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▼事例(5)
キャリア教育
まんちゃん
☆たこはちゲーム
円陣になる
ゼスチャーは右肩を叩くか左肩を叩く(方向を指示)
「1」「2」と1人ずつカウントしながらゼスチャーで次の人に送る。
「10」まで行ったら,次は「1」。
途中から「4は無言」「8は別なゼスチャー」など高度にしていく。
☆いろいろな人が住むマンション(※3)
私(まんちゃん)の学年は,今,卒業目前です。卒業に向けて今一度,みんなで協力してやっていこうというねらいで,このアクティビティを行いました。
このアクティビティは先日の研修で行った「匠の里(※4)」と同じようなコミュニケーションのアクティビティです。今回の研修では参加者を3つのグループ(5〜6人)に分けて行いました。
(※3)体験学習実践研究 Volume 4 2004年11月(体験学習研究会)より
(※4)匠の里:南山大学の津村先生のサイトでワークシートが公開されています。
http://www.nanzan-u.ac.jp/%7Etsumura/
☆思い出の場所(ワークシート)
3年間の中学生活を振り返り,校内で自分にとって思い出深い場所とその理由をプリントに書きます。その後で,友人からコメントをもらいます。「思い出の人」とかだと書きにくいのですが,「場所」にすると,本当の気持ちが出てくるようです。良いものは,卒業式の答辞の中に入れる予定です。
☆6つの未来像(ワークシート)
プリントに6種類の未来像が書かれています(「家庭第一,仕事は第二」など)。その6つの中から自分の考えに合うものをひとつ選び,同じものを選んだ人同士でグループをつくります。自分が選んだ将来像について,その問題点や良いところを話し合い,画用紙にまとめて発表します。
☆保護者への感謝の手紙(ワークシート)
卒業にあたり,保護者へ感謝の手紙を書きます。この手紙は卒業式の受付で保護者に渡されます。
☆成人した私へ(ワークシート)
成人した自分に向けて,8つの観点から選んで手紙を書きます。これは成人式で本人に渡す予定です。
意見交換
・保護者への感謝の手紙:発表させると感動が倍増!肉声で伝わる気持ちはすごい。
・成人式に,誰かが持参して本当に渡すの?
事例(6)
卒業に向けてみんなでまとまろう!
えんやす
☆6年間を振り返るマインドマップ
3つの観点から,6年間を振り返ってクラス全員でマインドマップをつくりました。
6年間
卒業
中学生
☆フルバリューのバケツ
卒業までに大切にしていきたいことを,1人1人がボールに記し,人数分のボールをバケツに入れました。
☆ニトロクロッシング
クラス全員で,卒業に向けてみんなでやっていこうというねらいを込めて,ニトロクロッシングを行いました。学びのバケツも一緒に持って,1人1人の「大切にしたいこと」も,工夫して一緒に運びました。
事例(7)
PAJ 10周年シンポジウムの報告
まいける(えんやすが代理で報告)
昨年の11月,高尾の森わくわくビレッジにて行われた,PAJ 10周年シンポジウムの様子を,いくつかの写真とともに紹介します。
一太郎のHP用資料がある。
事例(8)
PAJ 10周年シンポジウムの発表より
kenya
☆クラスづくり(2年生)
2年生のクラスでビーイングをしました。「どんなクラスにしたい?」というのを中に,「されて嫌なこと」を外に書き込みました。低学年だと特に外側に書かれることがけっこうきつい感じになるので,いいことがあったときにそれをカードに書いて,外側の「されて嫌なこと」の上にペタペタと貼りました。完全に貼り付けないで,めくると下のものも見えるようにしてあって,必要な場面ではめくって確認したりします。
また,こどもたちが決める目標とは別に,担任の思いをぶつける目標もつくりました。「正直に(ずるはしない)」「大切に(自分も友達も)」「チャレンジする」に加えて,なかなか良かったのが「しっぱいしたとき(どんな仲間でいたい)」という目標です。
こどもたちがつくる目標は,「〜しない」という否定の目標が多いのですが,だんだん肯定的な目標も書けるようになりました。また,帰りの会ではその日にあった「よかったこと」を出し合って,カードに書いて真ん中に貼っていきました。貼るスペースがなくなると,カードとカードの間から浮き出させて貼ったりして,だんだん立体的なビーイングになっていきました。
☆決め方を決める
グループの意志決定がなかなか難しいので,学校生活のいろんなところで「自分たちで決める」場面を設定しました。例えば,給食当番の中身をどうするかなど,1週間に1度とか毎日とか,決めるシーンがあります。そこで,どんな決め方をするかを決めてから,自分たちで決めるようにさせています。順番にするのか,じゃんけんなのか,多数決なのかなど。
何かもめ事が起こったときも「決め方を決めた?」と聞くと「あ〜,決めてなかった」といいながら,うまく決め方を決めて,意志決定できるようになっていきました。また時間を決めて決定させることで,なかなかまとまらないことも,なんとか折り合いをつけられるようになりました。
☆1年生を招待する行事での体験学習サイクル(1回転半)
秋の収穫祭という行事では,2年生が班ごとにゲームの出店を開き,1年生を招待してもてなします。本番の前に,まず2年生だけで出店を開いてやってみました。そうすると,お客さんがこないとか,いろんな問題が起こります。そこで起こったことを振り返り,本番に向けて工夫をしていくと,本番では上手に1年生をもてなすことができました。
☆カードを使った体験的10のペア探し
2人にカードを2枚渡して,足して10になる数字の組み合わせを書いてもらいます。それを全員でどんどんシャッフルしていきます。適当なところでエリアの半分に全員を集めて…
こっち半分が1の位の世界,あちらが10の世界。真ん中に見えない壁があります。自分のカードの数字と合わせて10になるカードを持っている人を捜して,手をつないで10の世界に渡ってください。渡るときはこんなゼスチャーと声をつけて。
10の合成分解を,ゲーム的に理解させた例です。
この次に「いそがしい牛乳屋さん」というのがありまして,牛乳パックを使って,注文を受けた数だけそろえて運ぶというアクティビティです。「32個注文が入りました!」となると,10個のセットを3つと2個を運ぶという具合です。そこで「8個注文取り消しです」となると,10個のセットを一度戻してから,2個を戻すという作業になります。これが筆算の繰り下がり。こうやってゲームのルールが,いつの間にか学習(筆算)のルールに変わっていくという仕掛けになっています。
☆英語の実践事例
小学校低学年での英語ということで,英語を話しやすい雰囲気をどうつくるかというのがポイントです。
同じフレーズを繰り返しながら歌う歌を活用して,簡単な単語をみんなで言いながら,そのフレーズ全体にいつの間にかなじんでいくというネタがいくつかあります。例えば,
Do you like ○○?
の○○にの部分を,絵を見ながら,spaghetti,bananaなどと言う。
Hello, hello, hello, what's your name?
に続けて,絵を見ながら,Anpan-man,Doraemon,などという。
もう一つは,「ZOOM」にヒントを得てつくったもので,いくつかのカードが連続した絵になっています。カードの境目には,半分に切れたカニ(crab)とイルカ(dolphin)が書いてあります。それは黄色だったりピンクだったり,大きかったり小さかったり,点模様があったりなかったり,数や場所もいろいろです。
自分の持っているカードだけを見ることができて,あとは英語で会話をして自分のカードにつながるカードを持っている人を探すというものです。「Excuse me. Do you have yellow dolphin?」という感じでさがしてください。
こどもたちとやるときは,はじめる前に個人的な目標を設定してもらいます。例えば「大声で探す」とか「ちゃんと英語の文章にして尋ねる」とか「単語を並べて聞く」とか。また「周りの人が助けよう!」というふうに持っていくといいです。
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