新有権者中央講座MAP体験会・報告(8月)

MAP研究会は,(財)カメイ社会教育振興財団
宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。

■ 日   時: 2002年8月24日(土)14:15〜16:00
■ 場   所: グリーンピア岩沼
■ 主   催: 宮城県選挙管理委員会
■ 後   援: 宮城県教育委員会
■ 受 講 者: 20代の有権者,約30名(各市町村の青年リーダー達)
■ ファシリテーター: ドラゴン,えんやす,まんちゃん
■ 報   告: まんちゃん

〈新有権者中央講座とは〉

 選挙制度のあらましについて理解を深め,有権者としての自覚を持っていただくと共に,県内各地から同じ世代の人たちが一同に会し,グループ討議やレクレーションを通じて交流を深める目的で行われています。1泊2日の日程で,河北新報社や宮城テレビの方からの講義や講演,またグループ討議などが,プログラムとして組まれています。MAP体験会は,1日目の午後に設定されていました。

〈事前の打ち合わせ〉

 えんやすとドラゴンは,昼御飯を食べながらファミレスあたりでシークエンスを話し合おうかと考えていたようです。心配性の私が,「11時半頃に現地に集合して話し合おう」と言い出し,グリーンピア岩沼に集まりました。児童生徒でもないし教員でもない,保護者でもない方々をファシリテートするには,綿密な打ち合わせが必要だと考えたからです。(しかし,取り越し苦労だったかもしれません。えんやすとドラゴン,せっかくの休日に家族サービスをさせないてしまってごめんね。)

〈当日の天気と環境〉

 雨上がりの曇り空でした。広い芝生の上でMAPをやりたいと思い,少し早く行き,会場のまわりを散策しました。広い芝生は体育館よりも絶対に良い。でも,まだ濡れていて滑りやすかったし,途中で雨が降る可能性もあったので,はじめに設定されていた通り体育館で行うことになりました。

〈研修全体を視野に入れて〉

 1泊2日研修の中の1コマ枠でMAP体験を行うということ,それからMAP体験後の研修プログラムとして,「グループ討議が2コマある」ということを考慮し,「話し合える雰囲気や環境づくりのためのMAPにしよう」と決めました。つまりMAP体験の1コマ枠のみを視野に入れて活動を組み立てるのではなく,1泊2日の研修全体を考慮し,研修全体が実りあるものにしようと考えたのです。

〈シークエンスの打ち合わせ〉

 上記のことにふさわしいアクティビティを3名であれこれ出して熱く話し合っているうちに時間はあっという間に過ぎてしまい,午後2時になりました。昼御飯を食べるのも忘れて夢中になって話し合っていたのです。

 結局,受講者がどういう方々かわからないとアクティビティの組み立てようがないということになり,体験会の出だしのT1(リーダー)をドラゴンが受け持ち,タイミングを見計らってえんやす,そしてまんちゃん(私)が入れ替わってT1(リーダー)をするということになりました。また,途中に休憩を入れて,後半の活動の進め方を5分ぐらいで打ち合わせしようといことになりました。

 体験会開始時刻の15〜20分前になり,体育館のブール―シートの片付けや安全管理,またPAキッドの確認,そして緊張をときほぐすために3人でボールを軽く蹴って遊んだりしました。

〈主なアクティビティ〉

仲間さがし

 簡単で楽しく,大人数でもできるゲーム。ファシリテーターが「血液型」「誕生月」「失恋経験」などの項目を言って,それぞれに該当する仲間を見つけてグループをつくるゲーム。

〜したことがある人

 あぶれたオニが「朝ごはん食べてきた人」「靴下を履いている人」「酒で失敗したことのある人」などと言い,それに該当する人が場所を換えます。(フルーツバスケットのようなもの)このゲームは楽しみながらお互いを知ることができ,コミュニケーションが生まれてきます。

魂で握手

 最初に全員に1か2か3を,心の中で選んでもらいます。無言で周囲の人と握手を交わし,選んだ数だけギュッと握ります。数が合ったらどちらかの後に連結していき,最終的に1回の列と2回の列と3回の列ができるようにします。ただそれだけのゲームですが,握手の習慣のない日本人にとっては,心理的な距離が縮まるゲームかもしれません。

自己紹介(本名,呼ばれたい名前,出身地,自己PRなど)

オクラホマ・ミキサー

 ♪タラララララララーララララララー♪という感じでリーダーが名曲オクラホマ・ミキサーを口づさんでいるうちはフープの周りを歩き回り,音楽が止まったら近くのフープの中に入ります。そしてフープの中に入った人に共通することを話し合って見つけて発表します。回を追うごとにフープの数は減っていき,一つの輪の中に入る人数はふえていくという仕組みです。今回は「全員,昼ごはんはカツカレー」「全員,巨乳好き」「全員,ジーンズ」などが出ました。身体の距離が縮まるとともに共通項探しのために話し合いが行われるゲームです。

ネームストレッチ

ZIP・ZAP

ルックアップ・ルックダウン

 肩が接するような円をつくり,リーダーの「ルックアップ」「ルックダウン」の号令に合わせて,全員顔を上げ下げします。顔をあげたときには必ず誰かの目を見るようにし,そのときその人と視線が合わなければセーフですが,視線が合った場合は2人ともアウトで,奇声を発しながら円から飛び出します。視線がショートして宇宙船から放出されるという物語だからです。

How do you do?

パントンパンパン

 パンは拍手,トンは足踏みのゲームです。円になって最初の人がパンと拍手を1回したら,となりの人はトンと足を1回,その隣の人はパン,その隣の人もパン,つまり拍手が2回,その隣の人がトンで,その隣の人もトン,つまり足が2回,というふうに徐々に叩く回数を増やしていきます。手1足1手2足2手3足3手4足4手5足5まで行ったら,今度はその逆に手4足4手3足3手2足2手1足1と減らします。これをリズミカルにやるだけのゲームです。大人でも1回や2回ではなかなか成功しません。間違えた人に罰ゲームはありません。「みんなで頑張ろう」のゲームですし,出たエラーも含めて楽しむゲームだからです。

ハンド・トラッピング(2人組→4人組→8人組→16人組→全員)

シットアップ(2人組→4人組→8人組→16人組→全員)

 「2人で向かい合って腰をおろして,足先をつけたまま同時に立ち上がってみましょう・・・はい,できましたね,OKです。それでは,隣の2人組と合体して4人1組でトライしてみましょう・・・はい,なんとかできましたね,OKです。では,できたところ同士の8人組で挑戦してみましょう。・・・はい,ちょっと厳しくなりましたが,OKです。

 今度は16人でどうぞ。・・・(5分経過)・・・ルールは『足先をつけたまま全員同時に立ち上がる』です。そのやり方のままでいいですか,作戦会議は持ちますか?」

 このゲームはいきない16人とか全員でやらないところがミソです。

振り返り

一本締め

PA式一本締め

〈おわりに〉


活動報告一覧表に戻る

表紙に戻る