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にんさん、こんにちは!
私は岩手県の中学教師(特殊学級担任)です。
と、その前に・・・スフィンクスさん、こんにちは。
過日、花山の全国ミーティングでお世話になった岩手県の加藤です。
(おぼえてらっしゃいますか??)さっそく検索をかけてHPを参考に
させていただいております。
御挨拶もなしに、初書き込みがにんさんへの返信になる失礼をお許しください。
中学教師としてのこのこ出てまいりました・・(^^;)
さて、にんさん、宮城県(ですよね?)の入試制度についてはスフインクスさん
をはじめに詳しい情報が得られると思いますので、中学校特殊学級在籍という
ことで、もしも御参考になれば、と思い書き込みいたします。m(--)m
本県の場合ですが、特殊学級在籍の生徒の進路については特学担にまかせられる
ことが多い、と思います。本人に対しての「適切な就学指導」については学担の
情報収集力にかかっている、という状況なのです。(本来はそういう進路指導、
であってはならないと思っています!)
私の担任する生徒は障害(個性)の種類もまたその程度も、幅も大きいのです
が、今年卒業予定の3年生男子が1名、にんさんのお子さん同様、軽度の知的障害
で今まさに進路指導で頭をかかえている状態です。
先日、地元の養護学校の教育相談に参りましたが、高等部は定員の3倍以上の
申し込みであり、その学校も教室の確保や教員の配置などで現在在籍する生徒
への十分な教育もできない状況であり、「障害の重い子を優先、軽い子はその
他の進路も考えてください。」といわれてきたばかりです。(^^;
にんさん同様、彼の保護者も卒業後の就労と家庭の事情を考え、養護学校入学
を強く希望しております。できれば一般就労を目指したい、いわゆる「ボーダ
ーライン」の生徒とってはある意味、受難の時代であります。
さて、担任の先生が若くて講師であるとのこと。不安に思われることはもっと
もと思います。(若くて力量のある講師はたくさんおります。にんさんもその
ことだけで不安にとらわれているわけではない、と思います。初めての進路問
題は誰でも不安ですよね^^)そこで、担任の先生を通して3学年の「進路指導
主事」(進路担当)に相談してみたらいかがですか?
(この時のポイントはあくまでも担任の先生を通して、です^^)
新卒である、ベテランであるは別として中学校教師は高校進学の情報には
精通しておりますが、マイノリティの進路については、正直にいうと「無知」
に近いのです。志のある進路指導担当ならば、きっと情報収集に動いてくれる
でしょう。
「ボーダー」の子供の進学についてはいろいろ意見が異なるようです。
就職氷河期の今、障害児の一般就労は厳しく、先日の養護学校の進路担当の
先生いわく「養護学校卒」よりも「高校卒」の方がはるかに求人がある・・・
本当はボーダーであるこの生徒のためを思えば「普通高校卒」であった方が・・ という思いにとらわれることもしばしとか。(現実社会はまだまだ偏見に満ちて
いる、というかマイノリティの隣人のことまで考えが及ばないのか??)
私の担当する生徒についてですが、「普通高校」に進学させる手もたしかに
あるのですが、保護者との相談の結果、やはり養護学校高等部進学にむけて
準備をしているところです。
進路指導とは障害の程度、よりも「その子にとってよりよい環境」とは何か
を保護者とともに模索する作業だと、私は思っています。
参考にならない返信で申し訳ないです。
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