第8回研修会活動報告(1月) |
MAP研究会は,(財)カメイ社会教育振興財団と
宮城県教育公務員弘済会の支援によって活動しています。
■日 時 : | 平成14年1月26日(土)10:00〜16:30 |
■場 所 : | 蔵王高等学校体育館 |
■参 加 者 : | くわがた,たっちゃん,もっく,えんやす,はまちゃん,しろ,まんちゃん,グランパ,ばっち,すーさん,しず,スティーブ,Sphinx,ゆかっち,かーちゃん,ぼうはてい,BOB,でら,たく,わぶん,しょう |
■報 告 : | えんやす |
なんと,21名が集まりました。みなさんのやる気が伝わってきて,なにか,いい1日になる予感がしました。今日は,参加者みんなでトラストダイブ(みんなが手をネット状にして待っているところに,思いっきり飛び込んでいく)ができるように集団をもっていく目標設定でした。
アイスブレーキング |
いつもお世話をしていただいているZAPのBOBからの指令で,今日はまず,まんちゃんとSphinxがファシリテーターになりました。そして,今日出会った仲間での活動が始まりました。
いつもの始まりのようにきれいな輪を作ってスタート。ファシリテーターの合図で,みんな同じ動きをして楽しむアクティビティー。右向け右で進行方向を決め,「ゴー」で歩いて進み,「ストップ」でその場に止まる。また「ゴー」で進み,「ターン」で方向転換,「スキップ」でスキップしながらスピードアップ,「スピン」でジャンプ1回転して,また進む・・・。というようにみんなで同じ動きを合わせながら行う楽しさがありました。
4人グループを作り,ひとりがおに,残りの3人で手をつなぎ,トライアングルを作る。おには,だれにタッチするか宣言して,スタート。3人は,うまく回転するなどして,ねらわれている人がおににタッチされないように動き回る。かなりの運動量なので,互いの様子を見て,タッチできなくても役割をかわりながら楽しんでいました。
「このフープは,くぐると願い事がかなうという魔法のフープです。ただし,みなさんは,みんなで作った輪をつないでいる手を決して離してはいけません。そして,輪をくぐっている人の名前をくぐっている間ずっと声に出して言わなければなりません。」という語りかけからスタート。みんなで手をつないで作った輪の中にフープをひとつ通して,1周させる。フープが通過中の人の名前をみんなで,そして大声で唱えるので,あっという間にみんなの名前を覚えることができました。
これも,みんなでひとつの輪を作りスタート。「パン」は手拍子,「トン」は片足をあげ床を鳴らす。反時計回りで,ひとり目が「パン」,となりの二人目が「トン」,そのとなりが「パンパン」と手拍子ふたつ,そのまたとなりが「トントン」と足でふたつ,次が三つ・・・と増えていく。五つまでいったら,今度は四つ,三つと減らしていき,最後は「トン」で終了。頭で考えていることがなかなか体に伝わらず苦戦しました。失敗したらみんなで大笑いしたり,励まし合ったりしながら最後までいくことができました。
アクティビティ・シーケンスの検討 |
さすが,まんちゃんとSphinxといったかんじで,ばっちりアイスブレークでき,11時半からは,3つのグループに分かれて話し合いが始まりました。午後にファシリテートするグループを「アイスブレーキング」「プレ・トラストダイブ」「トラストダイブ」という活動の種類ごとにつくろうということになりました。そして,それぞれが希望するグループを選び,集まって話し合いをしました。(昼食時,昼休みも話し合いやリハーサルをしている姿から,みなさんの熱いハートを感じました。)
アクティビティ研修 |
午後の研修が始まる前,話し合いの終わったグループのメンバーが集まって,フリンチキングというアクティビティをしました。
輪を作って,ひとりその中央にボールをひとつもって立つ。だれに向かってでもよいからボールを両手で下からポーンと投げて渡すか,渡すふりをする。受ける側の人は,飛んできたボールを手でとる。うまくとることができたら,中央の人に返す。投げるふりだけで終わったときに受ける側が手を出すなど,反応をしてしまうとアウト。また,手を出すのをがまんしすぎて,ボールをキャッチしそこなってもアウト。中央に出てボールを投げる役になる。「運動神経のいい人がひっかかってしまいますよ。」とBOBがはじめに言って,参加者を安心させながらファシリをしてくれたのが印象的でした。
アイスブレーキング・グループ |
はじめは,何でもバスケットのルール。途中からは,だれか一人が輪の中央には出ないで,思いついたことをどんどん言い合い,あてはまることを言われて人たちは,輪の中央に歩み寄って「共感のポーズ」をとる。そして,また輪を作ってそれを繰り返し,互いに共感できる喜びを味わっていました。
スポーツバージョンということで,動きも大きく,会話もはずんで,大盛り上がりでした。
ロープを手前と10mくらい先のゆかにおいて,スタートとゴールラインを設定。「スタートとゴールの間は川になっていて,川にすむ化け物が,渡ろうとする人間を見つけるとつかまえて食べてしまいます。でも,どうしても向こう岸まで渡らなければなりません。渡るためには,ふつうに歩いて人間とばれてしまわないように,変わった渡り方で,しかも,他の人と違う渡り方をして渡らなければなりません。」とファシリテーター。さっそく,思いついた人からスキップしたり,前転したり,側転したり・・・,ひとりずつ渡るのを見合いながら向こう岸に全員たどり着いた。そして,次は,ひとりではもうどんな渡り方でも化け物にばれてしまうので,ふたり組で変わった渡り方を考えて渡らなければならないことを告げられ,挑戦した。次は,4人・・・,最後は全員でということで,みんなで達成感を味わうことができました。
プレ・トラストダイブ・グループ |
はじめはふたり組で,そして次に3人組で前後に倒れるようにして行った。ファシリテーターは,コマンドをしっかり言うようにするということや,前に倒れてくる人の肘を支えることなど,安全面の確認をしっかり行っていた。脅かすためのアクティビティーではなく,安心してチャレンジできるように支えるということが大切だということが強く伝わってきました。
スポッティングの練習。東西南北の列ごとに合い言葉を決めて,ならび終わったらそれを言って座り,競争するよう要素を入れてみても楽しいかもしれないという意見が出ました。
人間の体のどこが特に大切か,それを考え,守る練習。ファシリテーターがおにとなり,タッチされた人はその場に倒れる。倒れた人のところに近くにいた人が5人集まり,決められた救急病院エリアに運ぶ。スタートの前に,体のどの部分を大切にして,どのように持ち上げ,運び,どこからおろすのか,5人のグループを作って話し合いました。。まず,頭を守ること,運ぶときは,頭を足よりの高い位置にして安心感を与えてやること,おろすときには,足からゆっくりおろしてやることなどが気をつける点として出されました。
トラストダイブ・グループ |
こちらも,安全面の確認をしっかり行って,ダイブする人へ安心感を与えることができるようにしていました。
ディブリーフィング |
トラストダイブが終わってから,サークルになって座ってディブリーフィングを行いました。
トラストダイブについて |
1日をとおして |
しょうから |
終わったのは午後4時半。その後,参加者が自由に感想をカードに書き込み,それをそれぞれのファシリテーターに渡し,カードの交換を行いました。ディブリーフィングの内容を見て分かるとおり,みんなで熱中し,得ることの多い,とても有意義な1日となりました。