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東二番丁小学校の英語活動自主公開を見てきました。
その中で、フリュバリューに関係ある考えを見つけました。
MAPの「フリュバリュー学級を作ろう」と同じような考えで
「コミュニティ作りの視点」というのがありました。
ー以下研究集録より引用ー
英語活動で歌やゲームなどの具体的なアクティビティを通して学級集団の関係性作りーよりよい関係を求めてのコミュニティ作りが行われていることがわかる。これはALT自身がその点を重視していたこともあるが、「コミュニケーションのツールとしての英語」と位置付ければ、当然コミュニケーション以前の人間関係が作られていなければならない。この点を英語活動を実施するにあたっては忘れてはいけないし、常に根底に据えられていなければならないといえる。
ーアクティビティについてー
1.子どもたちが夢中で楽しみながら、しかも友達と関わる必然性のあるもの
2.スリルを味わいながらも友達と知恵を出し合ったり、作戦を立てたりするもの
3.助け合いの必要なもの
4.楽しさを共有することによって達成感や連帯感を得られるもの
MAPで「フリュバリュー学級」というのは言葉の説明がしにくいのですが、
この「コミュニティ作り」という言葉はすごく分かりやすい響きがあるように感じました。東二番丁小ではこの「コミュニティ作り」のためにBack to Back背中合わせで二人が立つ、Counting game(数を自主的に言っていく)Mirror game(ミラーストレッチ)
Making an alphabet(アルファベットで人文字で作る)Talking stick(スティックを持った人が英語で質問し答えてもらう)Human Knot(ヒューマンノット人間知恵の輪)
Making Circles(集合ゲーム)などの活動を行う時間を事前に組んでいました。英語活動を支えるために「コミュニティ作り」をするアクティビティをシークエンスとしてとらえているところがすごいと思いました。MAPに関係する考えは、集合ゲームにも出ていて、ただ五人で集まって余った人が負け、ではなくて[5or6][3or4]というように幅を持たせて一人も余ることのないようにみんなで作ることを考えさせたり、「自分たちが1つのまとまりに見えるように座る」という条件を与えて、自分の位置や他のグループとの間隔などを考えさせたりもしている活動のようです。このような「コミュニティ作り」のための時間も作りながら英語活動につなげているところに共感してしまいました。
アクテビティ=MAPではない、授業=必ずアクテビティを入れる、ではないと言われて
いろいろ考えていますが、単元の活動計画の中にフリュバリューを作るための活動を位置付けて構成するという一つの取り入れやすいタイプではないかと思いました。いろいろなMAPの取り入れ方はあると思いますが、実践をしながら考えていきましょう。
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