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▼きらママさん:
いやー,二日間楽しかったです。
私は21時ぐらいに仙台着でした。
午後の分科会の場所がすごく遠かったです。電車に乗って行けども行けども目的の駅に着かない。東京駅から1時間も揺られて,その間に坂井先生のご著書「コミュニケーションのための10のアイデア」(エンパワメント研究所)を読み終わってしまいました。この本は『コミュニケーション指導や構造化をはじめてみたんだけど,なんか予想よりうまくいかない…』と壁にぶつかっている人に最適ですね。自分が先日,T-BOXでお話しした内容とかなり似ているのでビックリしました。もちろん坂井先生の本が,私の発表より半年以上前に出てます。同じような問題意識を持つと,同じようなことを伝えたくなるものなのかなって思いました。
ところで,
>子どもの目線に合ったアプローチをする為に、一番大切なこと。はじめの一歩!!
>子どもの観察です。
そうですね。本当の答は,いつも「今」目の前にいるこどもの中にあるのに,私たちはよくそのことを忘れて,外に,どこか別の場所に,答があるのではないかと探してしまいます。まるで青い鳥を探しに行ったチルチルとミチルのように…。
昨日のカンファレンスで,もう1冊本を買いました。「自閉症への親の支援〜TEACCH入門」(黎明書房)です。自閉症カンファレンスにいらしていたE.ショプラーさんが編著,飲み会でご一緒した梅永先生や,カンファレンスでお会いした安倍陽子さんらが訳された本です。この「親の支援」というのは,専門家が親に支援するという意味ではなくて,親が専門家と協力して自分のこどもを支援するという意味です。
興味の偏り,コミュニケーション,遊び,攻撃行動,トイレなど様々な観点で,自分のこどもにどのようにアプローチして問題を解決していったか,その事例が満載の本です。アメリカのきらママさんがたくさん出てくる!これ,買ったときは気付かなかったけど,すごい本です。
目の前の自分のこどもに向き合って,自分の頭で考えて,エレガントに問題を解決していく親の姿がここにありました。まだ最初の方だけしか読んでいないけど,いい買い物をしたと喜んでます。
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