MAP研究会は,宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。
■ 日 時: | 2013年 5月26日(日) 10:00〜12:00 |
■ 場 所: | KKRホテル |
■ 内 容: | 平成24年度活動報告ならびに平成25年度事業計画について |
■ 担 当: | 事務局 |
■ 報 告: | Sphinx |
■ 参 加 者: | 13名 |
MAP研究会平成25年度のスタートです。
今年度の計画の中には,初の試みとして県の事業とタイアップした「心の復興プログラム研修会」があります(6月予定)。研修会の回数は,総会も入れて全部で5回です。貴重な研修会,手帳にぜひ日程の記載をお願いします!
昨年度の事業報告,決算報告と監査報告がありました。一昨年度実施して手応えを感じていた「体験ベースのクラス作りワークショップ」は,参加希望者が集まらずに残念ながら中止になってしまいました。しかし,「MAPミーティング2012」は,県内外からの参加者が集まり,盛大に開催することができました。関係者の皆様にあらためて御礼を申し上げます。
今年度の役員,事業日程,予算について,事務局から説明がありました。すべて提案の通りに承認されました。
〔MAPの積極的な発信・普及と新たな教育活動の創造に向けて活動する〕
太字のところが,昨年から付け加えられた内容です。MAP研究会のメンバーも高齢化(?)の波が押し寄せて,校内で忙しい立場のメンバーが増えました。MAPの活動も仕事の忙しさから参加できないことが増えてきています。県の事業としても縮小傾向の中,次世代のMAP指導者の養成が急務であるという認識で,このような変更を行いました。
今年度の定例研修会は,総会を含め5回となりました。
日 程 | 内 容 | 場 所 |
---|---|---|
5/26(日) | MAP研究会総会 | KKRホテル |
6/25(火) | (1)MAP研研修会 心の復興プログラム研修会 県の事業に協力 | (未定) |
8/17(土) | (2)MAP研研修会 クラスの絆が深まる楽しい活動 ワークショップ | (未定) |
10(日) | (3)MAP研研修会 MAP体験会&指導者講習会 (MAPLS) | 花山青少年自然の家(予定) |
1/25(土) | (4)MAP研研修会(実践研究会) | (未定) |
本年度の事業日程(案)の提案の他,心の復興に関連して,PAJ主催の研修会(ジム・ショーエル氏のバンブーリジリエンス研修会)や,花山青少年自然の家で行っている「東北地区学校教育に活かす体験学習講習会」と密接に関連しながら,MAP研究会としても活動していきたいということを確認しあいました。
県のMAP事業担当指導主事から,県の事業「心の復興支援プログラム推進事業」について説明をいただきました。
心の復興支援プログラム推進事業は,次の5つの内容で構成されています。
質疑の中で,教員への普及という観点から,推進実践校指定事業の進め方と,6月に行われる「心の復興支援研修会」の募集について,もっと積極的に教員を集めるような仕掛けをしようという意見が出ました。また,ハイエレメントの施設がある蔵王高校に,県内指導者が一人もいなくなってしまった現状についても報告がありました。
蔵王高校でのMAP体験会の話から,昔のある高校の生徒対象体験会を行った時の話題が出ました。生徒の担任の先生たちがMAPの活動をどのように引き継いでくれるか,それによって大きな差がでるということ。せっかくビーイングの活動をやって「宿泊研修で使ってね」と託したのに,「いや〜時間がなくて」とやってもらえない学校。また逆に,県内指導者がいなくても,それまでの体験会の経験から担任の先生たちがパイプラインなどを指導できるレベルになっていて,とても上手に生徒たちを導いている学校。ここも,教員への普及という観点につながる話だと思います。
心の復興支援プログラムとMAPの関係はどうなのかという質問も出ました。
それについては,阪神大震災の例を考えると,宮城県でもこれから心の問題が大きくなってくる可能性があり,心の復興にMAPの考え方や実践が重要であると考えて進めているとのことでした。対症療法ではなく,予防的な観点から,日々の学校生活が充実していくことが心の安定につながると考えているそうです。
今日の話し合いの中味は「心の復興」が中心でした。震災から3年目を向かえた今も,震災が中心課題ですね。震災の中でもフルバリューの大切さをかみしめた私たち。今年度もMAP研究会を通じて学びを共有し,have fun で笑顔をつないでいきましょう。