kuni の研修日記 kuni の研修日記
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| kuniの研修日記（11） 神奈川体育連盟研修会 |
８月１０日 神奈川体育連盟研修会（藤沢市体育センター）
さて，この研修会に備えて上京していた僕は，ＫＡＴとのミーティングが簡単にできるところということで，横浜に滞在していました。ＫＡＴはご存じのとおり鎌倉に住んでおられるのですが，当日は藤沢市での研修ということで，鎌倉からすぐです。当日は朝，鎌倉駅で待ち合わせをしました。時間より少し早くついた僕は少し当たりを散策してみようと思いましたが，道に迷いそうなのでやめました。相変わらずチャレンジ精神の少ない自分を自覚した一瞬でした。
と，見ていると，遠くから銀色に輝く飛行機のような車が一台，「フワーッ」とやってきて，「プップッ」。ＫＡＴの登場です。銀色の新車のＢＭＷにはじめて乗せてもらいました。滑るように走る車で快適なひとときを過ごしました。その中は常にミーティングの場。ここぞとばかりに珍しく独占できたＫＡＴにいろいろな質問を浴びせました。
このワークショップは，神奈川県の女性の先生方を中心に「女子体育連盟」というグループが毎年研修を重ねる上で行われました。
毎年，体育の実技を行ったり，カウンセリングについて講師を呼んで話を聞いたりという趣旨で行われていたようですが，今回は中村ふじ先生という神奈川県立大師高校の体育の先生が中心となって，ＰＡを研修しようという運びになったということです。
中村ふじ先生は，ＰＡ主催の研修にも数多く参加され，ＫＡＴが心から信頼している仲間のうちの一人で，とても独創的な発想と魅力でいろいろな取り組みを行っている方です。例えば，神奈川県立大師高校の夏の希望者合宿でＰＡ的な活動を数多く行いながら，夜はソロ（一人での活動）でナイトウォークをする企画などを立てたそうです。時間をずらして，生徒を一人一人真っ暗闇の中に歩いていかせ，その中で自分を発見させるというプログラムです。これには確かに大きなリスクもかかります。「もし何かあったら…」という考えがあると，教員が何人いても足りません。しかし，これを決断し，見事に成功させたのです。無事に戻ってきたあとの一人一人の不安から解放された気持ち，それを分かち合う仲間，などの存在に，振り返りは深夜まで及んだそうです。これで，生徒たちの団結力もますます増したと…。
今回の数多くの研修の中で学んでいることは，何かに焦点を当てたいときに，それを行うのではなく，それを敢えて抑制する活動もありかなということです。例えば，コミュニケーションを活発にさせたいときは，わざとコミュニケーションを抑制する活動を行うなどです。このようなことを，ふじ先生は積極的に取り入れているようでした。宮城県の高嶋先生（ショウ）とワークショップが一緒だったこともあるそうで，共通の話題もたくさんあり，雰囲気もとても良いすてきな方でした。
さて，この研修にはやはり「ＫＡＴ」という名前を聞きつけて，たくさんの方々が参加しました。ほとんどは教員で，まだＰＡのことはほとんど知らないけれど，ちょっと聞いてみようという気持ちで参加された方や，本を読んでやってみたがよくわからないので参加したという方々です。７０名ぐらいが集まりましたが，お盆も近いのこの時期の研修に，自発的に参加されていました。それ故に，非常に積極的で，また宮城県では見られることの少ない光景に出会うことができました。また，その他にも，６月の妙高でご一緒したたかぼー（井上孝之さん）や７月の足柄でご一緒したｃｈｉｋａ（安江千佳さん）なども参加しておられ，実質ＫＡＴ一人が講師という状況でしたが，多くを知り尽くしたスタッフもそこにいるというぜいたくな環境でした。そんな中でＫＡＴは紹介もかねて，いろいろなアクティビティを展開しましたので，ご紹介します。
休憩
休憩
いつもながら，ＫＡＴが一番楽しそうに取り組んでいます。楽しい雰囲気を見ていれば周りの人が楽しくなるというのがまさにこれだなと，また感じました。僕の「研修」という位置についても，だんだんと僕に意見を述べる機会を与えていただいたり，全体に自己紹介をさせていただいたりと，私がプレゼンテーションする場面を徐々に増やしていただいています。だんだんと研修もレベルがあがってきているのだなと感じさせてくれる一場面でした。
帰りもまた，ＫＡＴの車に乗せてもらい，帰路につきました。「おっと！」この日は鎌倉の花火（あっちでは結構有名らしい）の日で途中から大混雑でした。車の中で僕はじっくり居眠り，本当に申し訳ありませんでした。鎌倉駅で別れると，もう人，人，人。仕方ないので鎌倉で少し待っていると，なんと花火が始まりました。人の流れについていって，しばらく見て，お客さんが帰ってくる前に帰ってきました。
次回はいよいよ，高知県へ…
ｋｕｎｉ