Katman's Bag(2)
Kat通信第二便

 7月24日に予定されているMAP研修会@花山少年自然の家に行かれないことに深くお詫びをします。その同日には大阪府大東市の先生方対象に3日間の研修を行なっています。

 さて、今学期もお疲れ様でした。いよいよ夏休みを迎えてホッと一息・・・つけるのでしょうか?いやどうか一つ身体も頭も少しスローダウンできる時を持てることを祈るばかりです。そんな時期に貴重な土曜日に花山にお越し頂けるのは皆さんのエネルギーに心より感謝いたしております。

 そこで、新しいMAPメンバーも含めて一つ自主研修会で試して頂きたいアクティビテイを一つご紹介します。古いメンバー(私を知っている方々)は実際にやったことを覚えておられると思います。そして、その名前を言えば、そのときに体感した悪夢?が甦るのではないでしょうか?まさか、トラウマになったままな方はいませんよね?そのアクティビティとは・・・「白熊くん」です。ご存知でしょうか?このゲームの道具はわずか3つのサイコロ、しかもサイコロはそれぞれ色違いなこと。これは恐るべしゲーム、深い比喩を含んだものですから、今回研修に参加される方の中にはご存知な方がおられることを祈って!もし、誰も知らない場合は次回お会いした時に紹介をいたしましょう。

 私は真剣にこの「白熊」くんをよく研修時に紹介をします。ブリーフィングで語るストーリーはこんな感じで始まります・・・

「これはただのサイコロではありません。実は最新式のGPS装置が着いたサイコロです。なんとこのサイコロは今この時間に北極に生息する白熊が餌にありついているか、飢えているかが見えるGPSです。」

(ここから実際に3つのサイコロを転がして・・・ゲームは始まります)

 ここから、ファシリテーターの力の見せ所になります。ストレートに話を持っていってしまえば物語をつまらなくしてしまい、答えを発見する面白みに欠けてしまいます。このゲームの盛り上がりレベルはファシリテーターの進め方が鍵を握りますね。一人、二人、三人・・・と「あーーわかった!」という発見の声が上がり、まだ何が何だか分からない人たちは焦ってきます。まさにこのゲームのポイントが生かされている瞬間なのです。

 グループによって解明される時間は様々です。しかも、全員が分かるまでやる訳ではありません。やりすぎは逆効果を生むことを忘れててはいけませんね。種明かしもタイミングが大切ですので、これも経験が教えてくれるでしょう。

 ふりかえりとして:

  • ねらい:
    • 答えが分からないときに何を感じて、考えているか?
    • 分かった人が出てきたときにどんな気持ちか?
    • 分かる人が増えてきていて、まだ自分は解明していない時はどう感じているか?
    • 分かった時の気持ちはどうか?
  • 解説:
    • このゲームは人の心理と行動心理を確認できる機会を持ちます。
    • サイコロの色、答えを見つめて思考回路を少し変えてみると・・・、という感じです。
    • 実は、脳の働きについても一言二言、わからないと言うことの意味を解説します。
  • 学び:このゲーム自体には年齢制限がありませんので、対象に合わせてプレゼンテーションをして下さい。ポイントとしては、
    • 分からない時に感じている気持ち(感情)はどうだったか?
    • 分かっている人は分からない人の気持ちを考えているか?通常自分の立場でしか物事を見ていない・・。
    • 答えを発見した時にまだ分かっていない人への心理はどんな行動を生むか?

 このゲームは立派に単元の教材になります。学びとは、分からないということ、相手の立場とは具体的にどういうことか、何事もそこには常に人の感情があること・・など学びは多く含まれている白熊くんでした。

是非、KatmanのGPSサイコロを一緒に出来る日を願っています。
Good luck!


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