ。今度のMAP研でやってみませんか?
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