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こんにちは。
まんちゃんの掲示に背中を押されるようにしてメールを打っています
待ちに待ったAP講習もゆめのように終わり,はや一ヶ月が経ちます。
この掲示板を見る人はどのようにPAにかかわっているのでしょうか?
今回のAP研修の感想をおりまぜて,PAに対する思いを綴りたいと思います(おおげさかもしれませんが…)
わたしが初めてPAを体験したのは,社会教育施設の青少年野外教室でのアシスタントでした。事前に学生同士で,子ども達が体験することを同じように所の先生がファシリテーターで行なわれました。そのときのことがなければ,私はきっと教員として存在していなかったかもしれません。それくらい強烈だったように感じます。
はじめはみるからにバラバラだった子ども達が野外炊飯,登山、PAその他を通じて,良い方向にまとまっていく姿は,学生ながらに言葉に表せない思いでいっぱいでした(今思うと,それが子どもたちの生きる力だったのかも知れません)。はじめての子ども達のPA体験は感動いっぱいでした。そして,無条件で「PAはすばらしい!!」という刷り込みが既に出来上がっていました。運良く教員になることができました。「PAを,授業の中で取り入れるんだ!」といきごんでみたものの,何をどうやったらよいかさっぱりわかりませんでした。PAを通して知り合った人に相談してみると,AP講習を受けることを進めてくれ,今年の夏に参加することがました。一生忘れない思い出になると思います。
自分自身がすごく学びになったことのなかから,KAT(ファシリテーター)の発した一言(短いもの)について紹介します。ハイエレメントの「バンパーポール」では,自分自身でもすごく緊張・葛藤状態になりました。そのときに思い出したのがストレッチをしているときに聞いた「緊張しているときは体中に酸素を送ってやる」(ゆっくり呼吸をする)という言葉でした。実行すると,目標が自然と見え,自分の気持ちがおちついてきて,跳ぶことができました。不思議なもので,「キャットウォーク」でも,「目標は,落ち着いて,ゆっくりと着実に足を前に出せば達成できる」ということに自分で気付き,手放しで進むことができました。恐怖心の克服に対する達成感よりも,目標到達への充実度の方が強く感じました。PAといえば目玉はハイエレメントと考えてしまいがちかもしれません。だけどそうではなくて,ファシリテーター,グループのメンバーの一言,取り組んだ一つ一つがあって初めて成り立つということを,体と心で体験しました。生徒には,保健体育の授業の中で「体と心は一体なんだよ。」という言葉を投げかけておいて,実際に生徒が体験できるようにさせてあげたことはあったのでしょうか。考えさせられます。日々,勉強です。振り返ると,こういった気付きは,普段の何気ない生活の中にも転がっているのだと感じました。見えないだけ,見落としてしまっているだけで。
最後に,一番感じたこと…PAは,自分から「楽しもう」として,心も体も楽しむことができたとき,目の前の物事は,自分にとって最大限の力を発揮してくれる,そう感じました。(生徒のPAに対する取り組みのことではありません)私自身が「学校や学級のために」という意識で最後まで取り組んでしまっていたら,今回が一生忘れないような思い出にはならなかったと思います。日々課題を持って勉強をしようとする先生にとって,一番難しい課題なのかも知れません。
人間関係を円滑にする手段としてPAを取り組む人自身が,人間を好きで信じられなければ,PAを行なうことは難しいのではないかと思います。学級作り,生徒指導,ちょっとしたことだけど行き詰まってしまう自分がいます。だけど,そもそも自分は人間が好きだからこの仕事を選んだことを心にとめて(文章をを打ちながら気付かせられました),AP講習で感じた思い,仲間を忘れないで,MAPに,教師という仕事に打ち込んでいきたいと思っているところです。
長くなりました。
夏休みのAP講習のまとめを,少しづつ作っているのですが,できたら送りたいと思います。気長に待ってやってください。
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