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【546】MAP研会員の皆さん、お元気ですか〜? リッツ 03/8/27(水) 10:58

【564】私の三連休…自閉症カンファレンスとMAP Sphinx 03/9/15(月) 18:00
┗ 【570】Re:私の三連休…自閉症カンファレンスとMAP まんちゃん 03/9/18(木) 15:22
┗ 【581】通常学級に気付かれないまま存在してる自閉症 Sphinx 03/10/12(日) 13:39

【564】私の三連休…自閉症カンファレンスとMAP
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 Sphinx E-MAILWEB  - 03/9/15(月) 18:00 -

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   ▼リッツさん:

先日のMAP研ではどうもでした。
報告は,まだできてません。(^_^;)
ちょっと待っててくださいね。いつもすみません>みなさん。

皆さん,どんな3連休を過ごしましたか?
私は,昨日まで二日間,早稲田大学でひらかれた「自閉症カンファレンス」という研修会みたいなのに参加してきました。自閉症に関わる専門家(ドクター,施設職員,療育関係者,教師など)や保護者,自閉症本人など1000人以上が全国から集まる大イベントです。

そのカンファレンスで印象に残ったことが二つあったので紹介します。

ひとつは,日本自閉症協会愛知県支部の若いお父さん(私より年下)が,愛知県支部に「父親部」という新しい組織をつくったという発表です。普通,こういう活動はお母さんたちがメインで,なかなか父親パワーがでてこないことが悩みの種なのですが,愛知県支部の若い父親たちは,メーリングリストを利用して交流を続け,互いの信頼関係を高めていって,父親部設立に至ったのだそうです。メーリングリストを使うというのが,いつも忙しいお父さんたちにジャストフィット。MAP研の皆さんにも,この掲示板をそのように使ってもらえるとうれしいなと,りっつの発言を読んで思いました。

パパのちからこぶ【日本自閉症協会愛知県支部(つぼみの会)父親部のページ】
http://homepage2.nifty.com/tubomi-aichi-autism/papa/

もう一つは,高機能自閉症の児童生徒を支援している先生とお話ししたときのこと。高機能自閉症の子は,言葉でのやり取りは比較的上手にできるんですが,やはり他者とのコミュニケーションに問題が生じるという自閉症の特性も持ち合わせています。その先生からMAPのことを少し聞かれたので,TPシャッフルのことを話題に出しました。平均台に乗って,例えば誕生日順に並び替えたりするんですよ。そうすると,必然的にコミュニケーションの必要性が生じるでしょ。そこでどんなやり取りが生まれるか,見ていくわけです…と。その先生,すごく興味を持ったみたいでした。その先生は,実は自閉症のコミュニケーションを追求されている方で,著作もたくさんある実力のある先生なんです。今後の展開が楽しみです。

【570】Re:私の三連休…自閉症カンファレンスとM...
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 まんちゃん  - 03/9/18(木) 15:22 -

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   「自閉症カンファレンス」の記事,HPの「Sphinxのひとこと」のほうでも読みました。
「主体性のない生き方」ということと,
「自閉症の人が安定して過ごすためのテクニックに構造化というのがありますが,それを形だけ真似して失敗してしまう。これも,構造化の意味を考えないところに落とし穴があります。」というところが参考になりました。

特殊教育諸学校を離れても自閉症について学習している君には,やはり頭が下がります。
僕ももう少し自分の頭を使って勉強しなくては。

【581】通常学級に気付かれないまま存在してる自閉...
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 Sphinx E-MAILWEB  - 03/10/12(日) 13:39 -

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   ▼まんちゃん:

コメントありがとう。
返事が遅くなってしまいました。

>特殊教育諸学校を離れても自閉症について学習している君には,やはり頭が下がります。

自閉症の魅力に一度とりつかれると,もう元には戻れません。(^_^)

一般的には,自閉症児というのは養護学校などにいると考える人が多いと思いますが,実はまんちゃんもご存じの通り,知的障害のまったくない…というより場合によっては私たちよりずっと頭のいい,あるいは才能に恵まれた…自閉症の人もたくさん存在するんですよね。例えば,アインシュタインやエジソンも,山下清画伯も自閉症だったと,最近では考えられています。

先日,長崎の幼児殺害事件を起こしたとされる中学生の精神鑑定が発表されましたが,高機能広汎性発達障害という診断,あれは要するに知的障害のない自閉症ということです。診断名が広く社会に知れ渡ったため,同じ障害を抱えるこどもの保護者や,本人は,今,とてもいたたまれない気持ちになっていることと思います。愛知県豊川市の事件のときよりは,マスコミの対応が冷静だったのがせめてものすくいですが。

「自閉症」という障害が事件を引き起こすことはない。

新聞記事にはちゃんとそう書かれています。それでも「高機能自閉症」という言葉と事件が,市民の中で短絡的に結びつけられる危険性を感じざるを得ないわけです。

この中学生のように,ちゃんとした診断を得られないまま,どこか変わっている生徒として,学校や友達や,場合によっては家族から不適切な対応をし続けられている自閉症の人が,世の中にはたくさんいるのかもしれません。たとえ,適切な診断をされていても,学校の対応が不適切だという事例は,私も高校現場で実際に経験したり,聞いたりしています。

通常の小中高で教師をするすべての人が,自閉症に対する正しい認識をもって,医師や臨床心理士と協力して指導していくようにならないかな,というのが私の願いです。養護学校と高等学校を行ったり来たりしている私が,その経験を活かさなければならないわけですけど。

ところで,これを読んでいる皆さんの中で「自閉症って心の病じゃないの?」と思っている方,どうぞこちらを読んで目を覚ましましょう。

いっしょに勉強しようよ、子どもの自閉症のこと
http://www.ypdc.net/isshoni.htm

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