MAP研究会は,(財)カメイ社会教育振興財団と 宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。
日時:平成14年5月18日(土)10:00〜12:00
会場:宮城県第二女子高等学校会議室
報告:Sphinx
1 開会
2 会長あいさつ
3 協議等
(1)平成13年度報告
●事業報告
事務局から資料に基づいて昨年度の研修等についての説明があり,承認されました。なお,昨年度の活動概要については,【平成13年度活動報告】を参照してください。
○活動の成果および結果(資料より)○
当初の計画通り,年間10回の研修会・総会を開催し,延ベ200人が参加し研修を積んだ。
内容としては,与えられたグループをどのように読んで支援するのかを互いに活動を通して身に付けるフアシリテート(支援)訓練が中心であり,その内の1回は1泊2日での宿泊研修を実施した。
また,PAJからは宿泊研修会を含め,計3回の研修会に参加していただき,MAP全体を視野に入れた指導助言をしていただいた他,PAJ主催のAP,ABC,AITCの各研修会に計20名の会員が参加し指導者(支援者)としての技術力の向上に努めた。
現在指導者(支援者)としての力量を十分身につけた会員が,各教育現場においてMAPを実践し子どもたちの人間関係づくりに効果を上げている他,外部教育関係団体や社会教育関係団体10団体より研修会講師の依頼があり,各数名ずつの会員を講師として派遣し研修会の指導にあたった。外部からの依頼講習会はいずれも好評で,「楽しい講習会でした」とか「来年もお願いしたい」といった感想が寄せられている。
さらに今年度は未経験者にも積極的に働きかけ,会が主催する体験会に数多く参加していただき,年度初め60名だった会貝も現在は85名に増え,さらに充実した会の運営がなされているところである。
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○今後の課題等(資料より)○
PAの考え方や手法を生かして,教育活動に取り入れていくのがMAPのねらいであるが,PAそのもののアクティビティを使うことが目的であると誤解している人がまだまだ多く,今後いかにその理論を浸透させていくかが最大の課題である。そのためには,できるだけ多くの実践の場の確保とさらなる指導者(支援者)の養成と技術力の向上が望まれるところである。
また,研究会主催の研修会はその内容にレベルの違いがあり,特に初心者に対しては不親切な内容であったため,次年度は研修会を体系化し段階を踏んだ研修のあり方を検討していく予定である。
MAPは宮城県独自の教育手法であり,今後は教育現場で抱える悩みや問題を的確に捉えいかに有効活用していくのか,理論を体系化して普及に努めるとともに,MAPの効果測定等についても研究を充実させていく必要がある。
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●決算報告
●監査報告
(2)平成14年度計画
●事務局より運営委員会の協議内容の報告と確認事項の説明
昨年度の活動の反省に基づき,運営委員が今年度のMAP研の研修の持ち方について話し合いを行いましたた。その話し合いでまとまった今年の方向性は以下の通りです。
- 地区別研修はむしろ参加者が集まらないので,今年度は地区に分けずに全体で研修を行う。
- 運営委員の人数を増やし,運営委員を会のスーパーバイザーとして位置づけ,会の運営についての方向性を任せる。
- 運営委員はPAJ研修を受講した先生を中心に選考するものとし,原案は前運営委員が作成し総会で承認を得る。
- 研修については,これまでのように一律なものではなく,段階を踏んだSTEP研修を行い,会員それぞれのニーズに対応する。
- 1年間音信不通の会員は会から除籍する。
この説明に関して質問が二つ出ました。一つは運営委員について「運営委員はPAJ研修を受講したメンバーに限るのか?」という質問です。これについては限定するものではないという確認をしました。それから除籍について「1年間出られないとそのまま除籍にさせられるのか」という質問。これについては,研修会の欠席の連絡,会費の納入,メールでの連絡,掲示板での連絡など,なにがしかのコンタクトがあれば除籍にはならないということで確認されました。
●役員選出
会長 | 渡邉宣隆 |
運営委員 | 菊地潤・高城邦弘・樋口隆宏・小林正道・菅原恵子・岡寿・三浦資子・秋葉行・佐々木千史 |
広報委員 | 山口裕之・早坂正紀 |
監事 | 滝上島雄 |
事務局 | 高嶋正之・鈴木琢也・金野和男 |
上記の通り承認されました。
●今年度の活動目標および事業
平成14年度MAP研究会活動目標
[MAPのリーダーになること]
- 個々人のファシリテーターとしての技術向上を図る
- MAPの普及・啓発に係る行事に研究会として積極的に参加する
- 県のMAP事業を積極的に支援する
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上記の通り承認されました。
●予算
昨年度までの補助金のうち,宮城県教育公務員共済会からの補助金はいただける見通しになりました。(財)カメイ社会教育振興財団からの補助金は,どうなるかまったく未定です。ほかに,今年度から子どもゆめ基金に申請を出しましたが,ちょっと難しそうです。予算案は事務局からの提案通り認められましたが,補助金の状況によっては,今後,大幅見直しが必要になります。
(3)その他
●会則について(確認)
- 除籍(退会)に関して,話し合いが行われました。最終的に,『1年間,研修会への出席や欠席等の連絡がなく会費の納入もない場合は,参加継続の意思を確認した上で,その意思がなければ退会していただく』ということになりました。また,そのことについて,会則には特に付け足したりしないということにしました。
●会員所属長あて文書について
●会員の入会について
- 興味がある先生には,随時入会していただくということを再確認しました。
4 その他
○国立花山少年自然の家から
- MAP研究会の定例の研修以外に,自発的に「今週の土曜日あたりどうでしょう」というものがあれば,いつでも受け入れ可能です。日帰りであれば無料で施設等を解放します。将来的にはMAP研の部屋とかPAの部屋とかを用意したいと考えています。どんどん活用してください。
- 今年の10月18日(金)〜20日(日)に,国立花山少年自然の家で『体験学習法全国ミーティング』が催されます。国立花山少年自然の家・宮城県教育委員会・PAJの共催です。この行事に関して,MAPのみなさんにご協力お願いします。
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