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MAP研のHPがリニューアルしていてびっくりです。いいですね。久々の書き込みです。「MAPを授業にどう生かすか」悩んでいませんか?
最近、MAPを授業に生かすには、体験学習サイクルが分かりやすいと感じています。
国語の授業で、体験学習サイクルを意識した指導計画で実践してみました。
小学3年光村で「説明書を作ろう」という単元です。
従来の指導計画だと、書き方を教科書で覚えて、自分の得意な説明したいことを決めて、
順序よく作品作りをする(この時間がうーんと時数オーバーしてしまうか、決められたワークシートに書かせて合理的に進めるか?が多い)流れです。
これを事前体験として、間違い直しの作文ワークと教師の得意なもの説明書作りをさせました。目標設定は、自分の得意なもの説明書作りで、ノートにイメージマップや題のアイデアメモをさせながら、事前体験をさせました。
けん玉やお手玉をやってみせて、みんなで題や小見出しをつけたり、本文を書いたりし、工夫した題を発表しながら、書き方や表記、文章の構成を覚えました。授業の後半は、自分の説明書作りのメモを書かせました。
事前体験を生かして、今は自分の説明書作りをしています。題を書き、目次を書き、小見出しをつけ、本文を常体で書くという作業を、半分の子は自分で進めています。後の半分の子は、支援が必要ですが、アドバイスがとても楽です。表記の間違いや、構成などを
事前体験の例を思い出させる助言で書くようになってきました。
事前に行った活動を生かして、目的の体験を行わせる、この2つを大まかなサイクルとして指導計画を組むと、最後にはいちいち指導する作業から、子供が自主的に進める活動になったと思います。この事前に何を体験させるかという考えは、いろんな教科に生かせます。
協力関係やチャレンジバイチョイスなどを授業に取り入れることももちろんやります。でも、これを教科の目標や、児童の変容で説明していくのは結構曖昧です。教科に生かすときは、体験学習サイクルにしぼってやったほうが、授業としても、児童の変容としても学習効果があらわれやすく、他の先生方にも分かりやすく理解も得られると最近感じています。そして、活動を進めるにあたって、フリュバリューの視点で支援していることを述べるというのがいいと思っています。
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