(SS)C−BOARD
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃ホーム  
810 / 1479 ←次へ | 前へ→

相手を理解する方法は?
←back ↑menu ↑top forward→
 Sphinx E-MAILWEB  - 03/7/12(土) 19:57 -

引用なし
パスワード
   ▼きらママさん:

怒濤の連続講義,おつかれさまでした!
苦労した甲斐あり!ですね。

>問題の未就学児グループ・・・
>障害理解の大まかなところ・・・理解よりも共感です。(子どもたちが私たちの世界をどのように感じて過ごしているのか?アラブの市場とアメリカのダウンタウンとアメリカンスクールにポイット一人、放り込まれたら・・・)

>この場合の一番の問題点。保育園、幼稚園です。
>それも、「私は障害児の教育に40年も取り組んでいます。だからこそ、お母様方の話ではなくて、私の経験から・・。幼児期には、トレーニングもしつけよりも・・・。自主性とお友達の中にいることです。IEPとか個別的なマンツーマンの指導とかは必要ありません。お母様の意見ではなくて、公共の立場のしっかりした方の意見なら私も考えますが・・・」と、豪語してお母様方の話を聞こうとしない教育者がいるという事です。

この話,本当…なんてしょうね〜。ヘナヘナと力が抜ける気分です。「お母様ではなくて公共の立場のしっかりした方」ですか。○○大学教授とかそういう肩書きがあればなんでも信じる,肩書きのない人間の意見は聞き入れない。そんな人間関係しか持てない人に教育をしてほしくないなあ。

ところで,皆さん相手を理解するために,どんな方法を用いるんでしょう。特に障害があって言語的にコミュニケーションを取るのが難しい相手をどうやって理解するんでしょう。

私はこんなイメージでとらえています。ちょっと数学っぽい話になりますが。

今,ひとつのブラックボックスがある。その箱の側面には「f(x)」と書かれてある。

□□□□□□□□■■■■■■
□□□□入り口→■f(x)■→ 出口
□□□□□□□□■■■■■■

※□は形を整えるための埋め草です。無視してください。■で囲まれてるのがブラックボックス。

この箱にはひとつの入り口とひとつの出口があって,そこを数字が出たり入ったりする。
中身がどんなものなのか,この箱がどんな働きをするものなのか,今は分からない。
そこで,とりあえずいろんな数字を入れてみる。
 1を入れたら,3が出てきた。
 2を入れたら,6が出てきた。 (もしかしてf(x)=3x ?)
 3を入れたら,11が出てきた。(あれ?違うや…)
 0を入れたら,2が出てきた。 (ほほ〜)
ここで今までの結果をグラフにしてみると,やや!2次関数のようだ。
ということは…
 f(x)=xの2乗+2 かな?
じゃあ,4を入れたら18が出てくるかな?
 4を入れてみると,確かに18が出てきた。
となると,やはりこのブラックボックスはf(x)=xの2乗+2 なんだ!

要するに,いろんなアプローチをして,相手の反応(表情,動き,目線など)をモニターする。インプットとアウトプットの関係をいろいろ調べていって,その相手が受け入れる方法や内容を検討していくということです。私はいつもそうやって生徒たちとやり取りしています(今,高校生を相手にしているときでも)。こういうやり方って,もしかして文系の方はあまりなじみがないんでしょうか?あるいは「冷たいやり方だ」と思われる方がいらっしゃるんでしょうか?

自閉症のこどもに特別な手だては不要と言ってはばからない先生とか,自閉症の子に怒鳴りつけておいてそれを指導だと豪語する先生とか,あるいは40年間自意識過剰でこどもや親に迷惑をかけ続けている先生とか,そういう先生たちの存在を聞くと,どうして相手が困っていることが分からないのか?と素朴に感じてしまいます。もしかして,相手を理解するための回路が違うのだろうか?違うとすれば,その誤差を縮める方法はあるのだろうか?

そんなことを考えさせられる,今日この頃です。
204 hits
<Mozilla/5.0 (Macintosh; U; PPC Mac OS X; ja-jp) AppleWebKit/85 (KHTML, like Ge...@ntmygi001107.mygi.nt.isdn.ppp.infoweb.ne.jp>

サロン終了・・・幼児期のお母様方のジレンマ・・ きらママ 03/6/12(木) 22:16
相手を理解する方法は? Sphinx 03/7/12(土) 19:57

810 / 1479 ←次へ | 前へ→
  新規投稿 ┃ツリー表示 ┃スレッド表示 ┃一覧表示 ┃トピック表示 ┃番号順表示 ┃検索 ┃設定 ┃ホーム  
ページ:  ┃  記事番号:   
(SS)C-BOARD v3.8(とほほ改ver2.1) is Free