MAP研究会は宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。
■ 日 程: | 2017年1月28日(土) |
■ 場 所: | 山元町立中浜小学校(旧校舎) 山元町普門寺(寺カフェ) 山元町立山下小学校 |
■ 内 容: | 復興の様子&今年度の学びを共有しよう |
■ 講 師: | いっきゅうさん |
■ 担 当: | 研究部 |
■ 報 告: | かんちゃん |
■ 参 加 者: | 12名 |
10:04 新しい山下駅集合(JRと車でおのおの集合)。1名乗り越したため,坂元駅に移動してから中浜小学校へ。
10:30 中浜小学校見学
いっきゅうさんの話は聞いていたけれど,やはり話を聞いたり写真を見たりするのと,現場に足を運んで実際に自分の目で確認するのでは,大きな違いがあることがわかりました。その場の先生方の差し迫った思い,子どもを安心させようとする努力。改めて感じることができる現場でした。やはり震災遺構として保存するだけの価値ある中浜小学校だとみなさん思ったのではないでしょうか。
子どもたちや先生方,学校に避難してきた地域住民は屋上の倉庫のような部屋で一夜をすごしたそうです。学芸会の大道具や小道具,バック絵などにくるまって過ごした真っ暗な寒い夜。どんなにか心細かっただろうかと。想像するしかありません。
11:45 普門寺(寺カフェ)
近くの曹洞宗のお寺へ移動。住職さんがお堂を開放してカフェになっています。地域の大人から子どもまでがお茶を飲みケーキを食べながら談笑していました。お地蔵さんに絵付けをしている人たち。お弁当やおまんじゅうを売っているお店。地域や遠くから運ばれてきた野菜などを販売しているお店。ハンドマッサージ,足裏マ ッサージのお店。ピアノとウクレレのミニコンサート。ここがお寺とは一見にして分からず。なにかパワーを感じる場所でした。コーヒーとケーキのお代はお志ということで,自分で金額を決めてはこに入れるお布施方式。本来であれば公民館が行うべき社会教育事業をみているような不思議な空間でした。 住職さんの話を聞くと,震災後自然発生的に始まった催しが,月一度の定例会として定着してきているそうです。住職さんをはじめボランティアのみなさんの熱意が支えている場所でした。
https://www.facebook.com/teracafe.yamamoto/
12:30 山元町立山下小学校
・かんちゃん | 外国語アクティビティ「1+1=2」ゲーム 複式学級の学びとMAPで作る人間関係について |
・ping-pong | いざというときに何が必要か防災ゲーム |
・Pやん | 豊かに暮らす知恵「失われつつある44の知恵」 |
・いっきゅうさん | ウブンツカードのいろいろな活用 |
・えんやす | 熊本の復興支援派遣 第2期宮城県教育振興基本計画 |
・きよちゃんまん | 幼稚園小学校の接続の大切さについて |
・みっちぃ | 仙台大学「みやぎジュニアトップアスリート事業(1)(2)」実践報告 マネキンチャレンジ(古二小の学年PTA行事から) |
・あだっつぁん | 大崎教研論文 「みやぎアドベンチャープログラム(MAP)の現状と展望」について |
お弁当をいただいた後は,このようなアクティビティやら実践発表などがありました。おのおのの置かれている立場や向き合っている子どもたちや職員に対して,それぞれの課題意識を持ちながら,フルバリューをベースになんとかいい方へ向いていこう,少しずつ上をめざそうと努めている様子がうかがえる発表でした。
山下小学校3年1組。いっきゅうさんの工夫された教室経営や漢字の課題。あたたかい 習字の朱書きなどすてきな教室を借りて実りのある研修ができました。
いっきゅうさんは,事前の行政に申請しヘルメットまで借りて参加者の安全に配慮して くれました。一日を通してコーディネイトしたり,中浜小について説明してくれたいっき ゅうさんに感謝です。ありがとうございました。