日本青年会議所宮城ブロック協議会・ MAP体験会報告(6月) |
MAP研究会は,宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。
■ 主 催:日本青年会議所宮城ブロック協議会
■ 日 時:平成15年6月28日(土)13:40〜17:30
■ 活動場所:石巻専修大学体育館
■ 対 象:日本青年会議所宮城ブロック協議会のリーダ―約40名
■ ファシリテーター:えんやす&まんちゃん
■ 報 告:まんちゃん
■ 今回の体験会の目的 |
日本青年会議所宮城ブロック協議会では次の日に会員300名が集まり,宿泊しながら研修をしていくことになっていました。300人が12グループに分かれて切磋琢磨しながら研修を進めていく予定なのだそうですが,その研修の1コマ目にMAPを取り入れて,グループ内で,また全体でもアイスブレークしたいとのことでした。
そのためのプログラムをリーダー達に紹介してほしい,そしてそのプログラムで40名のリーダー達が300名を動かせるようにコーチングしてほしいという要望がありました。
2月にえんやすと僕でファシリテートしたリーダー対象のMAP体験会が好評だったらしく,このようなお話をいただいたのですが,僕とえんやすにとってスケールの大きい話でありチャレンジでした。
■ 事前の打ち合わせ |
11時には会場に集合し,担当者の鯨岡さんと打ち合わせをしました。300人が集まる石巻専修大学体育館を下見して,昼食を食べながら今日の活動について考えました。
前回とは違ったアクティビティを体験してもらう。 | |
2コマ目: | 2月のMAP体験会のアクティビティと1コマ目のアクティビティを僕たちがリストアップして,そのアクティビティの意図を説明する。そして参加者(青年会議所のリーダー達)がその中からアクティビティを選び,プログラミングする。その際,僕たちが組み立て方(シークエンス)等についてアドバイスをする。 |
3コマ目: | 2コマ目で決まったプログラムを実際に参加者(青年会議所のリーダー達)のみなさんにファシリーテートしてもらう(つまりトレーニング),ということにしました。 |
■ 1コマ目 |
以下は体験してもらったアクティビティ。
「みなさんは青年会議所の方々ですが,今日はまず少年の頃に戻ったつもりで活動してみてください。
・・・ここはキャンプ場です。」
「キャンプファイヤーで,蚊をたたくつもりで1拍手」
「蚊と虻をたたくつもりで2拍手」
「蚊,虻,サソリをふんずけるつもりで2拍手と1足踏み」
「夜,テントの中でひざたたき,リバースで逆まわり。手を交差してひざたたき」
「朝になりました。クワガタを捕まえるつもりでキャッチ!」
2人組→4人組→8人組→16人組→全員
呼ばれたい名前で
1回目は非言語で誕生日順。2回目は非言語&ハンドアクションなしで自宅を出発した時刻順
円になって手をつなぎ,全員がフープをくぐる。その際,フープをくぐっている間中ずっと,くぐっている人の名前を呼んであげると,その人の夢が叶うというファンタジーにした。名前を覚えてもらうことと名前を呼ばれることに慣れてもらう。
参加者に魔法の言葉?を尋ねたところ,今回はなんとエコエコアザラクになりました。
3人組になりそのグループのグー,チョキ,パーのポーズを決めます。次に他のグループとそのポーズでじゃんけんをします。それぞれのグループが3組に勝つまでやります。
少し離れた2つのフープがある。この2つのフープをグループの全員ができるだけ速くくぐるイニシアチブ。目標タイムを設定し,それを達成するため,あれこれアイデアを出し合い協力していくゲーム。振り返りの時には,「これって仕事上のコスト削減と似ている」という感想がありました。
■ 2コマ目 |
ホワイトボードに,えんやすと僕が2回の体験会で行ったアクティビティをリストアップ。それを見て鯨岡さんが中心になり,グループみんなで取捨選択しプログラムを組み立てていきました。意見の集約や決断がとにかく早くて驚きました。
次の日,300人に体験してもらうプログラムは下記のとおりに決まりました。
■ 3コマ目 |
上記のプログラムを進めるためのファシリテート練習をしてもらいました。つまり,体育館ステージに全体の進行役の人と活動モデル役の人が立ち,300人(12グループ)全員に向けてのブリーフィング練習をしました。その他の人達は各グループ(12グループ)の中に入り,ブリーフィングの補足説明と安全確保の練習をしました。
■ 活動を終えて |
3コマ終了後,参加者のみんなを見ると,なんとかできそうだという表情に見えました。えんやすと僕は次の日の成功を祈りながら帰りました。
後日,鯨岡さんより,MAPのおかげもあり大成功のうちに研修会が終了したという感謝のメールをいただきました。