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▼ふくろうさん:
はじめまして。いつも来ていただいてありがとうございます。
こちらこそよろしくお願いします。
>発達に遅れを持つお子さんを 受け入れられずに悩むお気持ちは
>どなたにでも、そんな時期があります。
キューブラー・ロス博士は「死ぬ瞬間―死とその過程について」という著書の中で,末期ガン患者が自分の死を宣告されてからそれを受容するまでに,5つの段階があることを明らかにしました。
第1段階 否認と孤立
第2段階 怒り
第3段階 取引
第4段階 抑うつ
第5段階 受容
これは,要するに自分に降りかかった悲劇的な状況を受容するまでのプロセスということなので,障害受容も基本的に同じしくみだと考えていいとおもいます。
第1段階 うちの子は障害児ではないんだ!
第2段階 なぜうちの家族だけこんな悲劇に見舞われなくてはならないの!
第3段階 一生懸命勉強させれば,きっとみんなに追いつくのでは…。
第4段階 いくらがんばっても追いつくのは無理ではないか…どうしようもないのか…。
第5段階 障害があっても我が子は我が子なんだ!
障害のあるなしで,この子の価値は変わらないんだ!
りっつさんは,自分の心の中の揺れをそのままこの掲示板にぶつけてくれました。それってとても勇気のいることではないかと思います。そして,私はそういうりっつさんが,受容のほんの一歩手前にいらっしゃるような気がするのです。
>この辺のお気持ちをもう少し整理した方が
>りっつさんのこれからの子育てに とてもプラスになると
>思ったものですから・・。
>その出来る・出来ないの前に「○○がしたい」と言う意力を大切に
>子育てしていかれたら もっと楽しく子育てができるのではないかなと
>思ってしまいました。
このへん,私も同感です。
きっと今,りっつさんは「頭ではわかっている」というこの辺のことと,自分の正直な気持ちの間で揺れ動いているのではないでしょうか。気持ちの踏ん切りが付いたときが,第5段階「受容」なのかなと思います。
>盲目のお坊さんのお話は とても参考になり
>心温まる思いが致しました。
よかったです。(このお話は私のオリジナルではありません)
実は私も,ひとつのことで頭がいっぱいになると周りが見えなくなるたちで,このお話は自分への自戒の言葉でもあるのです。
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