MAP研究会は,宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。
■ 日 時: | 2006年12月9日(土)10:00〜10日(日)13:00 |
■ 場 所: | 国立花山青少年自然の家 |
■ 内 容: | MAP研のこれからを考える! |
■ 講 師: | 田中裕幸氏(アウトドア・エデュケーションセンター代表) |
■ 担 当: | 企画委員 研究委員 運営委員 | ■ 報 告: | Sphinx |
6名+α |
冬の花山に田中裕幸さんをお迎えし,MAP研の今後について語り合うひとときを持ちました。
報告者のSphinxが,途中参加だったことに加えて,あまりにも密度の濃い語りが続き,話についていくので精一杯だったため,手元の記録が意味不明です。しかも,まとめたのが研修から3ヶ月も後だったので,記憶も曖昧。まずは暫定的に公開して,参加したメンバーからチェックしてもらってから,正式公開ということにしたいと思います。
せっかくの田中裕幸さんからのお土産を,十分に記録することができなくて,残念です&ゴメンナサイ!
まず最初の活動として,金田小学校の保護者会に田中裕幸さんが特別出演して「冒険教育の現場から見える子どもたち」と題して講演を行いました(それを聴講に行きました)。私は残念ながら夕食前からの参加で,この講演を聞き逃してしまいました。
でも,講演資料を見るだけでも,うなずけることが多く,講演の様子が想像できます。下に講演資料を掲載しますので,どうぞご覧ください。
ちなみに まいける は「当初からこういう企画があったというわけではなく,今日たまたま田中裕幸さんが金田小の前を通りかかったのを見て呼び止めたところ,たまたま保護者会だったのでこうなりました」とおっしゃって(言い張って)いましたが,真相は私には分かりません。
田中裕幸さんファシリテートで,1日目の午後から2日目のお昼まで,ひたすらMAP研の今後について語り合いました。
話し合いの過程を,田中裕幸さんが板書代わりにパワーポイントでビジュアル化してくれていました。そのプレゼン画像を掲載して,報告に替えさせてください。それだけだと手抜きに過ぎるので,少しだけ補足したいと思います。
MAP研のいままでを振り返りました。積極的に研修に参加するメンバーと,名前は連ねているけど参加しないメンバーには温度差があるけど,MAP研のこれからを考えるにあたって,この名前だけのメンバーのニーズをどれだけ考える必要があるのか?ということを考えました。
話し合いに参加したメンバー自身がMAP研をどうとらえているのか,それぞれ自分を振り返って述べました。
このスライドのポイントは「MAP研のミッション(使命)とポジションを明確にする」ということです。MAP研究会にはいろんな側面があります。活動も多岐にわたっており,MAP事業とMAP研の関係など難しい位置関係の中に置かれているという面もあります。複雑なことを丸ごと考えるのは大変なので,MAP研のはたすべきミッション(使命)と,ポジショニングを明確にすることで,今後の道が見えてくるのではないかという提案をいただきました。
この「MAP研のミッションとポジションを明確にする」というフレーズは,二日間をとおしてみんなが共有する一つの「テーマ」のような存在となりました。
これからMAP研でやってみたいことを整理してみました。この図をもとにして,二日目の話し合いでは,勉強会(研修会),調査研究,実践研究の3分野について,より具体的な方向性を出していきました。そのスライドは,下に出てきます。
このスライドは,先ほどの「MAP研のミッションとポジションを明確にする」ということと関連しています。
MAP事業の方向性はどっちなんだろう…人間力の育成なのか,学力向上なのか。今,どっちを向いているだろう。
MAP研の方向性はどうなっているだろう。MAPの普及という「広げる」方向性なのか,それとも現在のメンバーでMAPを掘り下げていくという「深める」方向性なのか。「広げる」のか「深める」のか。MAP研のミッションとポジショニングから考えたら,どちらを取るべきか?
MAP研はなんのためにある?
私はこの「MAP研の行く先重点化シート」がとても印象に残りました。
縦軸を「重要度」にして重要度が高い方が上,引くい方が下。横軸を「適時性」にして,適時性の高いものが右,低いものが左。そうやって4象限のある図をつくります。そして,先のスライド「MAP研はなんのためにある」で出てきた各要素を,その重要度と適時性で相対的に比べて図に落とし込んでいきます。
そうやってつくった図を見ると,今回の参加者たちが,今のMAP研の存在意義(役割)をどんなふうに考えているか,何となく理解できるのです。
ちなみに,Aの象限に隠れている言葉は「MAP研に参加する一人一人のために」という言葉です。
与えられたミッションを達成するための組織をどうつくるか。今ある【運営】【広報】【企画】【研究】 という役割の軸に,【調査研究】【研修会】【実践研究】という内容の軸を絡めて,それぞれの交点に人を配するというやり方もある。
ここからは,重点化シートに置かれた内容を考えながら,実際にやっていきたいことを具体的に検討しました。また,その中から平成19年度に特に力を入れたいものも選んでみました。
アクティビティデザインとは,今使っているアクティビティをアレンジしたり,新しいアクティビティをつくったりするやり方やコツに関しての研修です。プログラムデザインというのは,さらに枠を広げて1日の研修全体とか,単元の指導全体,年間計画など,まとまりを持ったプログラムをデザインするテクニックを磨く研修です。
Q-Uの中に「教師の管理意識尺度」というものがあるという話を田中裕幸さんにうかがいました。教師の指導の傾向を知ることができる尺度のようです。同じような発想で,MAP式の教師力変容尺度があったら面白いねと。その前に,どう変容するのか分かってなければいけませんが。
実践研究については,こんなかんじです。
というわけで,田中裕幸さんのつくってくれた資料で振り返ってみました。とても密度の濃い2日間でした。たくさん取りこぼしのある記録になってしまいましたが,タッキーのコメントで少し補足をしてもらいます。
▼Sphinxさん:
いつもありがとうございます。早速掲示板にのせていただいたのに反応が遅くなってしまい,申し訳ありませんでした。とりあえず終業式を終え,諸表簿の山を背中に負いつつ,ちょっと一息ついたところです。
さて,先日の研修会ですが,本当に学びの多い,濃い内容でしたね。時期的に仕方のないこととはいえ,参加者が少ないのが本当にもったいない!と感じました。
でも,その分,田中裕幸さんとたくさん話す事ができましたし,思ってもいなかったのですが,マイケルの計画通り(?)保護者を対象としたMAP体験会を見せて頂いたり,それとタイアップした裕幸先生の講話も聞くことができましたし,なんだか得した気分でした。
板書代わりに,とその場で作っていただいた(これまたすごいワザですよね〜)パワーポイントにあるように,MAP研のこれまでと現状を整理しながら,目的と方向性をはっきりさせることができたことが大きな収穫だったように思います。
例えば,会員だけどなかなか活動に参加できない方たちにどう伝えていったらいいか,広めるのか深めるのか(T字型の説明がわかりやすかったです。),県教委との関わり合いをどう考えるか,などなど。
自分一人では思いもしなかったところに光を当てられて,じっくり考えるよい機会になりました。堂々めぐりをすぱっと切られる快感(?)もあった気がします。
私などはMAP研に入れていただいてまだ日も浅く,実践も多くはないですから,どちらかと言えば初級者に近いのかと思いますが,MAPを伝えたい気持ちは熱く,おかげさまで私も元気に教師を辞めないでいられますみたいな感謝の気持ちもあるわけで,・・・。
すみません。ワインの酔いが回ってきました。書きすぎをお詫びして,まとまらないままですが終わりにします。
みなさん,よいクリスマスを!
タッキーより- 06/12/23(土) 18:24 -
まいけるからの「プレゼント交換グッズをお忘れなく」という呼びかけに,みんな真面目に応えて,まずはプレゼント交換から。「山手線ゲーム」で順番を決めて,勝った人から好きな品物をもらいました。
田中裕幸さんからのプレゼントは,MAP研の千社札。わざわざ宿泊先のホテルでつくってきてくれたものです。MAP研ウェブサイトのトップに貼ってあるやつです。このシールは,えんやすがゲットしました。
金田小学校の保護者からの豪華な差し入れもあり,楽しい会話と一緒に美味しい料理とお酒をおなかが破れるくらい食べました。