MAP研究会は,宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。
■ 日 時: | 2011年11月20日(土)10時〜16時 |
■ 場 所: | 国立花山青少年自然の家 |
■ 内 容: | ロープを結んで,心も結ぼう 〜明日のためのロープワーク〜 |
■ 担 当: | 運営委員 |
■ 報 告: | あだっちゃん,Sphinx |
■ 参 加 者: | ●●名 |
空気も景色も最高,空は気持ちよい青空! そんな晩秋の花山で,PAJのはるみちゃんをお招きして研修を行いました。今回は,ハイエレメントに必須のロープワーク講座です。
※ロープワークの動画編は会員専用のホームページ「MAP2」に,追って掲載する予定です。 |
まずは,冒険の森での小屋の中にあるものをチェック。ロープ,カラビナ,ハーネス,手袋・・・等々を見ながら,はるみちゃんの話を聞いて過去の記憶が少しずつよみがえってきます。
ロープには「ダイナミックロープ」,「ローストレッチロープ」,「スタティックロープ」があります(以前,紹介したものから呼び名が少し変わりました)。ダイナミックロープは,上から落ちてテンションがかかったときに,若干伸びてショックを吸収するようにできています。ローストレッチロープはダイナミックロープよりも伸び率が少なくなっています。例えばムササビスウィングというエレメントでは,伸び率の少ないローストレッチロープを使います。スタティックロープはハイテク繊維で出来たものでロープスコースレスキューなどで使う直径5mmのテクノーラや5.5mmのスペクトラコードのことをいいます。これらの3種類のロープは,エレメントによって正しく使い分ける必要があります。
ロープは安全のため,製造から10年で取り替えるということになっています。もちろん10年未満でも,使用頻度が多く(2000回で廃棄),ほつれやひどく毛羽だったりしている場合は,チェックを受けて必要があれば交換になります。
まずは,フィギュアエイト(エイトノット)の結び方から。そして…
・・・と続いていきます。
上手にできる人,なかなかきれいにまとまらず苦戦している人・・・。最後に結び目をきれいに整えるドレッシングというのもありましたね。はるみちゃんに短い時間で丁寧に分かりやすく教えていただきました。
次はいよいよ,ハイエレメントにチャレンジするための準備です。
まずはユニバーサル・ハーネスのつけ方。黄色いタグがお腹の前に来るように巻いて,必ず腰骨より上に付けること。青いベルトをウエストにグルッと回すときに,背中にある紫の輪っかに通すことを忘れないように。一番最初に決めるのは足ではなくウエスト。ウエストをギュッと締めます。
続いて,ロープをハイエレメントに通します。エレメントにあらかじめついている白いひも(パラシュートコード)をヒートンに結んで逆の方から引っ張り,ビレイ・ロープを滑車に通します。
ビレイ役の人は,「シェリフ」の片方の穴にビレイロープを通し,シェリフの黒い部分とロープを一緒に,自分のお腹に付けたカラビナに通します。
ビレイ・ロープの引っ張り方は,今は「バズ法」という,私たちが学んだやり方とは違う方法がより安全ということで,実施されているそうです。バズ法については,追って掲載する MAP2 の動画編を参照してください。
実践編ということで,キャットウォークに挑戦しました。アベパパが午前だけと言うことでトップバッターです。
午後は,ハイエレ体験。パンパープランクと手つなぎトラバースを行いました。
最後にロープのまとめ方を習って今日の研修は終了。やっぱり時間が短いと感じました。でも,短い時間の中でとても充実した時間だったと思います。できれば,毎年行えればいいのかなと思いました。自分たちだけでハイエレをやろうとすると,まだまだ修練が必要だと感じました。いたるところにぽかんと忘れているところがありはるみちゃんにチェックを入れてもらいました。