MAP研究会は宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。
■ 日 時: | 2018年9月9日(日) |
■ 場 所: | 名取市体育館小会議室 |
■ 内 容: | PAワークショップ+協同教育ワークショップ 〜MAPを通して協同教育を学ぶ研修会〜 |
■ 講 師: | 石田裕久先生(南山大学名誉教授,日本協同教育学会副会長) |
■ 担 当: | 企画運営 |
■ 報 告: | かんちゃん |
■ 参 加 者: | 16名 |
ここ数年の懸案となっていました「協同教育」と「MAP」のコラボレーション企画がついに形となりました。午前は,いっきゅうさんFTによるシークエンス,午後から石田先生による協同教育のワークショップが展開されました。
宮城協同教育を学ぶ会の立ち上げから関わっている熊谷みち先生からこれまでの経緯や思いなどを語っていただきました。
まずはアイスブレークとして「分布図」。フリースボールを現在地の起点として,どこから来たの,初任地は,2校目は,これまで一番遠くに行った場所は,PAなどなど 自分の位置で表現しました。続いて「いっせーのーで」(地名バージョン),3人組で自己紹介(呼ばれたい名前,人生最大のアドベンチャー),Cゾーンアンケート,シロクマGPS,フープリレー(タイムチャレンジ),一番星などを盛り込んだシークエンスでした。
PA初めて,という参加者もいたため,アクティビティの意味付けや目的など,ていねいにお話ししながらシークエンスを進めていたいっきゅうさんの姿が印象に残りました。
午後からは南山大学名誉教授の石田裕久先生から協同教育についてのワークショップ。テーマは「教師のファシリテーションと,生徒のパフォーマンス評価」。大きな柱は「学び」と「評価」でした。
前半では「主体的な学び」とは何か,「主体的な学び」が生まれる要件は何か,など我々が普段よく使う「主体的な学び」について協同教育での手法を取り入れながら,教師のファシリテーションといった視点で掘り下げて考えました。
後半の話の中心はズバリ「評価」とは? 普段の授業の中で日々取り組んでいる評価ですが,改めて評価の機能や定義などご指導いただきました。目標の効果的な達成と改善へのプロセス,教育評価の2つのポイント,評価の目的などを検討したあと,「主体的な姿とは」についてルーブリックづくりを軸に3~4人グループで話し合い,それらを共有しました。
宮城協同教育を学ぶ会主催の研修会としては3回目のワークショップが,MAP研究会とのコラボレーション企画として実現したことが最大の成果だったように思います。今後ともこういったMAP研究会の枠を超えた学びの場を提供できたらいいなと感じました。